変身少女戦士サクリファイサー3
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シチュエーション


綾は余計な口を挟まず、まず男の話を一通り聞いてから質問をした。

「あなたの言っていることは信じるとして……なぜそのような作り話をして彼女を騙さなくてはいけないの?」

男はその質問は当然予想していたのか、間を置かず応える。

「私が怪人を倒したと知れば彼女は……サクリは私を頼り、自分から怪人に挑みはしなくなるからだ」

男の言う事はもっともであった。サクリは戦った結果、怪人に敗れたのみならず、酷い陵辱を受けボロボロになって帰ってたのだ。
普通の少女ならば二度と戦いたいなどとは思わないだろう。
そして、綾が見た限りサクリは特別な力を持っていても、どこにでもいる普通の少女だった。
付き合って日が浅くてもそのことは彼女にはわかった。
今日、スパイダーマンの元へ向かう際も、サクリが本当は戦う前から怖くて震えていたのも知っていた。
そんな彼女を戦いに送り出すしかなかったのは、怪人たちの力の前では無力な大人たちは彼女の力に頼るしかなかったから。
そしてその結果、彼女は怪人に犯されて悲惨な姿で戻ってきた。
もし彼女がまだ戦えるとしたら、それは自分がやらなければ人が死ぬ、自分がやらなければならないという使命感。
しかし、サクリ以外にも戦えるものがいるとしたら、まして自分が倒せなかった怪人を倒したものがいると知ったらどう思うだろう。
「……ええ、確かにそのとおりね。貴方が怪人を倒したというのならばサクリちゃんのみならず私だって貴方に頼りたくなるわ」

綾のその言葉は銀髪の男の答えに同意すると同時に彼への新たな質問だった。
つまり目の前の男が怪人を倒したと言うのならば、力があるとはいえサクリのような少女が何故戦わなければならないのか。
貴方が何とかしてくれるのではないのか。
綾はそう男に聞いていた。

「確かに怪人を倒したのは私だが……私の力だけではダメなのだ。サクリの協力が必要不可欠なのだ」
「……なら、その事情は私たちなんかよりも彼女に話すべきじゃないの?
無論、私たちも出来るだけの協力はしたいけれど、彼女を必要とするなら不自然な嘘をついてまで貴方の存在を隠す理由がわからない」

男とサクリが協力して怪人を倒すというのならば、男の存在を隠すのはフェアではない。お互いの信頼関係なくしてなんの協力だろう。

……そして、男の存在を隠すのは自分を始めとするRATもサクリの信頼を裏切ることに他ならないと綾は感じていた。

綾の疑問に対して男は口を開く。

「では説明しよう、不快な話になるかもしれないが落ち着いて聞いてほしい……
サクリはただ怪人に敗れただけではない。あなた方がレイパーと呼ぶあの怪人たちが人間の女性にそうするように、彼女は犯されたということは話したな」
「…………」

綾は黙って視線を伏せる。そう、まだ幼さの残るあの少女はそんな目に逢ってまで戦ったのだ。
綾はならばせめて、彼女には誠意をもって接したかった。騙すことなど出来ない。
無言の綾の感情をそれとなく読み取りながら、男は話を続けた。

「そしてここからが重要な話なのだが、あの怪人たちは、射精をするとその直後……膨大なエネルギーの放出により戦闘力が激減するのだ」

男のこの言葉を聞いた時、それ以上の説明を受けなくても綾は彼の言わんとしている事を理解した。

「……つまり、貴方は……彼女を餌にしてその時を狙って怪人を倒していると……!?」
「その通りだ……貴方は察しがいい。だから、私が彼女に姿を隠さなければいけない理由も説明しなくてもわかっただろう」
「ええ……」

綾は怒りに震えていた。
つまりサクリは最初から勝つためではなく、怪人に残酷に犯されるために戦いに向かった。
そしてそのことを……あの子は知らないのだ。いや、知らせられるわけがない。
当事者であるサクリがその事を知ってしまったらどのような感情を抱くであろう。
怒り、悲しみ……いずれにせよ今回のように戦いに望めるわけが無い。

「……私に幻滅しただろう。弁解するつもりはないが……ヤツらに勝つにはこれしか方法がないんだ……どうか協力してほしい」」

男は感情は伏せたままそう口にする。

「……凄く腹立たしいわ。……でもそれは貴方に対してじゃない」

綾が怒りを覚えたのは無力な自分たち。そして少女に背負わされたあまりにも過酷な運命に対して。

「私たちに貴方を責める資格なんてない。結局私たちは貴方とあの子に頼るしかないんですから」

だがRATの長官である自分が、その場の感情や倫理に惑わされ判断を誤ってはいけない。
サクリを犠牲に差し出し続けることで人類の未来が守られるなら……そうするしかない。
もし事が終わったら自分は全てを彼女に打ち明けよう。どんな償いもしよう。罰も受けよう。
だから今は……彼女を騙し、彼女を犠牲にし続けよう……人類のために。
綾はそう心に決め、男に協力を約束した。

―――――――――――――

(……もう……ダメ……)

サクリは水の中でもがきつづけていたがとうとう手足から力が抜け、意識を失いそうになる。
だが、それは苦しみからの解放で……後はもう一人の自分がなんとかしてくれる、そう安心していた。

「…………っっ!!」

だがその時、突然怪人がサクリの掴んだ足を引いて自分と向き合うように水の深くに引きずり込む。

「気絶なんかされては困ります……お楽しみはこれからなんですから」

そしてサクリを抱きしめるようにして……そのまま水中でその大きな口でサクリの唇を塞ぐ。

「んぶっ!!」

すると、意識が飛びかけていたサクリは再び覚醒する。
怪人はキスをしたまま自分の息をサクリの中に吹き込んでいた。

「〜〜んんっ!!」

人工呼吸の要領で、サクリの肺に再び酸素が送りこまれてサクリは気絶を免れるが、それは決して開放などではない。
かろうじて意識を保つギリギリの酸素を与えられ、まさに生かさず殺さずの酸欠の苦しみを味わい。
さらにこれから……それ以上の苦しみを味わうことになるのだから

「どうです?お目覚めのキスの味は……でもこれからが本番ですよ」

怪人はサクリの水中での痴態に興奮し、すっかり大きくなったペニスを彼女のお腹にこすり付けた。

(いやっ!!いやぁっ!!)

サクリは抵抗しようとするが、水中では怪人の力の方が圧倒的に強い上、一度気絶寸前まで行ったことでもう体にロクに力が入らない。
この程度の抵抗はむしろ相手を余計興奮させるだけだった。

「……んぁあっ!!」

ずっとサクリの性器を犯していた魚が、自分の主人に場所を譲るため、サクリの股間から出てくる。
開いた秘所に、冷たい海水が入ってくる感触がしたのも束の間。

「〜〜〜っっ!!」

魚よりも一回り以上も太い怪人のペニスが代わりにその場所へと侵入してきた。

(やだっ!!やめてっ!!やだぁーーーーーーーーーーーっっ!!)

サクリは懸命にもがいたが、怪人にしっかり抱きつかれるともう逃れる術はない。
その幼い性器を自分の腕ほどもある凶悪なペニスに貫かれるしかなかった。

(痛い痛い痛いーーーーーっっ!!)

怪人のペニスは強引に押し込まれ、どんどん奥へ奥へと入っていき、あっという間にその先端はサクリの子宮口をコリコリと刺激する位置にまで届いた。
太さ長さともに、人間の成人男性のそれを遥かに超えた怪人のペニスに、まだ幼いサクリの秘所は明らかに不釣合いであり
狭いその場所をこじ開けられ、埋め尽くされた苦痛にサクリは叫ぶが、水中でそれは声にならない。
だがそれでも、初めて犯された時に比べれば、今回の挿入の肉体的苦痛は大分マシだった。
イルカ怪人のペニスは十分凶悪なサイズだが、成人男性の腕並だったクモ怪人のペニスよりは一回り細く
魚に事前に穴を大分解してもらったこともあり、あの時の身体が二つに裂かれるような激痛に比べれば今回はまだ耐えられる。
何よりあの時は心身ともに正真正銘処女だったのだ。
その衝撃は今回の比ではない。

しかしその分、今回はより「犯されている」という実感が強くサクリを支配した。
初めて怪人に犯された、とにかく心身のショックが強くて頭が真っ白になっていた時と違い、冷静に彼女は自分の運命を認識してしまっている。
自分の大切な場所に入ってきた怪人のおぞましき分身の感触と体温を、自身の性器の内外、一箇所一箇所で鮮明に感じ取っている。
自分は怪人に犯されている。
望まぬ相手どころか人間ですらない化け物に犯されている。
化け物の性器を自分の性器で咥えこんで、化け物と繋がっている。
その悪夢のような事実を受け入れるしかないのだ。
サクリの目から痛みせいではない涙が溢れ、海水に混ざっていった。

「さすが……脆弱な人間とは比べ物にならない締め付けだ……でもまだです!まだ足りない!」

サクリとは対照的に上機嫌な怪人は彼女と繋がったまま、さらに沖へ……そして海の深くへと泳いでいく。
水の中は次第に冷たく、そして暗くなっていく。

(怖い……怖いよぉ!)

サクリはどんどん陸地と太陽から離れ、暗く冷たい海の底に沈んでいくことに恐怖と寒気を覚えた。
そして、他にすがるもののない彼女は今まさに自分を犯している憎き怪人に無意識のうちに強くしがみついてしまう。
怪人は必死に自分に抱きついてくるサクリに愛しさを覚え、自分からは彼女の拘束を解き
代わりに彼女の胸をお尻を撫でて弄びその感触を楽しみながらも、さらに泳ぎ続け、海の奥深くへと潜っていく。
そして水深は1000メートル以上に達し、人間より遥かに優れたサクリの視力でも、目の前の怪人以外は周囲が何も見えない暗闇の世界が訪れる。

「脆い人間の女性たちは100メートルも潜れば絶命してしまったのですが……大したものです」

(真っ暗……何も見えない……寒いよ……ここどこなの……?怖いよ……)

恐怖と寒さに震えるサクリだったが、彼女にさらなる受難が迫ろうとしていた。

「……どうやら貴方の体にも水圧の影響が出てきたようですね……」

(ん……身体が……締め付けられる……っっ!)

怪人の言葉通りサクリの全身に水圧がかかり、上下左右から押しつぶされそうな感覚が襲ってきたのだ。
そしてそれは身体の外側だけではなく彼女の内側。膣にも強い圧がかかり、怪人のペニスを激しく締め付ける。

「おおぉ……素晴らしい締め付けですよ」

怪人はサクリの膣圧に快感の声を漏らしたが、ただでさえ狭い膣を強引にこじ開けられているサクリにとってはたまったものではない。
押しつぶされそうな水圧の苦しみに加えて、中からも破裂させられそうな苦痛を味わうことになるのだ。
しかも、怪人はまだ海の奥へ潜ることを止めない。水深は3000メートル、4000メートルと深くなり、水圧とサクリの身体への負担もそれに比例して増していく。

(く、苦しい……頭痛い……やだ……動かないで……)

怪人は泳ぎながら腰を振り始め、激しく収縮する膣の中で巨大なペニスが抜き差しされる。
サクリは水圧に圧迫される苦痛と剛直に犯される苦痛を同時に味わいながら、さらに深海へと沈められていった。

「こんなに強く締め付けては、私は気持ちいいですけど貴女のお尻の穴の中の魚がグチャリと潰れてしまいますよ」
「……っっ!?」

サクリの肛門はまだ魚に入り込まれたままだった。そしてそこにも当然水圧の影響が出て膣以上の締め付けが魚に加わっている。

(ひっ……!!い、いやっ!!そんなのいやぁっ!!)

自分のお尻の穴で魚を潰すなんて、残酷で気色悪い行為をするなど絶対に嫌だった。
サクリは水圧に逆らって、トイレで息むかのように、必死に魚をお尻の穴から追い出そうとする。

(うっ!!ぐぐっ!!……でるぅうううっ!!!……)

「…………んんっ!!」

強い抵抗とともに、サクリの尻穴から魚が飛び出した。
しかし出たのはそれだけに留まらず、
強く息んだことと、激しい水圧で膀胱も圧迫された事で紙パックの飲み物の中身を搾り出すかのようにサクリは海の中でおしっこを漏らしてしまう。

「おや……なんだか水が温かくなりましたよ?……貴女、粗相をしましたね?海は貴女のトイレじゃないんですよ?」

冷たい海水に暖かいサクリのおしっこが混ざり、密着している怪人とサクリの身体を包む。

「こらこら、気を失ってはいけませんよ」

もう何度も意識は飛びかけているのだが、怪人はサクリに時おり口から酸素を与え、腰を強くサクリに打ち付け子宮口を叩いて気絶することを許さない。

そのままどれだけ時間が過ぎただろうか。
怪人とサクリはとうとう、水深10000メートルを超える超深海層に到達した。

「どうです……?ここが地球で一番深い場所ですよ?」

サクリは鼓膜が破れそうな痛みに、もはや怪人の言葉など耳に入らない。
サクリの全身にはすさまじい水圧がかかり、彼女の肺を初めとする内臓器官を押しつぶそうとしてくる。

「す、素晴らしい……素晴らしすぎる締め付けだ……っ!!ああっ!!」

怪人はとうとう限界を迎えサクリの中で激しく射精した。
そのすさまじい量はサクリの子宮と膣を満たし、彼女の身体を内側から圧迫して更なる負担を強いる。

(も、もう死んじゃうぅぅぅうううう……!!)

とうとう目の前の怪人の姿すら見えなくなった暗闇の中で、サクリは地獄の苦しみに喘いだ。
もはや何も見えない、何も聞こえない……ただ苦しみだけがあるかのような世界に閉じ込められたサクリ。
そんな彼女の脳裏に……突然誰かの声が聞こえてきた。


(聞こえる……?サクリ……聞こえる……?)


誰かが頭の中から、サクリに話しかけてくる。

(だ……誰……誰なの……?)
(私は……貴女の中にいる……もう一人の貴女)

それは少女の声……雰囲気こそ違えど、サクリの声であった。

(助けてっ!!死んじゃう!!……助けてっ!!)

それが現実なのか幻聴なのか夢なのか、そんなことはもはやどうでもいい。
サクリは暗く冷たい海の底で唯一すがれる存在であるその声に全力で心の中で応える。

(ダメ……私は貴方が完全に意識を失ってからじゃないと表に現れることができない。
今貴女と話せているのは……貴女が半分気を失いかけている危険な状態だから)
(じゃあ早く気絶するよ!!……キミはもう一人のあたしなんだね!!ずっと早く気を失って……助けてほしいと思ってたの!!)

サクリはまともに働いていない思考の中で必死に、文字通り心の叫びをぶつける。
しかし、そんな彼女に頭の中の声はこう続ける。

(貴女は早く意識を失うことを望んでいるみたいだけど……さっきも言ったように今の状態は危険……気絶ではなく貴女が死んでしまう可能性がある)
(……も、もう死んじゃいそうだよっ!お願い!早く助けてっ!!あぁああああっっ!!)

じゃあどうすればいいんだ。とサクリは半ばパニック状態で頭の中の自分の声に訴える。

(落ち着いて聞いて、貴女にはまだ眠っている力がある……それを今私が引き出すのを貴女の中から手助けするから……)
(無理!もう無理だよ……!!苦しくてそれどころじゃないいぃぃいっ!!たすけてぇえええ!!!)
(助かりたかったら私の言うことを聞いてっ!!!大丈夫、私の言うとおりにすれば助かるから)
(わ、わかったっ!?早く!早く教えて……っ!!)
(貴女は今怪人の体と手を密着させてる?……その状態からなら、この技を使えばほぼ確実に敵を倒せる)

苦しさに意識を支配されて怪人の存在を忘れかけていたサクリだったが……怪人が自分の目の前にいる事は確実だった。
怪人のおぞましいペニスが、今も射精を続けながら自分を貫いている感触が確かにそこにあるのだから。

心の中の声はサクリの頭に怪人を倒す方法を伝える。

(手から剣の形をした光を出すのをイメージして……光の剣を貴女の手から出すの)
(イメージが固まったら心の中『サクリファイサーソード』と強く念じて)
(わかった?もう一回繰り返す……剣、光の剣を自分の手から出すのをイメージして……そして心の中で念じる)

もはやサクリの頭はもう一人の自分の声を理解しきれていなかった。
だが、結果的にそれが良かった、余計な疑問を差し挟んだり、集中を乱すことなく、
頭の中に伝わるその言葉を復唱するかのように、彼女は剣を頭に思い浮かべ……そして念じた。

(サクリファイサー……ソード……!!)

その瞬間、暗い海の中を眩い光が照らす。
……そしてそこにはサクリの手から伸びた光の剣によって、体を貫かれた怪人の姿があった。

「ば……ばかな……こんな技があったなんて……うあぁあぁああっっ」

そのまま怪人は海の中で断末魔をあげ、まるで人魚姫のように泡になって消滅してしまう。

(か……勝ったの……あたし……?)

怪人から解放されたサクリの身体はゆっくりと海上へと浮かんでいった。
怪人に注ぎ込まれた大量の精液を股間から漏らしながら……

(た……助かった……もう休んで……いいかな……?)

サクリはようやく気を失う自由を得て、浮上しながら意識を失った。


銀髪の男は海岸でとりあえず胸を撫で下ろしていた。

「安心して気を失ったか……五分五分の賭けだったが……上手くいったようだな……」

男はその能力の一つでサクリの心の中に……彼女自身の声を使って交信していたのだ。
あたかもサクリの中に眠るもう一つの人格であるかのように装って。
そしてその試みはとりあえず成功したようだが、自分のしたこの行動がこれからどのように影響するかが気がかりだった。

「とはいえ……彼女をどうやって回収したものか……RATに海上を捜索してもらうしかないか……」

サクリが浮かんでくるのは世界で一番深い海溝を持つ、マリアナ諸島近海。
彼女がベッドの上でゆっくり休めるにはもう少し時間がかかりそうだった……






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