セイバーファイブ・ブラック
シチュエーション


「結合解除、及び装備格納コード hr@ea..rrp3igr…」

指令に応じて、黒いセイバー・スーツの胸部縫合が裂ける。
本来の変身解除ならば、そのままセイバー・ブレスレッドに瞬時に転送格納されるのはずなのだが、
強化服の退縮は、ブラックの胸部を露にした状態で停止した。

「きゃあぁ!!?」

スーツの奥に隠れていたブラックの胸がまろび出た。
メンバーの中で最年長、かつ一番豊満な肉体を持つ瑛理の巨乳が五人の目に晒される。
脱装の勢いでたゆたゆと揺れる白い乳房は、漆黒のスーツに良く映えた。
DrAZは設計者の最優先命令を利用し、戦闘スーツを意図的に解除させたのだ。

「ふむ、やはり貴女を相手にしようというのなら、この胸を放置して置く訳にはいきませんから」
「あうっ、止めなさい!触らないでぇ!!」
「先程までは『私は好きにしていいから、他のメンバーには手を出すな』なんて、
覚悟が出来ているように喋っていたくせに… 実際触られる段になると怖気づくのですね」

彫像のように動けないセイバーブラックの胸を、Drはその手で鷲掴みにする。
瑛理の拒絶の声も、彼女の仲間達の絶望の呻き声も、すべてが無視された。
男の指が形のよい乳房に沈み込み、張りと弾力を楽しむかのように幾度も玩んでゆく。

「黒澤のお嬢さん、確か貴女には婚約者さんがいらっしゃいましたか?」
「!?」
「記憶に間違いが無ければ、白金徹乃進とか仰る古風な名前の方だった筈ですが…」
「嫌っ、あの人の事を思い出させないでっ」

婚約者の名前を出され、瑛理は男から顔を背けた。
頭部と胸部以外は、全身を硬直化したスーツで固定されている。
彼女に許されている行動は唯それだけだった。

「失礼、ひょっとして婚約者さんに『触らせる』位はさせてあげているのかと、ふと思ったものですから」

(ううっ、ごめんなさい、ごめんなさい!徹さんっ…)

白金家と黒澤家の繋がりを深めるため、幼い頃から二人の婚約話は進んでいた。
瑛理も徹乃進を嫌っていたわけではない。
理知的で、清潔で、弱いものには寛容で、責任感が強く、自分の意見を尊重してくれる…
むしろ自分が理想とする男性像に近い、好ましい青年であった。
だが我の強い瑛理は、どこか周りの決めた縁組に反発を覚えており、一線を越えることを許さないでいた。

(私、こんな事になるなら…、つまらない意地を張らずに、あなたにあげれば良かった…)

揉みしだかれながら、瑛理の目は涙に潤んだ。

「うん、乳首が立ってきましたね」
「そんな…」
「恥ずかしがる事はありませんよ。女性として性感帯を弄られれば、興奮を覚えて当然ですから」

片側の乳を手で捻りながら、DrAZはもう一方の乳首に口を付けた。
ちゅっう

「あっ、吸わないでっ!!、そんなの駄目よぉ!!」

吸われるだけでは無い。口の中で舌で転がされ、唇で先端が玩ばれる。
憎らしい敵に吸われる行為にでも、瑛理の身体は気持ち良さを感じてしまう。
それが彼女の脳裏に一層おぞましさを覚えさせる事になった。

「クロちゃん…」
「ブラックぅ」

仲間達の視線の集まる中、彼女に対する陵辱の手は緩むことなく続いていく。

「スーツオープン、Excretion」

レッドの際にも使われた、排泄用の股間開放コードが唱えられる。
黒い装甲繊維が裂けた下に覗くのは、誰にも見せた事の無い彼女の聖域であった。
その聖域に、男は空いた手を伸ばした。

「ふむ、さすがに年長なだけあって、レッドよりも身体が出来てそうですね。
これなら十分使えるでしょう」
「いやぁっ…」
「でもその前に………」

ブラックの身体から離れ、DrAZはセイバー・スーツへ指令を伝える。
すると、即座にセイバーブラックの身体は彼の前に跪いた。

「!?」
「…そのたわわに実った乳房で、私の物をしごいてもらいましょか」

瑛理の眼前に、先ほどの紅子への陵辱により、愛液と破瓜の血と精液とに染まった男根が突きつけられた。

「あうう…」

ブラックの手は、男の言葉どおりに己の胸にその男根を挟み込むと、二つの膨らみの間で擦り始めた。
言うまでもないが、これは瑛理の意思ではない。
彼女の装着するセイバー・スーツが設計者の命令に従って動いているだけだ。

「うおぅっ?これはすごいですね… まるで別次元の快感だ」

ぎっしりと詰まった質感の乳房にしごかれ、DrAZも驚きの悲鳴を上げた。
実際に、彼がこれまでに味わってきた胸の感触とは次元が違っていたのだ。
張りの有る乳房の大きさも、肌の滑らかさも、挟み込まれる密着感も、
まさに賞賛に値する素晴らしさであった。

「ううっ」
「ピッチが一辺倒だと飽きますね。ちょっと捻りを加えたり、リズムを変えてみましょうか?」
「あう…」

自分の意思に反して動き続ける強化装甲服に、瑛理は成す術がなかった。
身体に密着している特殊繊維は駆動システムの信号によって自在に伸縮し、彼女達の活動を助けてきた。
しかし、その繊維の強靭さが装着者の意思に背を向けた時は、
少女達の生身の体でどうにかできる代物では無いのだった。
柔らかい乳肉に擦り上げられる男根は硬くそそり勃って、
ついさっきレッドの中に突き立てた時と同じ状態になりつつあった。

(こっ、こんな…気持ち悪い物が、わたくしの胸に挟まれているなんて)

視線を下げると、動かされ続ける己の双丘から、ひょこひょこと頭を出す男根の姿が目に入る。
瑛理は、己の肌に触れる男根の熱くて硬い感触に、嘔吐感すら浮かんだ。

「黒澤のお嬢さん、滑りを良くする為に、谷間に唾を垂らして頂けますか?」
「!」
「いえ、今のままでも十分気持ちがいいのですが、どうせならもっと良く貴女の胸を味わいたいので」

マスクを外してある状態ゆえ、首から上は彼の操作が及ばない。
AZは男根に無理やり奉仕させられている少女に、無情な要求を突きつけた。
ブラックにその気がなければ、相手の思惑通りになる事はなかったろう。
ただ、この状態で男の要求を拒むことに、何の意味が生まれるだろうか?

「くっ…」

瑛理はためらいながらも口の中に唾液を溜め、舌を伝わらせて胸の谷間に落とした。

「ブラック!首は動くんだろっ!?
だったら、そんな奴のモノは食い千切っちゃえばいいんだっ!!」

その様を見ていたイエローの叫び声が室内に響く。

「どうしたんだよっ?そいつの言いなりになる事は無いんだよ。
思い知らせてやればいいっ! 噛んじゃえっ! 噛み千切っちゃ…ぐほっ!!」

言葉を全て発する前に、イエローこと黄瀬川橙子の体が跳ねた。

「きっちゃん?」
「橙子!?」
「全く…黄瀬川のお嬢さんは胸だけでなく、頭の発育も悪いようですね」
「ぐほっ、げほげほっ!………」
「あの子に何をしたのですか!?」
「心肺機能回復用のショックを弱電で与えただけですよ… これ位で人は死にはしません」

Drの涼しい顔は全く変わらなかった。

「聞こえていますか、黄瀬川のお嬢さん。噛めとか言いなりになるなとか仰いましたが、
なぜ黒澤のお嬢さんが私の言う通りにするか考えてみましたか?」
「げほげほっ? それは………」
「確かにこの状態でその気になれば、私の亀頭に噛み付けるかもしれません。
でも男根を噛み千切った程度で、相手を即死させることは出来ますか?」
「………」
「一人残らずセイバー・スーツによる拘束が解けないのですから、
そんな行為は私を怒らせる以外に何の意味も持ちません。
むしろ報復として、私がもっと酷い事を遣り出すかも知れないですよね」
「あっ…」
「そう、黒澤のお嬢さんは貴女方のために自分を犠牲にして下さっているんですよ」
「ブラック…」
「クロちゃん」
「…」

メンバーの視線が瑛理に集まる。
だが彼女は顔を背けた。
この屈辱的な行為を続けさせられている自分の姿は、出来ることなら誰にも見せたくなかった。

唾に濡れた乳房にしごき立てられ、DrAzの男根はさらに鋭角にそそり立った。

(うっ… これ以上されたら、このまま出してしまいそうですね)

Drの指令で、ブラックの胸を捏ね回す指は、その動きを停止する。
そして黒い強化服は、装着者の手をその股間の狭間に当てるように強制した。

「ひっ?」

同時に体は仰向けに転がり、開かれた脚はスーツに覆われていない秘所を男の前に突き出した。

「では、開いて下さい」
「ああぅ!」

大小の陰唇に隠された秘奥の入り口が、持主自身の指によって開かれる。
鮮やかなピンク色をしたその場所は、これから望みもしない男を迎え入れるのだ。

「綺麗ですね、さすがに処女なだけありますか」
「言わないで…」
「はい、これ以上は言わないようにしましょう。
先程貴女に濡らして頂いたおかげで、紅子さんよりは挿入しやすいでしょうからね」
「ううっ…」
「では、御免下さいよ」
「いっ痛ぁ!」

指で開かれた秘穴に男のモノが突きつけられると、余りの苦痛に瑛理は呻き声を上げた。
力ずくで押し広げられ膜が引き裂かれる痛みは、彼女の想像を超えていた。

「やっ、いやあっ、だめ駄目っやっぱり駄目よっ! 抜いて!」

無論、DrAZはそんな言葉に耳を貸す男ではない。
抗議の声を上げるより抵抗の術の無い美少女の体を、全く躊躇なく打ち貫いていった。

「一思いに入れたほうが、かえって痛くないですよ?」
「あっあああ! 入ってくるう!!」
「ほら、もうすぐです。体の力を抜いて…」
「ぁっ、嫌ぁーーっ!!」

未踏の地を押し入ってくる男根がついに膣道の最奥まで到達し、瑛理は激痛と嫌悪感のために絶叫した。
頬にはとめどなく涙が流れ、犯されているという現実から逃れるためか、
陵辱者から顔を背け、瞳はきつく閉ざされて、相手を見ようとしない。

(うーん、紅子さんよりも体が出来ている反面、心身がセックスを拒絶しているようですね)

初めて男性器を受け入れた少女の体は、思ったよりも硬かった。

(仕方がありません。少しサービスしてあげましょう)

囁く男の声は、少女の耳には入らなかった。
ただ次の瞬間、体を襲った感覚に、瑛理は先程と違う叫び声を放った。

「っぅ…ああああぅうーーーー!?」

男が少し腰を引いて、再び打ちつけられた刹那、脳髄に快感が迸ったのだ。
波が引くように、また膣内の男根は引き戻され、再度膣奥へと突き込まれる。
割けて血に塗れる膣口は痛い。
だが、それ以上に胎内に挿入されたときに感じる、溶ける様な愉悦はどうだろうか。
犯される屈辱と嫌悪が、次第に歓喜に塗りつぶされていく。

(ぐぅっ? なんで私はこんな… 犯されているのにっ………ああぅん)

必死に歯を食いしばって耐えなければ、
仲間の前での陵辱にも係わらず、歓喜の声を上げていたであろう。
陵辱による初体験で感じてしまう…
そのことに瑛理が戸惑いを隠せないで居るのを、DrAzは黙って見下ろしていた。

(うん、報酬系に与える刺激は足りているようですね…)

補助電脳システムへ密かに介入し、本来の機能以外の脳内物質誘発および電磁的刺激等…
戦闘における痛覚軽減や、魔人の異能力への備えとして搭載された機能が、
設計者の手によって別の目的へ利用されていた。
しかし、苦痛を感じる以上の快感が瑛理に与えられていることなど、Drはおくびにも出さなった。

(嫌っ、これはレイプなのよ!?…でもこんなに気持ちいいものだなんて………)

理性と感覚との板挟みに苦しむブラックの精神は、ペニスが打ち付けられるたびに揺れ動かされた。

DrAZがセイバー・スーツの感覚システムを操作したのは、彼女を精神的に苦しめるのが目的ではない。
逆に彼女の行動には、彼なりに好意と敬意を抱いていたのだ。
対魔人戦において見せた冷静な作戦立案、
メンバーの責任を一身に背負おうとする献身、
一時の感情に軽率に行動しない理知的な態度…
そんな瑛理をいたぶるのは、彼の流儀に反している。
だから初体験の苦痛を軽減させるためにも、彼なりの善意で脳内刺激へ強制干渉したのだった。

漆黒のスーツに覆われた臀部に男の腰がぶつかる度に、大総統の間に肉の音が響き渡る。
同時にブラックの口から堪えきれなくなった喘ぎ声が洩れ始めていた。

「あううっ?ぃぁ、あぁん!…」

鮮血に染まった股間からは、いまや性交を潤滑にするための体液が秘所からとめどなく分泌され、
そこをぐっしょりと濡らしていた。

「そろそろいい具合ですね」
「え?」
「私もそろそろ限界ですから………貴女の中で射精しますよ」
「ひぇっ?駄目ッ!!止めてぇ、それだけは嫌ァー!」

容赦のない突き上げを膣奥に受け、その感触を味わいながらも、
膣内射精されるという現実への恐怖が、残っていた理性を立て直した。

(うっ、こんなの…、ああぅん! 徹さんごめんなさい、ごめんなさいぃっ)

瑛理は身体を汚されたこと、そして陵辱に自分が快感を覚えてしまったこと、
心の中で、婚約者に二重の意味での謝罪を叫び続けた。
最期の打ちつけが激しく続く中、ひときわ強く、深い挿入の瞬間、DrAZは精液を放出した。

「?!あっ、いあああああぁぁ?」
「出てますよ。貴方の子宮めがけて」
「そんなあ…」

(ああっ、出されたの? 出されてしまったのね………)

男の精を一滴残らず注ぎ込まれても、体は身じろぎもできなかった。
膣内から男根が引き抜かれる感覚は、瑛理にとってもう何の意味も持たなかった。
ただ股間から溢れた熱い精液が、自分の尻に伝わり落ちてゆくのを感じたとき、
自分がもはや純潔を失った事を改めて思い知らされ、彼女の瞳から大粒の涙がこぼれた。






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