マッサージ
シチュエーション


酔っ払って、同僚たちと別れた。ふらふらと歩いていると、片言の日本語で言われた。

『おにーさん、まっさーじしていかない。とっても気持ちいいよ』

どちらかというと、ふらついていたので、マッサージよりも、うつぶせになりたいがために、その言葉に乗った・
暗い路地を抜けた、安そうな木造アパートの2階で、彼女が普段使っていると思われる、ふとんの上にうつぶせになった。
中国なまりの日本語で、うつぶせに倒れた俺に『全部脱いでください。先に3000円払ってください』
と、言われるがままに、全裸になって、3000円を枕元に置いたまま、うつぶせになる。彼女は、動きやすいラフな格好に着替えてきてる。
やわらかそうな、ミニスカートからはみ出ているフトモモは、とても美味しそうだ。寒くもないので、Tシャツに包まれた上半身からは、なんだかいい香りがしてくる。
しかし、今は横になっている方が幸せだった。
しばらく、彼女は、背中やら、ふくらはぎやらを、丁寧にもみほぐしてくれる。俺は気持ちよさに、うとうとしていたら
『今度はあおむけ』といわれて、あおむけになる。この辺から、なんだか違和感を感じなければいけないものだったが
俺の酒気を帯びた頭と瞳では、何も感じ取れなかった。彼女の、マッサージは、次第にもむからなでるに変わっていた。
うち腿から、股関節外回りして、逆のうち腿に。触れそうで触れない、彼女の微妙なマッサージに、いつしか、俺は腰をうねうねと動かしていた。
わざとなのか、時折なでるようなマッサージで、彼女の肘が、俺のビンビンにそり立つあれに触れたりする。
ちょっと、触れられるだけで、ついつい、ビクビク反応している俺がいた。
そして、いつしか、腰をうねるように動かし、彼女の手淫を態度で要求していた。
しかし、彼女は、とびきりの笑みで

『そろそろ時間だけど、延長する?』
『いくら?』

と俺が聞き直すと

『う〜ん、5000円!』

と返す

『高いな、もう少し、何とかならない?』
『スペシャルマッサージだから、とても、きもちいいよ!』

といって、そり立つあれを、ほんの少し、握り、そして少しだけしごいた。

『3000円なら払うよ』

と俺が妥協、それよりも、早く逝かせてほしかった

『う〜ん、4000円なら、オイルを使って、とっても気持ちいいよ』
『わかった、それでいい、頼む』

俺は陥落した…かのように思えた…
彼女の、オイルを使った、マッサージも、また、とろけるような感じだった。
そそり立つあれに塗りたくり、刺激を与えすぎないようにしごき。
その下の、おいなりさんも、なでまわす
すでに、俺の息は過呼吸のような状態だった…
そんな、快楽におぼれている時間が、どれほど流れたのだろうか…
そのなかで、ついに、彼女が、素敵な提案をしてきた

『あと、10000円で、もっとスペシャルなマッサージがあるよ』

俺の耳をあまがみしながら、囁いてきた
しかし、俺の財布には、悲しいことに、すでに10000円は支払い能力を超えていた。
素直に

『ごめん、今はそれだけのお金が払えない。』

と、答えると、彼女は悲しそうに、

『いくらなら払える?』

と、聞いてきたので、

『さっき渡した5000円が最後だよ』

というと

『それじゃ、無理ね。本当は時間だけど、もうちょっとだけ、マッサージしてあげるね』

彼女は、力を入れて、刺激を強くした。
ニコタマをころころころがしながら、強弱にとんだ、リズミカルなしごきに、俺の、あれが火を吹こうとした…

じりじりじりじりじりじり…

そして、目覚まし時計の音で、目が覚めた…
…夢か、夢なら、最後まで行きたかったな
でも、夢でも、金がないって、夢のない話だな
こうして、妄想からさめやらない、ビンビンの状態で、ラッシュの通勤電車で仕事に向かうのであった…
…痴漢しないかどうかが、心配だな
自嘲気味に、呟く俺であった…






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