恋するキャットシーフ 第11話
シチュエーション


高橋達に連れて行かれ、里緒は校長室内に入る。
すると、その中には数十人の生徒と、それと同数のマシンガンを持った男達がいて。

「……狭いな。よし、この女を除く全生徒は教室に戻れ。
……ただし、これだけは忘れるな。かと言って何か変な動きをしたらこの女の命は無い。
教室に残っている生徒にもそう伝えておくんだな」

そう言うと、生徒1人に男1人を付けて、校長室から追い出す。
と、その時、高橋が腰に差したトランシーバーから、ひっきりなしに数字が音となって飛び出した。
それを聞いて、高橋は何か考え込むそぶりを見せ、通信が止んだ数秒後、口を開いた。

「817人……つまり、1人1億で817億だな。……それだけあれば、高飛びした後、再起を期せる」

それを聞き、他の5人の男達は盛り上がる。
と、ある男が、里緒を指差して、言った。

「人質は、生きてりゃ問題無いんですよね?」
「ん、ま、そうだな」
「だったら……この女、いただいちまってもいいですか?」

そう言われ、高橋はふむ、と考え込むと、口を開いた。

「……まあ、いいだろう」
「よっしゃ!恩に着ますぜ、ボス!」
「や、やっ!来ないで!」

高橋の言葉を聞き、男はにやり、と笑って里緒に詰め寄る。
そんな男から逃げようと、里緒は後退りして、

「おっと、こっちは通行止めだぜ?」

そう言って、何時の間に回り込んだのか、もう1人の男が里緒の左肩を掴み、

「ひ、ぎ、あっ!」
「……は?」

……傷口の上を思い切り握り締められ、里緒は悲鳴を上げた。
そして、里緒の上げた悲鳴を聞いて、高橋は顔を上げ……、
男が掴んでいる場所を見た瞬間、高橋は顔色を変えた。

「……待て!その女の左肩、めくって見ろ!」

そう高橋に言われ、男は里緒の左肩を覆うタイツをめくる。
……そして、そこに包帯が巻いてあるのを見た瞬間、高橋は笑い声を上げた。

「は、はははははは!何という神の巡り合わせだ!
スポンサーを全て叩かれ、逮捕された人員から私に手が伸びかけ、再起のための賭けに踏み切って、
……まさか、このタイミングでお前と会えるとはな、『レインボーキャット』!」

そう言われ、里緒の表情が凍り付く。
そんな里緒を見た高橋は、笑いながら内懐に手を伸ばし、小瓶を取り出した。

「おい、こいつを塗ってやれ。
……20人分の媚薬で、快楽の海に沈むんだな、『レインボーキャット』」
「い、嫌っ!嫌あっ!」

じたばた里緒は暴れるが、いつものサポート器具を付けていないのでは、普通の女の子の力しか出せずに。
あっと言う間に両手両足を押さえられ、抵抗を封じられた。

「訳分かんねえデザインだが……、今ばっかりはデザイナーに感謝する必要があるな。
……こーんなに脱がせやすい服をデザインした、な!」

そう叫ぶと、男はタイツの破れ目から指を差し込み、左右に引き降ろす。
ぷるん、と解放されたように揺れる里緒の胸を見て、男は歓声を上げた。

「でっけえ……っ!一体何食ったらこんなにでかくなるんだよ!?」
「は、離してぇっ!」

その男の言葉に、里緒は顔を真っ赤にして暴れるが、手が外れる訳も無く。
と、目の前に媚薬が入った小瓶を突き出され、里緒の表情が凍った。

「さあ、気持ち良い時間だぜ?せいぜい壊れちまわないように気を付けるんだな!」
「ひ……っ!」

そう言って男は媚薬を半分ほど里緒の胸元にたらすと、胸全体に満遍なく広げる。
すると、いくらもたたないうちに、涙目になりながら首をぶんぶん振っていた里緒の反応が変わった。

「な……何これ!?何これぇっ!?」

びくびくと身体を跳ねさせ出す里緒。
みるみるうちにその胸の先端も固くしこり立って来て。

「ははっ!敏感だなあ、え!?」
「きゃひいいっ!?」

そう言って、男がきゅ、と胸の先端を摘むと、里緒の頤が跳ね上がった。
そのままがくがくと身体を震わせ続ける里緒を見て、その男は呆れたように言った。

「……何だよ、もうイっちまったのか?」
「ち、違っ」
「そんなんじゃ、すーぐに壊れちまう、ぜっ!」
「ふあああっ!」

そう言われ、里緒は顔を真っ赤にして反論しようとするが、その瞬間胸を揉みしだかれる。
そして、そこから生まれる強烈な快感に、里緒は身体を跳ね上げた。

「あっ!あんっ!ああんっ!」

そのまま快感に翻弄されるように喘ぎまくる里緒を見て。
その身体を押さえる男達はごくり、と生唾を飲み込んで、言った。

「おい、そろそろ俺らも混ぜろよ!」
「止めとけ、まだこの女、目が死んでない」

そう言われ、男達が里緒の顔を覗き込むと、確かにそれは感じまくっている女の目ではなくて。

「多分、その手離したらこの女殴りかかって来るぞ?フェラなんかさせたら、十中八九噛み付かれるだろうし。
……俺はそろそろ下責めるから、押さえたまま胸を虐めるだけで我慢しとけ」

そう言うと、男達は喜び勇んで里緒の胸に吸い付いた。

「あひゃああん!」

同時に両方の胸の先端を責められて、里緒は首をぶんぶん振って、何とか快感を逃がそうとする。
そんな里緒を見て、男はにやり、と笑うと、顔を下の方に持って行き、

「……さぁ、下の方もそろそろ切なくなって来たんじゃないのか?」

そう言って、里緒のタイツの股の部分を横にずらした。

「や、やああっ!」

首をいやいや、と横に振りながら里緒は叫ぶが、その程度で男達がどうにかなる訳もなく。
秘所の周りに残りの媚薬をかけると、全体に馴染ませるように、里緒の秘所を擦り始めた。

「ひああああっ!!あー!あー!!あー!!!」

胸に対する責めもさらに強度を強めて継続され、里緒は絶頂の嵐に飲み込まれる。
しかも、その状況で、秘所にかけられた媚薬が効力を発揮し始めて。

「いああああっ!!きゃはああん!!!らめ、わたっ、も、らめになる、ばかになっちゃうううっ!!!」

人が耐えられる限界を明らかに超えている快感に、里緒は達しまくる。
そこで男が手を止めると、里緒は完全に脱力して床の上に横たわった。

「……おい、もういいだろ?」

里緒の瞳から意思の光が消えている事を確認した里緒を押さえている男はそう聞く。
しかし、さっきまで里緒を責めていた男は、その男に掌を向けて。

「もう少し待て。……ボス!こいつ、初めてみたいですぜ!」

そう男が言うと、高橋はほう、と顔を上げた。

「確かボスって初物が好きでしたよね!どうぞ!」

そう言って男が身を引くと、入れ替わりに高橋が里緒に覆い被さる。
そのまま高橋は自分自身を里緒の秘所に宛がった。

「〜っ!」

その瞬間、里緒は我に返り、涙を流しながら微かに首を横に振るが、高橋は無視する。
そのまま高橋は腰を進めようとして……、

「「「「「「「!?」」」」」」」

……突然、壮絶な打撃音が響き渡った。






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