スレンダーガール美穂 Vol.2-5
シチュエーション


5 美穂と由加里の間に(陵辱)

緊縛の痩身に、苛烈な痛覚と峻烈な快感が巡る。
美穂の強靭な精神力をもってしても、身体にはもう力が入らない。

「美穂… どうして…」

由加里の言葉に、美穂が我に返る。

「…どうしてほしい?」

虚ろな表情の張り付いた由加里の酷薄な笑みに、期せずして幾多の仕方で犯される
スレンダーガールの姿を思い戦慄する。
操られているとはいえ、由加里に辱められ、痴態を晒してしまうことに違いはない。
魔の手に掛かって堕ちてゆく正義のヒロインの恥辱に、気が遠くなりそうな恐怖と、
言い知れぬ倒錯した官能を密かに覚えてしまう。

(ああ… どうすれば…)

操られているマリオネットが、束縛されているスレンダーガールの両肩を押さえつけて、
上肢に身を重ね、ロープに潰されている胸に胸を合わせる。
淫蕩に笑みを浮かべ、細く長い首筋を吸いながら、クラブを巧みに弄って
純白のレオタード越し緩急に抉り始める。

ぐにゅっ

軟性プラスティックがぬめった秘裂の内壁を押し広げながら、スレンダーガールの膣孔を穿つ。
屈辱的な仕打ちに、掌に爪を立て、布地を噛み締め、喉元も露に身を仰け反らせて懸命に堪える美穂。
辱められているという意識が沁み渡り、淫奔に荒んだ刺激を更に増す。

(はうっ… あううぅぅぅっっ… ぉぉぉ……)

口を塞がれてはいるが、捻り、擦り上げられる容赦の無い責めに耐え兼ねて、呻きが漏れる。

「止めてあげよう?」

クラブの動きが一瞬止まり、脱力した身体がだらりと弛緩し、くたりとしなだれる。

(ぁ………)

安堵する間もなく、言葉とは裏腹に、俟たクラブが抜き差しされ、ゆらゆら得体の知れない律動で
奥へと挿しつけられる。

(あああっ! しっ、しないで… っ… も…もたない…)

一度緩めたその身に遣る瀬なく、激痛と劇悦が駄目押しとばかり烈しく交錯する。
急加速する絶望に思わず瞳に涙が溢れ、一筋の煌めきが流れ落ちる。
躰の芯に楔を打ち込まれ、迸るような畝りが子宮までも押し寄せてくる。
裂けてしまう…
嫋やかに張った腰が浮き跳ね、丸やかな美尻がぎゅっと窄まる。
剥き出しの脚が痺れ、縛られた躰がひくひく引き攣る。
レオタードの圧迫のままに舐られた柔襞が蠢き、反り返った喉が慄える。
口許から透明な唾液が洩れ、首筋を伝って襟元へと吸い込まれていく。


5−2 美穂と由加里の間(覚醒)

痴態を惜しげもなく晒し、乱れている凄艶な痩身…
汗に濡れたレオタードに、胸、尻、そして股間の露な線…

「これは…」

何かが…
何年か前、初めて見た頃は、痩せっぽちな無名の新人に過ぎなかったのに。
元元、美少女という麗しい代名詞は、由加里にこそ相応しいものだったのに。
後輩の朱音ならば兎も角も、美穂にだけは、絶対負けたくはなかったのに…
何かが、何かが違う…

「体育館……?」

切なげに眉根を寄せ、端正な顔立ちを歪めて、苦悶する美穂。
吸い込まれそうな輝瞳を瞬かせ、由加里を見ている。
マリオネットの糸を断たなければ… も…もたない…

(由加里さん… お願い…)

「美穂… どうして…」
「ま、まさか… マリオネット… わたし、操られて…」

わたしのグラデーションロープで、全身を縛りあげられている美穂…
わたしの湿ったオーバータイツで、口を塞がれている美穂…
わたしのクラブで、レオタード越しに股間を貫かれている美穂…
これまで感じたことのない凄まじい罪悪感が由加里を襲う。

「いやあっ!」






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