シチュエーション
![]() ======== あたし、板倉リカ。 悪びれもなく言うけど、モテる。 155センチの低身長だけど、おかげで男心をくすぐる上目使いは自然発動できる。 ふわふわロングの天然栗毛、沢尻エリカに似てると言われる黒目がちな大きな瞳。ハーフじゃないの、純日本人。 ああ、あたしって神様に愛されて生まれた天使かも。 17年間生きてきて付き合った男は20人強。 全員年上、詳しく言えば25歳以上の職有り。車持ち。1人暮らしのマンション住み。 これを満たしていれば顔は中の上でも我慢する、してあげる。 それ以外は論外。ありえない。 安定した収入のない男なんて眼中にないんだから。 あたしに見惚れるなニート共!…のはずだったんだけどなあ…。 高校2年の夏、 あたしに革命が起きた。 ======== 蒸し暑さがピークに達する昼休み。 都立は私立と違ってクーラーがない。国は学生を熱中症で殺す気なのか。 自宅から教室に持ち込んだ卓上扇風機のなまるい風を親友の愛(めぐみ)と取り合いながらコンビニで買ってきた冷やし中華をすする。 ショートヘアのさっぱり美女の愛こと通称メグとは中3の時に塾で出会った。 塾内で有名なセクハラ講師の被害を受けていたあたしは、靴箱に入ったそいつのスリッパに接着剤を塗ろうとしていたところ、 激辛練り唐辛子のチューブを持ったメグと遭遇した。 聞けば同じ目的だと言う。 意気投合したあたし達は力を合わせて、接着剤と激辛練り唐辛子をスリッパに塗りたくった。 セクハラ講師は何も知らずにスリッパを履き、足裏の激しい痛みから逃れられずにのたうち回っていたらしい。ざまーみろ。 その後同じ高校を目指していることを知り、さらに意気投合。 切磋琢磨しながら見事2人で合格! まさかの腐れ縁で2年間同じクラスになって今に至る。 「これあたしが持ってきたんだけど」 「いーじゃんケチ」 「あ、メグ目の周り黒いよ。アイラインにじんでる」 げ!とメグは鞄の中の鏡をガサゴソ探す。 その隙に扇風機を抱え込み、風を独り占めする。 「全部にじんでないじゃん!………なるほどね。あんた本当に卑怯ね」 「賢いと言ってくれます?」 左手で扇風機を抱え、右手で冷やし中華をすすりながら爽やかーな笑顔を向ける。 すると思わぬ反撃。 「このクンニマニ…もがっ?!」 『ア』まで言い切る前に席から勢いよく立ち、ぐわしっとメグの口をふさいでやった。 周囲を見渡す。いまの誰も聞いてないよね? 幸運にも昼休みの喧騒のおかげでセーフだったようだ。 一人だけクラス委員の男子(あいつ名前なんだっけ?)がうるさそうに顔をしかめて見てきたので、にこっと笑って首をかしげれば しかめっ面をほんのり赤くして手元の文庫本に視線を戻した。ウブ男はちょろい。 「むうーっ!んぐぐ!むぐうーっ!」 苦しそうにもがいているので手を離してやった。 「ぷはー!何すんのー!」 「あんたねぇ…」 顔を寄せ、声のトーンをうんと低くする。 「それ禁句だって言ったでしょ!」 だってー、とメグが不満げに唇を尖らせた。 「本当のことじゃん、リカのせーへき」 「べ、別に性癖じゃないもん!…ただ何てゆーの?舐められるのが人よりもちょーっと好きなだけだもん…」 メグは呆れているような引いてるような様子で口元を引きつらせた。 「あたしだったら好きな人に自分の股間舐めさせるなんて恥ずかしくて死んじゃうよ」 その恥ずかしさもスパイスになるんだってば、と思ったが口には出さなかった。 これ以上クンニマニアなどと言われる要因を作っていけない。 そう、あたしはクンニが大好きなのだ。もはや『人よりちょーっと好き』なんてレベルではない。 テレビで筋肉くんが出る度にクンニを連想してしまう程なのだ。重症なのだ。 それは中2の時、3人目の彼氏によって開拓された。 当時からあたしは年上好きだった。 そして大人に異常に好かれた。まだロリコンの意味を知らなかった。 2人目の彼氏と初体験を済ませたあたしは当然3人目ともエッチをすることになった。 彼の部屋のベッドの上でじゃれ合っていたら、そーゆう雰囲気になった。男と女だもんね。 何度もキスをされて、舌を絡ませ始めたあたりでパンツの中に手を入れられた。 特に抵抗もせずに足を軽く開いてあげた。 彼が優しく笑って、チュッと音をたてて首筋に吸い付いた。 割れ目をさすられる、いやらしい心地よさ目を閉じると耳元で喜々とした声があがった。 『わ、リカちゃんてパイパンなんだね!』 「んっ…!パイパ…?」 知らない単語に反応し目を開くと、 『パイパン。ここに毛が生えてないことだよ。剃ってるの?』 彼は笑顔を輝かせながら、クリトリスを親指と中指で上下にしごき始めた。 「あんっ…剃って…ないよ…っ!リカの…やっ…はぁん!んっんっ…!喋ってるんだから…ぁ…手止めてぇ…!」 『ははっ、ごめんごめん!一生懸命しゃべる姿が可愛くてつい』 そう言いながらも手を休めようとしない彼の腕を起き上がって掴んだ。 「はぁっ…ちゃんと聞いてよっ!リカは元から体毛が薄いのっ!だから…その…下も全然生えなくて…」 だんだん恥ずかしくなり口ごもったあたしを見て、彼もゆっくり起き上がった。 そっかあ、と微笑みながらあたしのYシャツのボタンを外していく。 『リカちゃん、それは悪いことじゃないよ。むしろ好都合ってゆうか』 「好都合?」 『うん、こちら側としてはやりやすいというか…』 なんのことを言ってるんだと訝しげな顔をしていると、 彼は『百聞は一見にしかず』と目を光らせた。 そして『あ、せっかくだし』と言うとYシャツのボタンを留め直してしまった。 「え…エッチしないの?おしまい?」 拍子抜けして聞く。 『ううん、これからだよ。でも制服着たままの方がそそるし!あ、パンツだけ脱いで。靴下は履いたままで。リボン着け直しといて』 何を言っているんだ。 彼の企みが理解できないまま、とりあえず言われた通りの格好になる。 ベッドから離れた彼は部屋の照明を明るくして、タオルを一枚持ってきた。 ますます訳がわからない。 股間のスースー感に身をよじりながら、彼を見上げると『準備完了』と親指を立ててきた。 『じゃあリカちゃん、ねっころがって良いよー』 額にキスをされて、ゆっくり押し倒された。 次はばんざいしましょー、とまるで赤ん坊相手のような口調で指示される。 今は149センチだけど、まだ成長期なんだからね!なめてると痛い目にあうわよ!チビの恨みは怖いぞバカ!と胸中で文句をたれていたら、 『できた!』と彼の陽気な声が聞こえた。 手首に感じる違和感に視線をやると、タオルで器用に縛られていた。 さすがに身の危険を感じる。縛るってやばいでしょ… 「ちょっ…なにコレ?!」 『あー…リカちゃんさ、クンニって知ってる?』 質問を質問で返されムッとする。 「知らないっ!それより解いてってば!」 『やっぱり。あのね、初めてだと抵抗あるだろうし、暴れられたら楽しめないからさ。ちょっと我慢して?』 あたしの太ももをやんわり撫でながら、眉を下げて申し訳なさそうに彼が言う。 子犬みたいな表情にドキっとしちゃうよ。 「わ、わかった。痛いのなしだよ?」 負けじと、とびきりの上目使いで言ってやった。 『痛くなんてないさ。うんと気持ち良くさしてあげる』 そう言うと彼は下の方に下がっていった。 なにかの儀式なのか?顔付きは神聖なことでも行なうかのように真剣だ。 すると突然足首を掴まれ持ち上げられた。 その手の冷たさに「ひゃっ」と声をあげ驚いていると彼はあたしに向かって力をかけ、閉じたままの膝を曲げて太もも全体をお腹にペタンとくっつけてしまった。 スカートがパラリとめくれる。 シワになることを心配し脱がせてと訴えると 『そこは譲れないよ。十分気を付けるから履いてて』と懇願された。 不満だったが、それは次の瞬間吹き飛んだ。 『オープン!』 彼が楽しそうに言うと、あたしの膝に手を当て一気に広げたのだ。 「…っ!」 あまりの恥ずかしさに叫ぼうとしたが声がでなかった。 彼は足の間を凝視する。荒い呼吸が聞こえてきた。 こんな明るい部屋でまじまじと他人に秘部を見られている…こんな屈辱初めてだ…! 「っ…やっやめて!見ないで!電気消してよ!やだっ!お願い!」 やっとのことで声を出し、まくし立てる。 しかし彼は何も聞こえないかのようにそこに顔を近付け 『いただきます…』とささやいた。 まさか…と思った時には遅かった。 彼の舌が秘部全体をベロリと舐めあげたのだ。 「いやぁ!汚いよっ…そんなとこ…あっ…だめ…やああ!」 続けざまに舐めあげられる。 半分パニックになり涙が止まらない。 『汚くないよ…舐め甲斐のある綺麗なおまんこだよ…』 彼のくぐもった声が股間から聞こえる。恥ずかしさが頂点に達し目をギュッと閉じた。 「だめぇ…!やぁぁ…」 ―チュッチュッ 大丈夫だよ…とでも言うように彼が2度優しくクリトリスを吸った。 しかし恥ずかさのあまり恐怖を感じていたあたしには大丈夫とは思えなかった。 『一度イッたら緊張もほぐれるかな』 泣きじゃくるあたしを見て彼はつぶやいた。 そして指を一本ナカに入れると軽く曲げて出し入れをし始める。 「あぁっ!はっ…やぁ!んっんっんぅぅ!あぁん!」 クチャクチャクチュッ… 粘膜をこすられる音が弾みを付けて聞こえてくる。 「あっ…あぁっ…!」 涙はいつの間にか止まり、恐怖の代わりに快感につつまれた。 彼は指を出し入れしたまま再びクリトリスに吸い付いた。「…っ!あっあっあっ!いやぁ…はんっ…!きも…ちいい…よぉ…ぁん!」 それを聞いた彼は指を更に激しく動かし、吸い付いたクリトリスを舌先で激しくこねる。 「もっ…だめぇっ…いっちゃうぅ…あぁん!いっちゃうよぉ…っ!ぁっあぁぁん!イクっイクぅ!!!!!!はぁぁぁん!!!!!!」 腰を跳ねらせてあたしはイッた。頭がしばらく真っ白。ぷかぷか浮いてるみたい。気持ちいー…。 うっすら目を開くと満足そうな彼の顔が映った。 『気持ちいいでしょ、クンニ』 声を出すのが億劫でコクコクとうなずく。 『緊張もほぐれたし再開しよっか!』 言い終わらない内に彼は再び顔を股間にうずめた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |