シチュエーション
神崎は狼狽した。 森永麻衣はその可憐な顔を、歪めて笑っていた。 「先生。目が覚めましたァ?」 神崎は先程、森永麻衣から進路相談を受けていた。 彼女の差し出した缶コーヒーをいただきながら。 「すまません、眠くなる薬入れちゃいました」 すみませんと言いながら、この体制は何だろう。 神崎は驚愕を隠しきれない様子で自らと、森永麻衣の状況を見た。 まず、自分はスーツを着ていた筈だ。 なのに、Yシャツとトランクス以外は身につけていない。 そのトランクスを履いた腰の上に、制服姿の麻衣がどっかりと跨いで腰を下ろして、つまり押し倒されていた。 「な、なんでこんなことを」 「だって先生中年オヤジなんだもん。嬉しいでしょ?女子高生にこんなことされたら」 おろした腰を、いや股間をなすりつけるように揺らす麻衣。 トランクスごしでもわかる。この教え子は下着を着けていない。 なぜなら麻衣のすでに濡れている股間に、自分のトランクスが張り付いていて、染み出して自分のに水気が伝わる。 生ぬるい、水気が。 「ほらほらぁ…固くなるんじゃない?こんなことしたらぁ」 いつもの大人しい、でも年相応に可愛らしい少女の姿ではなかった。 神崎は快楽(麻衣は更に腰の振りを早くし、神崎の乳首をYシャツごしになめたりしている)にもっていかれそうになりながらも、彼女の学校以外での環境に思いを馳せた。馳せないともう半起ちだ。フルになってはいけない。 成人男性の腕力を持ってして、全力で抵抗しようとした。が、体は動かない。 「ンあぁ…拘束させてもらいましたからァ」 溜め息だか喘ぎ混じりに麻衣は動きを止めずに言う。自分は生物室の備え付けの流し付きの机に、縄か何かで縛り付けられていた。足すらも動かない。 「やァっと固くなってきたねぇ。パンツ取るねー」 麻衣はトランクスを足側にずらして腿まで下げた。 股間が室内の空気に晒された。あと、麻衣の視線に。 羞恥に神崎は顔を赤くした。 「…やめろ…もうやめなさい…」 「こんな立てといてよく言いますねぇ先生。ほら〜感じちゃう?」 麻衣は神崎のものを上に軽く折って、露わになった裏に自分の濡れた柔らかな性器をぴったり密着させ、腰を前後に動かした。 「ああっ…」 「あん、コレわたしもイイ…」 神崎は揺らめく麻衣の腰の、スカートがひるがえり中を見てしまう。 裸の尻やらアレやらあまり無い柔らかそうな毛やらを見てしまう。 そんな秘部に自分の浅黒いアレがねちょねちょと、なすりつけられる様子も。 少女の、小さな面積のそれがしこしこと自分のもはや膨張肥大したのを前後左右に行ったり来たりしてる感覚に、神崎は麻痺した。 いきたい。それしか考えられない。 理性や道徳観念とかが、遥か彼方だ。 いれたい。そんなぬれてるんだからいいだろう?どうせ初めてじゃなさそうだ。どこか変なとこでバイトしてんじゃないのか? しかし自分からは微動だに出来ないこの状況。 麻衣の顔を見る。僅かな汗に肌を湿らせて、行為に没頭してるそのさまは、表情のみだと体育かなんかの時とあまり変わらないようにも見えた。 だが、その顔が切なげに歪み、瞳は熱っぽい涙に濡れ輝き、唇は唾液で湿り、赤くなっている。 「先生。」 囁かれる。 神崎はいきたい衝動と、突然の胸の痛みがないまぜになる。 麻衣は大きく息を呑んだ。腰の動きが小刻みな、一層はげしくなる。 「あ〜〜、あ〜〜、あぁ〜〜〜、あぁん、ああぁあ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」 唸って喘いで、麻衣はのぼりつめてしまった。 中に入れなくても秘部がけいれんするのがわかる。 だけど、その小さな振動は神崎のものを深く刺激して、神崎も達した。 ふたりはしばらく折り重なって、恍惚としていた。 「…やめなさい」 「えぇ、嬉しいくせに」 「それより拘束をときなさい…」 麻衣はもうクッタリして元気のない神崎のにまたちょっかいを出していた。 「人が来たらどうするんだ…」 神崎の切なげなぼやきが喘ぎ声になるのは、それはまた別のお話… SS一覧に戻る メインページに戻る |