秘書 菅原歩美
シチュエーション


ピンポーーン♪

そうインターホンの音がして、平山は渋々寝床から起き上がった。
久し振りに仕事が休みの日曜の昼過ぎ、こんな時間に一体誰が何の用だと若干イライラしながら平山は乱雑に玄関のドアを開けた。

「!?」

玄関のドアを開けた途端、平山は目の前の予想だにしなかった光景にギョッとして立ち止まった。
平山の目の前に立っていたのは白いスーツに身を包んだ見るからに匂い立つような妖艶な色香を漂わせた25歳くらいのスタイルの良い美女だった。

「あ、お休み中でしたか?」

目の前の美女がそうバツが悪そうに平山に言うと、平山は慌てて頭を振って美女に対して作り笑いを浮かべながら言った。

「いやあ、とんでもない、今丁度起きたばっかりのとこだったんですよ」

そう言って平山は盗み見るようにしてその美女の全身を見回す。

・・・想像していた以上のナイスバディーだ。

悩ましげに胸の部分に盛り上がった魅惑の双丘はふと気を許すと思わず揉みしだいてしまいそうになる程魅力的なものだった。
それに・・・高そうな白いスーツの下に見えるのはビックリする程丈の短いミニスカートだった。
そしてその白いミニスカートに覆われていたのは男の目を釘付けにして止まない白くムッチリとした魅惑の太ももだった。
これでは座った時にその奥にある禁断のパンティーまでもが見えてしまう・・・。
平山はその光景を想像しただけで股間が熱く盛り上がってきそうになるのを感じた。
とにかくこんなセクシーな美女をこのまま黙って返すわけにはいかない・・・。
そう思って平山は精一杯の媚態を込めてその美女に対して応対した。

「お忙しいところすいません、あの、私、こういう者なのですが・・・」

そう言ってその美女が差し出した名刺には、

『民政党代議士 岩井邦男 第一秘書 菅原歩美』

と簡潔な字体で印刷されていた。

「・・・あの、もしよろしければ少し中でお話をさせていただきたいのですが・・・」

そう言って菅原は意味ありげな微笑を浮かべながら平山のことをじっと見詰めた。
その表情には有無を云わさぬ男の心を惹き付ける魔性の魅力があった。

「・・・ええ、まあいいですよ・・・。」

平山は何者かに魅入られるようにしてそう言うと玄関のドアを開け、菅原を家の中へと招き入れたのだった。

「・・・それで今回の選挙の民政党のマニフェストと私が秘書を務めている代議士・岩井邦男の選挙公約の話なのですが・・・」

そう言って菅原は持参したパンフレットを取り出しながら、平山に対して今回の選挙の民政党の主張点を説明し始めた。
その瞬間、平山は内心、菅原を家の中に招き入れたことを後悔する程、相当にウンザリしていた。
平山は以前から全く民政党のことを支持していなかったし、前回の選挙で民政党が大勝して与党になった時も、平山は内心随分苦々しく思っていた。
しかもネットなどで、民政党の行なってきた数々の悪行を知るにつけ、平山はより一層民政党に対する不信感を強くしていったのだった。

「・・・なので今回、我が民政党は・・・」

そこまで菅原が言いかけた時、平山は今まで溜め込んでいた民政党に対する不信感が一気に溢れ出し、少し語気を荒らげた物言いで菅原に対して口を開いた。

「・・・あの、ちょっといいですか?
・・・民政党さん、前回の選挙の時も、今回のマニフェストと同じような調子良いことばかり言っておられましたよね?
・・・でもその結果はどうですか?
あれだけ目玉政策にしていた主要マニフェストもただの一つも実行出来ず、事業仕分けの結果も散々たる内容、党内では政治と金にまつわる問題が山積していて、どうにも身動きが取れない状態になっている。
それが今の民政党の体たらくなんじゃないですか?」

そこまで平山は言い終わると、幾分気分が落ち着いてきて、一息ついた後、少し勝ち誇ったような表情で自分の向かいに座っている菅原の様子を窺ってみた。
菅原は平山の突然の暴言に、最初こそ一瞬呆気にとられているようだったが、その次の瞬間にはもういつもの平静さを取り戻し、大人が子供に見せるようなやれやれという表情を浮かべると、非常にゆっくりとした動作で座っていたソファーから立ち上がった。
そうして菅原は平山の座っているソファーの所まで歩み寄ると、非常にゆっくりとした動作で平山の腰掛けているソファーの隣にその腰を落ち着かせ、平山の顔を無言でじっとまじまじと見詰めながら、その魅惑的な肉体を平山の身体へと密着させた。
菅原の綺麗な髪から零れ出るシャンプーの残り香が、平山の鼻腔一杯に広がり、平山の思考をピンク色にぼやけさせてゆく。
菅原は自分の白くムチムチとした太ももをほとんど平山の太ももとピッタリと密着させるようにしながら甘く蕩けるような吐息混じりの声色で平山の耳許で囁くようにして言った。

「・・・ねえ、平山さんは民政党のこと嫌い・・・?」
「・・・えっ?・・・あ・・・いや・・・」

そう言って平山は傍目から見ても可笑しい程に著しく動揺していた。
平山の身体に密着する菅原の蕩けそうな程柔らかい肉体もそうだが、平山の注意をそれ以上に引き付けたのは、密着することによって上までずり上がった白いミニスカートから零れ出る男を魅了してやまない菅原の魔性の太ももだった。

(・・・あ・・・ああ・・・スカートが・・・上までずり上がってきて・・・も・・・もう少しで・・・パ・・・パンツが・・・見えちゃう・・・)

もちろん平山にも人並みの自制心はある。
しかし、今平山の目の前で平山を誘うように悩ましげに存在している太ももの前ではそんな自制心など跡形も無くどこかへと吹っ飛び、平山は菅原の視線がこちらへと向いているにも関わらず、唯々食い入るようにして菅原の太ももの辺りを凝視していた。

「・・・ンフフ・・・どこ見てるんですかぁ・・・?」

菅原は平山の視線が自分の太ももへと釘付けになっているのを確認すると、そう熱っぽく平山の耳許で囁き、自らの手を平山の太ももの方へと持って行くと静かにその手で平山の太ももをゆっくりと撫で回し始めた。

「・・・あ・・・」

平山は無意識に思わずそう声を上げていた。
菅原の白魚のような白い手が平山の太ももの上をゆっくりと這い回る度、平山の脳に危険すら感じる程の妖しい快楽が生まれ平山の脳を徐々に侵食していった。
当然その頃には平山の股間の辺りは傍目から見てもはっきりと分かる程に大きく盛り上がっていた。
平山はその口を半開きにしながら菅原の悩ましい手の動きに唯その身を任せていた。
そうしてついに菅原の手が平山の股間の怒張の部分をツーッと指でなぞった。
それだけで平山の表情はこれ以上無いほど弛緩し、その全身は期待にうち震えた。

「・・・フフ・・・イケない子にはワタシが、たぁっぷりと政治のイロハ、教えて・ア・ゲ・ル・・・」

そう言って菅原はゆっくりと平山の股間のジッパーをその指で押し開いていった・・・。






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