シチュエーション
![]() どうしてこんな事になっているんだろう?と私は股間を開いたままぼんやり思う。中心 はとろとろに蜜が溢れ出し、ぱっくり開いてヒクヒクと呼吸しているのが分かる。恥ずか しい。これ以上無い位恥ずかしい。けれど、その恥ずかしさが、蜜をとろとろに溢れ出さ せているって言うことくらい、十分分かっている。 こんな事になるなんて。 私は今のこの状態にハッキリ興奮していた。恥ずかしさと興奮が入り交じった甘い陶酔感 が私を襲う。そしてまた、私の芯から蜜がトロリと溢れ出す。ひくん、と蠢く入り口が空 気に晒されて少しひんやりする。きっと、中が熱すぎて、そこから溢れ出した蜜が入り口 を濡らす度に、空気に触れて温度が下がるからなんだわ、と頭の片隅でちらりと思う。け れどそれはほんの一瞬の事で、私の腰が勝手に上がり、くねっている事に私は驚きと戸惑 いと恥じらいを感じて、またあの甘い陶酔感に酔いしれる。 嘘でしょ、私、そんな性癖だったの? そう思いながらも麻薬のようなこの痺れた甘い感覚には抗えなかった。その場の空気がそ うさせていたのかも知れない。こんなの異様よ。変よ。そう思えば思うほど、私の体はま すます反応する。目はいつの間にかとろんと半開きになり、唇からは荒い吐息のようなた め息が何度も漏れる。 ああ……そうよ、もっと見て。もっと私を見て…… 私は股間を突き出すように、腰を軽くくい、と上げた。 --オフ会しませんか?-- と言われたのはほんの一週間くらい前だったと思う。私が開いているサイトの掲示板に、 いつも書き込みをしてくれている常連さんの一人、マコトさんが私にそうメールをして来 てくれたのが始まりだった。 --今度の土日、用事でそちらに行くので、良ければその近辺の方にも声掛けてオフ会しま せんか?是非、生まにちゃんに逢ってみたいです-- 私はそのメールにOKを出し、マコトさんが掲示板にオフ会の告知をしてくれた。遠くに住 んでいる人は無理だったけれど、近郊に住んでいる常連さんの殆どが、オフ会出席の意向 を示してくれた。 --あ〜、憧れていたまにちゃんに逢えるんだ、嬉しいな-- --凄く楽しみです。まにちゃん、この間撮ってた服で来て欲しいな-- 掲示板には私に逢える喜びに満ちた男性からの書き込みが多くて、私はまるで自分がアイ ドルになった様な気分に浸ったものだった。 --まに、みんなにいっぱいサービスするね(^_-)-☆-- そんな書き込みまでしちゃったと思う。けど、まさかこんな事になるなんて、私は思って もみなかった。 男たちの視線が食い入るように私の体中を舐め回す。少し濡れた唇を、ほんのりと上気 した頬を、露わになった胸元を、つんと勃った乳首を、そして溢れててらてらに光った股 間を。彼らは目で私の体の隅々を犯している。 ハァハァと荒い息づかいだけが部屋に響いている。それ以外は誰も無口で、時折ごくん、 と微かに飲み込む喉の音だけが聞こえる様な気がする。 そう、みんなそんな目でまにを見るんだ。いいよ……もっと見て。ほら、まにの全部を 見て…… 私は少し仰け反りながら腰を上げた。長い髪が背中に軽く当たり、はらりと揺れた。 「まにちゃんに出会えた事に、かんぱーい」 オフ会は居酒屋の座敷を借り切って始まった。総勢で12名。個人のサイトにしては十分人 が集まったと思う。 「かんぱーい」 私は無邪気にそれだけの人たちが集まってくれたことを喜んだ。 「嬉しいなぁ。生まにちゃんだ。やっぱり可愛いね。想像していた通り」 「やだぁ。何だか顔見られるの恥ずかしいな」 私はちょっと俯きながらみんなの方を上目遣いで見回す。 「どうして?もったいない。顔も出しちゃいなよ」 「うん、あの大胆なポーズをこんな可愛い子がやってるって思うだけで、絶対見に来る人 増えるよ」 「えぇ……そうかな?」 私は少し照れたように頬を手のひらで押さえた。 私が持っているホームページは、今までの話からも分かるように、少しエッチなヤツだ。 セルフポートレートとでも言うのかな。色んなコスプレっぽい服や下着姿で自分の写真を 撮って載せている。四つんばいになってお尻の方から撮ってる写真や、裸にエプロンとか 乱れた浴衣姿とか。 ギリギリの所までは見せてるけど、それ以上は見せない。一応自分なりの線引きがあっ て、どんなにリクエストされても裸は見せないようにしていたの。 別に体に自信がなかった訳じゃない。 単に、そうしちゃったら下品なエッチサイトと同じになっちゃうから。 そうじゃないの。まにのサイトは、綺麗なエロスを追求してるの。まに自身の体で。 オフ会はとても盛り上がった。みんな私に優しかったし必死にアピールしてくれる。サ イトに関係ないところで普通にコンパしても、こんなにモテた事なんて無かったのに、今 は全員が私を気遣い、私を持ち上げ、私に気に入られようとしている。 私はもう有頂天だった。こんなに気分がいい飲み会は始めてだったから。 「まにちゃん、あの写真はセルフポートレートって書いてあるけど、ホントにまにちゃん が一人で撮ってるの?」 誰が言い出したのかよく覚えてないけれど、そう尋ねられた様な気がする。 「うん、そうなの。だから時々、思ったように撮れないんだけど。変な写真時々あるでし ょ?ごめんね?」 「ううん、凄いよ。いいアングルで撮れてるのとか多いからさ。誰かに撮って貰ってんの かな、誰だ、そんな羨ましいヤツは、ちくしょう〜とか思ってた訳」 「あはは、違うよ〜。撮ってくれる人なんていません」 この頃には私ももうすっかりいい気分で半分酔っていたと思う。何を聞かれてもすらすら と答えてたから。 「え〜、まにちゃん、彼氏はいないの?」 「うん、別れちゃってね、その後にサイト開いたんだぁ。だからね、誰にも撮って貰った 事ないよ〜」 「そうかぁ。僕が撮ってあげたいなぁ……色んなまにちゃんのしどけない姿」 「あ、ちょっと"なんじゃ"さん、抜け駆けはなしですよ」 「うんうん、まにちゃんを撮ってあげたいな〜って思ってるのはみんな同じなんだから」 「僕だったら……まにちゃんの真っ白な下着姿を撮ってあげたいな。それがちょっとずつ 乱れて行くトコなんか綺麗だと思う」 「ええ〜?みんな、色んなアイディアあるんだね〜。凄いな〜、まに、撮って欲しいかも」 私は笑いながら冗談半分でそう答えた。そうか、みんなからアイディア貰って、それ活か して写真撮ればいいかな?なんて思いながら。 「あ、僕デジカメ持ってきてるよ」 「あ、俺も」 オフ会に来ていた殆どの人たちがデジカメ持参だった。小さくて軽い物から、一眼レフの ものから、機種は様々だったけれど。 「後でまにちゃん、撮ろうよ」 みんながにこにこそう言ったので、私はそれに応えるようににこっと笑って頷いた。まる でアイドルの撮影会みたいで気分いいなぁ、なんて思いながら。 「俺、もう我慢出来ない」 誰かがそう言ったのが合図だった。私をじっと見ていた男たちが、一斉に、最初はおずお ずと、やがて貪り付く様に手を伸ばしてくる。頬を撫でる手。唇の輪郭をなぞる指先。鎖 骨から首筋を愛撫するように撫でる手のひら。乳房を持ち上げ、鷲掴みにし、腰を撫で、 太股を触って、ヘアを愛撫する指先。 「あ、ちょっと」 私は慌てた。一気に群がる男たちに一瞬恐怖を感じて体が強ばる。このままだと私、輪姦 (まわ)されちゃう?……そう思った。 「いやっ、いやぁ」 慌ててそう叫ぶけれど、誰も私の言う事を聞いてくれない。暴れる手首を押さえ、足首を 持ち上げ、唇を唇で封じられる。 「むっ……ふぅっ……ふぅんっ」 鼻から抜けるように声が漏れる。さわさわと触っていた無数の手が、執拗な位に愛撫を繰 り返す。 「ぁっ……イヤ……っ……んっ、ふぅぅん」 首筋に舌を這わせる人。足の指の間を丹念に舐め始める人。乳房をゆっくり愛撫して乳首 を舌先で転がす人。腰の辺りを何度も何度も唾液の筋を作っていく人。キスされている人 の肩越しにうっすら目を開けると、荒々しくも真剣な表情をした男たちの顔が、私を食い 入るように覗き込んでいる。 「おい、俺もまにちゃんとキスしたい」 塞がっていた唇がまた違う唇へと交代する。今度は厚くぽってりした柔らかい唇の男性が 私の唇を覆う。……あ、ぁん、この人キス上手……一瞬私はそう思った。途端に、溢れて きていた蜜が奥から更にトロリと押し出されるのを感じる。 「ああ、凄いよ、まにちゃんの肌吸い付くようだ」 「プロフにまにちゃん、乳首を摘まれると気持ちいいって書いてたけど、ホント?」 男たちが口々に勝手なことを言いながら私の体を好きなように弄り回す。やがて、ヘアを 弄んでいた指先が、茂みを掻き分けて軽く私の敏感な蕾に触れた。 「ふぅっっ……ぅぅぅぅんっ」 塞がれた唇の隙間から吐息が漏れる。体が敏感に反応して、背中から腰に掛けて、びくん、 と跳ね上がる。 その間にも乳首を摘まれ、唾液でいっぱい濡らした舌が乳房を覆い、乳首の先端を転がし、 太股の間をぬめぬめと這い回る。 「あっ、あぁんっ、あぁぁぁ……」 何だかおかしくなってきそうだった。ぬるぬるした舌が体中をくすぐって、クリトリスに 触れた指先が徐々に力を加えていく。塞がれた唇は何度もついばんで私の唇を濡らし続け、 無数の手のひらに撫で回された体が、段々ほぐれて行くのを感じていた。 「まにちゃん、クリが敏感ってホントだね」 クリトリスに触れた男がそこを執拗に弄ぶ。指に力を加え、小刻みな振動を与えてくる。 「愛液味わっていい?」 太股を執拗に舐めていた男が、私の脚の間に滑り込み、じっと蜜の溢れ出るそこを見つめ ていた。クリトリスを弾かれ、ひくんひくんと揺れる腰、ぱくぱくと呼吸する蜜の出口。 「ふむっ……んむぅぅ……んんんっ」 唇を塞がれ、ぬめぬめとした舌先が私の歯を押し分けて入ってくる。必死に抗う様に小さ く首を左右に振るけれど、全身の力はもうすっかり抜けきっていた。 ちゅぷ……という音と共に、男が愛液を舌先ですくうように舐め上げる。クリトリスを弄 んでいた男が同時に、二本の指で挟み込む。 「んむぅぁぁぁ……っっ、んぁっ、んんんんん〜〜〜〜〜〜っっっ」 激しい位の衝撃に、私の腰はかくん、と跳ねてその腰を複数の手が支える。首と脚の爪先 だけがベッドに付いてる状態で、後は背中から腰まで持ち上げられる不自然な体制。 「まにちゃんの愛液うまい?」 誰かがそう聞いている。汗ばんだ熱い手が、私の手のひらに誰のものだか分からない、熱 い滾りを握らせる。 もう、何が何だか分からなかった。訳が分からない位に気持ちよかった。 クリトリスを弄っていた手が、ゆっくり膣へ滑り込む。愛液をすくうように舐めていた舌 先が、クリトリスを弾き出す。私は両手に違う太さ、大きさの棒を握らされ、唇を塞がれ、 腰を持ち上げられて乳房を揉みしだかれている。 「んんんむっ、んむぅぅ〜〜〜、んぁぅぁっっ」 じゅぶじゅぶと言う湿り気を帯びた音が私の下半身から響き渡る。ちゅ、と首筋にキスを する人、顔中に舌を這わせる人、乳首を舌先で弾く人。入れ替わり立ち替わり、舌は交代 して私の全身を這い回る。 「Gスポットってどの辺?」 慣れない人がいるのか、私の股間を覗き込むようにして、両方の陰唇を摘んで広げる。 「この辺。結構浅いよ」 指を入れていた男が奥から膣の入り口の方へ指を移動させて、くい、と指先を押し上げる。 「ぁふっ……ぅぅん」 「じゃ、ボルチオってどこ?」 「ボルチオ性感帯?」 「そそ、それそれ」 「それは、もっと奥の方。指をこれくらい入れて、曲げた上の方かな」 指がぐい、と奥に入ってきた。それだけでキツイ位なのに、その指がくい、と曲がる。 「あぁぁぁぁぁっ……んぁっ、あああああっっっ」 悲鳴のような声が漏れる。くい、と曲がった指は私の体のスイッチを入れた様な感じだっ た。一瞬にして体の奥が熱く灼けただれるような感覚に襲われる。 「わ〜、凄い反応」 感心した様に言う男の声が聞こえる。 「入れてみ?この辺だから」 一本だけ入っていた指に被さる様に、その下から違う指がぬるりと入ってくる。……え、 嘘でしょ。明らかに最初の指とは違う人間の指の感覚。二人掛かりで私の中をまさぐって。 「んぁぁぁぁぁ、ダメ、そんな……あああああっ」 膣内で不規則に動く二本の指が、膣壁の上を、下を擦り上げる。 「ひゃぁぁぁぁ……っっっ……ダメっ、ダメぇぇぇぇ」 その間にもクリトリスを執拗に舐めている男。乳首に吸い付いて離れない男。手のひらに 握りしめた二本の滾りはどくんどくん脈打って私の頭上にある。 「お、すげ、中がぎゅ〜って締め付けてくる」 「これはイク前兆かな?」 男たちの声が徐々に朦朧として聞こえなくなってきた。私はただただ、目の前にある唇に 必死に吸い付き、ぎゅっと目を瞑ったその奥の快感を貪った。 「じゃあ、こっちも愛撫しちゃおっか」 ずっとお尻を撫でていた手のひらが、するりとその谷へ降りてきた。ぱっくり割れた隙間 を指でつつつ、となぞって誰もまだ触っていなかった穴へと到達する。 「ひぁぁんっ……あああああああああっっ」 ゆっくりと筋を延ばすように、皺の合間を指でなぞるように動く指先。入り口付近をやわ やわと撫で上げては、時折皺をきゅっと伸ばす。 全身から、色んな快感の情報を与えられて、私の脳味噌はパニックになりかけていた。 「あっ、潮噴いた」 「お〜〜〜スゲ、俺こんなの生で見たの初めて」 ジャパッという何かが噴きだした音と共に、体が大きくうねった。 「もっかいやってよ」 ゾクゾクする感覚が断続的に襲ってくる。体の芯が熱くて熱くて、気が狂いそうだった。 バシャッ……バシャッ…… 徐々に自分の体の奥から、何かが噴きだして行く感じを掴める様になる。 これが潮噴いてるってことなの? 朧気な状態で、私はハァハァと荒い息を吐き出しながら思う。 「どこ?俺潮って噴かせた事無いんだ、どの辺?」 代わる代わる、男たちが私の中へ指を差し込んではその場所を擦り上げる。その度に体の 奥から、ドクン、という音が聞こえそうな気がする。そして、そのドクン、という感覚と 共に、バシャァッと潮が噴き出す。 「も……やめ……て……ぁぅぅぅぅっ……ぁぁぁぁっ……んひぁぁんっ」 私は息も絶え絶えに懇願し始めていた。 「二次会は、まにちゃん撮影会だ〜〜〜〜」 何故か流れがこうなっていた。みんなでスナップ写真を撮ったり、記念撮影したりする程 度かと思っていた私は少し驚いたけれど、私がポーズをとってみんながカメラ小僧みたい に私を撮って行くのも何だか気分良さそうだと思った私は、凄く単純にOKを出してしまっ ていた。お酒で少し酔っていたせいもあったかも知れない。 大勢で入っても追加料金だけでOKのパーティルームを借りて、その中へぞろぞろと団体 が入っていくのも、端から見たら変だったと思う。だって、女の子は私一人だけだし、パ ーティルームって言っても、要はそこはラブホテルだったんだから。 「まにちゃん、ポーズとって。ちょっとお尻突き出して。パンツ見えそうな位ギリギリ… …あ、いいそれ。可愛い」 「こっち向いて〜まにちゃん、唇ちょっとすぼめて、胸の谷間強調して。あ、いいなぁ」 フラッシュがパシャパシャ焚かれて、何台ものカメラが私を捉えるのって、ホント気持ち いい。アイドル志願の女の子の気持ちとか分かる気がするなぁ。こうやってちやほやされ たら、私って何だか凄く可愛い女の子の様な気がしてくるんだもの。 有頂天になっていた私は、みんなから上手く乗せられたせいもあったんだろうけど、一 枚、また一枚と服を脱いで行く。徐々に、みんなから要求されるポーズもきわどいものに なってきていた。それでも、リクエストに応えたポーズを取ったり、一枚ずつ服を脱いで 行く度に、男たちの視線が私に釘付けになり、ギラギラとした視線になって行くたびに、 私は自分がただ可愛いだけじゃなく、どんな男でも惑わせる極上の女になった様な気がし てきていた。 「まにちゃん、ブラも取っちゃおうよ……その綺麗なおっぱい、見せないのはもったいな いよ」 そう言われて、私はちょっと妖艶な笑顔を浮かべてブラをゆっくり外した。腕で隠しなが ら、下着一枚だけの姿にハッキリと興奮を感じていた。 「どうせなら産まれたままの姿も……それでまにちゃんの写真集作っちゃおう」 最後の一枚を脱ぐ時には、確かこんな感じで言われたんだと思う。 私はかなり夢見心地状態だった。ヘアヌード写真集を出してる女優たちも、きっとこんな 感覚になるのね、なんて思っていた。 脳裏には、綺麗な裸を晒して、挑発的に男を誘う瞳の自分が表紙になっている本を思い浮 かべていた。それくらい、私はみんなに綺麗に撮られている、と思っていた。 「じゃあ、最初はオフ会発起人のマコトさんからどうぞ〜」 「遠いところ、ようこそ〜」 「え〜?そんな。悪いなぁ。じゃあ、遠慮無く……頂きます」 既に潮を噴きまくり、湿ったシーツの上にぐったり横たわっていた私の脚を割って、マコ トさんが私の中を貫いた。 「ぁぅぅぅぅっっ…………」 喘ぎまくって掠れた声しか出ない喉から、ひしゃげた様な声しかもう漏れて来ない。 それでも、一回、二回、と擦り上げられると、体の奥はまた燃え上がり、芯が灼けるよう に熱くなってくる。 「うあ……まにちゃんの中、とろけそう。どろどろなのにやわやわ」 マコトさんがそう実況中継する度に、男たちは繋がった私の股間を食い入るように見つめ ている。 「まにちゃんのお口、開いてるから、幹事のシゲルさんどうです?」 突き上げられて、あんあんと喘ぎながらも遠くの方でそんな声が聞こえてくる。やがて視 界に大きく勃起したおちんちんが見えたので、私は何も考えられずに条件反射の様に、そ れを口に含む。 「あぁっ……まにちゃんの可愛い口が僕のを……っぅぅっ」 そんな風に言われちゃったら、もっともっと頑張ろうって思うから不思議。私は舌をちろ ちろ動かして竿とカリの間を何度も何度も跳ね上げる。 「んっ……ふぅんっ……ぁうぅんっ……」 マコトさんがガンガン私を突き上げて、どろどろに溶けていたそこが収縮を始める。中で マコトさんの形が分かるみたい。膣壁に引っ掻かせるようにして腰を動かすから、その度 に私の背中は仰け反ってしまう。 「ああ……俺、もうダメ。出ちゃう」 ぴゅっ、と生暖かい物が頭上から降ってきた。それは頬を伝い首筋へとどろり、落ちてい く。見ていた誰かがどうやら私の顔に射精したらしいって一瞬後に理解する。 「んっ……んむぅっ……んんんっ」 息も絶え絶えに喘いでいると、放たれた精子を誰かが私の胸元へ広げていく。ぬるり、と した生暖かい感触と、独特の匂いが鼻につく。 「あ、まにちゃん、俺もう出るっ……」 マコトさんが腰の速度を速めた。私は口にシゲルさんのを頬張ったまま、マコトさんに揺 らされ続ける。 「あぁぁっ……」 どくん、と生暖かいものが体の中に放出されたのが分かって、私の体はぴくんぴくん、と 跳ねる。 ハァハァと荒い息づかいで私の体をぎゅっと抱きしめたマコトさんは、どろどろになった 股間から自分の物を引き抜くと 「お次の方どうぞ」 と言ってるのが聞こえた。 私の腰は、中に何もない状態を寂しがっている。腰をくねくねと動かし、持ち上げ、次の 挿入を待ちわびていた。 「まにちゃん、やらしいな〜。全員の相手出来るかなぁ?」 そんな私の腰の動きを見ながら、シゲルさんが頭上で言う。 ……いいよ、もっとまにをめちゃくちゃにしてっ…… 私はそれしか考えられず、シゲルさんに呼応する様に、自分の物をしごいている人のをき ゅっと握りしめる。 「お〜、まにちゃん、やる気満々」 嬉しそうに誰かが私の両足を持ち上げて、その間に割って入ってくる。 ぬるぬるとした入り口にそれが当たった瞬間、私は腰をくいくい動かして、早く入れてと 催促する。 ぐい、と二本目のそれに貫かれ、私の頭の中は甘く痺れていく。柔らかい感触が胸元に 感じられて、誰かがおちんちんを擦りつけていることが分かった。真似する様に、太股や 腰におちんちんを擦りつけている人たちもいる。 「ああ、まにちゃん、ちょっとごめんね」 シゲルさんが私の両頬をがしっと掴んだかと思うと、その腰をくいくい、と動かし始めた。 「んんん〜〜〜〜〜〜っっ、んむぅっ……んぐむぅっ」 強引に抜き差しされるそれに吐き出しそうになりながら、必死に口をすぼめ、舌先を動か す。 「ぁ、ぁぁ、まにちゃんイクよ……出すから飲んでっっ」 シゲルさんのおちんちんが、一番深くまで挿入された。喉の奥の壁を突き破りそうな位深 くて、私は一瞬息が詰まりそうになる。そこへどくどくっと生暖かくどろりとした液体が 喉の奥を凄い勢いで押して、流れ込んでいく。私は噎せながら、それを一生懸命飲み込ん だ。 「えほっ……えほっ、げほっ……んぐっ……ハァハァ」 その合間にも、私の体を突き上げ、乳房におちんちんを擦りつけ続けている人達がいる。 「まにちゃ〜ん、お口でお願いね〜」 そして、次のおちんちんが私の目の前ににゅっと突き出される。 「あむっ……んんんっ……んむぅ」 「へ〜、あんな顔になるんだなぁ、まにちゃん」 取り敢えず出し終えて一息付いているマコトさんとシゲルさんが、ソファに座って話して いるのが何となく見えた気がした。 パシャッ 一瞬後、フラッシュが焚かれたのが見えた。 「むぅんんんっっっ……んむぅぅぅっっっ」 フラッシュの閃光と同時に、私の中がバシャっと灼ける様な気がした。 「おおっ……まにちゃん、そんなに締め付けたら……」 私に挿れてる人が呻く声が聞こえる。 だって……何これ?体の芯が焼け焦げてどっか行っちゃいそうな感じだった。 何?これ。 「まにちゃん、撮られるの好きなんだね」 マコトさんの声が聞こえた。 パシャッ、パシャッ、パシャ…… シゲルさんと二人掛かりで絶え間なくフラッシュを焚かれ、撮られ続けながら、私は意識 が朦朧とし出すのを感じていた。 ……ああ、もっと、もっと見て、もっと撮って…… 「んむむぅぅぅ〜〜〜〜〜っ、いぐっ、いっぢゃうっ」 私は口に含んで誰かのを握りしめたまま、果てた。 裸になって最初は大事な部分を隠しながら、毛布にくるまったり、後ろ姿を撮って貰っ ていたりした。ちょっとした悪戯心が芽生えたのは、もうすっかり裸の状態にも慣れた頃 だったと思う。少し動く度に、太股と太股の間で擦れ合ったそこが、にちゃ、という微か な音を立て始めていたからかも知れない。 私は、ポーズを取りながら、ちょっと乳首を見えるようにしてみた。 男達の視線が、面白いくらいにそこへ集中していくのが分かる。 はだけた毛布の隙間から、脚を組み替えてみる。勿論見えるように。 にちゅ……と鈍い湿った音がして、更に私の奥から溢れて来だしているのを感じる。男達 の喉がごくん、と動くのも見逃さなかった。 ……それは、今までに無いくらい刺激的な挑発行為だった。 私の一挙手一投足全てに神経を集中し、見逃すまいとしている痛いくらいの視線が気持ち よかった。 そして、ゆっくりと私は脚を広げたのだ。 ……溢れたそこを見せつける様に。 「まーにちゃ〜ん、漸く僕の番だよ〜」 そう言いながら入って来たのは何人目だっただろう?もう何度も私は果てていた。大きな 波、小さな波が断続的に私を襲っている。もう、挿れられただけで体は反応して、小さく 痙攣してしまう程に。 体中どろどろだった。汗と涎と精液でぬるぬるになっている。放出された精液をぬりたく られ、乾いたところが無いくらい。 「ぁぁぁんっっ……」 朦朧とした意識の中でも、挿入されて私は反応する。膣内がもうずっと痙攣し続けている。 「僕、アナル好きなんだ……いいかな?まにちゃん」 私の体を背中の方からぐい、と持ち上げた男がいる。 「え、同時にですか?やっと僕の番なのに」 「まぁまぁ、そう言わないで。二本差しも結構いいらしいよ」 そう言うと背後から私を支えていた男が、愛液をアナルにまぶしつけ、指をゆっくり挿し てきた。 「んぐっ……んぁぁぁぁぁ……」 鈍い痛みのような感覚と共に、不思議な感じがお尻を襲う。 指を抜かれる度に、そこから何かが出て来るような感じがして、私はお尻をもぞもぞ動か しながら 「やめて……いやっ……」 と声にならない声で抗う。 「ほら、な?おまえのをこっちからこう、触ってるの分かるだろ?」 「うほぉ……すげっ、そんなんされたら僕すぐ出ちゃいますって」 「はぅぁんっ……んぁんっ…だめぇ」 否定の言葉は誰も聞いていなかった。その口にまた新しいおちんちんが差し込まれる。 「んぐっ……んむぅ……」 「じゃ、まにちゃん行きますよ〜。力抜いてね〜」 力なんてもうとっくに入って無かった。揺らされるままに揺らされ、与えられる終わりの 無い快感に支配されきっていた。 「うぎ〜〜〜〜っ、んぐぅぅぅ……っっっ」 めりめりって感じで入ってきたそれに、私は思わず悲鳴を上げる。 お腹が裂けそうだった。股間を割られておちんちんに串刺しされてるような感覚に襲われ てしまう。ダメ、死んじゃう。 「うわ……急に狭くなった。すげ、薄い壁みたいなのの向こうに、タクさんのがめちゃく ちゃよく分かりますよ」 「そうだろ?俺のとおまえのも擦れて、結構気持ちいいだろ?」 「気持ちいいどころか……っ……僕、もうイキそうです」 男達が勝手にそんなことを言っている。 ああ、もうやめて。膣壁と腸壁の境目が、壊れていきそうな感じになる。 けれど、それは痛みよりも張り裂けそうな位お腹いっぱいって感じで。その二本が勝手に 適当にリズムもバラバラで動く度に狭い私の中が押されて熱い場所に当たる。 「変になる……っ、変になっちゃうよぉ……んぐっ……んぢゅぅぅぅ」 差し込まれた口の隙間から、私は喘ぐようにそう訴えた。 「いいよ、まにちゃん、変になりなよ。気持ちいいよ。変になっちゃえ」 口々に囁く声に、私は我を忘れて腰を振り続けた。 --まにちゃんファンクラブへようこそ-- 私は毎晩、そのサイトを眺める。会員制で、あの日オフ会に参加した人たちだけが見る ことの出来るサイト。私のサイトからはリンクも何も貼っていないけれど、オフ会に来れ なかった人の何人かは誰かに聞いたのか覗いているって噂。 そこには、最初服を着た普通のまにから始まって、ちょっと酔い始めてほんのりと頬を 染めているまに、徐々に服を脱いで行くまに、そして全裸でちょっと挑発的にポーズを取 っているまに、挿入されて悶えているまに、等の写真が順序よく並んでいた。 それを見る度に、私は思わず自分の体をまさぐってしまう。 あんな経験始めてだった。強烈でもう二度と普通のセックスじゃ満足出来ないんじゃない かとさえ思えてしまう。今夜もまた、私の股間は写真を見て、思い出したのかじっとり濡 れて早く触ってとおねだりしているかの様。 ……まって。まだ途中なんだから…… 私は欲しくて堪らない体に言い聞かせるかの様に、ゆっくりページをクリックしていく。 射精されてどろどろになったまに。二本差しされて気を失いそうになっているまに。ぐ ったりと濡れそぼったシーツに横たわっているまに。 こんな経験、きっと普通じゃ出来ないわ。 私はそう思いながら、あの日の事を何度も何度も思い返す。何回果てただろう?結局、一 晩中誰かの物を中に挿れていた気がする。 最後の写真を見ながら、私はまたオフ会しようよってお誘いが来ないかといつもの様に 思ってしまう。お風呂の中で大勢で撮った写真。まにが中心にいて、泡泡の体をみんなに 優しく洗って貰った。お姫様の様に大事に大事に洗って貰ったんだよね。 ゆっくりと自分でクリトリスを弄ぶ。指先に敏感に反応したクリトリスは、つんと勃ち 上がり、嬉しそうに膣の入り口がきゅっきゅっと収縮する。 今度オフがあったら。きっと人がもっと増えるわ。この間来られなかった人もきっと来 る。もしかしたら常連さんじゃない人だって来るかも知れない。 ぐちゅっにちゅ、という音がするクリトリスを指で摘み、擦りながら私は、早く誰かオ フ会しようよって言ってくれないかな、と思い続けていた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |