シーフクラフト〜怪盗トランプの栄光 終章『末路』
シチュエーション


首輪で繋がれた少女が、リードを掴む男の一物を口に含んでいた。

「そうそう、巧いじゃないか」

リードを握る男は警察の制服を身にまとい、少女に拳銃の照準を当てていた。

「おら、もっと音を立ててしゃぶるんだよ、撃たれたいのか、ああ?」
「じゅぷ……すいません、あぶっうっれろ、舐め、ますから……」

男が持つ拳銃には弾丸など入っていなかった。
しかしそんなことを少女が知るはずもなく、脅しつけて奴隷にさせているという支配感が男を満足させていた。
少女はゴスロリ風の衣裳を身に包んだ、まだ高校生くらいの可愛らしい子だ。
ミニハットが頭の動きに合わせてずれるのを、男は神経質な顔つきで直した。

「ん、じゅぷ……っはあはあ」

男の黒々とした一物を口から離すと、少女は上目遣いにこちらを見上げながら、手でペニスをしごきながらチロチロと先っぽを舐める。
少女は蝶を象った仮面をつけていた。
男が捕まえ損なっていた怪盗で、こいつのために何度上司から説教を喰らったことか。
可憐に夜空を飛ぶ蝶の怪盗も、しかし今では男の股間に顔をうずめて奉仕活動の真っ最中だ。
男がコトブキグループの会長から招待された屋敷で、まさか追っていた怪盗が首輪で繋がれて飼われているとは思いもしなかった。
会長は、

「今、こいつに謝罪を兼ねて奉仕活動をさせているんでね、彼女が迷惑かけた人間に声をかけているのだよ」

そう言うと、男の要望を聞き入れた。
コスチュームプレイの様だが、男は少女のこの姿が憎らしくてたまらなかった。
だが、命令に従い一物を慰める少女の姿はなかなかにそそり、征服感がたまらなかった。

「っおら、奥まで咥えるんだよ」
「っぶっんぶうううっげ、ほ、んぼっ」

苦しそうにしながら、男の太ももにタップしてくるが無視する。
死なない限りは、ぎりぎりまでいたぶっていたぶって、欲を満たすつもりだった。
乱暴に少女の頭を動かしながら、自らもまた腰を動かす。
唾液がだらだらと少女の服を濡らすが関係なかった。
男はそのまま奥までペニスを突っ込むと、少女の喉奥で大量の精液を放出した。
少女は男の太ももに爪をたてながらそれに耐えた。
引きぬくと、どろりと口の端から真っ白な液体が唾液と一緒に垂れた。
ほとんど直接流し込んでやったからか、吐き出すほどの量も無かった。
少女はそれからあらゆる行為の掃き溜めにされた。
リードを引かれながら散歩のまねごともさせられたし、「お前は犬なんだよ」と排せつ姿も見られた。
男の身体で舐めてないところはほとんどなかったし、男に見せてない身体の部位なんて少女にはなかった。
それから中出し以外の思いつく限りの凌辱の果てに、男は満足げに少女の前から姿を消した。


寿荘蔵がやってきたのが、それから間もなくのことだった。
少女は相変わらず鎖で繋がれていて、今は自慰している姿を晒している。
そのもどかしさに少女は身体を震わせるばかりだ。
素っ裸にされて、身体中を痛めつけられた。
鞭で叩かれたし、ビンタもされた。
相当、少女に憤懣を持っていたのだろう。
荘蔵は少女に目隠しを施すと、拘束してある拷問にかけた。
それは不規則な感覚を開けて、水滴が少女の身体に落ちるという、ただそれだけのものだった。
ぽた、ぽた、と雨漏りの様に落ちる水滴に、しかし少女は異様なまでに身体を反応させた。
さる国の拷問だったが、身体中が性感帯のごとき少女にはひとしおだった。
乳首や腹部、胸、陰茎、身体の表面の様々なところに、ぽとりと落ちる水滴はもどかしさで言えばこれ以上と無かった。
これを数時間続けると、少女は泣きながら呻いた。
イきたくてもイけず、たまった快感を吐き出すように声を上げて言う。

「イかせて! 我慢、出来ない! お、お願いィィ!!!」

少女のそこは異常なほどに愛液を滴らせていて、荘蔵は自ら触れることなく、最初から少女に一物を挿入した。
目隠ししたままの少女は、死んでしまうんじゃないかという嬌声を上げて果て、気絶した。
荘蔵はお構いなしにぐったりとした少女を犯し続け、少女が意識を取り戻してあえいだ後、顔にぶっかけて去って行った。

イかせてもらえずに寸止めを一週間続けられた。
一日中身体中を舐めたり、件の水滴の拷問をされたりするだけで、終わればがっちしと拘束されて日を終える。
少女は恥ずかしげもなく、イかせてと懇願する。
自分で触って果てたかった。
それが一週間続けば、それまで決死の思いでバランスを取っていた少女の精神も、崩壊の一途をたどるしかなかった。
その日、少女――揚羽が目を覚ますと、久方ぶりに顔を見た寿新蔵が全裸で立っていた。

「気分はどうかね――っと、言うまでもなかったかな」

今日の少女は後ろ手に手錠をかけられたまま転がされていて、床に這いつくばる芋虫の様な姿をしていた。
一糸まとわぬ身体は、これまでの疲労がありありと窺え、新蔵が指先でつついただけでも激しくのけぞった。

「さて、ワシは寝ておるから、したいことがあれば好きにしたまえ」

新蔵は言い、そこで仰向けに寝た。
揚羽はもはや新蔵に対する恨みや憎しみの感情を思い出せなかった。
今、揚羽の頭の中にあるのはイきたいという願いそれだけだった。
揚羽は膝立ちで新蔵の元へにじり寄った。
そそり立っていないペニスに、迷いもなく顔を近づけた。
口の中で転がすようにして舌で刺激すると、徐々に口に収まりきらない大きさに膨らんで行く。
無我夢中で舌を這わせて、咥えこんで口淫する。
むさぼるようにして新蔵のペニスを立たせると、すぐさま新蔵の上に跨って自ら肉棒を呑みこんだ。

「――――――――――――――――ッッッ」

言葉をなしていない呻き声を上げ、揚羽は入れただけで三回ほどイった。
あまりにも遠い昔に感じた、この感覚。
この一週間、ただ記憶の中の快感だけを思い浮かべて過ごした。
記憶よりも凄まじく、一週間にたまったモノがどんどん吐き出されていくのを感じる。
揚羽は何度も何度も腰を浮かせては落とし、イき狂った。
新蔵はヨガってイく揚羽の姿に笑みをこぼした。
そこにかつての気丈な怪盗の面影は重なることはなく、いるのはただの淫乱な動物に過ぎなかった。
新蔵は腰を浮かせて突きあげた。
甘い声を上げて、揚羽はさらにイった。
さきのフェラチオと今の刺激で昂った新蔵は、ただ貪欲に刺激を求める揚羽の中に精液を吐きだした。
揚羽は出されたことに気付いたのか気付かないのか、ただ快感に身を捩っては快楽を叫んで、そのままイってしまったのか失神した。






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