シチュエーション
「しまった!精神攻撃か!」 思わず私は叫んだ。 目の前には長剣を構えて今にも私に襲いかかろうとしている勇者。 目は完全に虚ろで、後方にいる魔王に操られていることが一目瞭然だ。 迂濶だった。初めて見る敵で能力が未知とはいえ、こんな手にかかるとは。 女とはいえ、私も鍛練を続けてきた。剣の腕前は勇者と互角だと自負している。が、相手は味方。厄介だ。 「なんとかならないのか?」 勇者が振り下ろした剣を自分の剣で受け止めながら、私は背後の女僧侶に尋ねた。 「む、無理よ。肉体的な異常なら治療できるけど……あっ!魔法使い!」 私は僧侶の視線をたどり、魔法使いの方を見た。そこには魔王に操られた男魔法使い。最悪だ。 魔法使いはマナを手に集中させている。手が徐々に光を放ち始める。 まずい!私は咄嗟に勇者を足で弾き飛ばし、身構えた。 ……それから、何分経ったのだろう。どうやら私は気絶していたようだ。 しかし、身動きが取れない。気絶している間にロープで縛られたようだ。両手両足が固定されて大の字のまま全く身じろぎもできない。 横を見ると僧侶も縛られて地面に横たわっている。未だ気絶したままだ。 そして、目の前には勇者と魔法使い。依然として操られているようだ。その後ろには下卑た笑いを浮かべる魔王。 最悪の状況に変わりはない。しかし、殺されていなかったことが不幸中の幸いか。 二人をなんとか正気に戻させなければ。 「勇者!魔法使い!正気に戻れ!おまえたちは操られているんだ!」 しかし、私の声は二人の耳には届いていそうにない。 すると、魔王が何か声を発した。奴等の言葉は分からないが、何かを命じたようだ。 魔法使いがフラフラと僧侶に近づく。まずい! 「僧侶!起きろ!攻撃が来るぞ!身構えろ!お前なら防御壁を作れるだろ!」 私の声で僧侶が目を覚ました。 「キャー!魔法使い、ダメよ!正気を取り戻して!」 僧侶の叫びも虚しく、魔法使いは僧侶の上にのし掛かると、僧侶の衣服をビリビリと破き始めた。 瞬く間に僧侶の白い華奢な体があらわになった。 すると、魔法使いは右手で乱暴に僧侶の右胸をわしづかみにしつつ、僧侶の左胸にむしゃぶりついた。 「いやぁ!やめて!お願い!魔法使い、元に戻って!……あぅっ!」 魔法使いは舌で僧侶の乳首を転がしつつ、時たま噛みついているようだ。そのたびに僧侶がビクンと体をのけ反らせる。 「ΚЗЯΘЖ∇∵凵゚!」 魔王が再び言葉を発した。今度は勇者が私に近づいてくる。 「勇者、私の声が聞こえるか?頼む!自分を取り戻せ!」 しかし、やはり私の声は勇者に届いていないようだ。勇者はずんずんと近づいてくる。 そして、私の真横に来ると魔法使いが僧侶にしたのと同じように私の甲冑を脱がせ始めた。 「待て!やめろぉぉぉ!」 私はあらんかぎりの声で叫びつつ、体を大きく揺らして振りほどこうとした。 しかし、その抵抗も虚しく、勇者は私を全裸にひん剥いた。 更に勇者は自らも甲冑を脱ぎ始めた。ガチャリと派手な音をたてて地面に甲冑を脱ぎ捨てると、勇者は下着も脱いだ。 共に戦ってきた仲間だが、全裸を見たのは初めてだ。こんなに逞しかったのか。 しかし、それ以上に驚いたのは股間にぶら下がっているものだ。 私の父は私が物心つく前に魔物に襲われて亡くなっている。男の体なんて、魔王討伐の旅に出る遥か前、弟と風呂に入った時に見たのが最後だ。 あのとき見たものとは大きさや形がまるで違う。 勇者はそれを自ら握ると、私の口に押し当てた。咄嗟に私は顔をそむけた。 「やめろ!正気を取り戻せ!くそっ!勇者に何をさせる気だ!」 私は魔王を睨み付けた。すると魔王の思念が私の脳内に入り込んだ。 (何をだと?……そいつに聞いてみることだな。ワシはそいつの無意識の欲望を強化して引き出しているだけだ。) 無意識の欲望!?私が勇者の顔を見上げた一瞬の隙をついて、勇者は私の口の中に自分の性器を押し込んできた。 しまった!私は舌で勇者の性器を押し出そうと試みた。すると、みるみるうちに勇者の性器は固く大きく膨張していった。 「な、なん……ぐぁ!?……これは一体……ゲホッ!。」 私はパニックに陥った。何度も何度も舌で押し出そうとしたが、全く抵抗になっていない。 そのうち、勇者の性器の先端から微妙に粘りけを帯びたものが溢れてくるのを感じた。何なんだ!?どう考えても尿ではないぞ。 勇者は私の上に股がり、両手で私の頭を固定すると、腰を前後に動かして自らの性器を私の喉の奥まで何度も差し込んだ。 「うぐ……ぐへぇ……ひゃ、ひゃめろぉ……ひょおきになへ(やめろぉ!正気になれ!)……うぐぅ……ゲフッ!」 なおも勇者は固くなった性器を私の口の中で深く浅く出し入れし続ける。 「うっ!ぐっ!ぐぅ!うぅっ!んぐぅぅ!!えぐっ!」 喉の奥まで突かれ私は何度もむせそうになった。 しばらくして、勇者は私の口から性器を抜き取った。 「ゲホッ、ゲホッ……はあはあ……お、終わったのか!?」 大量の唾液と勇者の粘液が混じったものが私の口と勇者の性器との間で糸を引いた。 すると、勇者はぬるぬるになった自分の性器を右手でしごき始めた。 「何だ?何をする気だ!?」 ぐちゃぐちゃと湿り気を帯びた音が響き渡る。 間もなく勇者は私の胸に向けて何かドロドロとした白い粘液をぶちまけた。勇者の生暖かい体温が感じられる。 「何だ?何だこれは?」 私が言うが早いか、勇者は再び私の口の中に性器を突っ込んだ。 「グッ!うぐぅ!!」 粘液を出しきっていなかったのだろう。残った粘液が私の口の中に入ってくる。 苦い!何だ?これは一体? (クックックッ……それは精液だ。) またもや魔王の思念が私の脳内に響いた。セイエキ? (そうだ。いいことを教えてやろう。その精液を出し尽くせば、その男は正気に戻るぞ。) なんだって!?しかし、どうすれば……。 (さっきやったように、舌で刺激しろ。また固くなるだろう。) 罠か!?しかし、今はそれしか方法はなさそうだ。私は試しに舌で勇者の性器の先端をつついてみた。 みるみるうちに、勇者の性器は再び固く逞しくなった。 (もっと吸え。歯が当たらないように気を付けろ。) 私は唇で勇者の性器を支えつつ、頬が凹むくらい強くすすった。まだ内部残っていたであろうセイエキが私の口の中にすべて吸い出される。 (安心しろ。排泄物ではない。飲み干せ。) この粘り。確かに排泄物とは思えない。しかし、口の中に残しておけるほどいい味とはいえない。私はゴクリと喉をならしてセイエキを飲み込んだ。 そしてなおも舌で先端を舐め続けた。ブチュブチュという音が辺りに響き渡る。なんとかもう一度セイエキを出させなければ。 しかし、勇者は私の口からまた性器を抜き取った。強く吸っていたためチュバッという下品な音が響く。 なんということだ。セイエキを出させられなかった。もう少し長く口の中に入れてくれていれば……。 そういえば、僧侶は?私は顔を横に向けると、僧侶の方を見た。 僧侶は一糸纏わぬ姿になり、地面に横たわっている。泣いているようだ。 魔法使いも全裸になり、僧侶の上に覆い被さっている。何をしているんだ?魔法使いは腰を激しく動かしている。 「あっ!あっ!あっ!……」 魔法使いが腰を動かすたびにリズミカルに僧侶は声をあげている。 「僧侶、大丈夫か?私がなんとか勇者を正気に戻す。それまで耐えるんだ!」 私は僧侶に大声で語りかけた。しかし、私の声は僧侶に届いていないようだ。ただひたすらリズミカルなあえぎ声を発するのみだ。 腰を動かしつつ、魔法使いは僧侶の両胸を形が歪むくらい強く揉みしだいている。 「あっ!あっ!あっ!あっ!……も、もうやめて……お願い……あぅっ!」 しかし、僧侶には抵抗する力はない。時折、声をあげるものの、魔法使いのなすがままになっている。 僧侶の喘ぎ声と共に、クチョッ、クチョッっという音が魔法使いが腰を動かすたびに起こる。 魔法使いは相当の興奮状態にあるようだ。呼吸も激しく、まるで全身で息をしているような感じだ。 「くそっ!なんとか出来ないのか!?」 私は自らの無力さを呪った。 そんな私の焦燥を余所に、勇者は私の下半身に回ると、私の股間に顔を埋めた。 「勇者!おい!何を……あうっ!」 勇者が私の性器を舐めている!?私の敏感な部分にナメクジが這うような感覚が走った。 「やめるんだ!勇者!そんなところ汚い!やめろぉ!舐めるなぁぁ」 勇者は私の叫びに耳を貸さず、一心不乱に私の性器を舐め続ける。ピチャピチャという湿り気を帯びた音が私の耳にも聞こえてきた。 「はあはあ……き、気持ちぃぃ……?」 こんな感覚は初めてだ。体の奥底から湧き出るような快感に私は戸惑った。頭が麻痺をしたようにボーッとしてくる。 しかし…… 「いやぁぁぁぁ!!やめてぇぇぇ!!中で出さないで!」 僧侶の悲鳴で私は我に返った。僧侶の方に目をやると、魔法使いが軽い呻き声を上げて腰の動きを止めた。 魔法使いは激しい息づかいをしながら僧侶の元から離れた。 (クックックッ、魔法使い、その女に見せてやれ。) 魔王が魔法使いに命じた。 魔法使いは僧侶の拘束を解き、まるで子供に小便をさせる時のように両膝を抱え上げると私に向けた。 「も……もう、許して……」 僧侶は精神的にも肉体的にも限界のようだ。見ると、僧侶の性器からは白濁した粘液が溢れ出している。粘液には僧侶の血液も混じっているようだ。 (はははは、ちょっと深層心理をいじっただけでこれだ。人間とはなんとも間抜けな生き物だな。) 魔王が嘲笑っている。私の心の中に沸々と怒りが湧いてきた。 「貴様!今に見ていろ!」私は魔王を睨み付けた。 しかし、魔王は意に介さない。事実、身動きをとれない私にはどうすることもできない。 (クックックックッ、せいぜい頑張ることだな。どちらの男もまだまだ精液を出し足りないようだぞ。) 確かにおとなしくなったとはいえ、魔法使いは正気を取り戻した気配はない。 今度は後ろから僧侶を抱えたまま、自分の性器を僧侶の性器に突き刺した。 「あぅぅぅ!あっ!あっ!あぁ!」 僧侶が再び喘ぐ。 「魔法使い!やめろ!やめるんだ!」 私が必死に魔法使いに呼び掛けても魔法使いは全く反応しない。 魔法使いの性器はぐちゃぐちゃと大きな音をたてて僧侶の性器をかき混ぜ続けている。 (さて、お前にも女の喜びを教えてやろう。) 魔王は何事かを勇者に命じた。 勇者が私の上にのし掛かってきた。魔法使いと同じことをしようというのか!? 勇者は私の両胸を大きな手で揉みしだき始めた。 「いっ、痛っ!」 しかし、これが勇者の無意識の欲望だとすれば、このまま続けさせればあるいは……。 私は痛みに耐え、勇者の行為を受け入れ続けることにした。 勇者は私の口に自らの口を合わせ強く吸ってきた。更に舌を私の口の中に侵入させてくる。 「うぅ……はあはあ……」 私は口を軽く開けると受け入れた。私の口の中で勇者の舌が大暴れしている。それを宥めるように、私は自分の舌を勇者の舌に絡ませる。 次第に私の口の中が唾液で満ち溢れてくる。それを勇者は音をたててすすった。 その間も勇者の手は容赦なく私の胸を揉みしだいている。しかし、少し痛みも和らいできた。なんとか耐えられそうだ。 徐々に勇者の興奮が高まってきたようだ。本当にセイエキを出し尽くせば正気に戻るのか?しかし、今はそれに賭けるしかない。 「勇者、私で良ければ……その……」 すると、勇者が私の口から離れて上体を起こすと、右手で自分の性器を誘導して私の性器に押し当てた。 勇者の性器は魔法使いのそれよりも遥かに太く長い。私は恐怖を感じた。 「まっ、まさか!やめろ!そんなものが入るわけが……!!」 私の胎内に今まで経験したことのない痛みが走った。これまでも戦闘で傷つくことは何度もあった。痛みには強いと思っていたはずが……。 「痛い!」 別に激痛ではない。しかし、未体験な痛みに私は思わず悲鳴をあげてしまった。 勇者は激しく腰を動かし、性器を出し入れする。 「あっ!あっ!あっ!あっ!…」 僧侶と同じように私も無意識に声を出してしまう。 グチョッ!グチョッ!と私の胎内の粘膜と勇者の性器が擦れた音が大きく辺りに響く。 しかし、不思議と私の痛みは徐々に和らぎ、今は奇妙な充足感に私の心は満たされていく。 「あっ!あっ!あっ!あっ!気持ちいい!……な、なんで……」 どんどんと勇者の腰の動きは激しさを増していく。 「あん!あん!あん!あん!……ゆ、勇者!……も、もっと奥まで!」 やがて、大きなため息と共に、勇者は私の胎内にセイエキを吐き出した。 そのまま崩れるように私の上に覆い被さる。 「はあはあ、正気を取り戻してくれたのか?」 しかし、その時魔王の思念が私の脳内にこだました。 (クックックッ、馬鹿め。そんなことで正気に戻るほどワシの魔術はヤワではないわ!) 「はあはあ……な、なんだと!……謀られた!!」 しかし私は遠のく意識の中で、沸き上がる敗北感と共になぜか満たされた気持ちを感じていた。 それから、何時間が経ったのだろう。私はようやく意識を取り戻した。私は一本の木に縛り付けられているようだ。 「い、生きている!?……みんなは?」 私は周りを見回した。 周りにはスライムやゴブリン、オークといったモンスターがたくさん集まっている。 そんな中、勇者と魔法使いは全裸のまま呆然と立ち尽くしている。まだ洗脳は解けていないのか。僧侶は……。 僧侶もまた全裸だ。四つん這いになっている。そして、たくさんのモンスターが僧侶の周りに群がっている。 ゴブリンが自分の性器を僧侶の口に押し込み、両手で僧侶の頭を抑えて前後に激しく動かしている。 オークは僧侶の背後に立ち、巨大な性器を僧侶の性器に突き刺し、激しく腰を振っている。 背中から胸にかけては緑色をしたスライムがベットリと張り付いている。スライムが動くたびに僧侶の乳房がグネグネと形を変えている。 「グッ!グッ!グゥゥ!オグッ!」 僧侶の声にならない悲鳴が響いている。 「貴様ら!やめろぉぉぉ!」 私は大声で叫んだ。すると、私の脳内に魔王の思念が響いた。 (やっと気が付いたのか。もはやお前たちの負けだ。諦めることだな。せめて、快楽の中で死なせてやろう。) 魔王が命じると、勇者と魔法使いがフラフラと私に近づいてきた。 魔法使いが呪文を唱えながらマナを手に集めると私に放った。パラライズの魔法だ。私は全身の制御を失った。 更に魔法使いは背後に回るとファイアーの魔法でロープを焼き切った。 崩れ落ちそうになる私の体を勇者が抱き抱え、容赦なく自分の性器を私の性器に突き立てた。 体に力が入らないものの、感覚はある。私は再びめくるめく快感に襲われた。 「あん!あん!あん!……勇者!……だ、だめ!このままだと……はぅっ!?」 不意に背後から魔法使いが抱き着き、性器を私の肛門に押し当てた。 「ま、待ってくれ!魔法使い!無理だ!そんなところ……」 私は肛門に力を込めた。しかし、ぐいぐいと魔法使いは押し込んでくる。 メリッ、メリッっと私の肛門を押し開き、魔法使いの性器は私の胎内に侵入してくる。 「ああぁぁ!う、動かすな!こ、壊れる。」 遂に魔法使いの性器は完全に私の胎内に埋め込まれた。更に魔法使いは腰を大きく動かし始めた。 前後に男達の性器を突き刺され、私の体は激しく上下に突き動かされている。 「あっ!あっ!あっ!……」 しかし、痛みはいつしか快感に変わり、私は呆然とした意識の中、無意識に全身の力を抜き、二人のなすがままになっていた。 後ろの魔法使いの腰の動きが激しくなってきた。 「はあはあ、あっ!あっ!そ、そんなに激しく……ああ!!」 セイエキを出したのか?腸内に熱いほとばしりを感じた。 勇者もだんだんと動きが激しくなる。 (そろそろ潮時だな。オーク!) 魔王はオークに何かを命じた。 オークは巨大な槍を両手に持ち、身構えた。 (三人まとめて串刺しにしてしまえ!) まずい!私は我に返った。 「勇者!目を覚ましてくれ!まずい!このままでは全滅だ!」 私の叫びも虚しく、勇者は腰を動かし続ける。 「勇者!後ろ!後ろだ!うむぅ……」 勇者は私の唇をむさぼり、口を塞いだ。更に舌を私の口の中に差し込んでくる。 (勇者、すまぬ。) 私は心の中で詫びると、勇者の舌をグッと噛んだ。 「……!!女騎士!?俺は一体……ここは……」 すると、噛まれた痛みで勇者が正気を取り戻したようだ。 「説明はあとだ!後ろ!」 勇者は素早く後ろを振り向くと、オークの槍を巧みな体裁きで逸らし、奪い取った。 そして、オークにとどめを刺すと、僧侶に群がるモンスター達も蹴散らした。 (ばっ、馬鹿な!ワシの洗脳が打ち破られるとは。) 魔王が動揺している。勇者は魔王に向けて槍を構えた。 (仕方ない。遊びはここまでにしておこう。しかし、ここでお前達を殺してしまうのもつまらん。ここはひとまず退散だ。) 魔王は両手を高く掲げた。すると、まばゆい光が辺り一面に拡がり、私達の視覚を奪った。 光が弱まり、やっと目を開くことができるようになった頃には、魔王はドラゴンの背に乗り、遥か遠くまで飛び去っていた。 「助かった。」 正直な私の気持ちだ。今はまだ魔王とは力の差が大きすぎる。この先、私達が成長しても、魔王を封印するのがやっとかもしれない。 しかし、私には何か大きな希望が私の胎内に宿った気がしていた。 「大丈夫!人間は強い!」 私は自分に言い聞かせるように呟くと、勇者にそっと寄り添った。 SS一覧に戻る メインページに戻る |