シチュエーション
![]() かちゃかちゃかちゃ… 「こんにちはー…あれ?知恵の輪?」 「うん…こないだのお見舞いでもらったんだけど…はぁ、ムリ。望月さんやって…」 「あ、これ見たことあるなあー、確かこうやって…」 「できるの?」 「んーと、確かねえ、やり方があったような…」 かちゃかちゃかちゃかちゃ。 「あれ」 「…あれー?」 かちゃかちゃかちゃかちゃ… 「むむむ…」 「くすくす…」 「こら。あれおっかしいなー。こうだっけ、こっちだっけ…」 「…なに遊んでいるのかしら」←休憩時間中 「ひゃうっ!!あ、先輩こういうの好きですよね!?お願いします!じゃっ!」 「え・・・」 たたたた… 「…」 かちゃかちゃかちゃかちゃ・・・。 「………ふう。いいこと弱子ちゃん。病院ではね、体を健康な状態に直すのが目的なの。 それには安静にしてなきゃだめな時もあるから、こうして知恵の輪をするのもいいことだとは思うわ。 でも退屈なのをなんとかするのは、別に知恵の輪である必要はないわよね? だから私が持ってきたこっちのパズルをしましょう。輪っかをただ外して付けなおすより絵を作る方が絶対に楽しいわ。 ね、私も空き時間には手伝ってあげるから、そんなにぷるぷるして笑わないで頂戴。 …もう、笑わないでったら」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |