マリーとレヴィ kaiinunitewokamareru
シチュエーション


ピチャ、ピチャ。

豪華な調度品が並ぶその部屋で、雫が垂れる音がひびく。

「ふふ、どうレヴィ? 痛むかしら?」

先ほどから少女は自身が傷をつけた使用人の傷口を、舌で舐めていた。
少女の舌が少年の傷口に触れるたびに少年は、
ビクリ、ビクリと過敏な反応を示す。

「ふふふ、この赤い模様、あなたの白い肌にとてもよく似合ってるわよ」

今しがたまで舐めていた傷跡を少女は優しく指でなぞる。

「うっ! あ、ぁぁ……」

低い悲鳴をあげて壁を指で少年は掻き毟った。

「……この前は使用人の分際で、私に生意気なこと、言ってたわよね?
どうレヴィ、これでもまだ生意気な事が言えて?」

そう言うと今度は少年の背中に描かれた赤い模様を指で強く抑えた。

「う! あっぁぁぁ!! 」大きく首をのけ反らせて、
少年は今までで一番大きな悲鳴を上げた。
「アハハハ、いい声で啼いてるわよレヴィ! 
今度の演奏会で披露しようかしら」

少年の身悶える様子をマリアンヌは楽しそうに見つめる。

「今日はお父様も、お前の養父のセバスチャンもいないわ、
つ・ま・り、お前の飼い主は、わ・た・し」

少年の栗色の髪の毛をグイッと掴み、少女は少年の顔を覗き込む。

「ペットの躾は飼い主の勤め、
ペットが主人に生意気な態度をとったらどうなるか ―― 」

パシン

「あああ!!!」

乾いた音が立ち、少年が悲鳴を上げる。

「よーく、教えないとね」

くすくす、少女はまた楽しそうに笑った。

「生意気なペットのレヴィ、じゃあ、
最後にあんたが私のモノだって言う自覚をしてもらうわ」

そう言うとマリアンヌは椅子に腰かける、
そして足に履いていた真っ白なハイソックスを脱ぎ始める。

「さ、舐めなさいレヴィ!! 綺麗になるまでね」

レヴィの前に少女は足を投げ出す。

「…………」

少年は無言でマリーに近づくと、その場にひざまづき、
ゆっくりと少女の足を舐め始める。
ピチャ、ペチャ、再びマリアンヌの部屋の中に淫猥な雫の音が流れ始めた。

「いい格好よレヴィ、お前は、私のモノ、私だけのモノ、
よーく心に刻みつけておきなさい」

くすくすと少女は笑いながらひざまずく少年の姿を眺めていた。


―――――


ポタ、ポタ、少年の唾液が床に垂れはじめ、
マリーの顔色が少しづつ変わる。

「ふ、ふふ……お、お前も……誰が主人か、よく、わかったでしょ?
そ、そろそろ、ゆるして……あげるわ」

少女が足を引っこめようとした時。

ギュウっ

少年の手が、少女の白く細い足首を強く掴んだ。

「!? な、何してるのレヴィ!?」
「……まだ、綺麗にはなってませんよ? マリアンヌ様」

マリーのきいたそれは、実に冷ややかな声だった。

「くっ! 放しなさいレヴィ!!」

ぺちゃ

「あ! あ、ああぁぁ」

舌が足を這った瞬間マリーはたまらず嬌声を発し
あわてて口を押さえる。

「如何いたしました、マリアンヌ様?
まさかペットに足を舐められて欲情してらっしゃるのですか?」
「!? ……だ、だれが!!」

ペロリ、ツッー。

「ん!……ぅぅぅくっ!」

少年が指でなぞり、舌を這わす度、マリーは必死に声を押し殺す。

( だ、だめ、こえがでちゃう!!)

首を左右に振り、拳を強く握りこむマリー。
だが少年はゆっくりと足首から白く柔らかな太ももまでを、
指と舌で往復し足の付け根までいくと折り返すのを繰り返してゆく。

「あ、あうぅぅ」

切なさと、苦しさが入り混じる声が少しづつマリーの口から洩れる。

―― レヴィに肝心な部分を舐めてほしい、触ってほしい ――

それが今のマリーのウソ偽りのない心からの気持であった。

「レ、レヴィ、命令よ、も、もう少し上を舐めなさい!!」

太ももに舌を這わせていたレヴィはマリーの顔を見つめる。
そして優しく微笑む。

「上、とは、どこの部分です?」

それは優しくも冷たい笑顔であった。

「!? う、うえは、上よ!! は、はやくなさい!!」

だが少年は少女の叫びを無視し、自分の作業を続ける。

「!? あン、は、ああ、ち、ちがうわレヴィ!!」

「マリアンヌ様、
生意気なペットの主人だという自覚は出来ましたか?」

くすくすとレヴィは指を這わせながら静かに笑う。

「う、ぅぅぅぅぅ」

低いうなり声をあげ、少女は恨めしそうに少年を見つめた。

( だ、だめ、私、おかしくなっちゃう )

荒い息を吐きながら、少女は少年の目を見つめる。
すでに少女は我慢の限界であった。

「マリー様、先ほどからこぼれてくるこれは何です?」

少年は指先についた愛液を少女の顔のそばに持ってくる。

「あ…… し、しら、ない」

弱弱しげな声でつぶやくマリー。
もはや先ほどまでレヴィをいたぶっていた姿は何処にも無い。

「レ、レヴィ、お願い、意地悪は、もうやめて……」

ついに少女は自分がいたぶりペット呼ばわりした少年に哀願する。

「僕は、あなたの命令どうりに動いているだけですよ?」

だが少年はそんな少女を冷たく突き放す。

「そ、そんな……、あっ!! あああ!」

ビクビクと体を痙攣させながら、激しく首を左右に振るマリー。

「お、お願いレヴィ!! 私のあそこを触って!!」

ついに我慢の堤防が決壊するマリー。

「あそこって、ここですか?」

ツン、

指で軽くビショヌレになった、少女の白い下着に軽く触れる。

「そ、そう!! そこ、そこよ!!」

もはや恥も外聞も、主人と従者も無い。
あるのは男と、メスの本能だけ。

では、ご自分でお脱ぎになり、こちらに足を開いてください」
屈辱の言葉であったが、マリーに選択権はなかった。
下着を脱ぎ棄てると、足を広げる。

「……は、はやくして……おねがい」

「分かりました、では今から、愛液でぐしゃぐしゃになった、
マリー様のあすこに触れさせてもらいます」

そう言うと

チュプリ、

少年は少女のあすこへ指を差しいれた。

「あああんん!!♪ 」

マリーは待ち望んだ歓喜に身を震わせる。
少年の指はじっくりと焦らすようにかきまぜた後、
愛液を全て?き出すように激しく攪拌を始める。

「あああ、いい、す、すごい、すごい!!」

少年の指が少女の胎内を掻き混ぜる度、
グチュグチュという音と共に、
少女の歓喜の声が混ざる。

「アハハハ、今度の演奏会で発表になるのはマリアンヌ様、
あなたの方みたいですね」

だがそんなレヴィの屈辱的な言葉も聞こえないように、
『すごい、すごい』を繰り返すマリー。
そして、

「あ、ああ、もう、もうだめ、いい、あああ!!!」

ジョバァァァァァ。

激しく失禁をして少女はゆっくりと失神していった。

――――――

「ん、んんん」
「気がつかれましたか? マリー様」

マリーが気がついたときには、
すでにカーペットが取り換えられており、
マリー自身も着替えさせられていた。

「レヴィ、こっちに来て……」
「はい?」

レヴィがマリーのそばに近づくと、

パシン!!

乾いた音が響き、
ほほが熱くなり、
レヴィの口の中に血の味が漂う。

「今度こんな真似をしてみなさい!! 
あんたなんて殺してやるんだから!!」
「はい、マリー様」

ほほに手を当てて静かに頭を下げるレヴィ。

「カイイヌニテヲカマレル」
「えっ? なに?」
「いえ、東国の古い言葉です、お気になさらずに」
「……まぁ、いいわ、下がりなさい」
「はい」

一礼するとレヴィはマリーの部屋を出る。

「ま、この場合は、『飼い主が足を舐められる』か」

バタン

音を立てドアが閉まり。

物語も。






SS一覧に戻る
メインページに戻る

各作品の著作権は執筆者に属します。
エロパロ&文章創作板まとめモバイル
花よりエロパロ