タチカマガノハグクミ
シチュエーション


ロケバスが立ち往生して、仕方なく付近の村で地主の邸宅に泊めてもらうこととなった某巨大美少女アイドルグループ。
素晴らしい料理や美しい自然にすっかり旅行気分の一同。自由に村を観光していたが、神社へ向かった数人の姿が見られない…。
一同は神社へ向かうのだが…

神社へ向かった三人の美少女は、可愛らしい犬を見つける。人見知りしない犬に三人は夢中になった。突然犬が駆け出し、少女の一人が追いかけた。

「ちょっと!遠くへ行っちゃダメだって!」

制止も聞こえないらしく、どんどん森の奥へ進んでしまう。

「仕方ないなあ…」
「でも、面白そう!行こ!」

2人も最近まではランドセルを背負っていた少女だ。好奇心のままに犬を追いかけていった…。

時を同じくして神社はずれにある社――
グループのなかでも年長の二人組が興味深そうに石碑を眺めていた。

「何それ?ミノタウロスみたいな怪物?」
「ううん、わからないけど昔の風習で犬や馬の神様と村の娘が結婚させられてたって…」
「じゃあこの文の意味…子供を産むまで家には帰れない…とか?海外のオカルトみたいだね…」
「この崖の下にその聖域があったみたいね…」
「ねえ、そろそろ戻らない?なんかここ、気持ち悪いし…」
「そうね…こんな話、みんなが知ったら気味悪、ええ!?」

突然、大型犬が唸り声をあげて飛びかかってきた!

「美耶子!」
「あかね!」

一人は猛犬から、一人は斜面の岩肌から相手をかばうように崖下へと墜ちていった―――

「あ、地主さん!」

犬を追いかけていた少女は神社のはずれにある建物に辿り着き、見知った顔の男に出会った。

「亜美ちゃん。おめでとう。タチカマガノハグクミに来てしまったんだね」
「え?いまなんて…」
「まあ中で冷たい麦茶でもいかがかな?」
「亜美ー!」「あ、地主さん、こんにちは」
「早妃ちゃん、由実ちゃん!」

――三人が通された部屋は、風鈴の音も涼しい田舎の家屋、その一室であった。先ほどの犬とも再開し、田舎の夏気分を満喫する――

「このスイカすっごくおいしいね!」
「そうだね!あとで由香里お姉ちゃんたちも呼ぼうよ!」
「そうね…ってこら!そこは…っ!」

犬が早妃のスカートに顔を突っ込んで息を荒げる。

「あはっ!」
「早妃ちゃんおもしろーい」

あどけない少女達が笑う。

「このエロ犬!(バター犬かっつーの)」
「あれ?早妃ちゃん顔赤いよ?」
「大丈夫?暑い?」
「なーんーでーもーなーいー!」

「はっは、おませさんな犬でごめんね」

和やかな雰囲気をまとい、初老の地主が若い男数名を連れて入ってきた。

「これから君たちの一人に、その犬の赤ちゃんを妊娠してもらうからね」
「え…?」
「さあ、服を脱いでおいで」
「あの…どういう「亜美!由実!こっち!」

早妃が二人の手を取り駆け出す。

「おやおや」

地主の目配せで男たちがあっという間に少女を羽交い締めにする。
得体のしれない恐怖に少女たちは表情を凍らせた。
それに加えて早妃は露出度の高い服の背中部分の素肌に押し当てられて膨張していく男の欲望が不快で仕方なかった――

「タチカマガノハグクミ、聖地に捧げられた処女は神従たる動物と交尾し、仔を産むのだよ」

――そこへ、一人の女性が部屋へ入ってきた。
茶髪のセミロングでキツめのメイク。
そして彼女は妊婦であった…。
無言で地主を睨みつけるも、地主が一瞥すると脅えた表情で目を伏せた。

「こいつは私の娘でね、いろいろあって三人目を妊娠中だ。あれを用意してくれ」

部屋に巨大なテレビ画面が用意され、映像が映し出された
。獣姦される地主の娘――

「いやああああ」

思い思いの恐怖の叫びを上げる少女たち。

いつのまにか地主はベニスを出し、犬に犯される娘でマスターベーションをしていた…。

「…っと」
「ひっ…嫌…」

早妃の腹に地主の精液がかけられる。「失礼、いい塩梅のヘソだったものでね」

――少女たちは誰からともなく涙を流していた―

――しばらくして、地主が言う。「君たちの『一人』がこの犬の赤ちゃんを産んでもらうからね」

男たちから解放されたが、流す涙も枯れて立ち竦む少女たちの一人が口を開く。

「亜美が…亜美が犬を追いかけたせいよ…」
「亜美が…すればいいのよ…」
「早妃ちゃん!?」
「………」
「由実もそう思うでしょ?」

無言で頷く由実。

―そしてそれは始められた






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