崩国の少女祭祀
-2-
シチュエーション


※百合要素有

「……ぅ。……く……! ……くぅう……ッ」
「ふふ、可愛い声ね。でも、我慢はダメよ。……さあ、もっと力を抜いて」

イヤイヤをするように首を振る少女の真っ赤に染まった耳たぶを食み、アンナはさらに愛撫を重ねてゆく。
少女の胎内で、少女の肌で、アンナの指がどこまでも妖しく蠢めきまわる。
どこまでも少女を追い詰めていく。

「気持ちいいしょう? ほら……、ほら……!」
「あ……っ! ……まっ、待って……。待ってください。なにか……ヘン。なにかが……」
「変じゃないのよ。それはとっても自然なことなの。だから、そのまま……」

くりゅっ!

「イッちゃいなさいな!」
「ひぁあああああッ!?」

無抵抗の少女の女核が、アンナの指によって再度、強く押しつぶされた。

「……ひ、ど……い、もう、やらないって」

敏感すぎる媚肉をくじられて、少女は瞳に涙を浮かべて言った。
そんな少女ににっこりと微笑みかけ、アンナは少女の女核を捉えた指先を、さらに勢いよくうねらせていった。

くりゅ、くりゅ! ……ぐににっ……!

「……ッ! あッ……!? ひィッ! ……や、やぁ……ッ、……うやぁああああ……ッ!!?」

少女の口から盛大な悲鳴が弾ける。 
アンナはビクビクと痙攣する少女の愛液に濡れそぼった小さなクリトリスを上下左右に存分にこね回した。

「や……! ぁ……あっ、……うぁ! ぅぁあああっ!」

組み敷かれた少女の裸身が今までになく激しく暴れる。少女の脚が水中でばたつき、飛沫が飛び散る。

「ほら、ほら、ほら……! 気持ちいいでしょう。飛んじゃいそう? それとも、墜ちてしまいそうかしら?」
「やっ、は、はなして……っ。おねがっ……い、わたし、死んで……!」
「――あはっ。大丈夫! 死んだりなんかしないわ。……誰が死なせるものですか」

アンナは笑いながら暴れる少女の唇に手を被せた。
本当なら唇で塞ぎたいところだったが、これほど抵抗が激しいと、噛まれてしまうかもしれない。

「んむぅ……ッ」

呼吸を奪われ、少女の体が急速に力を失っていく。
少女の力が完全に失われる直前、アンナは塞いでいた口を解放して、その唇にちょんと気付けの接吻を与えた。
酸欠で呆然となった少女の瞳に、微かに正気が戻る。
だが、意識は戻っても、体に力が戻るわけではない。少女はもう、動けなかった。

「あ……、いや……」
「うふふふ。さあ、これで最後。トドメを刺してあげる。――しっかり見ててあげるから、思いっきりイっちゃ
いなさいな」

ひと時も休むことのないアンナの指が、少女の膣口でトドメとばかりに、激しく振動しはじめる。

くちゃ! ちゅぷ! くちゃ! にゅぱ!

「あ……! くは……ッ、くぅううぅ……ッ!?」

清楚な膣口が、信じられいほど浅ましい濡れ音を奏でている。
激しく注送を繰り返すアンナの手の振動が、少女の全身を大きく前後に揺さぶる。
アンナは、今や手のひら全体を使って少女の女核をすり潰し、さらに、中指の先を少女の胎内に埋め込んで、
膣の裏表から女核を同時に強く擦りあげていた。

「………ぁ! うぁ……! はぁ……ッ! くはあああぁ……!!」

小さな口をいっぱいに開けて、少女は胎内で暴れ狂う快楽を、なんとか体外に零そうとする。
だが、そんなことでどうにかなるほど、与えられた愛撫は生優しいものではなかった。

ぐちゃ……! くちゃ……! ちゅぷ……! ずぷ……! にゅぷぷ……!

激しく前後するアンナの指先が、どこまでも、どこまでも少女を追い込んでゆく。
差し込まれた指先が、少女の胎内に限界まで埋め込まれると、少女の体が水の中で優美なアーチを描いた。

その勢いで、背後で自重を支えていた少女の細腕がついに崩れ、上半身が水中に没する。
水の中に沈んでしまった少女を、それでもアンナは逃さなかった。
上半身で唯一水面に残った少女のふたつの胸のふくらみの、その先端をアンナの唇が音を立てて吸いあげる。
限界まで割り開いた少女の股間で、剥き出しの膣口に進入させる指の数を一気に倍に増やす。
さらに、もう一方の手も少女の下腹に潜り込ませて、少女の敏感な女核を激しく擦り捏ねた。 

「………―――ッッ!!」

快楽と呼ぶにはあまりに強すぎる衝撃が、水中に沈んだ少女の全身に駆けめぐり、水の中で、少女は無言で
絶叫した。
大きく見開かれた少女の瞳が、受けた衝撃の大きさを如実に表していた。

ビクン! ビクン! ビクン!

大きく三回、華奢な全身を振るわせて、少女はついに絶頂を迎えた。
少女の絶頂に合わせて膣口から大量に溢れた愛液が、泉の中に、ゆっくりと拡散していく。
余震のような最後の痙攣を終えると、少女は秘唇にアンナの指を受け入れたたまま、全身を脱力させていっ
た。
その様子を最後までしっかりと見届けて。力尽きた少女をしばしうっとりと見つめたあとで、アンナはゆっ
くりと、少女を水中から助け起こしてやった。
少女の胎内に残していた指を抜きとり、ぺろりと舐める。
それから、アンナは、ぐったりとなった少女の顔を悪戯っぽく覗きこんだ。

「気持ちよかったでしょ? 気に入ってもらえたかしら」
「………ぁ……ぅ」
「答える元気は残ってないか。……でも、まあ、きっとすごく気持ちよかったのよね? おしっこ漏らしちゃ
うぐらいだもの」
「……ぁ」 

絶頂の瞬間、少女の膣口から溢れる愛液に、金色の体液が混ざるのを、アンナは目聡く確認していた。
死にたくなるほど恥ずかしい事実を指摘されて、少女は雪の肌を肩まで朱に染めて俯いてしまった。

「はじめてなのに、失禁するほど気持ちよかったんだ。……いやらしい娘ね」
「………うっ」

囁きかけるアンナに、少女は返す言葉もない。
微かに嗚咽を漏らし始めた少女に、アンナは優しく口をつけた。

「ふふ、いいのよ……。いやらしくてもいいの。どれだけ乱れちゃっても許してあげる。これからは、わたし
が毎晩たっぷりと可愛がって、貴女を今よりももっとスケベで、いやらしい娘にしてあげるわ……」

言いながら、アンナは水に濡れた自らの侍女服のスカートをゆっくりとまくりあげた。
少女の目の前で自らの下着を取り払うと、アンナは続けた。

「でも、まだ夜は、終わりじゃないのよ……?」

アンナのそこは、少女のものに負けず劣らず、しっとりと濡れて、熱く潤んでいた。

「さあ、ノイエ。わたしのここに誓いの接吻をなさい、それが誓いの証。貴女これから、わたしの物になるの。
……ずっと、ずっと、いつまでも。……気が遠くなるぐらい、可愛がってあげるわ」

囁きながら、アンナは自らの下腹をゆっくりと少女の顔に被せていった。
自失した少女は、迫ってくるアンナの秘部を避けようともしなかった。

「……んっぅ」

アンナの濡れた秘唇が、神々しいほどに整った少女の顔に触れる。少女の鼻先がアンナの敏感な箇所に触れる
と、アンナは思わずと息を漏らした。

「あは……っ。ゾクゾクする。もう、最高……っ! こんなきれいな顔に跨れるなんて!」

言いながら、アンナは少女を見下ろした。

「……さあ、舌を使いなさい、ノイエ。さっきわたしがしてあげたように」

冷然と命令を下す。
その命令に少女もまた従順に従った。

「ん……う」
「ふふ……、そう、そうよ……。そうやって、丁寧に舐めるの……。ああ……気持いいわ……」

物慣れない、ぎこちない少女の舌使いが、逆に興奮をより一層掻き立ててくれる。

そこでふと、アンナは自分がある衝動を我慢していることを思い出した。

「……わたしったら、いいこと思いついちゃった。ねえ、ノイエ――」

アンナはねっとりと、自らの股間に埋もれた少女に視線を注いだ。

「――さっきは、わたしの指におしっこひっかけてかけてくれたわよね? そのお返しに、今度はわたしがお
しっこかけてあげる。ここの水、とっても冷たいんですもの。冷えちゃって。……それに貴女ったら、ちょ
うどいいところにいるんだもの」

熱に浮かされたように囁くアンナだが、その言葉の内容をわかっているのかいないのか、少女はただじっと
虚ろな瞳でアンナの股間に顔を埋めていた。 

「どう? 覚悟はいいかしら?」

言葉は疑問系だったが、アンナが少女の返事を待っていないことは明らかだった。
早口に、次々と要望をぶつけていく。 

「さあ、口を開けて……。ただかけるだけじゃつまらないわ。零さずにぜんぶ飲み干すの。零したりしたら、
後が酷いんだから」

少女の女核に脅迫の爪をあてがって告げる。
だが、その脅迫は無用のものだっただろう。
少女はすでに、その可憐な唇を開いて、その時を待っていた。
従順なその様子に、アンナはにっこりと満足の笑みを浮かべる。

「いい娘ね。それじゃあ……、ほんとうにいくわよ……」

言い終えると、アンナはふるふると体を震わせ、言葉通り少女の口腔に、温かな黄金色の体液を放っていっ
た。

シャァァァァ……。

神聖な泉に、はしたない放尿の音が響く。
少女の白い喉が鳴って、その胎内に、小水がゆっくりと収められてゆく。
少女の顔に陶然と跨がり、自らの小水が収められてゆく少女のお腹を愛おしそうに撫でながら、アンナは
たっぷりと二分以上もかけて、貯まっていた小水を残さず少女の口に注ぎ込んでいった。
その行為の余韻を十分に味わってから言う。

「……あは。ほんとうに飲んじゃった。これで貴女、もう戻れない。……いいわ。これからはほんとうに、
わたしがあなたのご主人さまになってあげる。責任を持って飼ってあげるわ。だから、さあ。もっとわた
しに尽くしなさい、――ノイエ」
「は……い」

アンナの濡れた陰毛の下でそう囁くと、少女は小水に濡れた可憐な舌を、ゆっくりとアンナの秘唇に這わ
せていった――。

「あの……もしもし?」

ふと気がつくと、ひんやりと冷たい手がアンナの額に触れていた。
アンナはそこで、ふと我に返った。
目の前には、未だ心配そうに彼女を見つめる少女の顔。
そして、いつのまにか、桟橋に横になっている自分。

(は……、あれ? ゆ……幻覚? わたしは今、一体何を……)

――しているのだったか。
解答はすぐに得られた。
彼女はいつのまにか、少女に見蕩れて、のぼせて倒れてしまっていたのだ。

(な、なんてこと……!)

アンナの顔から、血の気が引いてゆく。
それから彼女は、いまだに酷く心配そうに自分を見ている少女の視線に気がついた。

「あ……、その……、と、とにかく、……ご心配なく!」

裏返った声で叫ぶように告げると、跳ねるように立ち上がった。
平気であることをアピールして無意味に体を動かす。
大きく深呼吸して、無理やりに気を落ち着ける。
何度か深呼吸を繰り返した後、アンナはようやく気を落ち着けて、ふと下を見た。すると、彼女のそばで
跪いていた少女があっけに取られたように、アンナを見上げていた。
目の前で急に倒れたかと思ったら、今度は急に立ち上がって、元気に動き、深呼吸を始めたのである。
さぞびっくりしたことだろう。
小さな口をぽかんと開けて彼女を見上げるその表情は、14歳という少女の年相応にあどけなかった。
その表情にほっと心が和む。

――と同時に、

(わたしったら、本当に、いったい何を……)

先ほど脳裏に描いた妄想を思い出して、アンナは身震いをした。

――こんな、いたいけな少女に欲情してしまうとは。
それでなくとも、今は戦時なのだ。
早ければ明日の夜にも敵国の大軍が王都を包囲しようかという非常事態なのである。
そして、先の戦でほとんど壊滅に近い損害を被った月の女神の教団において、ノイエは、ただ一人残され
た高位の神術使い(ルキアナート)なのである。
今の教団に、迫り来るトラキアの魔術師団に対抗できるほどの力ある神術を扱える者は、先の戦に参戦を
許されなかったノイエを除いていない。
今夜の儀式で、ノイエは王都全体を覆う巨大な神術の防御結界を発動させる。
それは、王国の命運がかかると言っても少しも過言ではない重要な儀式だ。
その大儀式を執り行うために、ノイエは今まで丸三日間も禊を続け、そして今夜、決行の時を迎えようと
している。

――それを、こともあろうに、侍女の自分が。
――彼女をサポートする立場にいるはずの者が。
仕える対象に欲情し、心を乱してしまうとは。
大事な儀式の前なのに。いたずらに心配をかけ、混乱させてしまうとは。
さらには。
運よく妄想の内に止まり、未遂に終わったものの。
もし、万が一、あの穢れた妄想を、実行に移してしまっていたとしたら――
慙愧の念に捕らわれ、アンナは泣きたくなってきた。
それでも、目の前の少女にこれ以上無駄な心配をかけるわけにはいかない。
震えながら、なんとか涙をこらえる。

目の前で赤くなったり青くなったりと、なにかと忙しい、そんな彼女を、ノイエは不思議そうにみていた。
それから、すぐに得心したように頷いて、言った。

「わたしがまだ子どもだから、不安なのですね?」

王国にとって今夜の儀式は真に重要なものだ。
その主祭祀が自分のように頼りない小娘だから、不安で動揺しているのだろう、と少女は考えたのだ。

「――え?」

すぐには意味が理解できず、問い返してから、アンナははっとなった。

「そ、そんなわけでは――!」

だが、少女は構わず続けた。

「気持ちは、わかります。わたしが貴女の立場でも、きっと不安に思うでしょうから。――でも、大丈夫。
わたしはきっと、うまくやります。
皆が言うように、わたしの技術はまだまだ未熟ですけれど。それでも、この儀式だけは、必ず成功させて
みせます。だから、安心して見ていてください」

そういって、少女はにっこりと微笑んだ。
気負いのない笑みだった。
凍りついていたアンナの心が、その笑みにじわりと蕩ける。
少女の推理はまったくの見当違いだったが、だからといって、アンナがこの時まで、少女が執り行う儀式
の成功を信じて疑っていなかったかというと、そんなことはなかったのだ。
むしろ、少女の言う通りだった。
先の戦での歴史的大敗。
その逆境を挽回する為に、今回、王国神殿騎士団長バフマン・オードの指揮で行われる、今回の防衛戦。
その要である今夜の儀式は、《聖王国》の長い神術の歴史の中でも例のない、大規模な儀式になると言わ
れていた。
それを、以前からその才を認める声は聞かれていたものの、まだ年若い14の少女が執り行うことに対し
て、王国の重臣たちの中にも反対意見が多かったという。
結局のところ、ノイエがこの儀式の主祭祀を任されたのは、他に人がいない、という一点の理由からきて
いるのだ。
この部屋に入ってからは、少女に美貌に見惚れてしまって、そんなことはすっかり忘れてしまっていたが、
少女に指摘されたように、アンナもまた、王都に住む他の人々と同様、今回の儀式の成功に大きな不安を
持つ者の一人だったのだ。
だが――、それも、少女の笑顔をみたらきれいに消えてしまった。
欲情も、後悔も、何もかも一緒に。
少女につられて、アンナもまた、心からの笑みを浮かべた。
信頼の言葉が、自然と口をついてでる。

「信じておりますとも。そして……、無力ながら応援しております。だから、どうか、頑張ってください
ませ、ノイエ様」
「まかせてください」

きっぱりとアンナに答えて、少女が細い腕に力こぶを作ってみせる。
そのポーズがあまりに似合わなくて、アンナは思わず吹き出してしまった。

その華奢な身体に、王国の期待と不安を一身に背負って。
想像もつかないほどの重圧を感じているはずなのに――。
目に涙を浮かべて、くすくすと笑いながら。
アンナは、こんな状況でも人を気遣う余裕を忘れない少女を、心から敬愛した。
そんなアンナをみて、ノイエは気を取り直したように言った。

「さあ、それでは着付けの手伝いをお願いしますね。急がないと遅れてしまいそう」

少女に言われて、アンナは自分の役目を思い出し、大慌てで着付けの準備をはじめた。
王国の命運を決する儀式が、今、始まろうとしている。






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