重ね尻
シチュエーション


……櫓の上でひしめき合う少女たちの尻は、やがて呪文めいた囃子に合わせ揺れ始める。
それは次第に激しくなる太鼓の音と重なりながらしっとり汗ばみ、いつしか憑かれたような正確さで激しく左右に振られていった。

「……お、おお……」

観客の間から洩れる感に堪えない呻き。神聖であると同時に恐ろしく淫らな光景だった。恥ずかしげもなく突き出される尻の間からはときおりまだ初々しい窪みがちらりちらりと覗く。
まさに豊穣の具現たる乙女たちの尻に欲望を覚えることは何ら恥ずべきことではない。しかしこの祭事の最高潮『重ね尻』を待ちわびる観衆たちは、惜しみない歓声を少女たちに掛け続けた。
果たして若干の練習不足は否めない彼女たち今年の三年生は、一体いかなる『重ね尻』を神々に奉納するだろうか……






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