特装風紀シズカ
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シチュエーション


後悔の涙に泣き濡れながら、シズカは次第に壊されていく。
触手達はシズカの心に浮かんだ諦めを敏感に感じ取り、彼女への責めを最後のステージへと進めようとする。

「ふあ……あ…何?……足が勝手に……」

肉の壁が蠢き、拘束されたままのシズカの両脚を強引に開かせていく。
それによって、間断なく責められ続けしとどに濡れたシズカの秘所が露にされる。

「ひっ…やぁ…何を…考えてるの……!?」

羞恥的なポーズに戸惑い、声を上げるシズカ。
だが、彼女も次の瞬間にはその意図に気付く。

「…や…お願い……そこは…そこだけは…やめてぇ……」

涙声を上げ、ぶんぶんと首を横に振るシズカ。
彼女の眼前ではこれまでの中でも一際に太い触手がシズカの秘所に向けてゆっくりと鎌首をもたげ始めていた。

「やだ…こんな…いやぁ……」

怯えるシズカを無視して、触手の先端が彼女の秘裂にあてがわれる。
逃れようとしても、先ほどまでよりもさらに強く四肢を拘束されたシズカには身を捩る事さえ出来ない。
やがて、触手は濡れそぼったクレヴァスにその先端を埋め始める。

「…あっ…いやあああああああああああああああああああっ!!!!!!」

引き裂くようなシズカの悲鳴が響き渡る。
触手は自らの粘液とシズカの秘所を濡らす愛蜜を潤滑油に侵入してくる。
やがて触手の先端は膣内へのこれ以上の侵入を妨げるように道を狭める粘膜の壁にぶつかる。
それを認識した触手は力一杯に先端部分を押し付け、ついにはそれを引き裂くようにしてその向こうへ侵入する。

「…あ…痛い…痛いぃ……私のはじめてが…こんな怪物なんかに……っ!!!」

痛みと悲しみ、そして圧倒的な喪失感にシズカは歯を食いしばり涙を流す。
だが、触手はそんなシズカの気持ちなどお構いなしに容赦のないピストン運動を始める。

「くあ…ああっ…痛ぅ……いや…やめてぇええええええっ!!!!」

触手は激しく突き上げられて、シズカは泣きじゃくり、悲鳴を上げる。
しかし、残酷な触手の責めは、彼女から破瓜の痛みと苦しみすら奪い取っていく。
外皮から膨大な量の粘液を染み出させながら、触手は前後運動を繰り返す。
それは結果として粘液の持つ媚薬成分をシズカの膣内に急速に浸透させる事となる。

「なんでぇ…どして……こんな…無理矢理されてるのに…アソコ…熱くなって……っ!!?」

元から体中に媚薬成分が染み渡っていただけに、その効果はすぐに現れた。
膣内の粘膜をゴツゴツとした触手でかき混ぜられる度に、シズカの体に甘い電流が駆け抜ける。
傷口を幾度となく擦り上げられる毎に、痛みすら凌駕して下半身を襲う甘い疼きに、何度となく声を上げてしまう。
本来感じる筈だった苦痛すら奪い取られ、淫蕩に堕ちていく体。
シズカはそのあまりにおぞましい快楽に恐怖し、ボロボロと涙を流し泣き叫ぶ。
だが、強烈なピストンの度に触手のもたらす快感は増大し、彼女の心と体を否応なくその渦の中に引きずり込んでいく。

「ひううっ!!…あ…くあああんっ!!!…や…はげしすぎて…うあああああっ!!!」

触手の先端が膣奥を叩く度に、シズカの視界は白くスパークする。
ほとばしる快感の連続攻撃は彼女の意識を何度となく寸断し、正常な思考能力を奪い去っていく。
したたる愛蜜はその量を増して、肉の床の上に水溜りを作り出す。

「…ふあああっ!!!…だめっ…またおっぱい…そんなにされたら…わたしぃいいいっ!!!!」

しかも、シズカのアソコを犯す触手以外にも、その他の部分を責める触手も一切休む事無く彼女を翻弄し続ける。
双丘に吸い付いた触手は内部の繊毛触手の動きを速め、ほとんど彼女の乳房を喰らわんばかりの勢いで愛撫する。
腋の下や腕の裏側、脇腹など敏感な部分には極細の触手が集い、ボディスーツやその破れ目から覗く白い肌を粘液で汚す。
さらには同じく極細タイプの触手が、今度はシズカの後ろの穴の周辺に集い、さわさわとその可愛らしい穴を刺激し始める。

「…ああ…おしり…いやぁ……」

弱弱しくうめいたシズカの声を聞いて、触手達はさらに内部への侵入を開始する。
極細の触手が一本、また一本とシズカの後ろの穴に体を埋めていく。
触手達は粘液を吐き出しながら、どんどんと彼女のお腹の中へ、さらなる深みへと進んでいく。
やがて、直接粘液を塗りたくられて媚薬漬けにされた彼女の腸内と後ろの穴は触手が蠢く度にえもいわれぬ快感に打ち震えるようになる。

「…あっ…くひぃ…だめ……前も…後ろも…きもちよくて…きもちよすぎて…もう……っ!!!」

前後の穴をかき乱すピストンに涙を流し、声を上げるシズカ。
だが、貪欲な触手達はまだ満足しようとしない。
後ろの穴からあぶれた極細触手の一本がじゅるり、新たに自分が犯すべき穴を見つけ出す。

「ひっ!!?…だめっ!!…そこ…ちが…ぁあああああああああっ!!!!」

ひくひくと震えていたシズカの尿道の入り口に、触手は迷う事無く侵入した。
元来、固体が通る事を想定されていないその狭い道を、粘液塗れの触手は強引に進んでいく。

「やああっ!!!…ひううううっ!!!…だめだめだめぇえええええええっ!!!!…もう許してぇええええっ!!!!」

極細触手に尿道から膀胱に至るまでの狭い穴全てを蹂躙され、シズカは長い黒髪を振り乱して泣き叫ぶ。
そして、散々暴れまわった極細触手が唐突に尿道から引き抜かれる。
瞬間、シズカの股間から飛沫を上げて熱いシャワーが噴出する。

「いや…いやぁ……私のおしっこがぁ……だめ…とまらないぃいいっ!!!」

恥ずかしさと、裏腹な強烈な快感に顔を赤くして悶絶するシズカ。
触手の粘液と、自らの愛蜜、汗と涙と小水と、口元からはしたなくこぼれた唾液。
さまざまな液体に塗れて、快楽の波の中に溺れて、悪に立ち向かう戦士、特装風紀としてのシズカの精神は致命的に壊れていく。

「ひあああっ…きもちいいのぉ…きもちいいのがとまらないのぉ!!!…このままじゃ…私…おかしくなっちゃうぅ!!!!」

いつしか快楽の渦の中で理性は溶け出して、シズカは自ら腰を振りたくり、嬌声を上げて快感に打ち震えるようになっていく。
強化服の崩壊もいまやほとんど末期的な状態に達していた。
大きなヒビの入っていた背中のアーマーは崩れ落ち、首周りやまだ壊れずに残っていた胸部アーマーの残骸も破壊される。
クリアレッドのバイザーは粘液に塗れになった挙句に砕け散り、ヘッドギアは真ん中に入ったひび割れから分断されて肉床に落ちる。
黒いボディスーツもいまやいたる所に穴が開き、溶けて、ほとんどその用を成さない有様である。
そして、無残な姿に成り果てた特装風紀の体を、さらなる触手が蹂躙する。

「ああっ!!…あああっ!!!…らめぇ…とまらないぃ…きもちいいので、あたまも、からだも、いっぱいになっちゃうのぉおおおっ!!!!」

剥き出しにされた本能に促されるまま、ガクガクと腰を振る憐れな少女。
シズカの頭はもはやまともな思考は働かず、陵辱の中で完全に壊れてしまっていた。
ただ、全身を幾度となく貫く快楽の稲妻に反応して、体が動いてしまう。
激しいピストンを膣奥で受け止める度に歓喜の悲鳴を上げ、喜悦に全身を震わせる。

「んぅ…ああああっ…すごい…すごすぎるのぉおおおおおっ!!!!!」

触手達も彼女に対する責めを加速させ、シズカの心と体を快楽の地獄の奥深くまで堕とそうとする。
前後の穴を貫くピストンの激しさはもはや常人では苦痛にしかなりえないレベルのものとなっていたが、シズカにはもう快楽しか感じる事ができない。
激しく、もっと激しく、心も体も消し飛んでしまうほどの快楽を追い求めて、シズカは腰を振る。

「ふあああああっ!!!!…くひぃ…あぁ…なにかきてる……からだのおく…あついのがくるっ!!きちゃうぅううううっ!!!!!」

やがて、当の昔に限界を振り切っていた快楽が、シズカの心と体を最後の段階へと押し上げる。
ほとばしる快感の稲妻に何度も彼女の意識はホワイトアウトし、明滅する思考の中で彼女は高みに上り詰めていく。
露になった背中をなぞる無数の触手、腋の下や脇腹を這う触手達の蠢き、柔らかな乳房を滅茶苦茶に揉みしだく吸引触手、
いまや腸内を通り抜け¥胃の内部までも犯す極細触手、今度は二本に数を増やし再び尿道を犯す触手、
そして、叩きつける様な激しいピストンで彼女の体の奥深くまで快楽の杭を打ち込む極太触手。
全ての責めがクライマックスに達し、ついにその快感の渦の中で、シズカの心と体は砕け散った。

「ああああっ!!!イクイクイクぅっ!!!イっちゃうぅううううっ!!!わたし…も…イっちゃうのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」

弓なりに反らせた体を痙攣させ、シズカは怒涛の如き絶頂へと達した。
ビリビリと全身を震わせながら、彼女はその凄まじい快感の余韻に陶然とした表情を浮かべる。
と、そこで突然に彼女を拘束していた肉壁が、彼女の手足を解放し、シズカは肉床の上に崩れ落ちる。
力なく横たわる彼女の体からは、強化服の残骸すらほとんど残っておらず、今の彼女の状態を表すかのように無力な姿を晒している。
特装風紀としての彼女の力も、その正義の心も、根こそぎ触手の責めに奪い去られてしまったのだ。

「さあて、どうだったかい、風紀委員さん?なかなかのもんだっただろう?」

ギガサラマンダーが話しかけてくる声にも、彼女は何の反応も示さない。
激しすぎる絶頂は彼女を忘我の状態にまで追い込んでいた。

「だが、これで終わりと思ってもらっちゃ困る。言ったよなぁ、あんたは死ぬまで俺に犯され続けるんだ……」

再び、鎌首をもたげた二本の触手が、シズカの前後の穴を犯し始める。
しかし、彼女にはもはや抵抗どころか、触手の責めに対する反応を見せる事すら出来ない。

(…守れなかった……あの男の子も…女の子も……ごめんなさい…ごめんなさい……)

頬を伝い落ちた後悔と悲しみの涙の一筋が、今の彼女に残された全てだった。

背中に覆い被さった大きな瓦礫を押しのけて、苦痛に顔を歪めながらコウタは体を起こした。
彼の体の下では、ギガサラマンダーに陵辱を受けていた少女が気絶している。

「なんとか…無事だったみたいだ。良かった……」

少女に大きな怪我がない事を確認して、コウタが嬉しそうに笑った。
瓦礫の雨から自分達を守ろうとしてくれたシズカが怪物のツメにさらわれた瞬間、彼が取った行動は彼女と同じものだった。
身を挺して、少女を守る。
運よく自分の命を失う事無く、彼の思惑は成功したようだ。
だが、しかし……。

「だが、これで終わりと思ってもらっちゃ困る。言ったよなぁ、あんたは死ぬまで俺に犯され続けるんだ……」

辺りに響く、下卑た男の声。
コウタの視線の先には、不良獣ギガサラマンダーがいた。
丸呑みにしたシズカを体内で陵辱する事に夢中になってコウタが意識を取り戻した事には気付いてはいないようだ。

(逃げようと思えば……もしかしたら、逃げ切れるかもしれないけど……)

だが、そんな事を考えるぐらいなら、そもそも少女を庇ったりなどしていない。
今の彼が考えるのは、少女とシズカ、そして自分、その三人が無事に生還する事だけだ。

今も胸の奥に残る、父と母の姿。
二人は、何かの義務や大仰な正義のためにコウタを救ったのではない。
きっと、ただそうする事以外の選択肢を思いつけなかっただけ。
今のコウタも同じだ。
彼は瞳を閉じて、身を挺してまで自分達を救おうとしてくれたシズカの顔を思い出す。
出会ったばかりの、ろくに会話もしていないあの風紀委員の少女。
だけど、コウタはそこに懐かしい面影を垣間見てしまう。

「……マザコン、ファザコン、ここに極まる、ってとこかな……」

痛む体を強引に立ち上がらせ、コウタは怪物を睨む。
あのバケモノの体内で陵辱を受けている筈の少女を助け出す。
今の彼にはそれしか見えない。

「あ、あの……」
「ん?てめえ、目を覚ましやがったのか……馬鹿だな、さっさと逃げれば良かったものを…」

コウタの声に振り返るギガサラマンダー。
その巨体と凶悪な眼差しに、コウタの体はすくみ上がる。
しかし、もう覚悟は決まっているのだ。

「あの……あなたが飲み込んだ女の子を返してもらいますっ!!!」
「はあ?…てめえ、何言ってるんだ?」

コウタの発言が信じられず、馬鹿にした口調で言い返すギガサラマンダー。
しかし、彼の揺ぎ無い眼差しを見て、それが本気である事を理解する。

「へっ…すぐにくたばるようなガキをいたぶっても楽しかねえが…どうしても死にたいってんなら、いいぜ?」
「死にませんよ……必ず女の子を返してもらうんですから……っ!!!」

その言葉と共に、弾かれたように走り出すコウタ。
対するギガサラマンダーは己の強さに対する絶対の自信ゆえか、触手などでコウタを迎撃しようとはしない。
間近に迫ったところで、渾身のツメの一撃を喰らわせるつもりなのだ。
だが、それこそがコウタの思惑通りだった。
彼は気づくべきだったのだ。
コウタの上着の懐に、不自然な膨らみがある事を……。

「うわああああああああああっ!!!!!」

ついに怪物のツメの間合いにまでコウタがやって来る。
ギガサラマンダーは待ちかねたようにその巨大なツメを振り上げたが……

「喰らえっ!!!」

コウタが懐から引き抜いた何か。
そこから放たれた幾つもの閃光に顔面を焼かれる。

「がああっ!!!てめえええええええっ!!!!!」

それは、ギガサラマンダーの攻撃を受けてシズカが取り落としたレイ・シューターだった。
コウタは次々にレーザーをギガサラマンダーに撃ち込み、その内一発が怪物の瞳に命中する。

「ぐああああああああああああああああああああっ!!!!!!」

巨大な口を開け、悲鳴を上げるギガサラマンダー。
それこそがコウタの待ち望んでいたチャンスだった。
彼は迷うことなく、大きく開けられた怪物の口の中に飛び込み、レイ・シューターをセイバーモードに切り替えて、喉の肉を強引に切り開いて体内に侵入する。

「この光線銃でも、さっきは決め手にならなかった。だから……」

頑強なギガサラマンダーを倒すには、体の内側から攻めるしかない。
体内の触手はどれも攻撃用には程遠く、コウタの侵入を止められない。
やがて彼は、怪物の体内で最も広い空間に出る。
そして、そこに横たわる少女の姿を見て、思わず声を漏らす。

「ひ、酷いっ……」

犯され続け、無残な姿で横たわるシズカ。
彼はいまだ彼女を犯し続ける触手を断ち切り、生まれたままの姿の彼女を抱き起こす。

「あ…あなたは……さっきの男の子……どうして?」

薄っすらとまぶたを明けたシズカは、目の前の少年の姿を信じられないような気持ちで見つめる。

「助けに……来たの?」

圧倒的な力を持つ怪物を前に、自分のような強力な装備もなく立ち向かった少年。
無謀としか言いようのない行動をしてまで、自分の下にやって来てくれたその勇気に、シズカの胸は熱くなる。
だが、徹底的にプライドを、矜持を打ち砕かれ、怪物の玩具に成り果てようとした事実が故に、
彼女はコウタの瞳をまっすぐ見つめる事ができない。

「なんで?…どうして、こんな無茶な…こんな危険な事ができるの!!?」

シズカは胸を締め付ける感情のまま、コウタに問い掛けた。
だけど、コウタの心の中で、その答えはもう決まりきっている。

「………えっと、その……たぶん、あなたと同じだと思います……」

微笑んだ少年の眼差しが、消え入りそうだったシズカの心に火をともす。

そうだ。
理屈や言葉なんかじゃ測れない。
ただ、彼女にはそれ以外の選択肢が思いつかないから……

「これ、あなたのです……」

コウタから手渡されたレイ・シューターにはまだ十分なエネルギーが残されている。
しかし、それだけでは十分な決め手にはならないだろう。
シズカはブレスレット型の変身装置を操作し、そこに仕込まれたシステムを起動する。
肉壁に捕らわれていた時には使えなかった奥の手。
理論だけで製作され、実験的に搭載されたに過ぎない機能だが、今の自分ならできる筈だ。

「コードJ、起動っ!!!」

精神の、心の力をエネルギーに変換するシステム。
ブレスレットに輝くクリスタルから凄まじいエネルギーが迸り、レイ・セイバーに伝達される。

「レイ・ギガンティック・セイバーっっっ!!!!!」

瞬間、ギガサラマンダーの腹部に、横一文字の光が走る。

「が…あああっ…なんだよ!!?なんなんだよ、これはっ!!!!?」

驚愕するギガサラマンダーの体内から、シズカとコウタが飛び出す。
そして、一瞬遅れで不良獣の巨体は光の粒子となって消滅する。
怪物が消え去った跡には、ギガサラマンダーに変身していた筈の不良がただの人間の姿で横たわる。

絶体絶命の危機から、シズカ達はついに脱出したのだ。

「ありがとう……ございました…」

コウタの肩に支えられて立っていたシズカは、不意にそんな事を言われて少し驚いた顔をする。

「何を言ってるの?あの不良獣から私を助けてくれたのはあなたじゃない……」
「だけど、最初にあなたが助けてくれなかったら、僕はきっと死んでましたから……」

そういえばそうだった。
だけど、改まってこんな風にお礼を言われると、どうにもこそばゆい気分だ。

「じゃあ、私からも改めて、本当にありがとう……あなたがいなかったら、きっと私ももう駄目だったと思う…」
「いえ…あの、その……ど、ど、どういたしまして……」

そう言ったシズカを見て、コウタも嬉しそうに答える。

「って、あれ?あなたの服、家の制服じゃないのね?」
「あ……実は僕、転校生なんです。今日はじめてここに来たばかりで……」
「そうだったの。不良獣の事も知らなくて当然だったわけね………」

そこで、シズカはある事を思いつく。

「それじゃあ、自己紹介をしなくちゃね……私は風紀委員の佐倉シズカ」
「僕は、八峰コウタっていいます」

凶悪な怪物にも臆する事無く、自分やもう一人の少女を救うために命を懸けてくれた少年。
共に天輪学園で学ぶ新しい、そして素晴らしい仲間に最高の敬意を表して、彼女はコウタに微笑みかけてこう言った。

「ようこそ、天輪学園へ。これからよろしくね、八峰君」






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