シチュエーション
![]() 214 :名無しさん@ピンキー:2008/10/05(日) 00:45:11 ID:DYKwE7ct 千の祈り、千羽鶴 215 :名無しさん@ピンキー:2008/10/07(火) 19:33:32 ID:Fode4BDE ならこれで215羽目…っと 「どう?お姉ちゃん?うまく折れてるでしょう?」 そう言って私のベッドの上に肘ついてぶーんなどと言って折り鶴を飛ばす真似をして無邪気に笑うこの子が心の底から憎い。 「えへへぇ…お姉ちゃんのいい匂い…」 嬉しそうにシーツに鼻先を埋める仕草がたまらなく鬱陶しい。 近づくな触るな。 ここで呼吸すんな。その息をいますぐ止めろ。 「それじゃあ時間だから買えるけど、明日また来るからね」 ふざけるなもう二度と来るな。 「じゃあね〜」 「……バカ。ここ結核病棟だっての。マスクぐらいしないっての」 そして私はまたあの子が来て早々に外してしまったマスクへとそっと唇を重ねた。 216 :名無しさん@ピンキー:2008/10/11(土) 22:28:33 ID:xEyqkbr7 じゃ216羽目な 217 :名無しさん@ピンキー:2008/10/17(金) 23:33:33 ID:EBkcjdsH これで217羽ね 221 :名無しさん@ピンキー:2008/11/01(土) 01:33:10 ID:YmlRxOSu ベッドから突き出した生白い手が俺の手を握る。 暗い闇の底から響くような冷たい声。 ぞわりと背筋に鳥肌が立つ。 やっ、やめてくれ!? この病室には誰もいないはずなのにっ!? 誰か、助けてくれ〜!? 気弱な俺の声にならない叫びが病室に響いた、まるっと。 今はこんな調子だけど、いつか退院できるといいな。 それじゃ、また。 ─221羽目を枕元に置いて 222 :名無しさん@ピンキー:2008/11/04(火) 20:14:24 ID:DbvdBFFE 折り鶴を握りつぶしながら少女は今日も泣く 223 :名無しさん@ピンキー:2008/11/05(水) 23:25:05 ID:ewzKtooR だって…だって… 千て、 1000まで行ったら… 1000まで行くって… 1000まで保守だなんて… ずっと、ずっと保守だなんて… そんなの絶対イヤ… ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |