お嬢様ファイト
シチュエーション


小高い丘の上に一つの豪勢な屋敷が立っていた。

長い歴史と伝統を誇る『レイフィールド』家である。
現当主は 『アルバート』 最近‘ある,功績が認められて、女王陛下より勲章を賜った。
その妻 『クローディア』 夫と同じ世界で活躍していた所、彼、アルバートより激しいプロポーズを受けついにある日二人は結ばれた。

そんな二人の間に生まれたのが、この話の主人公の一人 『セシリア』 
ブロンドの長い髪の毛と、硝子のような青いきれいな瞳を持ち、天使のような愛らしさを持つ少女だ。
もう間も無く学校が終わり迎えの物と共に屋敷へと戻ってくるであろう。

一人の少年が疲れて帰ってくるであろう少女のために、少女の好きなりんごジャムを乗せた焼き菓子と、ローズヒップティーを用意し、席を作って待っている。
少年は黒い髪の毛と同じ黒い瞳がエキゾチックな美しさを持っていた。
彼は皆から 『ダイゴロー』 と呼ばれていた。
そう、彼はこの国の人間ではなく日本人であり、年はセシリアより一つ年下、
今回の話のもう一人の主人公であった。

(もうそろそろかな?)

時計に目を向け、ダイゴローは学校から帰ってくるお嬢様を出迎えるために玄関へと足を運ぶ、
と、

バタン!! 

すさまじい勢いで玄関が開き。

「あの娘ボコボコにしてやりますわ!!!」

美しいブロンドと美しい青い瞳の少女が、美しい声で、

鬼のようにほえていた。


何があったかはわからない、だが少年はそれを見て、
大きくため息を吐くのであった。

「……ねっ!!? 酷いと思うでしょ!?」

少年の作った焼き菓子を頬張りながら少女が今日学校であったことを説明する。
喋りながら、食べながら、なおかつ怒りながらの説明は、理解するのに困難を極めたが。

今日、前から話しのあった日本からの留学者が学校に来たという。
美しく長い黒髪と、きれいな黒い瞳、独特の『日本文化』という物に皆が引きこまれたと言う。
だが事件は昼休みに起こった。
彼女が日本の格闘術である『ジュツツ』という物の話をしていた時に、
最初はそれを大人しくセシリアは聞いていたのだが、

『倒れた相手をまだ攻撃したり、相手の手足を痛めつけて動けなくするなど卑怯だ』

と、発言し、

相手の少女に

『貴方の言うボクシングこそ野蛮です』

と、返されて

互いの名誉をかけて勝負することになったそうだ。

「ダイゴロー! 別に私は貴方の国の格闘技がどうとか言うつもりじゃない!でもやっぱり倒れた相手を攻撃するのはずるいわ!」

最後の焼き菓子を口に入れ、それをぐいっと、紅茶で流し込む。
と、

「…………焼き方は、もう少し長めで焼いてもいいわよ、それに今度は紅茶の茶葉を蒸らす時間をもう少し短めにして」

いつ味わってたんだろう? そう感じるほどバクバク食べてた少女は一言感想を漏らし、

「はい」

少年はその感想を受け止めた。
そして、やはり血は争えない物だな、と、少女の瞳を見つめながら心の中で少年はつぶやいた。
セシリアの父親であるアルバートも、母親のクローディアも、共にこの国で一番のボクシング選手であった。
そしてそんな血を引く彼女も、近隣の学園で知らぬ者のないボクサーである。

「さてと、お腹も膨れたし、ダイゴロー練習に付き合いなさい」
「は? はい……畏まりました」

がたんと席を立ち上がると、両親が今なおトレーニングをするために使用している部屋へと足を進める。

「許せないわ! ボクシングを馬鹿にするってことはこの国の文化、そしてお父様とお母様を馬鹿にするってこと!」 

セシリアの足がどんどん速くなってゆく、それにあわせ後ろを歩くダイゴローも歩幅を合わせる。

そもそも、軽率な発言を先にしたのはセシリアのほうではなかろうか?

だが誰もその疑問を口にしないまま二人はトレーニングルームまでたどり着く。

「見てなさい、絶対に後悔させてあげるんだから!」

乱暴に扉を開けて中に入り、続く少年がそっと続いた。

「ダイゴロー、着替えてリングに上がって」
「!? あ、は、はい」

予想はしていたが突然の事に一瞬惑うダイゴロー、そそくさと動きやすいようにタキシードの上着を脱ぐ。
一応護身術みたいな物は心得てはいるが、其れでもあまりにも無茶な話である。
一応ネクタイをはずし、ワイシャツのボタンを外した所で、

バサ!

セシリアは下着を脱ぎ捨てると、自分のタンクトップへと手を伸ばしている。

「もう少しだけ待っててダイゴロー」

男性の目の前で全裸になっているのに左程気にした風も無く告げるといそいそと、白いタンクトップを身につける。

元々貴人は召使に着替えをさせることが多いために、セシリアもダイゴローの前で裸になるのはどうとも思っていなかった。
だが、心の準備が出来てなかったダイゴローはそうとは気がつけれないようにそっと目線をはずすと、靴を脱ぎ先にリングへと上がるのだった。

「ダイゴロー、思いっきり掛かってきて良いのよ」

髪の毛を頭の上で一つに縛り、上下を白色でそろえたタンクトップとホットパンツに身を包み、しっかりとリングシューズまで身につけている。

「セシリア様と僕とではあまりに実力差がありすぎると思いますが?」
「大丈夫よ、ある程度は手加減してあげる、ただ『ジュウツツ』がどんな物かわかればいいから」

やれやれ、ため息を吐き目の前の少女にチラリと視線を送る。
白いタンクトップと白いホットパンツの間から適度に付いたお腹の筋肉が覗き、
その白いホットパンツからは程よく筋肉の付いた白い足がすらりと伸びる。
美しいブロンドの髪の毛が目に眩しい。
世の男性であればこんな美少女と二人っきりになれると言うのは、なんとも好ましい
シュチュエーションであったろう。
無論、彼女が手に皮のバンドを巻いてる事無く、
周りがリングで無く、
彼女の親がこの国でも一、二を争うボクサーでなく、
彼女自身が何度か他のハイスクールの生徒との試合のためにリングに上がり、『閃光のセシリア』の二つ名で呼ばれてさえいなければの話だが。

「早くなさい! 掛かってこなければ練習にならないでしょ?」

イライラしたようにセシリアが叫ぶ。
この時代、まだグローブなどと言う物は存在しない。
大人も子供も、金持ちから一般市民に至るまで、通常は手には革のベルトのようなものを巻きつけ打ち合うのが当たり前となっている。
その為に大怪我をする事も珍しくなかった。

(まいったなぁ)

手を前に出しダイゴローは動けずにいる。下手をすれば自身も大怪我を追ってしまうし、かと言ってセシリアを怪我させるわけにも行かない。
と、

ボス!

一気に距離をつめてきたセシリアのボディブローがダイゴローのみぞおちにヒットした。

「あっ! …………が、がぁぁ」

苦しさのあまり背中を丸めてその場に蹲る。


「立てる? ダイゴロー?」

少し心配そうにその様子をセシリアは眺める。

「手加減はしたつもりだったんだけど……たてる?」
「だ、大丈夫です」

苦しそうに顔をゆがめながらよろよろと立ち上がるダイゴローを心配そうに見ていたセシリアは少し様子を見た後、

「大丈夫そうね、じゃあ続けるわよ」

そう言うとまた閃光のような速さで踏み込んでくる。

「くっ!」

それを何とかガードしようととっさに手を出すがそのガードをかいくぐるように素早いラッシュがダイゴローの体を叩いていった。

(仕方ない、お嬢様には悪いけど少しだけ痛い思いをしてもらうか)

執事としては本来あるまじき行為だが、このままでは自分の身がもたない。

「失礼します」 「えっ? きゃ!?」

ダイゴローはタンクトップを掴むと、怪我をしないように優しく背中から落とす。
可愛らしい悲鳴を上げながらセシリアの身体が一回転をした。

ドタン!!

白いリングのマットに其のまま背中から大きく叩きつけられて、「あっ! きゅぅぅ………」
小さな悲鳴がセシリアの口からこぼれた。
何が起こったか分からないという顔でポカーンとした顔をしていたセシリアは、

「!? うあぁっ! い、いたたたた!!」

不意に沸いた腕の痛みに大きく悲鳴を上げる。
ダイゴローがセシリアの腕を締め上げていたのだ。

「い、いたたたたた!! ひ、卑怯よダイゴロー!!」
「これが腕関節技ですお嬢様」
「…………!!!」

声にならない悲鳴を上げながら必死に腕をはずそうとセシリアはもがくが簡単には関節技は外れることなど無い。

「どうでしたか?」ぱっと腕を放した途端

ドス!!

再びダイゴローのわき腹に鋭いパンチが叩き込まれる。

「ぐはぁ!! あ、アギゴォォ…………」
「どう? お返しよダイゴロー」

荒い息を吐きながらじっと恨めしそうにダイゴローの顔を見つめるセシリア。

「は、はい、失礼しましたお嬢様」

脇腹をさすりながら、ダイゴローは頭を下げた。

「やっぱり倒れてる相手を攻撃するなんてサイテーの行為よ」

腕をさすりながら立ちあがる。

「立てる? ダイゴロー」
「はい……あっ!……お、お嬢様……」
「?…………!!」

ダイゴローの視線に気が付きふとその先に目を向けると、タンクトップが外れて胸があらわになってる自分の姿であった。

「み、みた?」 

顔を赤くしながら胸を手で隠すとそそくさと試合中に外れたタンクトップを回収する。
先ほど着替える際には自分から脱いだために左程気にはならなかったが、今のは

『ダイゴローに自分のタンクトップを脱がされた』

その事実の恥ずかしさに打ち震えていた。

「大丈夫ですお嬢様、すぐに視線をはずしましたので!!」

後ろを向くと先ほどの着替えのシーンと、今のシーンを思い出されてくる。
適度な大きさの形のよい胸は白くて柔らかそうな印象を受ける。

「すいませんが一寸体調が、今日の練習は……」

そういってクルリと振り向いたダイゴローに、

ドン! 

視線いっぱいに広がるぐらいセシリアの顔が近づき、
其のままもつれ込んで倒れるように二人はリングの上に転がった。

「お、おじゅうしゃま?」

思わず変な発音がダイゴローの口から漏れる。
そこには上半身裸で馬乗りになったセシリアの姿が広がった。

「……お仕置きよ!! ダイゴロー!」

そう言うとぺちぺちと自分の胸をダイゴローの顔に打ち付ける、汗と甘い体臭と柔らかな感触がダイゴローの口や頬に当たっていく。

「や、やめてください、お嬢様」
「何言ってんのダイゴロー、ここはファイティングポーズをとってやる気満々よ」

股間をまさぐられて思わずかすかな悲鳴がダイゴローの口から漏れ、クスクスとセシリアはその様子をおかしそうに見つめた。

「どう? ダイゴロー、倒れて動けないところを攻撃される気分は?」

そう言いながら皮のベルトを巻いた手がダイゴローの物に触れる。

「ふわぁ!?」

奇妙な悲鳴を上げながらダイゴローは身を震わせた。

「良いのよダイゴロー、私の胸触って、反撃しても」

そういわれダイゴローの手がすっとセシリアの胸へと伸び、

「ふにゃぁ!」

その柔らかな胸に触れた。

可愛い声を上げながらセシリアはダイゴローの身体の上でイヤイヤをする。
だが、その手は休むことなくダイゴローの物へとラッシュを続ける。
その巧みな指捌きは徐々にダイゴローを高みへと押し上げて行く。
ダイゴローの指先にも柔らかな胸の感触が手に気持ちよく、触るたびに顔を真っ赤にしたセシリアが動くのも、見ていてとても気持ちのいい物である。

「あ、あ、あぅぅう、気持ち、気持ちいよぉダイゴロー!」

そんなセシリアを眺めていたダイゴローは、

「あ、くぁああ!」

堪え切れずセシリアの手の中へと自分の物を発射してしまった。

「ああ、ダイゴローのものが私のに……」

ウットリとしていたセシリアは、

「ふふふ、大事なベルトを汚したわね」

そう言うとクルリと後ろを向き、

「罰として、このまま私の口で舐めとってあげますわね」

そう言うと白いホットパンツに包まったお尻を顔に近づけ、そのまま口をダイゴローの物に近づけるとぺろぺろと残った精液を舐め取り、口の中にカプリと咥え込んだ。

「くぅあぁぁぁぁぁああ!!」

あまりの刺激に大きくダイゴローは悲鳴を上げる。
目の前にはホットパンツを履いたままのセシリアの可愛いお尻が挑発的に揺れている。

「……どう? 脱がしてみる?」
「……はい」 

そう一声声をかけるとホットパンツをずりさげ、

チュプリ

「フニャン!!」

大事な割れ目部分に指を突っ込んだ。
先ほどからもうすでにたっぷりと濡れており、金色の毛も自らの愛液でたっぷりと濡れている。

「……可愛く濡れておりますよお嬢様」
「そ、それでは私がHな子みたいではないですかダイゴロー、これ貴方への罰です〜」

しゃぶっていた口を離すとイヤイヤと首とお尻を同時に振るセシリア。

「そうでしたね、僕の‘物,とお嬢様の‘口,の真剣勝負でした」

そう言うと少し指を強くかき混ぜる。

「ああん、ん、ダ、ダイゴローちょっと待ちなさい!」
「だめですお嬢様、止めて欲しければもっと頑張って口を動かしてください」
「ふ、ふぅぅぅうう…………!!」

ダイゴローに言われてセシリアは夢中で目の前の物にしゃぶりついて行く。

「ほらほら、早くしないとここがヒクヒクして参ったしそうですよ? 良いんですか?」
「ひゃ、ひゃめ〜」

必死になってダイゴローを気持ちよくさせようとしているのがセシリアの様子から伝わってくるが一度発射した後だと次の充電には時間がかかるため、いくらどう頑張ってみても、セシリアの負けは動かない物であった。

(まあ、意地悪せずに逝かせてあげるか)

クリッ

「ア!! ハニャアアン!」

セシリアの肉突起を優しく捻ると、お尻の穴に指をゆっくりと挿しいれ、そのまま割れ目の指を激しく揺すり始める。
それははっきりとセシリアをKOさせる目的の動きであった。

「アアア!! も、もうだめ、我慢できない!! だ、駄目! 駄目!」

金色の髪を振り乱し、白い肌を全身汗でテラテラと濡らしながら、野生の馬のように大きくセシリアは全身を仰け反らせる。

「ああ、好き! 好きよダイゴロー!! 駄目! もうだめええぇぇ!!」

ブシュウウウ!!

ダイゴローの顔に大きく愛液を掛けながらガクリと倒れこむセシリア。

「……ぼ、ぼくも、もう!!」

その顔にダイゴローは自分の精液を浴びせかける。

「あああん、 ダイゴローの温かくて美味しいですわぁぁ……」

ぺろぺろと自分の顔にかかった物を舐め採りながらゆっくりと少女は失神して行くのであった。

「ダイゴロー、それでね、こう、きたところに、こう、パンチを当てましたのよ」
「はいはい」

体中痣だらけでうれしそうに何度も今日あった出来事を説明するセシリア。
よほど、その日本人娘に勝ったのが嬉しかったのであろう。
紅茶を啜り、焼き菓子を食べながら話は尽きない。

「でね、て……聞いてますの? ダイゴロー!?」

もう何度も同じ話を聞かされている。

「もちろんですよお嬢様」
「そう………ところでダイゴロー、今日のはいつもより温めみたいですけど?」

ティーカップを手に持ち不思議そうな顔をするセシリア。

「ああ」

ダイゴローはそれに答えた。

「だって今日は口の中を少し斬っているのではないですか?」

そう言われてセシリアは口を押さえる。

「だから沁みないように、ですよ、セシリア様」

そう言うと少年はクスリと微笑んだ。






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