奥様×執事+奥様×メイド
シチュエーション


「これは仕置きなのだからもっと苦しそうにしたらどうなの!?」

部屋の中央に置かれた椅子に両手両足を縛り付けられたリチャードさんの表情は俯いているせいでよく見えません。
奥様はそのまわりを忙しなく歩き回りながらリチャードさんに罵声を浴びせます。
私は扉の横に立ったままリチャードさんに行われるお仕置きを呆然と眺めるしかないのでした。
私のせいなのに。奥様の大事にしていた花瓶を割ってしまったのは私なのに。

「あ、あの……」

優しいリチャードさんが私の身代わりになって下さったけれど、これ以上リチャードさんがいたぶられるのを見ているのはつらいです。
私のかけた声に振り向いた奥様は聖母のように優しい顔で微笑みかけます。

「なあに、ソフィア。立っているのがつらいならベッドに腰掛けてもかまわなくてよ」

首を振ろうとしたけれど、リチャードさんと目が合ってしまってそれもできなくなりました。リチャードさんの目が黙っていろと言っている気がしたからです。
奥様はまたリチャードさんに向き直りました。
リチャードさんのズボンからは大きなあれが取り出されていて、奥様はそれの根本をきつくリボンで縛っています。奥様のお仕置きでリチャードさんのあれには媚薬が塗られてテカテカに光って大きく反り返っていました。
私の見ている前でそうしてなぶることでリチャードさんのプライドをズタボロにするのが奥様のお仕置きです。

「ふん。普段クールな顔してても薄汚いオスだね。こんなにして、侮辱されて勃起するなんて変態だよ」

リチャードさんは何も言わずに奥様からのお仕置きを受けています。きっと、本当はとっても嫌なんじゃないかと思います。

「何とか言ったらどうなの!?」
「申し訳ございません」
「そんな台詞がききたいんじゃないわよ!」

バシッと乾いた音がして、私は思わずぎゅっと目を閉じてしまいました。リチャードさんの頬が真っ赤になっていきます。

「お、奥様!!」

リチャードさんがあまりに可哀想で私は奥様に駆け寄って腕にしがみつきました。

「ご、ごめんなさい!奥様、私、私!」
「ソフィア!下がってろ」

リチャードさんの声に体がびくりと震えます。でも、

「まあ、私のソフィアになんて口をきくの」
「奥様!リチャードさんは本当は何にも悪くないんです」

本当のことが知れたらリチャードさんにされたのと同じことを奥様にされてしまうかもしれません。でも、リチャードさんは何にも悪くない。私が悪いんだから仕方ないのです。

「可愛いソフィア。優しい子」

奥様が優しく私の頭を撫でて下さいました。

「でも、罰は与えなければいけないわ」
「わ、私が罰を受けますから」

奥様の腕を掴んで懇願すると奥様は困ったように眉を寄せます。

「だって花瓶を割ったのは本当は私なんです」

奥様は整った美貌を一瞬歪めて、けれどすぐに妖艶な笑みを浮かべて私を見ました。

「まあ、いけない子」
「申し訳ございません。だから、リチャードさんを……」
「だめよ。それなら、リチャードは嘘をついたことになるでしょう?」

くすくすと笑うと奥様は私の腰に手を回して顔を近づけてきました。
目を閉じると奥様の柔らかな唇が触れます。すぐに舌が絡んで、私の頭はとろけてしまいそうになりました。

「先にあなたにお仕置きしなきゃいけないみたいね」

奥様の言葉に体がびくりと反応してしまいます。体の奥がきゅんとしてあそこがなんだかうずうずしてきました。
私がもじもじしているのに気づいた奥様がそっと手をスカートの中に忍ばせてきました。

「きゃうっ」
「あら、もう濡れてるじゃない。リチャードのお仕置きを見て興奮したのかしら」
「あっ、あん!違いますぅ」

奥様の指が直接あそこに触れただけで私の体はがくがく震えて立っていられなくなります。

「ふふ。ソフィアったらいやらしい」

ぐちゅぐちゅといやらしい音がして私は恥ずかしくてたまらなくなってきます。リチャードさんにも音が聞こえているかも。

「あっあっぁあっ」
「気持ちいいの?」
「い、いいっ!!気持ちいいのぉ」

奥様の指が三本も入ってぐちゃぐちゃにかきまわされます。恥ずかしいのと気持ちいいのが混ざって変になっちゃいそう。

「このままじゃお仕置きにならないわね」
「あ……」

奥様の指がとつぜん引き抜かれて私は切ない声を上げてしまいます。

「そうだわ。二人同時にお仕置きしてあげる」

いたずらを思いついた子どもみたいに奥様は可愛らしく微笑みます。

「達したくても達せないのと達しても達しても終わらないのはどちらがつらいのかしらね」
「お、奥様?」
「リチャードの上に跨って」

奥様は椅子に固定されたままだったリチャードさんを指差します。
奥様の言葉の意味を悟り、私は呆然と奥様を見上げました。

「あ。その前にスカートは脱いでしまいなさい。よく見えないから」

奥様の命令には逆らえません。私は仕方なくスカートを脱ぎました。ブラウスとヘッドドレスはそのままです。
その間に奥様はリチャードさんのあれにとろとろとしたものをたっぷりとかけていました。あれは、たぶん一番最初に使っていた媚薬だと思います。リチャードさんが苦しそうに呻いていました。

「さあ、ソフィア。リチャードは椅子だと思えばいいのよ」
「は、はい…奥様……んっ」

私はおそるおそる肘置きとリチャードさんの隙間に膝を突いてリチャードさんのあれに手を添えました。リチャードさんのは大きくて逞しくてガチガチに固くなっています。

「ああ…」

そっと先端が触れてゆっくりと私が腰を下ろすのと同時にリチャードさんが入ってきます。
奥様に可愛がっていただく時にディルドやバイブで貫かれたことはあるけれど生身のそれを受け入れるのは初めてでとても緊張します。

「んんっ」

少し時間はかかったけれどなんとかリチャードさんの上に座り込むことができました。
リチャードさんのは作りもののそれと違って熱くてドクドク脈打っています。まるで生きてるみたい。

「……大丈夫か?」

耳元でリチャードさんの低い声がします。私はこくんと頷いてみせました。私よりもリチャードさんの方がたぶんずっとつらいから。

「ソフィア。どう?気持ちいい?」
「あ、リチャードさんの熱くて、なんだか私……」
「気持ちいいのね」

私が頷くと奥様がそっとキスをしてくれました。そして、奥様は私のブラウスのボタンを外していきます。
じわじわと繋がった部分がうずうずしてきて私はたまらなくなって腰を揺らしてしまいました。はしたないけれど我慢できないのです。

「あん、あっ」

すっかりブラウスの前は広げられて奥様の手が胸をぐにゃぐにゃとこねまわします。
リチャードさんが奥に当たるのが気持ちよくて私は夢中で腰を揺らしました。

「いやらしい子ね。気持ちよくてたまらないって顔に書いてあるわよ」

奥様は私の乳首を舐めたり吸ったりしながら、もう片方の乳首をぎゅっと摘みます。
いつの間にかリチャードさんも耳や首筋に舌を這わせてきます。

「あっ、ああ、いい!!気持ちいいですぅ、あっ、もっと、奥に欲しいのぉ」

ずんずんと腰を振りたてても自分ではあまり上手にできなくてもどかしい。もっと奥を乱暴に突いてほしいのに。

「仕方のない子ね」

奥様がリチャードさんの腕を縛っていた縄を外します。
リチャードさんが私の腰を掴んで激しく腰を動かし始めました。

「ああああああっ!!もっと、ああん!気持ちいい!!あっ、あっ、奥にっ奥にあたってるぅぅ」

リチャードさんの動きにあわせて私も夢中で腰を使います。私とリチャードさんの体がいやらしい音を立ててぶつかり合います。

「ソフィア、可愛い」

触れてきた奥様の唇に私は自分からむしゃぶりつきました。息が苦しくなるくらいに舌を絡めて唾液を啜ります。
だんだんと頭の中がぼうっとしてきました。

「いや、奥様っ、わたし、いくっ!!いくの、ああああ……いきますぅ、いああああああああっ!!」

びくびくと体が震えて、気持ちよさで頭がいっぱいになります。あっという間に全身の力が抜けて私は奥様にしがみついたまま泣いてしまいます。

「まだよ、ソフィア。お仕置きだもの」

いつもなら優しく頭を撫でて下さるのに奥様は意地悪く微笑みます。それに応えるように私の中のリチャードさんがぴくりと動きました。
私がイった時にリチャードさんが低く呻いていたけれどイってはいなかったみたいです。

「先にギブアップするのはどちらかしら?」

そうか。リチャードさんはあれをリボンで縛られているからイケないんだ。
でも、奥様の命令には私もリチャードさんも逆らえません。
奥様に促されてリチャードさんがまた動き出しました。

「あッ、あひっ、あ、いい!!すごいぃ……ああん、いいのッ、奥…奥にぃ、ああああんっ!!!!」

リチャードさんの逞しいそれで突かれ、奥様に体中を優しく愛撫され、私の頭はぼんやりと靄がかかったみたいになります。
何度も何度も奥様とリチャードさんに責め立てられて私はイッてしまいました。

「ああああん!イッてるの、イッてるのにまだ…あッ、動いてる……中でこすれて、や、いやあああああ」

奥様のお仕置きは私が気を失うまで何時間も続きました。でも、とっても気持ちよかったし、奥様のごきげんもなおったし、リチャードさんも最後はリボンをといてイかせてもらってたから、あれでよかったんだと思います。
あんなに気持ちよくなっちゃうならお仕置きもいいかなと思っちゃったのは内緒です。






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