シチュエーション
実験1 厚さ5cmほどの鉄製扉が重そうな音をたてて開き、部屋の中に入る。部屋の壁は石で出来ており、扉についたものに窓は一つも見当たらない。 天井からはランプがぶら下がり、ぼんやりと室内を照らしている。ぶら下がっているのはランプだけではない。天井から一本のロープが下がり、女の両手を束ねて拘束していた。地に足こそ着いてはいるがどう動いたところで逃げようが無い状態だ。 この女は我が軍が捉えた捕虜だ。装備などよけいなものは無く、カッターシャツとスカートと簡素な身なりだ。 女は私が入って来たことに気づくとキッと睨んできた―これはなかなか良さそうだ。これから行う事を思うと何とも言えない高揚感がある。 私は尋ねた。 「名は何というのかね?」 女は睨んだまま口を開かない。隣にいた助手が代わりに簡潔に答える。 「名はドーメというようです。」 私は頷きドーメに名乗った。 「私は軍の研究所所長のネリアスという者だ。君も名前くらいは聞いたことがあるだろう?」 彼女は答えなかった。しかしその気丈な眼光が一瞬揺らいだのが分かった。どうやら知っているのは名前だけでは無いようだ。 「これから君には実験の被験体となって貰う。丁度数が足りなくなっていてね、君には感謝するよ。」 くっくっと笑い、さらに言葉を続ける。 「何、別に命に関わるような実験では無いから安心したまえ。これまで以上に被験体をむやみに無くすと上もうるさいんでね―君、早速投薬したまえ。」 あまり無駄話をしていると時間がもったいないので、さっさと助手に実験を始めるように命じた。 助手は小さく返事をすると小さな瓶を手にドーメに近づき、 「それでは失礼します」 と言ってドーメのスカートをたくし上げた。 ドーメは助手からネリアスにその驚いた顔を向けた。 「それは先日作ったものでね、新開発の媚薬だよ。」 助手は驚くドーメに構わず今度は―どこから出したのか鋏で―彼女の下着を外し、手にした瓶からクリーム状のそれを掬いとると彼女の秘所に塗り付けた。助手も同じ女性なせいか手つきも慣れたものだ。 ドーメは何とか逃れようとしているが、足こそ地に着いても天井からぶら下がったロープに手を縛り上げられた状態では如何ともしがたい。たしか薬の効果は1分以内に見られ始める筈だった…が、助手がドーメから離れて3分を経ても彼女に特に変化が見て取れない。 「妙だな、もう3分は優に経ったんだがな。」 「所長。」 と、ここで隣にいる助手が口を開く。 「被験体の下半身を観察しなければ効果の程は分からないと思うのですが。」 「……そうだったな。」 考えてみれば当たり前な事だ。それならそうと助手も最初からそうしてくれればよいのに、こちらが言わなければ何もしないというのは生真面目であるというより困ったところだ。ネリアスは助手に命じてドーメの下半身を隠すスカートを外すように言った。 身体を揺さぶって逃れようとするドーメのスカートを助手は難なく下げると、気の強そうな彼女も流石に顔を赤くした。だが、顔が赤いのはスカートを下げられただけでは無いようだ。 「…何だ。」 もう秘所は塗れているではないか…まずは新薬の効果が見られたことは吉としよう。 「いつから効果が出てたのかな?」 「あの状態から察するに投薬してから直ぐかと見えますね。」 「そうなのかね?」 ネリアスはドーメに訊くが、ドーメは赤くした顔でネリアス達を睨むだけで答えない。 「参ったね、折角初投与なのに効果の程を記録し損ねるとは…」 ネリアスは頭を掻いた。 やがて時間を経るにつれ、ドーメの躰がゆらゆらと揺れ始めた。しきりに両足を相互に擦るようにしたためだ。心なしか呼吸も乱れ始めたようにも見受けられる。 腕時計は投与してからまだ5分も経っていないことを示していた。 「なかなか効果覿面のようだな。」 「…………んっ」 ここでドーメの口から微かながら初めて声が漏れた。 「何も声を抑えなくても構わない。寧ろ出してくれた方が効果の程がわかるからありがたいのだがね。」 「……………っ!」 声を聞かれたことで傷ついたのかこっちを下に向けてた視線をまたネリアスに向けた。 「まぁ、無理に出せとは言わないがね。どの道そんな事は叶わないだろうしな。」 「…どういうことよ?」 侮辱されたように思ったのか鋭く言った。 「これからその媚薬の効果が強まるからだよ。なぜ投薬する際に直接膣に塗ったのかわかるかね?」 「…?」 「その媚薬は、膣分泌液に反応して、より効果を発揮するからだよ。」 「え……」 「君にはどれだけこの媚薬の効果に耐えられるか試してもらう。これ以上我慢出来なくなって慰めてもらいたければそのように言うといい。」 「…っ馬鹿言わないで!」 「その心意気をいつまで保てるのか見物だな。」 ネリアスは冷然と、ドーメは怒気を含んだ目線を交わした。 ネリアスは助手に言った。 「君、彼女の様子を記録しておいてくれるかね。彼女が音を上げるのにさして時間はかからないと思うがここでのんびりと時間を過ごす暇などないのでね。」 「わかりました。何かあればまた報告します。」 「よろしく頼む。」 ネリアスが重い扉閉じる際にたてた音はまるでドーメの希望を断ち切るようだった。 「…そろそろ一時間経つな。」 ネリアスは読んでいたファイルから目を上げ、時計を見て呟いた。投薬して数分で期待された効果が出たことからドーメが音を上げるのは30分と掛からないかと思っていたのだが…。いくらなんでも1時間ももつとは思えなかった。 嫌な予感がする。もしかすると拘束を解き、部屋から逃れてのかもしれない…。いや、助手がドーメを見張っているのだからそんなことはない…はずだが万が一という事もある。 嫌な汗をかきながら壁に据え付けてある内線を手に取り、ドーメが拘束されている部屋に繋ぐ。 トゥルルルル…トゥルルルル… 2コールして相手が出る。 「はい?」 …聞きなれた助手の声だった。 「…何か異常は?」 「いえ、特には。そちらで何かあったのですか?」 「いや、無いなら構わない。…彼女はどんな状態だね?」 「堪えているようです。未だに音を上げません。」 「…まだかね?もう投薬から1時間は経つのだが」 「今回の被験体はしぶといようですね。」 助手は私の機嫌を損ねないためか、薬が失敗作だったかもしれないとは言わなかった。 「今からそっちに向かうよ。どんな状態なのか実際に目にしたい。」 「わかりました。お待ちしております。」 再びネリアスは重たい扉を開けて助手が待つ部屋に入った。 机に向かって座り、被験体の様子を記録する助手に、天井からぶら下がるロープに両手を縛り上げられた被験体ドーメ。そこは確かに助手が言ったように特に異常は見られなかった。 ただ、拘束されたドーメは荒い息をつき時々声をもらし、太股をこすりあわせて媚薬に堪えている。別に薬の効果が切れた訳ではなさそうだ。 「大したものだ。てっきり30分ももたないものかと思っていたんだがね、もう1時間も堪えているじゃぁないか。」 ネリアスはドーメに声をかける。 「…べ、別に大し…たものじゃない…わよ。散…々おどしておいて…このて…程度なんて、わ、笑わ…せないで…よ…。」 「…まだそんなことを言えるとは、まったく恐れ入ったね。」 ネリアスは口もとに苦笑いを浮かべて頭を掻いた。しかしその目は光っている。 「…だが、薬の効果が無いというわけでは無さそうだな。」 ネリアスはおもむろにドーメの秘所に手をのばし、すっかり膨らんだ淫豆を弾いた。 「っはあぁぁ!!」 ドーメはビクンと大きくはねた。 「…これは驚いたな。」 いきなり大きな喘ぎ声をあげられ驚いたネリアスが言い、 「驚きましたね。」 と助手が答える。平然とした顔をしながら。 「…驚いたならそれ相応の表情をしたまえ、君。」 ネリアスが言い、 「以後気をつけます。」 とまた助手が答える。その返答が気に入らなかったのかまたネリアスが、 「…君にも一度この媚薬を投薬してみよう。被験体は多ければ多い方がいいからな。」 と言い、 「……………。」 今度は助手も答えなかった。 こうしたやり取りがある中ドーメはこれまで以上に荒い息をつき、何とかたえようと唇を噛みながらも声を漏らしていた。 「…くぅんん…はぁっ…はぁっ…ふうぅっ…はぁぁっ!」 投薬されてからというもの気丈に堪えていたが、そうは言ってもイくかイかないか、ギリギリの所だったのだ。それなのに淫豆を触れられたりしたらもう…イくかと思ったがまたギリギリの所でイかず、視点も定まらない状態だった。 これ以上こんな状態が続けば気がおかしくなってしまうのは明らかだ。 「…もう…だっ駄…目っ…ふぅぅ!」 まともに口も回らない。 だが、ドーメの言葉を聞き取ったのか、助手が口を開く。 「音を上げましたよ、所長。投薬から1時間13分です。」 「どうかな?まだ慰めてとは言ってないがね。…君、慰めてほしいかね?」 「っだ…だれ…がそ…んなぁ…こと…をっはぁ…んんん…ぅぅっ」 どうやらこんな状態でも自分で慰めてほしいと口にする事は無いようだ。 「…しぶといですね、本当に。」 珍しく助手が浅くため息をついたようだった。 「…もし君が被験体になった場合、彼女ほど堪えられるかね?」 ネリアスはこの終始無表情の助手に訊いてみた。 「………さぁ、やってみないことには分かりませんね。」 「試しに投薬してみるかね?」 「………所長がお望みなのでしたら…。」 「ふん、まぁいい。どちらにせよこの媚薬が失敗作の烙印が押されるのは変わらないな。結局なんだかんだで彼女は堪えてしまっているからな。」 「…もう少し弄れば…」 「いや、私が作ろうとしたものは投薬することのみで被験体の音を上げさせることだからな。」 「…そうですか。」 「さて、この媚薬がまだ未完成なことが分かったところで、彼女に中和剤を投与するとしようか。…君。」 「わかりました。」 助手は白衣のポケットから小瓶を取り出し、ドーメの秘所に塗ろうと瓶から中和剤を掬いとったところを、 「待ちたまえ。」 ネリアスが止めた。 「はい?」 「君、私の研究室からk-24を持って来たまえ。」 「k-254ですか?しかしあれは今―」 「構わない…折角の機会だ。それに被験体を焦らしっぱなしというのも実に心苦しいものだ。」 心苦しいと言っておきながらその目は笑っている。 「…分かりました。暫くお待ち下さい。」 助手が指示されたものを持ってくるまでネリアスはドーメの様子を観察していた。 「はぁ…はぁ…ふぅぅっ…んん…ん…ぁぁ…っ」 初めて会ったときの鋭い眼光は消え失せ心なしか半ば涙を浮かべつつ眼はうつろ、汗も流れているがそれ以上に愛液がドーメの足を伝っている。 「…こ…れか…ら、な…な、何するつ…もりな、の…っ」 「なに、直ぐにわかる。」 「な…なん…でっや、や…めるの…よ…っ」 「それは中和剤の投与の事かね?それとも君の膣口を弄ることかね?」 白々しくとぼけて訊いた。 「…ぁ…ふぅ…んんっ…はぁ…」 答えたくないのか答える余裕がないのかドーメは返さなかった。 「ま、どちらにせよ答えが同じだから構わないがね。君にはまだ被験体として役にたってもらうつもりだからだ。それに今の君の状態が非常に都合がいい。」 「失礼します。」 ゴンゴンと低く響くノックがあり助手がまた部屋に入ってきた。その手には円柱状の透明なケースがあった。 「ご苦労。様子はどうだね?」 「相変わらずです。」 「ま、そうだろうな。」 「っな、何よ…そ、れ…」 そのケースの中は液体に浸され、握り拳二つ分くらいの黒いものが入っていた。 「先ほど言ったk-254だよ。暫く丁度いい被験体が無かったものでね、冬眠させておいたのだ。」 「冬…眠?い、生き…てるっ?」 「いかにも。これを生み出してからというものタイミング悪く試す機会に恵まれず、仕方なくそうしたのだよ―さて、早速起こしてみたまえ。」 「はい。」 助手はケースの蓋を外し、中のナマコのような形をしたそれを取り出した。しばらくしてそれが助手の手の上でうごめきだし、塗れたその体表にライトの光を受けて不気味に光る。やがて先の方にある唇付きの口がクパッと大きく開いた。 「問題無さそうに見えるな―素晴らしい。君、早速彼女に。」 助手はネリアスの命令に頷き、ドーメに近づいた。 「失礼します。」 媚薬を投与する際と同じように言い、 「や、や…めて…お願いっ!」 逃れようとするドーメの秘所にそれの口をあてた…と、同時にそれいきなり彼女の秘所に飛びつき吸い付いた。 「ひううぅぅぅぅぅっ!!あっあっあぁぁ!!」 先ほどネリアスが触れた時よりも激しくのたうち、さらにビクビクと打ち上げられた魚のように痙攣した。 「ぁぁあああっ!!や、やめてえっ!お願ぁっあああ!」 あまりの事に最後まで口が回らない。 「おぉ、これは凄いな。」 「…………。」 隣に戻ってきた助手は答えなかった。 「君、このk-254がどういったものなのか知りたいかね?」 とドーメに訊くが、 「取って!お願いっ!ぁ…ああああ!また…来る…来ちゃうううぅっ…!」 ドーメは答えるどころではない…が、ネリアスはその反応に気を良くしたのか構わず嬉々として言葉を続けた。 「それはね、人間が分泌する体液を摂取して生きるのだよ。もう分かっているかも知れないが、ことのほか女性の膣分泌液が好きでね、冬眠から覚めて久しぶりだから随分と“食欲旺盛”の筈だ。」 それを証明するようにそれはむしゃぶりついてドーメに吸い付き、またドーメは達しビクビクと痙攣し、 「ぁぁあああっま、待ってぇっ!いやっ!ひぁあぁあぁっ!」 また達した。 久し振りのご馳走に狂喜するそれは秘所に食いついてただ吸い付くだけではなく、狙っているのか、媚薬のせいでこれ以上無いくらいにピンと立ったドーメの淫豆を中心に吸い付いてくる。躰を揺すって落とそうとしても全く離れる様子が無い。 「んはぁっ!お、お願い、やめてぇっ!はあっあああぁっ!」 「はははっ、本当に凄いものじゃないか。もうそんな有様ではこれから大変だな。」 「ええ、まだ吸い付いただけですからね。」 そんな不吉な会話はもはやドーメの耳には届かず、 「んぅ、んんっ! ぁ、ぁはっ…ひぅっ!!ふぁあっ、あぅっ! はぁ、んぁああっ!」 ただk-254の為すがままに絶頂に達し続けた。 さらにもう2、3分くらい経ってからの事だった。吸い付いているそれはその体をぞぞぞっとずらした。 ただ、吸い付いていることに変わりは無くドーメに快感の波は滞りなく送られる。 「はぁあっはぁっ…はぁっ…」 それでも淫豆を重点的に責められっぱなしの状態から少しでもマシになったかと思うと、 「あっ?!」 その口から長い何かが膣に侵入してきた。 「んんっな、中にっ中にぃっ!な、何か入って……くるぅっ…!んぁああ!」 「おや、舌を伸ばしたようだな。」 「そのようですね。以前はもう4、5分掛かったはずですが。」 「そんな前の事をよく覚えているな、あれは1年半も前の話だろうに。」 「…記憶に残る実験でしたから。」 「なるほど。」 今のk-254の元になる生物を生み出した時には、人間の分泌物をただただ喰うだけだったものも、ネリアスが研究を重ねるにつれ、効率的に“餌―特に膣液―”を摂取出来るように進化していた。舌を膣に伸ばす事もその一つだ。 長い舌をぐねぐねとドーメの膣にまさぐるようにのばす。 「くうぅ…やめ、か、かき回さないで…!」 その内に、 「…っだめえええええっ!!!」 ドーメにとって膣内で最も感じる部分をその舌先で擦った。 そこがドーメの弱い場所だと関知したのかさらにザラザラとした面でそこをする。 「…いやっそこっダメっやめてっ!おかしくうぅっ……なるぅっいやああああああああああっ!」 大きく悲鳴を上げ、また達して痙攣する。もう何度目の絶頂か分からないが、その度はこれまでの比では無さそうだ。 「ぁぁぁぁああああああああぁぁぁぁあ!!きちゃうっやめてえええっ!」 最早吸い付いているk-524を振り落とそうとする余裕がドーメには無いようだった。 「もう…っやめてっ…だっ、だめだめだめぇっまた…来ちゃうっ……あっ…ぅあああっぁあああああっ!!いやっ!!もうっ…ゆるしてっお…お願いっ!!たっ助けてぇっ!!」 激しく絶頂にまた達し、痙攣を続けざまに起こし、涙を流して助けを乞う。 「どうなさいますか?」 その様子を眺めながら感情のこもらない声で、助手はネリアスに訊いた。 「暫くは構う必要も無いだろう…放っておきたまえ。」 「…分かりました。」 「そんな、ぁああぁあっぁあ!!! はああぁあ、やめっあぁあぁあぁっぁあああ!!!!!!」 今度はぷしゃぁっという音をたててドーメの秘所から潮が吹き出る。が、しかしドーメには自分が潮を吹いた事すらもはや分からなかった。 ネリアスとその助手、二人に見られながらさらに絶頂に達し続けること時間にして数分、ドーメにとって永遠にも思える程に続いた後、 ぼとっ という音が出し抜けにして、k-254はドーメから離れ、彼女の愛液にまみれた床の上に落ちた。 どうやら十分に腹が膨れたようだ。 「かはっ…はっ…はっ…はっ……はあ…はあ…はあ……はぁっ…う……」 絶え間ない絶頂状態から解放され、体をまだガクガクとさせながら荒い息をつくドーメ。頭を上げる気力も体力も無いのか、下を向いたままだ。 助手はそんな彼女に眼もやらず、ドーメの足元に落ちたk-24を手にし、またケースにそれを入れようとするが、 「所長。」 その手を止めて所長に声をかける。 「何だね。」 「…ケースに入りきりません。」 「喰いすぎだな。」 「それもありますが、元々これのサイズに対してケースが小さかったからかと。」 「…そうかもしれないな。」 助手に至らぬ点を指摘されてしかめっ面になるネリアス。 「…君。」 未だ荒い息をつくドーメに声をかける。 「何か感想はあるかね?被験者から何か要望でもあれば、それも記録して、また改良に役立てるが。」 もちろん全くドーメの心中など察しない。 「…はぁっ……はぁっ…あ、あなたなんか…はぁっ…死んでしまえば…い、いいのに………」 これだけ快楽地獄を見ても未だその気の強さは健在のようだ。 「…君。」 今度は助手に言う。 「は、何でしょう。」 「私の研究室にk-254はあといくつあったかな?」 「確かあと3つ程。」 「今すぐに、それらを全て持って来たまえ。」 「全て、ですか?」 「そうだ。さっさとしたまえ。」 「…分かりました。」 (研究所の実験簿より) SS一覧に戻る メインページに戻る |