シチュエーション
![]() 僕は今、恋をしている。 相手は行きつけのコンビニで働いている清楚な女性。 立ち読みしながら従業員同士の会話に聞き耳を立て、名前は「かずみさん」らしいと分かった。 きちんとまとめた長い黒髪が素敵だ…。化粧もせず控えめな笑顔がまた素敵だ…。 一目惚れして早1ヵ月。僕はとうとう、かずみさんに交際を申し込んだ。 かずみさんは唐突な申し入れにビックリしていたが、頬を染め、はにかみながら頷いてくれた。 その可愛らしい反応に、僕は天にも昇る心地になったんだ。 しかも「今から私のうちに来てお茶しませんか」とのお誘いをもらった! なんてダイタンな!! ……いや、いや、お茶だけだ。…でも、家に呼ぶってことは結構その気なのでは…? 悶々としながらも二つ返事でOKし、ほど近いアパートに案内された。 そして部屋に通すなり、かずみさんは僕をベッドに押し倒して熱いキスをしてきたのだ! 縛っていた髪をほどくとはらりと顔にかかる。よ、妖艶だ…! 「もうだいぶエッチしてないから、たまってるんです。激しくしても、いい?」 そう聞かれて僕は三つ返事でOKした。そりゃそうだ! その日、僕はバックバージンを失った。清楚な女性だと思っていたかずみさんは、男だったのだ…… ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |