マリーとレヴィ
シチュエーション


「いやったら、いや!!」

バン!! 勢いよくテーブルをたたき少女は食事を中断させ、
自分の部屋に戻って行った。

「うーん……、あの子の好き嫌いも困ったものだ」

テーブルの上に残された、料理を見て父親のルドルフ公は溜息をつく。

「せっかく当代随一の料理人を呼んだのに……」

今まで、蝶よ、花よと過保護に育てすぎたせいか。
娘のマリアンヌのわがままにはほとほと手を焼いていた。

「セバスチャン、せっかく連れてきてくれた料理人だが、無駄になったようだ」
「そうですなぁ」

初老の執事ははぁ〜、っと深い溜息を吐いた。

「レヴィ、お前遊び相手だろう? 何とかならんのか?」

ご主人さま、僕は彼女の遊び道具ですよ? 
そんな言葉をのみ込み、少年はしばし考え込む。

「わかりました、なんとかしてみます」
「レヴィ、頼むぞ」
「任せて下さい父上」

父親であるセバスチャンに頭を下げると少年は、部屋を後にした。

コンコン

「入りますよ、マリアンヌ様」

ガチャリ、レヴィがドアのかぎを開けると、
ボフ、顔に枕が飛んできた。

「……羽毛百%じゃなきゃ死んでましたよ」

少年は枕を拾いながら、少女のほうを見る。

「お父様に言われて来たんでしょ? 絶対あんな不味いもの食べませんからね」

不機嫌そうな顔でじっと少年を睨みつけ、顎でタンスをさすマリアンヌ。

「はい」

少年はそう言うと、タンスの中から、寝間着を取り出す。

「んっ!」

いつもの様に両手を広げるマリー、『着せろ』という意味だ。
パチパチ、と胸のボタンを外していき、
来ているドレスを器用に脱がしてゆくレヴィ。

「お嬢様、好き嫌いばかりしているから、いつまでも幼児体型なんですよ」

上半身裸となったマリアンヌを見て
はぁ、ため息を吐いた瞬間、

バチコン!!

すごい勢いで少年は後頭部を叩かれる。

「あ、あんた、何言ってんの、使用人の分際で!!」

顔を真っ赤にさせながらマリアンヌは怒りに体を揺らす。

「ですが、このちっこい胸は、事実ですよ」

「この……!!」

怒りにまかせて、再びマリーが拳を握るがそれより早く、

ピン、

少年は上半身裸となったマリーの胸を指ではじく。

「は、あうぅぅ」

今まで聞いたこともないかわいい声を出すマリーを見て、レヴィはくすりと笑う。

「かわいいですよ、お嬢様」
「……!!」

再び飛んできたパンチを掴むと、レヴィはそのまま優しくマリーをベットに押し倒す。

「さて、と」

そう言うとレヴィはゆっくり唇を重ねる。

「!?……!!」

マリーの中にレヴィの舌以外の異物が入ってくる。
それは先ほど夕食で残した、オニオンであった。
苦い感触が舌の上に広がり、舌を使って押し返そうとするが、
少年の舌技はそれを許さない。

「んんん!!」

やがて、観念するとマリーはそれをのみ込んだ。

「ほら、食べれるじゃないですか」

くすくすと笑いながら少年は口を放す、唾液の糸が二人の間に橋を作る。

「いつも、ご自分からされてるでしょ? どうですか、される気持ちは?」

「このままで済むと思ってるの?」
「はい」

睨むマリーに平然とした顔でレヴィは頷いた。

「悔しいのでしたら続けますか? もし僕が降参したら、
煮るなり焼くなり好きにされるといいですよ」
「大した自信ね、いつも私の玩具になってるのに」
「ええ、負けませんので」

平然と挑発的な言葉をかける執事の少年に、マリーはつかみかかる。

「負けたら、好き嫌いなく食事をしていただきますよ」
「分かってるわよ!!!」

大声で叫ぶと少年のズボンのベルトを下ろす。

「いくわよ、謝るなら今のうちだからね!!」

少女は少年のモノをつかむと乱暴にしごき始める。

「ふふふ、いつもみたいに、泣き叫びなさい」

マリーはにやにや笑いながら、少年のモノを乱暴にいじる。

「痛っ」

少年は苦痛に顔を歪める。快楽ではなく、痛みでどうにかなりそうだ。

( 今までよく我慢してたもんだ )

少年は心の中でつぶやく。
そして、

「はい、攻守交替」

くるりと態勢を変えるとマリーはあっという間に下になる。

「えっ!?」

何が起こったか分からない、そんな顔をしているうちに、

チュプ

マリーの大事な部分にレヴィの指が入ってきた。

「は、はわぁぁ」

クチュクチュ音を立てて少年はマリーの中を攪拌し続ける。

「う、ううう、ゆ、指を抜きなさい!!」
「いいですよ」

チュポン、指を抜くと、ジックリと外側の部分を指でなぞる。

「ああ、あああ」

堪え切れずに、少女は悲鳴を上げる。
ギュッと、シーツをつかんだまま必死に指の動きに耐えている。

「いいんですか、反撃しなくて」
「わ、わかってるわよ!!」

だが少女が動こうとする度に

クニュ、

周りの花弁と、花のつぼみに手をかける。

「はぁぁぁん、ず、ずるいわよ!!」
「何もずるくはないんですが、それよりもこのまま、
ジワジワ責め続けていいんですか?」

片手でマリーを抑えつけながら少年は楽しそうにつぶやく。

「うう、く、くやしいけど、今日はあなたの勝ちでいいわ、
だからもうやめなさい」
「……ちがうでしょ、私の負けです、だから、どうかイカセてくださいでしょ」
「そ、そんな……!! ああん!!」

少年の指の動きは絶妙なまでに少女の体を支配し、
イク寸前で寸止めを繰り返す。

「わ、わかった、わかったわ、私の負け、私の負けよ!!」

少女が叫ぶと少年は、自分の主の最も感じる部分を指で攻め立て始める。
それは今までと違いはっきりとフィニッシュへと誘う動きだった。

「ああ、ああん、す、すごい! すごい!!」

ぷしゃぁぁ!!!

少女は派手にお漏らしをすると、そのまま失神した。 

モグモグ

次の日少女はテーブルの上のモノを口へと運んでいた。

「偉いぞマリー、きちんと食べれるではないか」

ルドルフ公は嬉しそうにうなずく。

「ええ」

気のない返事をすると、少女は
少し離れた所に立っている、レヴィをジロリと睨んだ。

「レヴィ、お前の作るもの、先のシェフにも負けてはおらんぞ」
「ありがたきお言葉です」

レヴィは深々とお辞儀をする。

テーブルに並ぶものは、みな、マリーの苦手なものばかりであった。

( あいつ、ぜったい許さないんだから!! )

頭を下げながら、こちらに舌を向けた少年を見て、
マリアンヌは復讐を心にちかうのであった。






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