守り人 飛鳥
シチュエーション


「諦めよ飛鳥、貴様の力はワシには効かぬ」

大刀を構えた男が言う。

その速さ、極めれば光の如し。
そう謳われた飛鳥の神速剣をことごとく受けきった男、名を玄夜斎と、号した。
元、飛鳥の父である。
鬼となり魔となり、娘の前に立ちふさがる。

「貴様の剣技、このわしが教えた物、貴様に勝てる道理なし」
ジャリ、玄夜斎が近づく。すでに飛鳥は満身創痍。剣を振るう力など殆ど残っていない。

「そうだな……」

荒い息を吐きながらジッと目の前の男を睨む飛鳥。

(体が動かない…………恐らく次が最後だ)

残る力を振り絞り剣を構える。

「白羽鳥……なるほど、相討ち覚悟の捨て身の剣か……、だが!!」

そう叫んだ瞬間男を中心に空気が凍りついてゆく。

「こい!!それでもこのわしには傷一つ付けられん!!」

大地が、大気が、震える。

「玄夜斎、私は、貴様を倒す!!」

それが『守り人』として生まれた自分の運命。
最後の一撃を打つために、目を閉じる。
と、
飛鳥の脳裏に様々な思いが浮かぶ。

今までの、苦しい修行の日々。
父があの世より呼び寄せた、古の剣豪との闘い。
大切な恋人の死。
クラスメートの笑顔。

守りたい日常

そして

まだ人であった時の優しかった父親。

「どうした飛鳥心に雑念が入っておるぞ、臆したか?」

にやりと笑い玄夜斎が近づく。

「ちがう、これは……力……、だ!!!」

裂帛の叫び声とともに、飛鳥は玄夜斎に切りかかる。

「無駄だ!!!」

玄夜斎が叫び剣を振り

ガキン!!

凄まじいまでの金属音が、あたりに響く。
剣と剣が激しく火花を散らす。

何度も繰り広げられた光景、
だが、今度は違った。

ビキン。

「馬鹿な!?」

玄夜斎が驚愕の声を上げる。
戦車の装甲さえも紙のように切る、魔界の名刀が、飛鳥の剣を受けて、

バキン

ひび割れる。

「馬鹿な!!ぬおおお!!」
「終わりだ!!玄夜斎!!」

飛鳥が叫び、胴薙ぎに切り払う。

「くぐぅう……」

低く唸ると玄夜斎はその場にどうっと倒れこんだ。

「……ご指南、ありがとうございました……、父上」

倒れた男に背を向けたまま、飛鳥はぽつりとつぶやいた。
男の側を向かなかったのは、止めを刺す必要なしと思ったか。
それとも、
父がよく口にしていた。

『けして人前で涙を見せるな』という言いつけを守るがためか。

いずれにせよ、玄夜斎は、つきものが落ちたように晴れ晴れとした顔で、
足元より霞のように消えてゆく。

「おわっ……、た」

そう呟くと、飛鳥はどっとその場に倒れこんだ。

「疲れた……もう、動けぬ」

そして飛鳥の意識は静かに消えていった。

「ここは……?」

飛鳥は気がつくと明るい部屋の中でベットの上に寝かされていた。

「あ、ぴーちゃんおはよう!」

飛鳥が起きたのを見て一人の少女がうれしそうに声をかけてくる。

「……彩香……そうかお前が助けてくれたのか」

少女は神無月彩香、飛鳥のクラスメイトだ。

「ぴーちゃん、変なところで倒れてるんだもん、死んじゃったかと思ったよ〜」

ぐすぐすと泣きながら彩香が抱きついてくる。

「泣くな!っていうか鼻をかめ!」
「ふえ〜ん、だって〜」

ブビー、ちり紙で鼻をかみながら、彩香は言葉を続ける。

「よかった生きてて……」

彩香の頭をなでながら飛鳥は微笑む。

「言っただろ?私は死なない、必ず戻ってくると」
「うん、ぴーちゃん、約束守ってくれた……」

ギュ、彩香は強く飛鳥に抱きつく。

「又、一緒に学校行ったり、お買い物したりしようね」
「ああ」

飛鳥はうなづくとそっと彩香のほほに自分の顔を寄せた。


「ホントに、平和になったのだな」

飛鳥はぼんやりと空を眺めていた。パシン。そして、自分のところに飛んできたボールをキャッチすると、
そのままホームベースへと、送球する。
それはまるで、レーザーのように一直線にホームへ帰ると、途中で減速し、すっぽりと
ミットに収まる。

「アウト」

主審が告げると、わっと、彩香が走ってくる。

「すごいね、ぴーちゃん、大活躍だよ〜」

平和を取り戻し、また前と同じように、学校へと通う。
体育の時間ではついつい、力を抑えてても、抑えきれない部分が出る。

「前と同じだ」

走ってくる少女に向けて笑顔を向けた。
まさにそのときだった。


グラリ

地面が激しく揺れる。

「きゃー!!」

生徒の悲鳴があちらこちらで上がる。

(ただの地震ではない!!)

飛鳥は何かを感じ取り周囲を見渡す。
と、

「いやー!!」

彩香の悲鳴が響き渡る。
あわてて振り向くと、巨大な化け物が彩香をつかんでいた。

「魔界の物!?しかし……」

飛鳥の知る今までのモノとは様子が違う。

「化け物!その娘を放せ!!」

飛鳥が大声で叫び化け物に向かっていこうとすると。

「動くな」

急に背後より声をかけられる。
そちらを向くと一人の少女が立っていた。

「何者だ?」

警戒しながら飛鳥がたずねる。

「ふん、彼方が飛鳥ね」

質問には答えずにじっと少女は飛鳥を見つめる。
そして指をびしりと突き付ける。

「この娘は預かるわ、返してほしかったら、ついてきなさい」

うぬも言わさぬ口調である。

「わかった……」

飛鳥に選択権はなかった。
そこにどんな罠があるか分からないが、行くしかなかった。

「硬くなる必要はないわ」

謎の少女が用意したヘリコプターに乗り、二人はある場所に向かう。

「……本当に彩香を返すんだらうな?」

じっと少女を睨み付ける飛鳥。

「安心しろ、私と戦いさえすれば勝敗にかかわらずあの娘は返す」
「……私と闘うだけにしてはずいぶん大袈裟だな」

向こう側に飛んでいるヘリに彩香が乗っている。
どのくらい飛んでいたのだろう。

「着いたぞ」

ヘリはどこかわからない場所にたどり着いた。

「ここは?」

長いエレベーターに長い廊下。
そして、また、エレベーター。
エレベーターが開くとまた通路が続く。

「ここをまっすぐ進みなさい、私はここでお別れ、ま、すぐ会えるけれど」

飛鳥の肩をたたき自分は来たエレベータに乗りこむ。

「ま、まて、どういう……」

飛鳥が言いかけるが、少女は先に行ってしまい。
しょうがなく、飛鳥は先へと進んだ。

長い長い廊下を進んでゆくと、何やら声が聞こえ始める。

「これは、大勢の人間?」

警戒しながらゆっくりと進んでゆくと、急に光のさす場所へと出てくる。
そしてそこで見た物は。

美少女二人が後ろ手に縛られ、三角木馬に乗せられて揺さぶられていた。

「こ、これはいったい……」

絶句したままその光景を見つめる。
二人は下半身を激しくこすられながら、痛みに耐えているようであった。
だがついに一人が力尽き、隣にいた少女も力尽き落馬した。

「おおおーっと、ダブルノックダウン!!よって、エンジェル隊、ジャスティス隊
勝者なし!!」

司会なのだろうか?男が叫ぶと歓声が巻き起こる。
どうやら少女二人を攻め立てそれを見世物にしていたようだ。

「こんなところに連れてきてどうするつもりだ……」

飛鳥は困惑していると。


「さて続きまして、百鬼姫VS侍ガール、飛鳥の一騎打ちです」

先ほどの男が引っ込み。
ピエロのような男が出てくる。
おおおー!!会場からは歓声が上がる。

「なるほど先ほどの娘、自分と私の闘いを見世物にするつもりか」

狂ってる。そう思ったが行かねば彩香は戻ってこない。

「やるしかないな……」

決意を固め、少女はアリーナへと足を進めた。

反対側の通路より少女ー百鬼姫と言ったか−が歩いてくる。
その姿はわずかばかりに胸と、股間を隠す程度の、黒いビキニという姿であった。

「破廉恥な」

飛鳥が舌打ちする。

「あら、とっておきの勝負服なのよ」

百鬼姫は笑う。

「おおーっと!!両者早くも火花が飛び散ってるよぉぉぉ!!」

ピエロの男が叫ぶ。声を聞くだけでイライラする。

「じゃあ、勝負の説明だー!みんなよーく聞けよ!」

そう言うとピエロは手招きをし、
誰かを呼びよせる、やってきた者が待つトレイには、コップが二つ置かれていた。

「まず、二人には闘いを楽しくするために、これを飲んでもらいまーっす」

コップを高々とかざす、

「ふん、何が入っているかわからぬが、私には毒は効かん」

そういうと、飛鳥はピエロの持っているコップをひったくる。

「あら、勇気があるのね、じゃあ私も」

そういうと百鬼姫も、コップを受け取りごくごくと飲みほす。

「さあ!!!二人が水を飲み干しました!!」

あらかじめ何が入っているのか知らされているのだろう、
客たちから歓声が巻き起こる。

「いい加減にしろ!!いつになったら始めるんだ!!」

ついに飛鳥が切れて大声を出す。

「そんなに怒んないでください、美少女ブルマー侍さん」

ピエロが言った途端どっと笑いが起こる。体育の時間の途中連れてこられ、
そのままだったのを今気づく。

「ふふ、どうする、着替え何着かあるけど?」

百鬼姫はにこにこしながら、
自分の服を指す。

「……これでいい」

飛鳥が周囲を睨みつけながらつぶやく。

(早く終わらせて彩香を連れて帰ろう)

飛鳥はただただそれのみを考えていた。

「そ、う、じゃあ、あれ持ってきて!」

百鬼姫が叫ぶと、先ほどの男が何かを運んできた。

それは、二振りの刀であった。

「これ……は?」

飛鳥が呟くと百鬼姫はにやりと笑った。

「武器よ、好きな方を取りなさい」

飛鳥は刀を手に取りまじまじと見つめる。

「!?これ……は?」

思わず刀を見つめ驚愕する。

「あら?わかった?」

にやりと笑う。刀には、刃がなかった。

「これは魔界での決闘に使うの、最高の業物よ」

「こんな物で、どうやって闘う?」

しげしげと刀を見つめる飛鳥の質問には答えず
残りの刀を受け取る百鬼姫。

「やり合えば、わかるわ」

挑戦的な視線を飛鳥に向ける。

「さあ、いよいよ美少女剣士達による、決闘の開幕です!なお勝負はどちらかが
戦闘続行不可能になった地点で決まります!皆さん存分にお楽しみください!!」

ピエロの男は高らかに告げた。

「でやああぁぁ!!」

試合開始の合図と同時に一気に百鬼姫へと切りかかる飛鳥。

「!……、早い!」

切っ先がギリギリ百鬼姫をかすめる、二の太刀、三の太刀。

「ちぃ、まさかこれほどとは……」

何とかギリギリでかわし続ける百鬼姫。
だが、百鬼姫とて凡百の剣士ではない、一寸のすきを突き、剣を飛鳥に向ける。
飛鳥もそれをぎりぎりでかわす、かわしきれずに剣がフワリト靡く髪の先にあたった。

「ああぁ!?」
そのとたん飛鳥は悲痛な叫び声をあげた。

「くっ、こ、これは?」

飛鳥は百鬼姫の剣を避けきれず、わずかに髪に触れてしまった、
その瞬間、全身に激しい快感の波が押し寄せ体を芯から震わせた。

「ふふ、理解できたかしら?この剣はね魔界の、女闘士用の剣」

ニヤニヤ笑いながら、百鬼姫はじりじりと飛鳥に近づく。

「切りつけた相手の体に、痛みではなく快楽を送る特製品、貴方のような強気な女闘士を調教するのに使うの」
「なっ!?」

飛鳥はそれを聞き絶句する。

「それだけじゃないわ、さっき飲んだあの水」

そう言いながら百鬼姫は凄まじい速さで再び切りつけてくる、
だが飛鳥も紙一重の見切りでそれを交わし続ける。

「あの中に入ってたのは毒物や、ちゃちな媚薬なんかじゃないわ」

カキンッ!金属音が響く、剣と剣がぶつかり、擦れる音が響き渡る。

「『ナノマシン』……あなたの神経に直接作用する小型機械、そういうものが入ってるの、意味解る?」
「なの……、?どう云う事だ?」

顔と顔がぶつかる位の距離で二人は鍔迫り合いを行う。

「つまりね……」

そう言うが早いか百鬼姫はーふっ−口より針を噴く。

「くっ!」

飛鳥が避けるのと同時に、百鬼姫の剣が飛鳥の腕をこする。

「あああっー!!」

その瞬間、飛鳥の股間から後頭部まで凄まじい威力の電流が、一気に駆け巡る。

「官能の波を増幅させて、あんたのイヤラシイあすこをぐちゃぐちゃに犯すのよ」
「あああ……ひ、ひきょうな」

息も絶え絶えで飛鳥が怨嗟の声を上げると、百鬼姫は
ぴくりと眉を動かす。

「あら、心外ね私だって条件は同じよ」

「ううっ……」

ジュクジュクと飛鳥を襲う官能の波の前に、体は火照り、
気がつくと、

グジュ

紺色のブルマーが、自らの体液により濡れ始め、胸の先端も、きつく巻いたさらしを突き破らん勢いで
ビンビンと隆起する。

「いやらしいわね、あすこも、乳首も限界を迎えてどうしようもなさそうよ」

全身を焼かれるような官能の波の中、汗がとめどなく流れおち、
汗を吸った体操服はべったりと飛鳥の体にこびりつく。

「だ、だまれ、淫猥な剣とは言え、基本は同じ、必ずや貴様を倒してやる!」

だが言葉は勇ましくとも、飛鳥の剣に先ほどまでの勢いは無くなりつつある。

「うううっ……」

苦しい悲鳴が飛鳥の口よりこぼれる。それと同じく、
ツッーと粘り気を帯びた体液がブルマーからこぼれ太ももを伝い落ちる。

「足が震えてるわよ、淫乱剣士さん」

百鬼姫が嘲り、中傷の言葉を浴びせかける。

「だ、だまれ……」

そう言うと上段切りに百鬼姫に切りかかる。
だがあっさりかわされると、逆に百鬼姫の剣が飛鳥を胴薙ぎに払う。

「ああああ!!!!」

飛鳥の口より何度目かの悲鳴が発せられる。
もはや美少女剣士は己の汗と体液により、体操服とブルマーを汚しながら、
闘う力を失いつつあった。

「無様なものね、古来より闇の力に取りつかれたモノを倒す役目をもった
守り人飛鳥」

百鬼姫は剣を飛鳥に突き付ける。
飛鳥はその切っ先をうつろな目で見つめる。

「魔界の力、その力により、わが父上は常世の闇より、古の剣豪を呼び集め、この国を
この世界を変えようとした」

飛鳥は剣を杖のように持ち体を支える。

「魔族の姫巫女との間にわが父は一人の娘をもうけた、それがこの私だ」

うつろだった飛鳥の目に、わずかに光が戻る。

「止めだ!貴様に倒されしわが父、玄夜斎の無念、晴らしてくれる!!」

大上段に剣を振りかざし、それを瀕死の飛鳥目掛けて振り下ろす。

すっ、それをわずかに体を揺らし、飛鳥はよける。百鬼姫の体がわずかに泳ぐ。

「なっ!?」

完全に勝ったと思っていた百鬼姫は驚きで目を丸くする。と、

バシン!!

「ひゃあああ!!!」

百鬼姫の口から始めて悲鳴が上がる。
杖のように持っていた剣を逆しまに切りつけ、百鬼姫の股間目掛けて切りつけたのだ。
剣技、『伏龍』伏していた龍が天に昇るかのごとく、相手に切りつける技である。
百鬼姫の黒いビキニパンツがはじけとび、血潮の代わりにダラダラと愛液が流れる。

「くっぅぅぅ……、オノレ飛鳥!!」

顔が真っ赤なのは怒りのためか、羞恥のためか。
どちらにせよ、百鬼姫は、飛鳥へと切りかかる、だがそれより早く、飛鳥の剣が百鬼姫へと襲い掛かり

パシン!!

「あぅ、ああ、いやぁぁぁ!!」

狙いたがわず飛鳥の剣は、百鬼姫の黒いビキニブラをはじき落とし、乳首をあらわにさせる。
撃たれた乳首からは、ナノマシンの作用により、乳液がこぼれ出る。

「ううぅぅぅ……」

がくりとその場に崩れ落ちる百鬼姫。
股間からは愛液を流し、胸からは、乳液があふれ出る。

「止めよ」

無慈悲に飛鳥が告げる。
ガシッ、百鬼姫の足をつかむと、グイッ!思いきり足を広げる。

「や、やめ、やめて!!」

これからの運命を感じ取り百鬼姫が悲痛な悲鳴を上げる。
先ほどの面影はどこにもない。

ズボリ。

剣が百鬼姫の股間を貫く。

「あああ、あああ、だめだめ!!」

首を左右に振り悲鳴を上げる百鬼姫。
ズボッ、ズボッ、剣が百鬼姫の幼い股間を攻め立てる音がアリーナに響き渡る。

「い、いや、いや、死んじゃうから!私、死んじゃうから!!」

百鬼姫が哀願するが飛鳥は聞き入れず尚攻め立てる。
自分の妹を。

「い、いや、死ぬ死ぬ!!死ぬ!!!」

ビシャァァァ!!すごい勢いで体液と、愛液を闘技場の床にぶちまけると、百鬼姫は白目をむき気絶した。



「百鬼姫、気絶により、勝者、飛鳥選手!!」

ピエロの男がうれしそうに大声で宣言した。

「いやーそれにしても、『死ぬ』はひどいね、『逝く』ッて言ってくれないと」

ピエロの男が告げると、会場は大爆笑する。

「だまれ!!」

飛鳥がその場に膝を付きながら叫ぶ。

「おおこわ」

だがそんな恫喝もピエロはあっさりかわす。

「では仇討ちに失敗し、無様に負けた百鬼ちゃんはほっといて、第二回戦を始めまーーす」

ピエロの言葉に飛鳥は絶句した。

「な、なんだと!?貴様ら、どこまで卑怯なのだ!!」

飛鳥が怒りの咆哮を上げる。

「いやいや、落ち着いて飛鳥ちゃん、これは君にとってのボーナスゲームだよ」
「?」

わけがわからないという顔でじっとピエロを睨み付ける飛鳥。

「ま、とりあえず、対戦相手の紹介だー」

そして、つれてこられたのは。

「あ、彩香!」
「ぴーちゃん!」

飛鳥の親友彩香であった。

「第二回戦は先に逝ったもんがちバトルでーす、ではお二人とも、はりきってスタート」

ピエロが楽しそうに告げる。

「くっ、そういうことか……」

飛鳥はじっと彩香を見つめる。彩香は心配そうに飛鳥を見つめる。

「こっちにこい彩香」
「う、うん」

飛鳥に呼ばれて彩香は駆け寄る、と。
サワサワ、彩香のブルマ越しに、彩香の股間を触る飛鳥。

「あぅ、な、なにするの、ぴーちゃん……」
「いいから私に任せろ彩香、恥ずかしいだろうが、そのまま感じていればお前の勝ちだ」

それを聞き彩香は首を振る。

「や、やめてぴーちゃん」
「はずかしがるな、彩香」

そう言いながら美少女剣士の指先はブルマー越しに親友の秘裂を指で往復させる。

「ああぅぁ、わ、私はいいから、ぴーちゃんが勝たないと」

そう言うと彩香は飛鳥の股の間へと手を伸ばす、グチュ、濡れたブルマーに手が触れ、
一瞬驚きのあまり手をひっこめるがまたすぐにブルマー越しに股間をさすり始める。

「うう、や、やめろ彩香……」

ナノマシンの影響がまだ残る飛鳥には稚拙な彩香の指先も、恐ろしきテクニックに感じる。

(だ、だめだ、このままでは彩香より先に逝ってしまう!)

そう感じた飛鳥は、ズボッ、直接ブルマーに手を差し入れ、少女の一番大切な部分を指でなぞる。

「ひゃ、だ、だめだよぴーちゃん!!」

そう言って叫ぶ彩香の手は完全に止まっている。


数年前。

「ねねね、私、名前、神無月彩香って言うんだけど、あなた名前なんて言うの?」

一人で昼の休み時間たそがれていた飛鳥にそう言って少女が話しかけてきた。

「あすか、だ」

本来なら追い返したであろう処だが、飛鳥はその時なぜか名乗った。

「あす……、か?どんな字かくの?」

そう言う少女に飛鳥は指で地面に字を書く
『飛鳥』の文字を見て彩香は嬉しそうにうなずく。

「へぇ〜、飛ぶ鳥さんてかくんだ〜……、じゃあ、鳥さんだから、ぴーちゃんって呼んでいい?」
「は!?」

『オイ娘、ちょっと待て』

そう飛鳥が言う前にギュッと飛鳥の手を握り、
彩香はにっこりとほほ笑んだ。

「よろしくね、ぴーちゃん」


じっと、目の前の少女を見つめながら、飛鳥は初めて少女と会った時のことを、思い出していた。

「ああぅうぅ、お願いお願い、やめて!」

少女は泣き叫びながら首を激しく降る。
だが、飛鳥は手を止めない。

「あぅぅ、だめ、だめ、もれちゃう!もれちゃうよ!!」

ビク!少女は激しく体を痙攣させそのまま絶頂を迎えた。
ブルマーを愛液と、体液で染め上げ、少女はユックリと失神した。

「おおっと、何と勝ったのは、淫乱ブルマー剣士飛鳥ではなく、そのSEXフレンド彩香だった!!!」

ピエロが恥知らずな言葉を平気で口にする。
だがそんな言葉を無視しじろりと飛鳥はピエロをにらむ。

「じゃあ、その子は開放するけど、負けた飛鳥ちゃんと、そこに転がってる君の妹は駄目だね」

「な!?その子はお前たちの仲間じゃないのか?」
「まさか!?」

ピエロが両手を大げさに広げる。

「まさかこの子が負けてもぼくたちが手を出さないとでも思った?」
「くっ……」

飛鳥はぎりっと奥歯を噛む。

「じゃあ、この二人を負け雌豚室に連れてっちゃって」

ピエロが叫ぶと、大柄な怪物が二匹やってきて、百鬼姫と、飛鳥の体をつかむ。

「は、はなせ!!」飛鳥が叫ぶ。
「な、なに?や、やめろなにをする!?」目を覚ました百鬼姫も叫ぶ。
「はーい、騒がない、騒がない」

そう言うとピエロは手の平の何か機械を操作する、と、

『ああああ!!!!!』

姉妹から同時に声が上がり、がくりとうなだれる。
ピエロが手元のマシンにて二人の胎内のナノマシンを操作したのだ。



こうして激しい戦いの後、美少女剣士姉妹はそろって
暗い闇の中へと連れて行かれたのであった。






SS一覧に戻る
メインページに戻る

各作品の著作権は執筆者に属します。
エロパロ&文章創作板まとめモバイル
花よりエロパロ