シチュエーション
![]() ※登場人物紹介 ○アヤ この物語の主人公。 22年前、15才の夏、両親を事故でなくし、まぞが島にやってきて祖母と暮らし始める。 17才の夏、島の掟により、網元・源三に処女を奪われる。 その時、掟を破り逃亡を企てたことで、1年の間、源三に肉体を弄ばれる生活を強いられる。 18才の夏、ようやく源三から解放されるが、好色な老人・松吉の罠にはまり、異常な性欲の深みへと堕ちていく。 母の遺言を守り、逆境に負けず、強く生きていくことを誓う少女。 そのため、自分の素直な感情が出せず、やせ我慢をして幸福を逃すはめに。 同級生で初恋の少年・将晃をずっと想い続けているが、冷酷な運命は二人の愛を引き裂き続ける。 美女揃いのまぞが島でも、飛び抜けた美貌とモデル並みの肢体を持つ少女。 ○将晃 アヤの恋人。 中学卒業後、漁師となる。 16才の夏、アヤとの仲を源三に嫉まれて、島を追放される。 1年後、島へ戻るも、そこは1400年頃のまぞが島だった。 そこで刀鍛冶の娘・みさと知り合うが、みさは6代目の頭領・源助に命を奪われる。 みさから「守護の剣」を託されて、アヤを守ろうとするが・・。 時の試練に翻弄され続ける少年。 愛する人を救う機会を幾度も逃すが、そのため強い精神力と逞しさを養って成長していく。 ○クミ アヤの親友。 体を張って、アヤを島の掟から守ろうとする少女。 クミの母は源三とその父親に陵辱された過去を持つ。 瞭という恋人がいる。 感情が豊かで、正義感が強く行動的。 華やかなアイドルのような容姿を持つ美少女。 ○瞭 クミの恋人。 クミとともにアヤ救出を手伝う。 庭先に繋がれたアヤを発見するが・・(ここで中断)。 気弱だが、頼りになる少年。 クミに恋して付き従う存在だが、アヤに出会った際、一目惚れした過去がある。 ○アヤの祖母 まぞが島の海女。 源三に逆らえず、アヤを海女にしたが、後に心を改めて掟を破りアヤを逃がそうとする。 アヤ18歳の時、他界。 ○源三 まぞが島の網元であり絶対的な権力者。 旺盛な性欲と自尊心のみで生きているような存在。 少女を我が物にするためには、卑劣な小細工を労する策士。 風貌は、弛んだ顔に口髭をたくわえ小太り。 ○トメ 源三の姥。 網元の命令を忠実に実行する老婆。 年齢は定かでなく謎に包まれていて、妖怪と噂される武力の達人。 白い着物を身につけ、無垢な少女を生け贄の祭壇に上げる鬼女。 ○松吉 港の雑役で細々と暮らしている老人。 アヤの家の隣に住み、罠を仕掛けてアヤを手に入れる。 アヤに変態的な性欲を植え付けて、商売に利用しようと画策する。 類い希な巨根の持ち主。加虐性変態性欲者。 暴力や権力には媚びへつらう信用できない老人。 ○みさ 1400年頃に生きた美少女。 刀鍛冶である父と母、兄と航海中に、源助に襲撃され、まぞが島に連れてこられる。 娘であることを隠し、小汚い男の子の姿で成長する。 タイムスリップした将晃に好意を持ち娘の姿に戻るが、不運にも6代目頭領、源助に知られることになる。 果敢にも宝剣「守護の剣」で源助に立ち向かうが、敵わず捕らえられ、一夜の餌食となる。 二日後、源助に再び斬りつけたことで、家族は磔になり、みさは犯されて皮肉にも自らの宝剣によって命を絶たれる。 命が尽きるとき、「守護の剣」と一つとなり将晃の大切な人を守ると、言い残す。 ○源助 6代目頭領。 1400年頃の統治者。 島の治安が安定した時代の中で、女達を陵辱し続けた暴君。 みさたち家族の命を奪ったことで、島人たちの反乱を恐れて、後世につながる儀式を考案していく。 ○源鎮 4代目頭領。 1300年頃の統治者。 当時、小さな暴動があり、屋敷の井戸を島人に開放し、社を建立したという伝説の人物。 実像は海賊の頭領であるとともに、まぞが島を楽園にしようとした理想主義者。 公家の姫、巴に惚れて島への永住を求める。 ○巴 この物語のもうひとりの主人公。 1300年頃の都の公家の娘。西国への嫁入りの途中、源鎮に捕まり、まぞが島へ。 源鎮の優しさと逞しさに惹かれ、まぞが島に永住を決意する。 ただ、源鎮の曾祖母ユキには、島に災いをもたらす者と、恐れられる。 ○ユキ 島の食堂に勤める色白の美少女。 アヤと将晃の相談相手だったが、源三に処女を奪われて島を出る。 その後、1200年頃へタイムスリップ。 海賊の初代頭領・源左と夫婦となり、百年を超えて生き続けた。 「子孫が忌まわしい歴史を繰り返せば、七百年先の娘が罰を下す」と言い残して世を去った。 遺骸は屋敷の庭に埋葬され、楠になって見守っている、と伝えられる。 ○ミサ 父を事故で失い、病気の母と暮らす海女の美少女。 母親おもいで、人を疑わない純真無垢な心を持つ。 駐在・克彦に密かに恋しているが、源三の餌食にされようとしている。 ○克彦 まぞが島に赴任したての青年警官。 純真なミサを気に掛けている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |