恋するキャットシーフ最終章第3話
シチュエーション


「は〜い♪ あら〜♪ ……え〜?」
「……その受け答えは何とかならないんですか、マリアンヌ先輩……」

横から聞く限りではとても警察にかかって来た電話の受け答えと感じられないマリアンヌの受け答えを聞いて、そうシャルルは呟く。
しかし、そんなシャルルを無視して、マリアンヌは涼人の方を振り向き、口を開いた。

「りょーと、りょーと名指しで電話だよ。奥さんから」
「里緒が? ……携帯にかけて来ればいいのに、何だろう……」

そう首を傾げながら、涼人はかかって来た電話を取る。
すると、突然耳を里緒の慌てふためいた声が貫いた。

『涼人! 渚緒が……渚緒が!』
「え、ちょっ、落ち着いて、里緒! 渚緒がどうしたの!?」

尋常じゃないまでに慌てふためく里緒の言葉を聞いて、涼人は慌てて里緒を宥める。
そして、渚緒がどうしたのかを聞くと、里緒は口を開いた。

『さっき託児所から連絡があって、渚緒が、さらわれたって……!』
「何だって!?」

その里緒の言葉に、涼人はあまりの驚きに思わず立ち上がって叫ぶ。
そんな涼人を驚いたように見やる部下達を見回し、涼人は叫んだ。

「市内の託児所が襲われたって通報があったかどうか確認取って! ……早く!」
「え、あ、はい!」

その涼人の叫びに、部下達は思わず怪訝そうな表情になる。しかし、続けて涼人が叫ぶと、慌てて確認作業に入った。
そんな部下達を一瞥して、涼人は里緒に聞いた。

「本当にさらわれたの!? 里緒」
『う、うん。それだけじゃなくて……、渚緒の友達の子が、伝言されてたらしくて……』
「伝言……? 分かった、確認が取れ次第、こっちから聞いてみるよ」

その涼人の言葉に、里緒は途切れ途切れになりながらそう答える。
その里緒の言葉に涼人が首を傾げると、突然里緒が泣きそうな声で言った。

『うん。……涼人ぉ、もしも、もしもだよ?』
「それ以上言わない! ……そんな事にならないように、僕達がいるんだし、絶対に助け出すから!」
『う、うん……』
「じゃあ、切るよ? ……大丈夫、絶対に大丈夫だから!」

そんな里緒の言葉を遮って、涼人は怒鳴りつける。
そして、里緒が頷くのを待って、涼人は最後に一言里緒を安心させるように声をかけて、電話を切った。

「……警視、確認、取れました。……その……」
「……分かってる、攫われた少女の名前、高原渚緒って言うんだろ? ……この事件、僕達が受け持つよ、異議、ある?」

それを待っていたかのように、部下の一人が何とも言い辛そうにしながら口を開く。
その部下の言葉を先回りして言って、涼人は続けてそう言う。
その涼人の言葉に異議を言う部下が、いる訳が無かった。

「……ん……」

一美が瞳を開けると、そんな一美を取り囲むようににやにやと下卑た笑みを浮かべる男達が映る。
そんな状況に一美は一瞬呆気に取られるが、すぐに正気に戻ると慌てて後ずさった。

「あ、あなた達! 一体何も……っ!?」
「お、効いて来た効いて来た」

しかし、その言葉を言い切る事も出来ずに、一美は突然身体を跳ねさせる。
そんな一美を見て、男達はにやにや笑うと、一美の後ろに視線をやった。

「に、してもラッキーでしたよね、ボス!」
「……だな。まさか情報を探るために接触させといた部下に惚れるとは……」
「……え……?」

その男達の言葉を聞いて、一美は恐る恐る振り向く。
するとそこには、見覚えのある男が2人立っていて。

「た……高畑さん!?」
「……」

その内若い方の男が高畑一樹である事に気付き、一美は悲鳴じみた叫びを上げる。
すると、気まずそうに目を逸らした高畑の隣にいた中年の男が口を開いた。

「……言っておくが、俺は情報を探れと命じておいただけで、引っかけろとは一言も言ってないぞ?
……ましてや、探ってる相手に惚れろと言った覚えもな」
「っ!?」
「ボス!」

そう中年の男が言うと、一美は息を飲み、高畑は声を上げる。
そして、目が合うと一美は真っ赤になって俯き、高畑は苦虫を噛み潰したような表情になってそっぽを向いた。

「……ほら、さっさとやる事やっちまえ。俺が心変わりする前にな」
「……分かりましたよ」

そう、そんな高畑をせっつくように男が言うと、高畑は渋々と一美に近付く。
途端にびくり、と身体をすくませる一美に、高畑は頬をぽりぽりと掻いた。

「……一つだけ言っとくけどな、俺はあんたの事嫌いじゃない」
「……え? んっ!?」

そう高畑に言われて、一美は思わず固まる。その隙を突いて、高畑は一美に口付けた。

「〜っ! んん〜っ!」

高畑の舌が一美の口内を掻き回すと、一美はびくんびくんと身体を跳ねさせる。
そして、高畑が唇を離すと、一美はぐったりと脱力した。

「ぁふ、ふあ……」
「おーい? ……ちょっとばっかり、効き過ぎじゃないっすか? これ」

脱力したままひくひくと震える一美を見て、高畑は呆れたように後ろを振り向く。
すると、男はにやにやと笑いながら口を開いた。

「俺の経験からするとな、女も感じてた方が気持ちいいんだよ」
「……さいですか」

その男の返答を効いて、高畑はそう呆れたように答える。
そして、ぐったりと脱力したままの一美の服に手を掛け、上半身裸にした。

「……あー、やっぱり胸は無えか」
「そのくれー外見からとっくに分かってんじゃねぇかよ」
「〜っ!」

すると、周りで見物していた男達からからかうような声がかかり、一美は真っ赤になって胸を隠す。
すると、高畑がその男達に向かって口を開いた。

「うるさい、萎えるから黙ってろ」
「……」

そう言われて、男達が思わず黙り込むと、高畑は一美の腕をどかし、胸に手をやる。
そして、もう既に立ち上がっている胸の先端を強く摘み上げた。

「っ! 〜っ!」
「……やっぱ、効き過ぎだな、こりゃ」

その途端、一美は脳裏を駆け巡る強烈な快感に、背筋を反らしてがくがくと震える。
震えながらも必死に声を出さないように口を押さえる一美を見て、高畑は思わずそう呟いた。
そして、高畑が胸の先端から手を離すと、一美はその場に崩れ落ちる。

「はっ……! はぁっ……!」
「でもな、声聞かせるのも癪だが、聞けないのはもっと癪なんだよ」
「ひっ!?」

そして、そう呟くと、そのまま荒い息を吐く一美の胸の先端に高畑はしゃぶり付いた。

「ひうぁっ、ふああああっ!」

脱力した瞬間に胸の先端を吸い上げられ、一美は甘い悲鳴を漏らす。
ふるふると顔を真っ赤にして首を横に振る一美を見て、高畑は呟いた。

「……やべ、めちゃくちゃ可愛いんだけど……」
「ひううぅっ! く、くわえたまま、喋らないでくださいましぃっ!」

そう高畑が胸の先端をくわえたまま呟くだけで感じるのか、一美はそれだけで喘ぎ声を上げる。
胸への刺激だけで一杯一杯になっている一美の下の方へと、高畑は手を伸ばした。

「ひにっ……!」
「……うわ、すげ」

スカートに手を突っ込んでショーツ越しに秘所を触っただけで、一美は身体を硬直させる。
ショーツが役目を果たしていない程ぐちゃぐちゃになっている状況に、高畑は思わず呟いた。

「……いくら薬使ってるっつっても、これは相当だろ。……エロいのな? あんた」
「そ、そのような事言わないでくださいましっ!」

そう高畑が言ってやると、一美は真っ赤になって怒鳴り返す。
そんな一美を見て、高畑はにやり、と笑うと、手を動かした。

「ひゃあんっ!」
「……ちょっと手動かしたぐらいで鳴く女が、エロくねえとでも?」

その瞬間甘い悲鳴を漏らす一美に、高畑がにやにや笑いながら言う。
その高畑の言葉に、一美は真っ赤になりながら答えた。

「こ、このような薬を使っているからですわ! そうに決まっていますわよ!」
「……ほー、そうか」

そう一美が叫ぶと、それを聞いた高畑はにやにやと笑う。
そして、急に激しく秘所に触れている手を動かし始めた。

「ひにゃっ、はぅぅぅぅんっ!」
「じゃあ、自分がエロいと認めるまでずっと鳴かせ続けてやる」
「しょ、しょんっ、あっあああっ! や、やめへくらひゃいましぇ、ひああああーっ!」

異常なまでに敏感になっている秘所をぐちゅぐちゅと刺激され、一美は背筋を反らせて喘ぎ声を上げる。
そんな一美を見て、高畑は自分のSの部分が根こそぎ刺激されているような感覚を感じた。

「ひにっ、はふうぅぅぅぅっ!」
「……やっべ、目覚めるかも……」

びくびくと身体を跳ねさせ続ける一美を見ながら、高畑はそう呟いた。

……30分後。

「も、もう、らめ、れすわぁ……」
「……だったら、認めるか? 自分がエロいって」

2桁に届く数の絶頂に晒され、一美はびくびくと痙攣を繰り返しながらぐったりと脱力する。
そんな一美を見ながら高畑がそう言うと、一美は震えながら頷いた。

「み、認め、ますわ……。私は、えっちな子ですのぉ……」
「……よーし。それじゃあ、続き、しなきゃな」

一美がそう頷いて答えると、それを見て高畑はにやり、と笑って秘所から手をどける。
それに一美は一瞬ほっとするが、すぐに高畑は自身を一美の秘所に宛がった。

「……え?」
「……まさか、本当に俺が止めるとでも思ってたのか?
俺が奪わなきゃ他の奴が奪うこの状況で、本当に俺が約束守るとでも思ってたの、かっ!?」

途端に青ざめる一美に高畑はそう言い、一気に自身を一美の中に突き込む。
すると一美は、痛みとそれを遙かに上回る圧倒的な快感に翻弄された。

「!!!!!」
「……おいおい。まさか入れただけでイっちまったのか? ……こりゃあ、本格的にエロいな」
「い、言わないで、くださいましぃっ……」

硬直し、声も出せない程の絶頂に達する一美に、高畑はにやり、と笑う。
そしてそのままぐりぐりと奥の方を刺激してやると、一美はびくんびくんと悶えた。

「お、奥は、奥はらめれすのぉっ!」
「入れたばっかなのにもうこうとは……やっぱ、エロいよ、あんた」

そう言って、快感に悶える一美に高畑はにやり、と笑いかける。
そして、激しく奥を抉るように突いてやると、一美は身体を跳ねさせた。

「にゅうぅぅぅぅっ! は、激しすぎますのぉっ!」
「あー、そんなに気持ちいいのか? ……じゃあ、もっとしてやるよ」

首をふるふる左右に振って、快感を逃がそうとする一美。
それでも何とか高畑をどかそうとするが、その身体に力は全く入っていなかった。

「ふああああーっ! も、もうらめれすわ、壊れてしまいますのぉっ!」
「……壊れちまった方が、マシだぜ? どうせ俺の次はみんな纏めてあんたに襲いかかるんだ。
だったら今の内から楽しんでおいた方が、マシ、だっ!」
「きゃひいいいっ!?」

ふるふると身体を震わせながら言う一美にそう高畑は吐き捨てて、最奥に自身を思い切り叩き付ける。
その途端、一美はびくり、と身体を反らして絶頂に達し、それを見た高畑はにやり、と笑った。

「……ははーん。あんた、ここが一番弱えんだな? なら!」
「きゃうっ!?」

そう言うと、高畑はいきなり一美を抱き上げて、正面から抱き締める。
それに一美は一瞬驚愕の表情を浮かべるが、すぐにそれは快感に塗り潰された。

「っぁ、ひぅあぁぁーっ!? こ、こりぇ、ふかすぎましゅのぉっ!」
「……やっぱ弱えんだな? 一突きごとにイってやがる……!」

下から突き上げられて、一美は意識が吹っ飛びそうな程の快感に為す術無く翻弄される。
高畑が指摘したように、一美は一突きごとに絶頂に達していた。

「ひゃぅっ、んひっ、ひにぃぃっ!」
「うわ、閉まるなこりゃ」

無茶苦茶な快感に、一美は必死に声を殺しながら高畑にしがみ付く。
きゅうきゅうと締め付けて来る一美の膣内に、高畑は表情を歪めて。

「……顔、見せろよ。イキまくってるだらしねー顔」
「え、ひゃ! ……や、やぁっ!」

すると、急に高畑はそう呟くように言い、しがみ付いていた一美を引き剥がす。
顔を見られないように一美は手で顔を覆うが、すぐに引き離されて押し倒された。

「や、やらぁっ! 見ないでくださいましぃっ!」
「……何でだよ、あんたのアクメ顔、凄え可愛いのに」

真っ赤になって顔を隠そうとする一美を押さえ付けて、高畑は一気に腰の動きを激しくする。
急に強まった快感に、一美はとろけ切ったような表情を隠せなくなり……、

「……ちっ!」
「ひみいぃぃいぃいぃぃっ!!!」

叩き込むように放出された欲望に、一美は意識を半ば吹き飛ばされた。






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