先輩と私
シチュエーション


「は?お母さん、私まだ20だよ?大3だよ?」
『だからさ、まぁするだけしてみてよ、
お見合い。おばさんが張り切っちゃってんのよ』
「いーや。大体なんで私に来んのよ。
23のお姉のがまだ良いじゃない。」
『そうよねぇ、なんでかしら?おねーちゃんの方が美人なのに』
「お母さん...」
『ま、一回くらい顔見せに来なさい。
ったく、去年だって成人式にちょっと出ただけで
夏休みはおろか盆暮れ正月も帰ってこなんだもの。
こっちにも考えがありますからね。
来ないとあんたの結婚資金、お母さんのお洋服に変わります。
欲しかったのよね、エルメスのエールバッグでしょ、
それともおもいきってバーキン?あ、色無地も買おっと』
「お母さん?」
『帰ってこなくていいからね〜。じゃあね』

ツーツーツー

「―――お母さん!!」

こんな風に言われたら帰ってくるしかない。
だってきっと冗談じゃないから。ウチの母はそういう人だ。
流石うちの家系は女傑である(父さん婿養子だし、兄も父似の昼行灯...)。

「さやちゃんよく来てくれたわねぇ。
今、先方さんちょっと遅れてるみたいだからちょっと待っててね」

おばさん(といっても母方の祖母の妹さんだけど)
の柔らかい笑顔と口調はどうしても強気に出られない。
でもさっきも言ったが『うちの家系は女傑である』。
...内面は母の通りだとネタは上がってるんだけど。

「あの、私その先方のこと全然まぁーったく、
なーんにも聞いてないんですけど。」

おかしい。なにかある。

そのなにかを尋ねると

「うふふ、それは後のお楽しみ、よ」

...これだもの。
んー、すっごいオタクくさい根暗〜な人?
いやいや、そんなの序の口かも。
すごい若禿げ?
50過ぎのおじさん?
も、もしや、三桁強のデブ?
いや、でもそれだとホントになんで私に話が来るのか...

とにかくすっごい怪しい。
だってもう、見合いの場所からして怪しいもの。
おばさんの経営する料亭、しかも『次の間』付き。

...怪しいを通り越してヤバイ?
勘弁してよ...50過ぎのオヤジにも三桁にも破瓜されたくない!

「あら、内線。着いたのかしらね」

非情にも電話が内線を告げ私は凍りついた。
ちょっと待っててねとおばさんは部屋を出たけれど

待てませんて!絶対!!
どうにか脱出しなければ!

私はきょろきょろと部屋を見渡し脱出経路を計った。

此処は二階の端の部屋。
逃げ道は二つしかない。
入り口は...無理。おばさんが今降りてったとこだからはちあわせするのがオチ。
後は...窓。二階から飛び降りても死にはしない、はず...多分。
これしかない。私は窓を開け放つ。
...それにしてもなんで私着物なんか着てるの!?邪魔!
ええい桟が高い!

意を決して桟に足をかけたそのとき

「桐原?ッは、はやまるな!!」
「えっ?」

振り向いた先にいたのは
若禿げでも50のオヤジでも180キロの巨漢でもなく
見覚えのある180cmちょっと(183だっけ?)の

「坂井先輩!?わっ」

体勢が悪かったのかぐらりと視界が揺らいで
...机のへりにしこたま頭をぶつけた
...らしい。

気がつけば布団の上だった。
窓から障子越しに陽が差しているだけでなんだか仄暗い。
あ...枕がふたつ...やっぱりおばさん次の間用意してたんじゃな...

「じゃない!!」

慌てて飛び起きると予想通り、というか願わくば
居ないで欲しかったけれど、そこにはやっぱり坂井先輩が目を丸くして座っていた。

「俺もさっき来て驚いたよ、まさか桐原とはなー」
「先輩、実は若禿げなんですか?」
「は?き、桐原?」

は?私今何言った?『禿げ』?な、なんてことを!!
やばい完璧に混乱している。

大体どうしてよりにもよってなんで坂井先輩!?

そう、坂井先輩、
坂井和真先輩は高校のときの映研の先輩だった。
私より31pも高い身長で(服が高いー、サイズが無いーだの愚痴っていた)
ムードメ−カーで

(当時片思いしていた人に
『坂井君みたいなひとって従兄弟とかに欲しいよね〜彼氏向きじゃないけど』
と言われて落ち込んでいた)
ゲームが好きで(そういや歳ごまかしてエロゲーしてる人だったな)
アニメや漫画も好きで(実は好きなゲームとか漫画、結構私とかぶってたり...)

でも部活のこととなるとすごく熱心だった。
普段は全然厳しくなくて、どっちかっていうと母性的(?)な人なのに
部員が方針に揉めたりしたらビシッとと映研のおとんに変身するし。
そして先輩の『大丈夫』の一言それだけで部員は強い安心感を得る。
実は好きだったんだよなぁ...『憧れの先輩』ではなかったと断言できるけど。

でも敬語変換苦手な私は上手く会話できなくて
結局何か話しかけられても2,3言で会話をぶった切ってたなぁ。
ああ、なんで今更...

「桐原!おーい、桐原さや!大丈夫か?病院行ったほうが...」

ふいに現実に引き戻される。

「え?あ、ああ、だいじょぶっすよ!」

あー私今どっか行ってた...現実見なきゃ。うん。
とりあえずこのシチュシチュエーションなんとすべきだ。
この部屋はちょっとまずい。

「あー、っと先輩!あの、もう平気ですからッ!
向こうの部屋で思い出話でもひとつっ!」

そう言って私はチャコールグレーのスーツの裾を引っ張った。
よく見たら先輩スーツ結構似合うなぁ。

「いや、ちょ、ちょっと待て。俺和服はよくわからんけど
その格好はどうなんだ...?」
「へ?」

そう言われて初めて自分の姿を見る。
薄桃色の長襦袢に帯紐だけである。さっきまで着ていた若草色の振袖は何処へ?

「え、もしや、先輩が...」

「いや、俺じゃないから。
桐原のおばさん(?)が脱がせて寝せたんだ。
断じて違うから」
「ああ、なんだ〜てっきり―――」
「なんだ〜じゃなくて。それは一応下着じゃないのか?
桐原、少しは恥らってくれ...」

え?あ、そうか。これ下着なのか。こんなの普段、着ないし
下にブラもパンツもしてるから(和装用の下着じゃなく普通の)
下着だって感覚が全然無かった。恥らうもんなのか...

「きゃー。先輩のえっち〜!」
「桐原...すんごい棒読みだっつーの!」

楽しい。高校のとき二人だけでこんな風に話せたことあったっけ。
ううん、きっと無い。あったらきっと、もっと楽しかったのに。
ふと切なくなって先輩の顔見た。
笑ってなのか恥じらいなのかちょっと赤みのさした顔は
たった3年とちょっとでかなり大人びている事に今更気付いた。
成長過程を見逃した。勿体無い!
なんて思った自分はまだ先輩に恋をしているのだとも
...今更気付いた。

私は先輩が好き。

そう確信した瞬間から私は顔を上げられなくなってしまった。
鼓動が次第に速くなって、それにつれて耳まで熱くなってきた。
きっと今真っ赤な顔をしているだろう。

「桐原?」
「ぅ、ぁ...」

何か返そうと思ったけれど、だめだ、声が上ずる。
普段そんなでも無いのになんでこの人の前だとこんなになってしまうんだろう?

そう、いつもそう。先輩と話すときはいつも第三者を介して、ばかり。
先輩の前では『臆病』で『ビビり』で『甘えた』な自分が目の前に突きつけられる。
自分で自分がムカつく。

「桐原」

あ、やばい泣けてきた。
不意に頬がひやりと冷やされた。
先輩の冷たい両手で無理矢理顔を上げられたのだ。

「悪い...俺が泣かせたんだよな?」

違う。

「ごめんな、見合い相手が俺で」

違うってば。

「俺、なんか昔から桐原に避けられてたっぽいし、ホントごめ―――」
「ッ逆!!違っ!馬鹿ッ!!!」

我ながらとんでもない片言の返事で。
一瞬間抜けな間ができた。

「...せ、先輩のことずっと、好き...で」

上ずって上手く喋れない。
一番伝えたい言葉なのに。

悔しいから迷惑かもしれないけど
抱きついてやった。
温かい、おっきい、優しい先輩。
くそう。大好きだ。

「好きです」

言った。言えた。
でもようやく言えたのに
返事が怖くて本能的にか、私は先輩の胴をさっきより強く抱きしめた。

「あー、俺も...好きです」

俺も...好きです?耳を疑った私は
『本当に?』って聞こうとしたけど、止めた。
抱きしめ返してくれた腕が教えてくれたから。

それから先輩は少し屈んで私にキスをした。
先輩。好き。大好き。もう、すっごい好き。
数度軽いキスをしたあと
私はどうしてもそれを伝えたくて、自分から舌を潜り込ませた。
深いキスの間、先輩は襦袢の上から私の胸に触れていた。

キスを止めると途端にお互い真っ赤になった。
きっと二人ともこの先を予想したから。
...布団の上だしね。

「桐は...さや。抱き、いや、あの...えっちしよう」
「...」

格好よく『抱きたい』とでも言おうとしたけど失敗したのね...
慣れないこと言おうとするから...
でもなんか先輩らしい言い方で笑った。しかも何気に『さや』って。
嬉しい。

「大好きです。抱いてください」

そう言うと先輩は照れ笑いしながら俺も、と答えた。
かわいい人だ...
妙に感心していると、先輩はひょいと私を抱え上げて布団に寝転ばせて
自分のスーツとワイシャツを脱ぎ始めた。
うわ、先輩の裸...
適度に筋肉がついた感じで、結構厚い胸板とか
よく張った喉仏とか鎖骨のラインとか!!
いい体してるなぁとついエロ親父のような視点で見つめてしまう。

「あ」

私はむくっと起き上がり、フックからハンガーを持ってきて手渡したが
即座に後悔した。
せ、せっかく抱き上げて寝かせてくれたのに...

落ち込む私を見て取ったのか、先輩はハンガーを掛けに行った後、
布団にベタ座りしてうな垂れる私の頭をよしよし、と撫でて
から私の帯紐を解き、背中に手を回してブラのホックを解いた。
そのまま、脱がせずにブラを上へずり上げて胸を露出させる。
が、なぜかしばらく先輩は無言で私の胸を見ていた。

「あの、先輩、申し訳ないんですけど...
これ脱がないと汚れちゃうんで...」
「え?あ、ああ、ごめん!見入ってた」

いや、見入るほどのもん持ってないはずなんだけど...

長襦袢を脱がせた後軽く畳んでくれる姿

(実はさっき着物用の衣文掛けがフックにあった...おばさんめ)

を律儀だなぁと思いつつぼーっと見ていると
意外なこと(...いや、意外でもないか?)を告白された。

「あのさ俺...童貞...なんだよね」
「そう、ですか...まぁ私もなんですけどね。あ、避妊!」

大切なことを忘れていた。

「え、あ、一応持ってる...ってかさっき」
「おばさん...ですね?」

物分りがよすぎるというか、なんというか、呆れる。
大体なんでセッティングされたんだ、このお見合い。

「うん...まぁ。...処女か。まだっぽかったけど
さっき舌先入れてきたし、どっちかなぁって思ってたんだけど、そうかー」
「嫌ですか?」

そうかーなんて微妙な返答されて不安になる。嫌なんだろうか。

「え、どっちのこと?
まぁどっちも嫌じゃないんだけど。舌は、...こっちもいつ入れようか迷ってたし
...処女の方は...正直めちゃめちゃ嬉しい...
というか逆に童貞、嫌?」

先輩は畳み終え、正座で私の正面に座り真顔で聞いてきた。

「嫌」
「...ごめん」

しまった...冗談なのにすごくしょんぼりさせてしまった。

「あの、冗談ですよ〜?」

おそるおそる顔を覗き込むと突然唇を塞がれた。

「んんっ」

同時に指の腹で胸の突起を弄り始める。
歯列をなぞられ、何度も舌をすくい取られた後
キスは止んで首筋を軽く舐められた。

「ひゃ...ぅん、」

ゾクリとする。変な感覚。
でも多分『感じる』には程遠い。
それは私にも分かる。バージンでもオナニー位するし分かる。
まぁ私のはあんまりオナニーって感じじゃないけど。
下着の上からアンダーヘアのちょっと上辺りをぎゅっって押す。
それだけ。
胸とかももっと自分で触っておけばよかった...
そうしたら胸もちょっとは感度上がってて、先輩に応えてあげられたのに。
しまったなぁ...

「...あんまり感じない?」
「う...うん。ちょっとくすぐったい...です。感度悪くてごめんなさい」
「あー、いや、桐原が悪いわけじゃ...うん、そっか」

あああ!またショボーンって...
私さっきから何やってるんだ...

「あの、下ならちょっとは...多分」
「あ、うん」

うわ、私ムードぶち壊しだよね!?
なんかすっごい申し訳ない気分だ。
どうしよう。ホント涙出てくる。

「じゃあ...お言葉に甘えて」
「ひゃあっ」

肩をつかまれて押し倒された。いきなりでちょっと焦った。

「重い?」
「ん、大丈夫」
「脱がすよ」

パンツも脱がされてまじまじと見られる。
自分でも見たことが無い場所を見られてる。
そう思うと顔から火が出る。

「さや、ここヒクついてる」

うん、自分でも分かる。
欲しいって言ってるみたいで恥ずかしい...

「やぁ...言わないで...」

つ、と指が触れる。
すぐにクリトリスを見つけ出され軽く押された。

「ひゃあんっ!!ッそこ...駄目ぇ...んんっ」
「駄目じゃないだろ?此処が一番感じてる」

そう言いながらそこを擦る。

「んっ、あっ!だ、だって...ひぅっ!」
「じゃ、こっちも開発しないと」

そう言って先輩は胸の突起を口に含んだ。

「あぅ、やぁ!んっ、なんか、先輩...口調がえっちくさい〜」
「エッチしてるんだから当たり前」

な、なんか、サディストっぽいよ...

「指、入れるよ」
「...え?―――ッああんっ!!」

...水音が聞こえる。かき回されてる。
その度に私の快感指数と喘ぎ声が増えてゆく。
だめ、声出したら他の部屋に聞こえちゃう...

「...ぁ...ん...」

私が声を押し殺しているのに気付いたのか先輩は私により強い刺激を与えた。

「あっ、あっ、だめぇ、聞こえちゃ...う!ひゃぁあん!!」
「もう一、二本増やそうか?」
「せ、せんぱ...い、あんっ、もう、いい...です。もう来て...下さい」
「だめ、一回イってから」

また軽くくちづけてから耳元で囁かれる。
やっぱりなんか意地悪だ。

「んー、大体分かった...かな」
「...え?」
「さや、この辺好きだろ」

先輩の指が上のほうの一点を刺激した。
瞬間、

「んっく、っあ!ふぁっ!っああぁん!!」

目の前が一瞬白んで痺れが追ってくる。
膣が軽く痙攣したように先輩の指を締め付けた。

...私『イった』んだろうか。
頭がボーっとしてうまく考えられない。

ゴムをつける動作をした後、先輩は私が調子を取り戻す間
ずっとこちらを見ていた。
さっき髪を指で梳いてくれようとしたけれど
髪に触れられるのも辛いほど敏感になっていた私は
それを拒んでしまった。
それでも先輩は相変わらず優しくて
さっきから柔らかい視線を肌に感じる。

おもいきって顔を上げてみた。
目が合う。
私も微笑んでみた。
そしたら先輩は真っ赤になった。

「いい?」

「はい...」

先輩が覆いかぶさる。
暖かい。先輩の重みさえ愛しい。
今度は肌が重なるだけでも気持ちが良いと思った。
先輩の、が私に宛てがわれる。
ゆっくり腰を沈めてゆく。

「んっ...」
「痛い?」
「ちょっと...っでも
...はやく先輩も気持ちよくなってほしい...から
大丈夫」

先輩は優しい。けど私に気を遣ってばかりで、
私ばかりが気持ちよくなって、

...やだ。
もっと我侭言ってほしい。
先輩なら沢山我侭してほしい。
だから先輩の『大丈夫』を私の言葉に代えて
『大丈夫』に力を込めてそう言った。

「さや...さや!」

たがが外れたように私を求める。
ううん、たがが外れたんだ。
私を強く抱きすくめ性急さが増す。
熱い息遣い。
男性の本能のようなものが露出する。
痛い。痛くて痛くて
先輩に強く抱きしめてすがる。左手はお互いの指を絡めて。
声にならないような掠れそうな声で何度も先輩を呼んだ。

「くぅっ...せ...んぱい...」

けれどまだ半分しか入ってないらしい。
こんなに耐えられないほど痛いなのに。

「さや、ごめんな、もう少しだから」
「っ...全然痛...くなんかないですっ...気にしないで」

我慢しろ私。だってこれは嬉しい痛みなんだから。

「...ゆっくりより一気に行ったほうが良いか?」

私はこくりと力無げに首肯した。
早く。早く痛みを超えたかったというよりも
早く感じたかった。先輩も私も。

「んんっ、痛っ、くあぅ、
―――!!」

一気に奥へと注挿された。
一呼吸おくとそのまま運動を始める。
引き剥がすような痛みの向こうに聞こえる先輩の声。
感じてくれてる。

突然、繋いでいた手をするりと解かれ
心許なさに困惑していると

「あっ」

指はクリトリスを苛(さいな)め始めた。
腰の動きとともに弄られる。

「せんぱ...あっ!あん、は...ぁ」

徐々に快感を感じ始めてきた。
もっと感じたくて先輩にしがみつく。

「さや...名前で呼んで...」
「っは...か、和真さん...好き...です」
「さや...っ!!」

先輩の背筋が一瞬びくりと伸びた。
...いった?
膣内で収縮を繰り返すのが分かる。

先輩はゆっくりと引き抜くと
私に体重を預けて大きく息をついた。
私はその間ずっと先輩の柔らかな黒い髪を撫でていた。

「なんでお見合いなんかさせられたんでしょう?」
「あー...たぶんウチの祖父さんの仕業だと...」

おじいさん?私が不思議に思って尋ねると
2本指を立てて

「予想できる原因はふたつ。
ひとつはどうも俺にこっちで就職してもらいたいらしくてさ。
地元同士で結婚しろと。」

ああ、なるほど...
私もおばさんになぜか『遠くに嫁いじゃいやん』なんて言われてるしね...

「ふたつめ。
ウチの祖父さん、孫六さんはファンキーな花の独身73歳。
最近社交ダンスにハマっています」

先輩が真顔でそういったものだから笑った。
ん?でもちょっと展開が読めたような...

「それというのも、はるこさんというそりゃーもう可愛らしい
らしい女性とそこでお知り合いになったからで―――」
「キリハラハルコ!」

...おばさん。あなたの仕業か...

「...うちのエロジジイがあの人とお近づきになりたいがために―――
なんて説が今のところマジハマり(原因)ランキング1位...かな」
「そう...ですか(さむいよ、先輩!)」

なんだか妙に生暖かい感情が湧き出してきた...
...けど、まあいいか。
私はにこりと笑顔を作り、
柄にもなく先輩の頬にキスをした。






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