紅髪の騎士様と軍師様3
シチュエーション

「か、歓迎会?そのような会は開いては――――――」
「ああ、そうだ……副題を付けるなら『団長に手を出すな!』か『長耳はぶっ殺す!』か…
実に血の気の多い歓迎会だったな。もっとも開会は深夜だったし、閉会も早かったが」

キエルヴァはそれを聞いて少しの間思案するような仕草をし、ハッと息を呑んだ。

「悟ったようだな?」
「あ…あの……そ、その…」

(えええっ!?あ、あの8人……酒によって喧嘩したって報告書が上がっていたけど
……まさか軍師殿を私刑にするために……それで返り討ちに……で、でも
騎士団の中でも剣や格闘術に長けている古参の団員を1人で倒すなんて…あわわわ)


紅髪の騎士様と軍師様


「ん……んちゅ…は」

私はこれで何度目だろうか…唇を離すとキエルヴァの尻に手を当てた。
部屋着のズボンの上からでもキエルヴァの肉付きの良い尻は
きゅっと上を向いて形よく締まり、悩ましい逆さのハートを描いている。

「は…ん……」

キエルヴァが一瞬、眼を閉じ、その唇から陶酔するような声がこぼれた。
私はそのままズボンに手を入れ、尻を鷲掴みにした。
下着越しに柔らかな肉が指からこぼれそうになる

「……キエルヴァ…脱がせても…」
「ん…あ…じ、自分で――――――あっきゃっ!?」

私はキエルヴァの返事を待たず、彼女のベルトの金具を外し、膝元まで落とした。
あらわになるキエルヴァの下着。

「あ…や、や…です…ヘスタトール殿…はっ…んんんっ」

私はキエルヴァの股間を指でなぞった。驚くほど湿り気を帯びている下着。
その中心に指を立てると、ぐにゅっという感覚と共に指が沈んだ。

「もう濡れているな…感じやすい体質なのか?」
「そ…そんな…ことは…あっ」

私はキエルヴァの下着の両端を持ち、一気に太腿まで引き落とした。
股間の秘唇と下着が糸で結ばれ、下着の食い込みに押さえつけられていた尻肉が
ぷるっと弾みを付け、あらわになった。私はその白い肌に手のひらを重ね、
そしてゆっくりと表面の感触を楽しみながら全体に滑らせた。
ふにふにした感触を手で包み、下から上へ尻肉を持ち上げるように揉みしだく。

「ふっ…うう…」

ぞくぞくとした感覚が彼女の背を登っていくのがわかった。
つきたての餅のように柔らかい肉厚の尻はいつまでも揉みほぐしていたくなる。

「キエルヴァ……」
「は…あ…あ…い、いや…」

尻の谷間から僅かに秘部に指をずらすとキエルヴァは再び悩ましげな声をあげた。

「キエルヴァ…上着を」
「は…はい…んっ」

尻肉を堪能しつつ、願い出るとキエルヴァは時折、甘い声を上げながら
シャツのボタンを外し、胸元を広げた。日に焼けていない白い肌と下着に覆われた
乳房があらわになった。その下着を外すと形の良い乳房がぷるんとこぼれ
淫靡に揺れた。騎士団の連中が神の御印と崇める乳房が眼前にさらされその
雪のように白い双乳に魅入ってしまう。

「ん…ちゅ…声…は、恥ずかしい…ん…です…そ、そんなに見ないで…
あっ…くださ…ヘ、ヘスタトール…殿」

キエルヴァの桜色の乳首は既に痛い程、ピンと上を向いて勃起していた。
その先端に唇を寄せ、軽く吸うと彼女は甘い声を漏らした。

「キエルヴァ……綺麗な肌だ」

チラとキエルヴァの様子を上目で見た私は乳首から唇を離した。
尻への愛撫を再開させると、目を閉じ、唇を噛みしめた。

「…ふっ…くうう」

キエルヴァの腰が浮き、足元はだんだんとつま先立ちになっていく
尻を鷲掴み、左右に開くとキエルヴァはぴょんと伸び上がった

「はァ!?」

私は尻からさらに下に指を動かし、その股の奥にある潤んだ窪みをスッとなぞった。

「は…そ、そこ…やっ…ま、まだはや…んん」

甘い喘ぎが漏れる唇を唇で塞ぎ、愛撫を続ける。

「あ…あ……ふぅ…」

ピクンピクンと短い痙攣を繰り返すキエルヴァの身体。
絶頂が近いのだろう、私の背に回す手に力がこもった。

「一度…達しておいた方がいいな」
「え…え…ヘ、ヘス―――?」

私は間髪入れず秘部に中指を突き入れた。
そして、もう片方の手で肉豆を強く押しつぶした。

「はっっ!ヘ、ヘスタ…トー…イ…イっちゃ…あ、ああっ、ん、んんうう!」

キエルヴァはビクンビクンと下腹部から脳天を貫く快感に背を震わせ、
眼を閉じ、口を真一文字に結んで噛みしめると絶頂に達した。

「はぁ…はぁ…は……」

くたぁと脱力し、そのままずるずると尻餅をつきそうになるキエルヴァの両肩を掴み、
私は無理矢理立ち上がらせた。

「あ…ヘ、ヘスタ……トール殿?」
「……キエルヴァ……君は…一人でするのが好きなのか?」
「…そ、そんな事…や……んく…ああっ」

私はキエルヴァの秘部を優しくなぞりながら耳元で囁いた。

「君は嘘をついているな……初めての女性は…このように濡れはしない」
「ん……で、でも…」

キエルヴァが言葉を濁し、目をそらした。
女盛りの19の娘だ。生真面目な性格だけに遊びがない分、日頃のストレスと緊張感を相当溜め込んでいるだろう。
それをほぐす為の自慰か…快楽に喘ぐ自分を嫌悪しながら、それでも自慰に耽るキエルヴァの
姿は何と無く想像できる…………と私は無粋な思考に胸中でため息をついた。
しかし、ここは少々意地悪く言ってやる事にした。彼女の困惑する表情もなかなかにそそる。

「本当は?」
「その…あ…そ、そう……です……わ…私…ひ、一人でするのが…
く、癖になってて…い、いけない、いけないとは思っているんですが…そのい…いつも……夜に……」

ぼっと顔を紅く染めるキエルヴァ。
私はその仕草が余りにも愛おしく、ついとぼけた声をあげた。

「何をするのかね?」
「い、意地悪な事を聞かないで下さい!」

その反応は実に愛らしい。古参の団員の気持ちが少しは理解できそうな気がした。

「全くわからんな、その口から説明してもらえないか?」
「い、いや…そんな意地悪しないで…ください」
「ならここでお開きにしようか?」
「うう……い…です…」

キエルヴァは観念したように唇を開いた。

「ん?」
「じ…じ…い…自……慰…です……」

かああああっと真っ赤になるキエルヴァの顔。

「君の表情は魅力的だ……その生真面目なところもな。まさか本当に言ってくれるとは」

クスクスと私は笑って見せた。

「な、なっ!…騙しましたねっ!!んん―――」
「そう言うところもたまらなく魅力的だ…」

があっと怒鳴るキエルヴァの両肩を掴むと、腰を引きつけた。

「あっ…ちょっ…ぐ、軍師殿――」

反射的に両手を机につくキエルヴァ。尻を突き出した格好のままその動きは止まった。

「後ろから…構わないか?」

呼び方に訂正を加える余裕もない。私も限界が近づいていた。キエルヴァの扇情的な光景に息が荒くなっている。
その熱い吐息をキエルヴァのうなじに掛け、尻に自身の怒張があてがった。

『はい……私にください…わ、私は後ろから獣のように激しくされるのが最高に興奮するんです』

など言うハズはなく、キエルヴァはゆっくりとそして小さく頷いた。

「いくぞ」

私はキエルヴァの腰を掴むと突き出された尻の谷間の終わりにある秘部に
己の怒張をあてがった。すでに十分に潤っている秘部を確認するとゆっくりと推し進めていった。

「はっ…ぐ……あ…あっ、あああ!」

ぐちゅううっと粘液が絡み合う音。キエルヴァは目を見開き、唇を噛みしめながら必至に耐えている。
私の怒張がキエルヴァの秘部に埋もれていく。
肉付きのよい尻がふるんと波打ち、突かれる度に重力に引かれた胸がぷるんとシャツからこぼれ落ちてきた
胸と尻だけを完全に露出し、シャツはそのままなので、なまじ全裸よりも卑猥に見える。

「大丈夫か…キエルヴァ?」
「はぁ…はぁ…お、思っていたよりも…痛みはありません……軍師殿の好きなように
動いて下さい…わ、私に…か、構わず…んっ」

潤んだ瞳に私の中の『雄』の本能を押さえ込む事はできなかった。
鮮血が太腿をつたい落ちる光景にさえ興奮を覚えた。征服欲…というのだろうか…
帝国の領土を失い、軍師の本分を全うできなかった私の欲なのか…
その思いをかき消すように私は
キエルヴァの腰を掴み、下腹部を尻に叩きつける様に激しく動き出した。

「あっああっ!はげし、激しすぎ…あっ…はぐっ…んんっ」
「キエルヴァ、すまない。もう止められ――ん、ああっ…ん、ううう」

語尾を強めた私はキエルヴァの腰を抱きかかえるように掴み込むと
有無を言わさず、腰を叩きつけた。

「あううっ!ぐ、軍師…どの…あっあっあ」

キエルヴァがくぐもった声をあげ、背中をのけ反らせるように動く。
淡く茂った紅い毛に覆われた結合部は濡れ、血と体液が混ざり合ってじゅぶじゅぶと粘着音を奏で始めた。
自慰によって感度が高く慣らされているキエルヴァはしだいに熱く、そして甘い声を上げ始めた。

「あっ…あっ…へ、変…わ、わたし…は、初めてなの…にへ、変になる!」
「キエルヴァ…キエルヴァッ」

私は背後からぷるんぷるんと弾む胸を鷲掴みにして、その乳首を搾乳するように指で扱きあげた。

「あ、やあっ!む、胸を…そんな揉まなッ…んんッ!」

私はキエルヴァの胸をすくい上げるように揉みし抱き、指を埋没させた。
キエルヴァの柔乳が淫らにその形を歪めた。

「あっ…キ、キエルヴァ……少し…体起こしてくれ…」
「え…ぐん…し―――うううう」

私はキエルヴァの尻に手を当て、再び怒張を押し込んだ。
キエルヴァのぷるんと突き出ている胸が机との間にぎゅっと圧迫され、さらに淫らに歪んだ。
傍から見ると机に押さえつけ強引に犯しているように見えるだろう。

「ぐ、軍師殿―く、くるし――あんっあああっく…くるし…はああ」
「キエルヴァ、キエルヴァ、キエルヴァ」

私はキエルヴァの細い腰を両手で掴み、突き上げながら、そのうなじにむしゃぶりついた。
豊満な尻に下腹部を叩きつけ、内壁に擦りつける動作は馬のソレに似ている。

「あっああっ!だ、ダメ…ダメです、あああ」

キエルヴァの意志に反して膣は雌としての本能のまま、雄の精放出を急かせるため、
私の肉棒を締め上げた。中でさらに大きく勃起している私はそれだけで堪らない快感を得た。

「き、きつい…キエルヴァ、だ、…出すぞ!!」

私はキエルヴァの胸を背後からその荒々しく鷲掴み、腰をためて一気に下から押し込んだ。
ぐちゅうと剣突の乾いた音が室内にやけに重く、ゆっくり響いた。

「あっ、あああ!」

途端にくるキエルヴァの叫ぶような乱れた声。

「うっ出…出る…くう!」

キエルヴァが叫んだ瞬間、私の怒張が膣内で爆発した。
びゅるるるううと白濁液がキエルヴァの最奥に注ぎ込まれる。

「はっ…あっ…あは…で、出てる…あ、熱いのが…私の中に…」

膣内で圧迫された怒張から白濁液を吐き出す爽快感は
なんとも形容しがたい。人間のように性欲が強い方ではないが久々の性交だ。
塊のような精が吐き出されているのが感覚でわかる。

「わ…私…あっ…は…はああ…軍師殿…と…んん…」

私はキエルヴァの柔尻を掴み、余韻を搾り出すと、キエルヴァの
膣内からぐちゅりと抜き出した。
思った通りだ。キエルヴァの尻の谷間から覗く膣は鮮血と愛液で
濡れていたがそこから太股を伝い落ちる白濁液は液体というよりドロリとした白いゼラチンの塊だった。

「…キエルヴァ…」

ぐったりと机から崩れ落ち、肩で息をするキエルヴァに私は声を掛けた。

「ぐ…軍師…どの…」

体力を消耗し、惚けたような口調でキエルヴァは言った。

「私は軍師ではない………」
「む…んん…無官の……徒ですか?」
「いや………」
「………?」

私は少しの沈黙の後、こう言った。

「君の……伴侶でありたい」
「軍師殿っ!」

うるっと潤んだキエルヴァの瞳に私は明後日の方向を向いた。

「あ、あの……軍…いえ、ヘスタトール殿」
「呼び捨てで構わない」
「あ…はい………えっと…ヘスタトール…その…大変、
満足されてるところ申し訳ないのですが…」
「ん?」
「その……わ、私は…まだ満足…してなくて…も、もう1回…できればベッドで…」

脱ぎ捨てた服で前を隠しながらキエルヴァはもじもじと言った。

「ああ…望むところだ」

しかし、これが間違いだったのだろう。
彼女は曲がりなりにも『騎士』だ。女性といえども帝国軍の主力である『騎士』なのだ。
たとえそれが帝都を警備していた部隊の若い団長でも……。
騎士なので当然、体力はある。若いのでありあまるほど体力はある。
それに付け加え、今まで抑制していた性欲の枷が外れればどうなるのであろうか。
それが、今、私の上に跨り、腰を振っているキエルヴァだ。

「はァ…んっ…軍師様、軍師様ぁ!!いいです。もっと…もっと…はぐっイ、イっちゃいます」

玉の汗をまき散らしながら、紅い髪を振り乱しながら、下からの突き上げに打ち震える
女騎士は淫らすぎる。
自分の腰の上に跨るキエルヴァの瑞々しい身体を見上げながら、腰から伝わってくる絶頂の波に、私は怒張が溶かされ
そうだった。ぷるんぷるんと踊る乳房と、弾む尻の淫靡な光景に魅入られながら、私はキエルヴァの尻がぐりぐりと
下腹部に擦りつけられていることに気付いた。

「もっと、もっと貴方が欲しいです。もっと気持ちよくなりたいの。もっと軍師様と…もっと、もっと…ま、交わりたいんです
い、色々と勉強しました…その体位も、性技も…あ、あの口とか胸とか、お、お尻も…あと10通りくらい…その
組み合わせがあるんですが……た、試していいですか?」

達した彼女が熱い息を吐きながら私の頬を包むように両手を添え、言った。
今まで139年生きてきた中で、女性経験はこれで3回だったか…その中でこれほど性欲が強い女性は初めてだった。
即ち…もう限界だった。皇女様をお守りするためとはいえ、やはりエルフと人間では持久力が違いすぎる。
後悔、先立たず。全ての策は尽きた。

「…………すまない…その……もう許してくれ」

私は彼女に初めて許しを乞うた。


旧帝都ヴァイアブリンデ

「宰相様……ただいま戻りました」
「それで……どうでしたか?」

ワーキャットのイツファはヘスタプリンに報告した

「ええ、そりゃもう…あれがあの軍師様とは思えないほど仲良く、ラブラブで…
あ、でも始まる前に退散しましたので詳細は許して下さい」
「そうですか…貴女のシノビの技量は衰えてはいないようですね…充分です」

ヘスタプリンはふぅと息をついた。

「キエルヴァ殿であればたとえお兄様の鍛えた身体でも若さで
カバーできるでしょう。体力的に劣るエルフが鍛えたところで適いませんからね。
お兄様にはもう少し素直になってくれませんと…では、報酬はこれで」
「あ、これはどうも………でも何故、軍師様とあの騎士団長さんを一緒にしたんですか?」

ヘスタプリンから紙幣が入った封を受け取りながらイツファは問う。

「私の眼に狂いが無ければ彼女は生き残った旧帝国武将の中で一番忠誠心があります。
必ずや女王陛下のお力となってくれるでしょう。お兄様の世継ぎも考えての事です」
「へぇ…宰相様も色々と大変ですね」
「……貴女も旦那様を大切にしてきださいね」

そう言うとイツファは照れたように目をそらした。

「ええ、そりゃもう……ボナパルト…いえ、旦那とは……それなりに楽しくやってますよ。
また何かバイトあったら呼んで下さい。子供が育ち盛りで大変なんですよ、5人もいるし」
「頼りにしてますよ」

イツファを見送りながら微笑むとヘスタプリンは執務室の書類に目を落とした。
その書類はティルフィード皇女の挙式の大まかな計画書だ。

(……お兄様に相手がいませんと、皇女様の婚儀の式で何をしでかすかわかりませんからね。
まぁ、お兄様は一度、帝都に戻して館で休養と称して監禁し……それでも邪魔できないように
婚儀の式の警備総責任者はキエルヴァさんに決定ね。
それからお兄様を目の敵にしている第22騎士団の騎士達を皇女様の護衛にして…)

宰相の策略は止まらない。






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