教授と助手16
シチュエーション


「ここの血管構築が良く分からないから読影室に行きます、今の時間なら講師の先生がいるはず」

待て、あいつは女に手が早い。学生の頃からだから筋金入りだぞ。

→医局に放射線科と同じ読影システム入れた。

「ここの組織どうなっているのかな?医局の顕微鏡はいまいちだから、病理の教室に行ってきます」

待て、病理の准教授は離婚したてで飢えている。

→医局の顕微鏡を差し替えた。

「胆道内視鏡や治療内視鏡の勉強もしたいから、どこかに国内留学でも……」

待て、待ってくれ。

→通えるところの友人の専門医に話をつけた。週一で行けるように手配する。でも何で消化器内科?

「最近医局の設備がすごく良くなって、仕事や研究がはかどるんです。皆喜んでいます。ありがとうございます。
教授は医局員思いなんですね」

そうだね。君は個人的なおねだりとか一切ないけど。
実のところは歴代のどの女性よりも俺を振り回しているかもしれない。
昔、やらせはせん!だったかのセリフを言ったアニメかドラマがあったような気がする。
そのセリフを言った人物とは状況は違うだろうけど、心情は似たようなものなのだろうか。

終わり?


おまけ

「お前うちと同じシステム入れたんだろ。頼む、読影端末足りないんだ。ここで読影させてくれないか」

放射線科の講師で俺の元同級生がお願いに来た。

「お前の科の画像優先で読影するから、頼むよ」

別にそれはかまわないが医局に不特定多数の人物が出入りするのは好ましくない。
それには自分しか来ないようにする、というのでまあいいんじゃないかと了承した。
この話を医局でしていたら、彼女が話を聞いていた。

「あの、ご迷惑でなかったら読影の時に横についていていいですか?
細かいところとかPETやMRIの読み方を教えていただければ、勉強になるんですが。
読影されるときに呼んでください」

奴に否やはない。俺の目の前でPHSの番号を教え合う様子をぎりぎりする思いで眺めるしかなかった。
うん、勉強熱心なのはいいことだ、いいことだとは思う。思うけど。
これって策士、策におぼれるってことなんだろうか。

終わり?


おまけのおまけ

「随分仲よくなったみたいだね」
「え?ああ、やっぱり読影が緻密で、見逃しがちなところも丁寧に教えてくださるし、術前・術後で病理も
含めた検討会をどうかとも言われているんです。そうしたら随分と勉強になります。
それに、教授の同級生だったって、色々なことを教えてくれるんですよ」

この一言に彼の様子が変わった。

「へえ、色々か」

もしかして地雷を踏んだのだろうか。
彼は逃がさないかのように私を抱きこんで少し皮肉な笑みを浮かべる。

「まあ、別に知られてもかまわないことばかりだけど。君には、君しか知らない俺を『色々』教えているから」

頭と腰を抱かれて口付けられる。いつもより激しくて途中で立っていられなくなる。

「キスで腰砕けにさせたり」

彼は私を支えながら服の間から手を入れてくる。
乳首に快感と痛みを感じる境界の刺激を与えられる。

「胸だけでいかせたり」

言葉通りに胸だけで達してしまう。

「耳は舐めるのも噛むのもどっちも好きって思わせたり」

差し込まれた舌で直接脳を刺激されるような音と感触が与えられてぞくりとした快感がはいのぼる。
耳を甘噛みされる。スカートがたくし上げられ指がガーターと素肌の間をゆききする。

「大腿の内側は強く触っても弱く触っても、舌でなぞられてもぞくぞくするって。ああ、これじゃ俺しか知らない君か」

指先は下着の上にすべる。

「焦らせば焦らすほど、泣きそうになる君を見るのがたまらないとか」

するり、くるり。指先は思わせぶりに動いていく。

「濡れてきたら、もっと濡らしたくて色々頑張っちゃったり」

下着を紐のようにして引っ張られる。引き攣れていびつに刺激され思わず腰がくねる。

「本当はすぐに入れたくて仕方ないとか」

言葉とは裏腹に指は下着の上から上下に動いている。私をソファに横たえて彼は指で細かく陰核を揺らす。
指に翻弄されている私を観察するかのように彼は淡々と言葉を紡ぐ。

「でも指や口だけでいっちゃう君を見るのも好きだ」

指が下着の隙間から二本中に入ってばらばらと動かされる。そこは溢れるほどに濡れて、彼の指に歓喜している。

「腰が浮く君を押さえて他に感覚を逃がさずにしておきたい」

軽く指を曲げられ、膣前壁をくにくにと押される。声にならない快感に体が震える。

進行を解説しなくてもいいのに。

こんなことを考えながら私を抱いているのかと思うと、言葉にされるのがすごく恥ずかしい。
下着が脱がされ彼のものが入ってくる。入り口付近で焦らすように揺らされ、ゆっくりと埋め込まれてゆく。

「一気に奥までも好きだけど、ゆっくり君の中を味わうのもいいと思っているとか」

何度か往復して彼は切なげな顔をする。

「男のプライドにかけてもすぐにいかないように、少しでも長く君の中にいたいと思っている」

特に感じるところを攻められて私が身悶えると彼は腰を抑えてそこをじっくりといろんな角度で突いてきた。

「ここ、は押し入れても引いてもざらついていて刺激されて、すごく良くってたまらない」

あとは小刻みに揺すられたり大きく抜き差しされたり、私がもう許して、と哀願するまで彼に翻弄された。
腰に足を絡め彼を求める形になった私に、彼はきつく抱きしめたまま奥にと射精した。

力が抜けて余韻に浸る私の頭を抱きこんで彼が囁く。

「まだ知りたいか?」

ぼうっとしたまま彼に抱かれていた。聞くと戻れそうになく、聞かないと気になりそうな危険な誘惑。

「まだ言いたいことやしたいこと、言えないことやできないことがある」

いつか全部教えてやる、そう言う彼は少し、怖い気がした。






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