傾国の美女一覧
シチュエーション


傾国の美女一覧(西洋編)

○ユディト(イスラエル)
元祖ハニトラ娘。旧約聖書「ユディト記」の主人公。
ネブカドネザルの軍勢がユダヤに攻めてきた際に、ユダヤの美女ユディトは自らの身をあえて指揮官ホロフェルネスに差出し、
ベッドの中でホロフェルネスの首をナイフで切り取り、町へと持ち帰った。
その後、指揮官を失ったアッシリア軍は撤退する。
聖書の記述では、神の加護が彼女の貞操を守ったことになっているが、ヤッて寝付いた隙に殺したと見るのが妥当だろう。

○サロメ(イスラエル)
悪魔の美貌の持ち主として、ヨーロッパの芸術作品に頻繁に登場する女性。
美しい舞を舞い、観客を魅了した褒美として、父王に洗礼者ヨハネの首を求めた。
聖書によれば、その天罰によって、国の軍隊は敵に敗れて壊滅してしまう。

○クレオパトラ(エジプト)
舌技一つでローマの侵攻を食い止めた、世界三大美女の一人。
カエサルとローマの将軍たちを骨抜きに。
そのフェラテクのすさまじさは、一日に百人の将軍を搾り取ったと伝えられている。
美人ではなかったという説もあるが、そのエロテクは史料によって裏付けられている。

○ポンパドゥール夫人(フランス)
「鹿の園」というハーレムを作り、ルイ15世を入り浸りにして、
フランスの国政を専断した寵姫。「我が時代が来た」という言葉はあまりにも有名。
巨乳の持ち主としても知られており、もともと貧乳フェチだったルイ15世を調教し、
巨乳好きに変えてしまう。パイズリの発明者としても知られる。

○マリー・アントワネット(フランス)
おっぱいフェチのルイ15世のお眼鏡にかなった、メートル級バストの持ち主。
しかもウェストは驚くほど細かった。
「パンがなければブリオッシュを食べればいいじゃない」という言葉は有名だが、史実ではないとの説もある。
いずれにせよ、彼女の贅沢と美貌は民衆の反感を買い、アンシャン・レジームの崩壊を招いた。

○ルイーズ・ケルアイユ(イギリス)
フランス王からイギリス王を骨抜きにするために送られた刺客。
気のあるそぶりを見せながら、ベッドに誘われると丁重に断るという焦らし攻撃で、
チャールズ2世の寵愛を得、金と地位をほしいままにした。
民衆の反感を買い、最後には地位を追われるが、
英仏の蜜月時代を作り、チャールズ2世を死の間際にカトリックに改宗させることにも成功した。
ちなみに、彼女のフランス宮廷時代のライヴァルが、ルイーズ・フランソワーズ・ド・ラヴァリエールである。

○ルー・アンドレアス・ザロメ(ドイツ)
国を傾けたわけではないが、パウル・レー、ニーチェやリルケなど、近代ドイツを代表する知識人を惑わし、
三角関係、四角関係を結んで、彼らの精神を翻弄した。
彼女との失恋が、ニーチェに『ツァラトゥストラはかく語りき』を書かせ、失意の中の自殺に追いやったとも言われる。
後、『ルー・ザロメ』として戯曲にもなる。


傾国の美女一覧(東洋編)

妲己(中国)
傾国の代名詞ともいえる人物。九尾の狐の化身とも伝えられる。
紂王をその凄絶な色香でたぶらかし、忠臣を謀殺、殷の滅亡の要因を作った。
古典『封神演義』によれば、彼女の吐息からは桃の香りが、体からは春の花の香りが発せられたのだという。
「酒池肉林」と呼ばれる豪勢な酒宴を開き、紂王を国政から遠ざけた。
捕えられてからも、あまりの美しさに兵士達は殺すことができず、姜尚が自ら宝貝で殺したことになっている。

褒?(中国)
殷に代わって中原の覇者となった周も、美女によって国を滅ぼされることになる。
彼女の名前は褒?(ほうじ)。
伝説によれば、ほとんど笑わない女であり、彼女が笑うのは、火事の知らせを聞いて諸侯が参じたときだけだったという。
王は彼女を笑わせるために、たびたび嘘の命令で諸侯を集めたため、諸侯の信を失い、
ついに本当の反乱が起きたとき、誰一人として王の下に集うものはいなかったという。
焼け落ちる都を見て、初めて彼女は呵呵大笑したと伝えられる。

驪姫(中国)
春秋戦国時代、晋の献公の寵姫。
色香で公を操り、「驪姫の乱」と呼ばれる国難を招いた。

西施(中国)
春秋戦国時代、ライバルの呉国を衰退させるため、越の国が献じた美女。
(呉越同舟の四字熟語で知られるように、二国は大変仲が悪かった)
病弱であり、その弱弱しい感じが呉王の壷にクリーンヒット。
彼女の色香に酔った王は失政を繰り返し、ついに呉国を滅ぼしてしまう。
中国四大美人の一人に数えられる。

趙飛燕(中国)
漢は成帝時代の皇太后。その美貌と閨房の術をもって国政を専断する。
「帝王を股間に弄し、女の本懐、これにすぎるものはない」との名言(?)を残した。

貂蝉(中国)
言わずと知れたハニトラ作戦「連環の計」で、王允が董卓に送った美女。
美女というか、この当時は十六歳なのでまだロリっぽい感じだが、
結果としてこの策は当たり、董卓と国士無双の勇士・呂布は仲たがいし、やがて暗殺されてしまう。
ちなみに、もう一つの「連環の計」が行われた「赤壁の戦い」のきっかけも、
やっぱり女がらみであることを考えると、色好みの英雄も考え物である。

楊貴妃(中国)
唐代の案禄山の乱の原因を作った、世界三大美女の一人。
かなりの巨乳の持ち主だったと伝えられる。
しかし、意外と色仕掛け系の伝説が残っていない。






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