シチュエーション
――――人間と交わる。その行為がここまで良いとは俺とて予想しなかった。著ブレヌ・ミィ・マリギュラ 「奥まで入って…ああっ!あああああああああっ!。」 一番奥まで俺の肉棒が突き刺さったのか、嬌声をあげながら、ふぅふぅと苦しげな息を漏らすステラ。 狭い…な。んでもってきゅうきゅうと締め付けてくる。 「どうだ?ステラ。魔王と交わってる気分は?。」 「くあああっ!あんっ…あっ!擦れるっ…だめぇっ!ぐりぐりってああっ!。」 …聞いちゃいねぇ。メインは俺なのに、なんだ、この扱いは! ちょいと腹正しさを覚えたので、フリーになってる両手を乳首に当て、そのまま尻尾でステラを上下させる。 「ひぃぃっ!?乳首が擦れっ…ひぃあぅっ!取れちゃうっ!ぎゅりぎゅりってうああっ!。」 あられもない嬌声を上げながら感じまくるステラ。それが楽しくてどんどんと尻尾を上下させていく。 「すげぇ乱れ方。侍女って称号は撤回だな。どー見ても娼婦にしか思えないぞ?ステラ。」 「そんなあっ!そんなああああっ!だってっ!奥にこつこつってっ!当ってますぅ…当てられてますぅっ!。」 いい。きゅうきゅうと締めてくる秘所が、今度はギチギチと搾り取るような締め方に変わる。 人間相手が、ここまでいいとは誰が思うよ? たまらなくなった俺は、ステラの腰を掴み、尻尾を解き、その先を口にくわえさせる。そしてそのままがつんがつんと腰を振る。 「むぅ?むぅあっ!あむっ…あっ!んっんっあっ!むふぅ…。」 尻尾の先と口の先から、悩ましげな声が漏れる。俺自身、尻尾に性感はないのだが、その口から尻尾に当たる苦しげな吐息に興奮する。 尻尾を伝ってくる唾液のくすぐったさが、また俺の征服欲を刺激する。 あられもなく俺の体で、喘ぎ、淀を垂らし、目を見開いて髪を振り乱す。細い体を蹂躙され、体を朱に染めるそれ。 こいつは…こいつは俺の物だ。快感に当てられ、体温が高まり、魔王としての人間にない絶対欲が鎌首を擡げる。 征服欲。何かを掌握する、征服する、自分だけの領地、従者、それらがなければ我慢ならない暴虐な魔王の欲。 魔王の中でも俺は、その欲がかなり薄めな方だが、こんなに美味そうなモノを見て我慢が効くほどタマなしでもない。 ステラと目が合う。黒い目に爛々と燃える欲望の火を確認した後、一度に肉棒を引き抜きステラを押し倒す。 「ふっうあ…マリ、ギュラ様?。」 不安げな呟きを他所に、正常位の状態で両足を掴み、逃げられなくする。そして、俺は腰を浮かし、押しつぶすようにして ステラの秘所に肉棒を突っ込む。 どすっという音がしそうな挿入に、何度目か分からない悲鳴が、丁度真上にある月に向かって放たれる。 「いっあああああああああああああああああっ!深ぃぃぃっ!くっはあっ!あがっ!かっ…はあっ。」 「お前を、俺のモノにする。俺でしか反応しないように、俺を求めなければ気が狂ってしまうように。」 覆いかぶさり、そんな囁きを耳に入れさせる。ぶるっと一度体を振るわせるこの女が、 ―――愛おしい。愛おしい。愛おシイ。イトオシイ――― ぐあっと頭を上げ、牙を伸ばし、ステラの首に凶牙を振り下ろす。 ずぶっと肉に牙が埋まる感触。口内を潤す甘美な甘い液体。かはっと息を吐く、俺のモノ。 甘い。滑らかで。さらさらとしていて、美味い以外の感覚で表すのが失礼なくらいに。 ごくごくと、ステラの血を、喉を震わせながら、舌で味わいながら嚥下していく。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |