シチュエーション
【…だから、やっぱり、僕は汚くてもいいと思う。】 どんなに汚い汗でも、あやせちゃんのだったら飲んでもいいかなって。 「…もう抵抗しないんですね。自分の行った罪を認めましたか? それでいいんです。 あなたは私の罰を受けなければいけません。私の臭くて汚い汗を全部飲むという行為です」 わかったよ、それを君が望むなら、僕は覚悟を決めたいと思う。 僕が好きなのは、清潔で、モデル雑誌に出てくるような可憐なあやせちゃんでもあり、 今いる汗の匂いがするあやせちゃんでもあると思う。 本当に女の子を好きになるってことは、容姿や身体の綺麗なところだけじゃなくて、 隠れているかもしれない、汚い部分も受け入れるべきだと思った。 だから、あやせちゃんの汚い汗を飲むんだ。 僕の好きなあやせちゃんを、僕は受け入れたい、もう否定はしたくないんだ。 「…先輩、本当に覚悟できたみたいですね。少しだけですけど見直しました。 でも私、やりますからね…これは罰ですから、先輩は受けて下さいよ。 これ飲んでくれたら、先輩の事、ちょっとは許せると思いますから…」 ありがとう、こんな僕を少しでも許してくれるなんて、 僕は自分の欲望に負けたために、君には本当に酷いことをしたのに… 「…ではいきます。顔が圧迫されたら、すぐ流れ込んできますからね。 おっぱい顔面超圧迫っ! むぎゅうううううううううううううううううううううっ♪」 ぼよんっ♪ ぼよんっ♪ むにゅううううううううううううううううううっ♪ あやせちゃんの汗でぬれた、大きくて弾力あるバストが僕の顔いっぱいに広がる。 あやせちゃんのレオタードに限界まで溜まった汗が、今、放出される…! ぶちゃあっ♪ ぐちゃっ♪ たぷたぷ♪ びちゃ♪ べちゃ♪ びちゃ♪ だらだら♪ どろどろ♪…ごぼっ♪ ごぼっ♪…ごぼっ♪… 「私のおっぱいの汗、先輩の口にたくさん入っていきましたよね… こんなに酷い匂いの汗、口の中にいっぱい入る何て、…大丈夫ですよね? もしダメそうなら無理はしないでください…私、すぐに退きますから!」 あやせちゃんの大量の汗が、僕の開口具から口の中にどんどん流れてくる。 だが僕の顔の上には、あやせちゃんの大きなバストが乗っているため、逃げられない。 その汗は熱くて、ドロドロ、塩辛くて、匂いも…ううん、それでも飲むんだ…! 僕は口の中に流れるあやせちゃんの大量の汗を、飲んだ、飲んだんだ…! …ンン゛っ、ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ… 僕の口の中が空になっていた時、あやせちゃんは僕の上から退いていた。 いや、あやせちゃんは汗が流れた瞬間、すぐに退いてくれていたのだ。 僕が態勢を変えて、すぐに吐き出せるように。 「嘘…飲んだんですか? あんなに汚かった、私の汗を、全部飲んだなんて… バカですよ…、先輩は本当にバカです! それも、どうしようもないぐらいのバカです!」 あやせちゃんに思い切り罵倒される。 あやせちゃんの言うとおり、確かに僕はバカだろうな、でもバカでいいさ。 だって、あやせちゃんを否定して、傷つけずに済んだのだから… ――――この後の事を簡単に話そう、 途方もなく汗臭かった二人は、とりあえず女子プロ部のシャワーを浴びた。 当然ながら、二人一緒とはいかず、個室のシャワー室をそれぞれ使った。 シャワーを終えた僕に、あやせちゃんはスポーツドリンクをくれた。 今まで、水分を補給できてなかった僕には、最高にありがたかった。 それで、あやせちゃんの汗の話をすると、思いっきり殴られた。 深夜の帰り道は、タクシーを拾うため、駅まで二人で歩いた。 あやせちゃんは、女子プロの計画のことや部員について、全て話してくれた。 正直、今思い出すだけでも、背筋が凍るような内容であった。 それから二人で、学校、テレビ、友人など取り留めの無い話をした。 少し冗談で、あやせちゃんがおばあちゃんになっても、 僕が色々な世話をすると言ったら、やっぱり、あやせちゃんに思いっきり殴られた。 その後日、女子プロ部との部室の共同は、完全に白紙になった。 真相はわからないが、きっと、あやせちゃんが部長に掛け合ってくれたのだろう。 男子プロ3人も無事戻ってきており、我が部はいつもの空気が流れている。 さて、あの忘れえぬ女子プロとの試合から、さらに三カ月が経ち季節は秋、 あれだけ関係が劣悪になった、あやせちゃんとの関係は、微妙に続いている。 とは言え、たまに、廊下で会って立ち話をしたり、帰りが一緒になれば下校する程度だ。 それに今でも、あの試合の話になると、あやせちゃんから変態扱いされる。 僕があやせちゃんに余計な事を言って、怒らせるのが主な原因なのだが… 実のところ、僕とあやせちゃんの関係は、恋人などとは程遠い、 友人であると自惚れたいが、多分それも違うだろう。 せいぜい文字通りの「知り合い」であることが関の山だ。 でも、やっぱり下校時に彼女を見かけると、やっぱり嬉しくなる。 こういう時にはいつも臆病な僕だが、勇気を出して彼女に声をかける。 「あやせちゃん、良かったら一緒に帰らない?」 「ん…いいですよ、先輩。じゃあ、一緒に帰りましょうか。」 天使のような笑顔を僕にくれる。 それだけで、僕にとって、 この生活が、素晴らしき日々になるのである…。 SS一覧に戻る メインページに戻る |