シチュエーション
広い庭園。 長い廊下 ここは、叔父の持ち物だった筈なのに なぜ僕は、ここの主になったんだろう。 一般人の暮らしをしていた僕には この広い部屋とベッドは落ち着かなくて 長い廊下を歩いていた 「…っぁあ…」 通りかかったその部屋の中からは すこし切な気な女の声 その声が、それの最中の声だと理解するのに時間はかからなかった 今となっては 何故あの時その部屋の二人を覗き見てしまったのだろうか そして何故、僕はそんな淫らな彼女に惹かれてしまったんだろう。 今となっては、 ただただ、後悔するだけだ 彼女を見なければ 彼女の罠 甘く、愛しい罠に嵌まることも 全てを失くすこともなかったのに…… SS一覧に戻る メインページに戻る |