執事の夢
シチュエーション


「ぁ…っは……も……やめ…………っひぁ」

身体を桜色に染めて貪欲に咥え込み、淫らに喘ぎながらも制止の言葉を紡ぐ。

「やめよ、と仰せになられますか………ご冗談を。貴女様の中は私を咥え込んで離そうと致しませんよ?……ほら、このように」

ぐじゅり、じゅぷ、と淫猥な音を響かせて攻め立てる。
白濁の飛び散る、まさしく美乳と呼ぶに相応しい形の良い胸に指を這わせ、そしてその頂にある、ぷくりと自己主張してやまない箇所を、きゅぅ、と摘み上げる。

「ひぁん!」
「とてもよい声でお啼きになられますね。お教え致しました私としましても、とても嬉しゅうございますよ」

それにしても、とさらに言葉を続ける。

「まさか、貴女様がここまでだとは思いも致しませんでした。……まるで娼婦のようでございますよ?」

くすり、と娼婦のよう、を強調しつつ耳元に囁きかけ、反応を窺う。

「ち…ちがっ……ぁ…わ、わた……あぁ!」

快楽に潤む瞳から、ぽろ、と零れ落ちる涙を舌で掬い取る。

「何が違うのでございますか?咥え込んだ私をきつく締め付けて、中で何度も爆ぜさせたではございませんか。これほど短時間でこのようになるとは……娼婦ほども経験を積めばどのようになるのでございましょうね?」
「や……やぁ…ぁんっ!」

否定の言葉を紡ぐこともままならず、ふるふると弱弱しく首を振る。
しかしいくら否定しようとも、深く咥え込んで離したくない、と締め付けていることは最早隠しようもない。

「そろそろ、まいりますよ」

ぐりぐりと奥に押し付けるようにしながら、絶頂へと押し上げていく。

「ぁ、あぁぁぁ!」

絶頂を迎えた内壁にぎゅうぎゅうと締め付けられ、襲われた射精感に逆らうことなく、最奥に精を放った。



「お嬢様!!」

叫びながら跳ね起き、思わず辺りを見回す。
見慣れた自室であることに安堵し、深く息を吐いた。

「お嬢様……私は…」

頭を抱えて蹲り、目を瞑れば先程の夢が甦る。
大切な、愛しいお嬢様を無理矢理に組み敷いて処女を散らせ、口での奉仕を強要し、何度も犯した。
あれが願望だと言うなら、なんと浅ましい。

「申し訳、ございません…このように浅ましい私は貴女様のお傍にいる資格はないと思います。……ですが…離れたく、ないのです。……どうか、どうかお許しください」






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