モルモット(非エロ)
シチュエーション


「もういいかげんにして下さい!」

担当医師の机を前にとうとうわたしはそう言ってしまった。

「何をだね」

わたしの何時になく強い口調に彼は驚いたカルテから目を上げた。

「先生が今あの子にしている事です」
「ああ」

何が言いたいのか察したのだろう、いや、いずれわたしがこんな事を言い出すのではないかと思っていたのかも知れないが。

「前にも説明しただろう」

そう言って視線をカルテにもどす、話しは終わりだと言わんばかりに。
分かってる、仕方ない事なのだ。
だが頭で理解出来ても気持ちは収まらない。
そして彼のそんな態度にわたしの感情な爆発した。

「何がですか!!テストテストってあの子はモルモットじゃないんですよ!

「そうさ、モルモットじゃない。わたしの思い通りにすすんでいるからね」

わたしは絶句した。
ずっと先生を尊敬してきた。もう何年もだ。それなのに。

もう──駄目なのね。
わたしは彼を許さない。絶対に。






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