取り締まり
シチュエーション


「なかなかこねーな…」

最近この右折禁止の標識を無視して、
狭い路地に侵入しようとし、対向車に衝突するという交通事故が増えている。
おれはそれを取り締まりに来た警察官って訳だ

一般人は取り締まりを嫌がるだろうが、
これも不幸な事故を減らすための大切な仕事、しっかりやらねーとな
おっと、赤の軽四が曲がってきやがった

「ハーイとまってくださーい」

車は大人しく止まる。運転手は若い女だ
やけに派手な格好をしてやがる。

「ここ右折禁止なんですよ。標識見ませんでしたか?」
女「えー嘘ー。そんなの気付かなかったよー。見逃してよおまわりさんー」

いつものことだ。おれは淡々といつもの台詞を言った

「免許証出してください。」

すると女は困惑した表情を浮かべる

「まさか無免ですか?」
女「…ごめんなさい。だから見逃してくれませんかー」
「見逃せませんよ。これは罪ですからね」
女「そんな〜。あ、そうだ。おっぱい触らせてあげる。だからおねがいー」

俺は呆れた顔をして無線のスイッチを押した

「えー応援願います。場所は・・・」

こうして俺は無免許運転を一人逮捕し
その後表彰されることとなった
正義を行うのも大変だぜ






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