肉の快楽2
シチュエーション


「はぁ、寄り道したらもう暗くなっちゃった」

散々犯された後、ようやく解放された結衣はそのまま歩いて学校へ向かった。
身なりは整えたが、端々に乱交の痕跡が残る。
もう日が暮れたのが幸いだろが、そんな風に思う事もなく歩く。


「久しぶり…かな。シャワー借りよ」

校門に付き、見知った建物を眺める。
文武両道を掲げ、設備の整った近代的な校舎は日暮れとともに威圧感を増す。
こう遅くなっては人の気配があまりしない。
まばらに点る教室の明かりが何となく眩しい。
自分の下駄箱を開け、靴を履き替えようとすると手紙が入っていた。
――教室で待ってる
結衣は短く記されてる手紙を見たのち、とりあえず無視して靴を履き替え自分の目的の場所へ向かう。

「ま、いっか…まずはシャワー、室内プールへ行こっと」

誰も居ない事を確認して衣服を脱ぎ去り、備品の洗濯機の中に入れてボタンを押した後、シャワー室へ入る。
元栓のバルブを開き、蛇口をひねってシャワーを浴びた。
鼻歌を歌いながら、男の残滓がこびり付いた身体を洗い流す。
シャワーが終わると勝手に拝借したタオルで拭き、
服を乾燥機に入れて、自販機で買った野菜ジュースを飲みながら、ロッカーに忍ばせてたブロック携帯食を食べる。
満足すると乾燥機が終わるまで遊ぼうと思いプールへ向かう。
明かりも点けず、墨を流したような漆黒の水底にも怖気づくような事はなかった。
タオル一枚のみを羽織ったまま飛び込み、少しぬるい水の浮力を確かめるように漂った。
しばらくして潜水したり、遊泳をして身体をほぐす。
結衣は傍目から見ても泳ぎが得意なのが良くわかるほど、達者な動きで水をかきわける。
不用意に音をたてず、水面は静かに揺らぎ、すいすいと形容するに相応しく水の中を進んでいく。

「ふんふ〜ん、人魚のように、でも結衣を食べても不老長寿になんかならないよ〜」

上機嫌で泳いでいると、前触れもなく明かりが点けられた。
入り口から入ってきた人を見ると、確か水泳部の顧問だと記憶していた人だ。
まだ二十代中頃と年若い。

「おい、誰か居るのか?」
「は〜い、居ます、もう上がります。先生、ちょっとすみませんけど、向こうへ行ってもらえますか」
「?…なっ、なんだその格好は」
「格好もなにも、タオルですけど」
「だ、だから何でなにも着ていないんだ」

後ろを向いて話しかけてくる。
結衣は別に見られてもこれといった感情は湧かないが、さすがに見るほうはそうもいかない。
そんな相手の様子を見て、いたずらを覚えた子供のように無邪気に話しかける。

「制服が汚れたから洗濯してました。その間、ずっと待ってるのもつまらないから泳いでたんです」
「いや、だから…他に服、水着はなかったのか?」
「はい、ありません。裸で一人泳ぐのもなかなか面白いですよ」
「……あー、もういい…、こんな事は初めてだよ。
とりあえず、すぐにでもここを閉めるから、服が乾いたなら着替えてくれ」
「はい、わかりました」

向こう側へ行った先生を見ながら、ふと一計を案じた。

「フフ、時間を潰すには丁度いいよね」

結衣は思案を巡らせながら後を追った。

結衣は丁寧に身体を拭いた後、乾燥機から制服を取り出す。

「あれ?先生、私の下着がないです。おかしいな、さっきまであったのに」

言いながら、とりあえず乾いた制服を着る。
本当は最初からないくせに、と思いながら嘘をつく自分に少し笑えた。

「フフ、先生。もしかしたら…取っちゃいました?」
「ば、馬鹿な事言うな。そんな物、取ってないぞ」
「せ〜んせ、ちょっと身体検査です」

入り口のそばに隠れて待っている先生に、後ろから抱き付きポケットや服の中を探る。
わざと胸を押し付けるようにして、さりげなく全身を密着させる。

「う…ほ、ほら、持ってないって。そろそろ確認できたら離れてくれ」
「うーん、ありません。…でもこことか…膨らんでますし」
「わっ…や、やめ」

ズボンの上からでも勃起しているのがわかる。
一通り探るふりをして、股間のあたりを弄った。
二本の指でズボンから浮き出るように挟んで擦り上げる。

「う〜ん、ないみたいです。疑ってすみませんでした。
それとこっち向いても大丈夫ですよ。とりあえず制服だけ着ましたから」
「あ…ああ…その…一緒に探そうか?」
「はい、お願いします」
「う…うん…そうか」

ちらちらとこちらを見る先生が可笑しい。
超ミニのスカートの下は何もないし、うっすらと乳房は透けて見える。
一度意識してしまえば、男なら脳裏から追い払うのは容易ではあるまい。

じろじろ見ちゃって。
まあこの下は何もないもんね、無理ないかな。

結衣はわざと屈んで床を探した。
四つん這いになって動き回り、お尻を向けて揺らす格好には、
意識せずとも扇情的な、牡を誘う牝の仕草が込められている。
そんな結衣の姿を探すのもそこそこに盗み見ていた。
見られてる本人は意に介する事なく、ゆっくりと丁寧に椅子の下や足拭きマットに挟まってないか探す。

「先生、ありました?」
「あ…いや、ないな。誰か間違えて持っていったんじゃないか」
「う〜ん、そうかな…先生、ちゃんと探してます?」
「う…うん、探してるぞ」
「フフ、せ〜んせ、私の方ばっかり見てたでしょう。視線感じましたよ」
「な…そ、そんな事ないぞ」

図星なのだろう、あたふたと弁解した。

「嘘つかなくてもいいですよ。別に軽蔑なんてしません。
それにさっき持ってないか探った時、先生のアソコ、立派のなってました。
そんなにしてたら私も落ち着かないです。抜いてあげましょうか?」
「えっ…それは…その…気持ちは嬉しいが…」
「フフ、一緒に探してくれたお礼ですよ。遠慮しないで受け取ってください。
もうこんな時間なら、誰も来ませんですし…ね」

会話しながら少しずつ忍び寄っていた結衣は屈み、
起用にベルトを外してズボンとトランクスを下ろす。
抵抗をするのを無視して、天をつくようにしてそそり立つ男根を口に含む。

「ん…ちゅっ、じゅる…ううん…ぺろ、ん、ん、ちゅるる」
「や…やめろ…ああぁ…はあはあ…だ、だめだって」
「んふ…れろ…先生…大きいです。ドクドク脈打ってますよ。
ちゅちゅる…う…ん…あは…しょっぱいお汁が出てきました。
結衣も…何だかアソコが濡れてきちゃった、じゅる…ちゅ…ううん…」

結衣は奉仕しながら、片手を自分の秘所にあてがい自慰をする。
舌先で鈴口から滲み出る先走りの汁を確かめると、切なそうな呻き声を上げた。
手で握って動かし、亀頭に舌を巻きつける。
カリの裏の部分や裏筋を一通り刺激すると、
奥まで咥えこみ、顔を前後して吸い込んでは戻した。

「ん、ん、んふぅ…先生…気持ちいいですか」
「あ…ああ、すごく」
「嬉しいです。じゃあもっと…気持ちよくしてあげます」

結衣はブラウスのボタンを外し、豊かな乳房で陰茎を包みこんだ。
前後に動かして擦り、先端を口に含んで愛撫する。

「ちゅ、ぺろぺろ…ん…じゅる…どうですか、私のおっぱい」
「い、いい。最高だ。こんな事してもらえるなんて夢みたいだ」
「先生のもおっきくて…胸に挟むとよくわかるくらい」
「もっと強く挟んでくれ…ああぁ…そのまま…もういきそうだ」
「出そうなの、先生。フフ、結衣のおっぱいでたくさん出してください」
「はあはあ…そ、そう…あ、あ、出る!」

胸に挟まれたまま駄々っ子のように身体を震わせて射精した。
焦らされたためか、勢いよく飛び出して顔に降りかかり、
その後もビクビクと絶え間なく噴出して鼻先や口元を汚して乳房に滴り落ちる。

「う……ん…すごい量…後始末しますね」

含んで丹念に舐めた後、口をすぼませて吸い取るように動かした。

「ああぁ…いい…」

呆けたように、口を開けて呟く。
先端を舐められる快感に、膝が砕けそうになる。
結衣は陰茎に付いた分の処理を終えると、口元を舐め取る。

「フフ、先生の、美味しかったですよ。……次は結衣の番ですよ」

精液で顔を汚されながらも、柔らかな微笑に思わず後退る。
あまりにも邪気のない笑顔に気圧されたからだ。
だがそれ以上後退する事が出来なかった、密かにもたげてくる欲望が足に重しをかけていた。

後ろに下がったのを見ても、結衣は楽しげな笑みを絶やさずに話す。

「あれ、結衣とエッチしたくないんですか?」
「いや…その…き、君とは生徒と教師の間柄じゃないか。
その…なんだ…さっきは思わず…すまない、いや、あの…嬉しかったが…」
「フフフ、私は先生とセックスしたいな。
ほら…見て、結衣のアソコ…もうこんなになってるの」

長椅子に座ると膝を立てて脚を開けて、あられもないスカートの中を覗かせた。
秘所は期待の蜜に濡れそぼり、明かりに照らされてキラキラと光っている。
結衣はそのまま二本の指で広げてそこを見せ付ける。

「ほら、先生の逞しいペニスが欲しいってヒクヒク動いてるのわかる?…ん…あっ…あぁ…ほら…」

結衣はそのまま自分の手で自慰に耽る。
手馴れた風にクリトリスを擦り、中指を割れ目に沈めてこねくる。
学校内で一、二を争うと言われる美少女の自慰をする姿に、思わず見惚れてしまっても無理はない。

「ああぁ…あぁ…気持いいけど…このままじゃ欲求不満で…
きっと先生の授業中に…オナニーしちゃうよぉ。
先生の顔を見て…声を聞くだけできっと…オマンコ疼いちゃうの」
「そ…そうか…」
「だ…だから…んん…先生ので…いっぱい奥まで突いて…慰めて欲しいよ。
はあ…はあ…そして…熱い精液…たくさん中に…注いでもらえれば…疼きも収まるの。
そうすれば…きっと今日は…お家に帰ってもよい子にして復習出来るよ」
「ふうぅ…い…いい子になるんだな」
「そうだよ。先生の…お腹に感じたまま…お勉強するの」

自分が中出しした教え子が、そのまま家に帰って勉強をする、自分の精液を腹に溜めたまま、
大切な何かを汚してるような奇妙な背徳感に強く勃起した。
それは今にも目の前で現実として広がる、妄想の出来事ではない。
作られた仮面に亀裂が生じる。

「ふう…そ、それならしょうがない。おまえのために、性欲解消の手助けをしてやろう」
「嬉しい…お願いします」
「さっきみたいに床に手を付いて…お尻をこっちに向けるんだ」

結衣は言われたように、床に手を付き尻を高く上げる。
スカートは大切なところを隠す役目を果たさず、
そのまま舌先で割れ目を探られ、中をほじられる感触に喘ぎを漏らす。
クリトリスを舐められると、快感に脚が震え一際高い声で喘いだ。

「はあ…はあ…先生、もう我慢できない。先生のおっきいオチンチンで…結衣を慰めてください」
「クク、手間を掛けさせるんだ。もっと上手におねだりしな」

己の優位を盾に下卑た注文をする。
素股をするようにして、秘所に陰茎をこすり付けて焦らすと、
淫らな呼び水が溢れだし、床に滴り落ちた。

「ああぁ…せ、先生」
「ほら、ほら、どうだ」
「ん、はい、ど、どうか、授業中に…きっと、隠れてオナニーしちゃう…
はしたない結衣に…お仕置きして欲しいんですぅ」
「どうお仕置きして欲しいのか言うんだ!」

短いスカートを捲り上げて完全に尻を剥きだしにして、
昂ぶりに乗せられるまま平手で叩くと、ほんのりと朱味が差した。

「きゃっ…あぁっ…せ、先生」
「言わないともっと叩くぞ」
「はいぃ、まず男子とは比べ物にならない…先生の太くて硬い立派なオチンチンを…
結衣のエッチなお汁で濡れてるオマンコを…深く抉って欲しいの。
そして結衣の膣の中を何度も行ったり来たりして…数え切れないほど先生は射精して欲しいです、中にたっぷりと…。
何度も結衣がいっちゃって…もうやめてってお願いしても絶対先生は止めないで…徹底的にいじめて、犯して、汚して…。
そのうちに先生は中だけじゃなくて…外にも射精してお仕置きするんです、顔とか口とかおっぱいとか…綺麗な髪に。
結衣の中も…外も…真っ白に染められたら…先生にお礼を言うんです。
淫乱でエッチな事ばかり考えてるの結衣は…先生の熱いお仕置きで…ようやく更正できましたって」
「ふうふうぅ…聞いてるだけでいってしまいそうだよ。…いくぞ」
「あああぁぁぁ…」

無骨な指が程よく肉のついた白い尻を鷲掴みして固定する。
亀頭がずぶずぶと沈むのに合わさって喘ぎ声が響いた。
結合した部分から、興奮が伝わるような熱さで蕩かすように包みこみ、
遮二無二に突くと腰に当たる尻の質感が心地よく、一度知ると病み付きなりそうだった。

「くぁ、待ち伏せしたみたいに締め付けてきやがる」
「ああ。ああぁ…先生…すごい、激しいよ!」
「もっと優しくしてほしいのか」
「ううん、もっとして、奥までねじ込んで!罰だから…お仕置きだから、もっと激しく結衣を犯して!」
「こんな姿勢で折檻されて歓びやがって、この変態が!
はあはあ…本当におまえはどうしようもないくらい淫乱でマゾな牝犬だよ!」
「はあぁ…そうです。結衣は淫乱でマゾな牝犬で…罵られて歓んじゃう変態なんです!
だ…だから先生の熱い思いを…んん…結衣の中にいっぱい出して…一人前の女に…教育…してほしいの!」

一層激しく腰を動かし、快楽の追求に没頭した。
奥に突き当たるたびに、ぐにぐにと締め付ける肉襞が行為を加速させる。
結衣は腕だけでは上半身を支える事もままならず、
床に頬ずりするようにして這いつくばった。

本当にお仕置きをしてるみたいだ。
いや違うこれはお仕置きなんだ。この女は進んで尻を剥いてこちらに向ける牝犬だ。
だから俺がたっぷり調教してやる。身体に教え込んでやる。

「はあ、はあ…いいぞ!最高だ!すぐにでも出そうだ、結衣にもわかるだろ!」
「わかる、わかるよ!先生の…ビクビクってしてて、いきそうになってるの、よくわかるの!」
「はあはあ…くっ…中に出すぞ!」
「やあん、先生、中は…だめぇ」

わざと甘ったるい媚びるような声を出して、期待と逆の事を言い巧みに煽る。

「だめだ!おまえみたいな問題児には、しっかり中に出して躾けてやる!!
「ああぁ、嬉しいよぉ!はあぁ…せ、先生の熱い精液で…淫乱な結衣を躾けて欲しいの!!」
「そうだろ!!うおぉぉ!!い、いく!いくぞ!!」

結衣の下半身がくねり、しごき抜かれるような蠢きに頭の中で火花が飛んだ。
肉襞は怒張を淫らに翻弄し、慰撫することで怒りを静めるべく射精をいざなう。
最奥まで貫き、亀頭に絡みつく子宮口の感触に引き金を引いた。

「はああぁぁぁ、出てる、出てるよ!先生のお仕置き、身体の奥に感じるよ!!
熱いのが子宮の奥に、勢いよく当たってるの!!」
「くあぁ、う、まだ…出る。それどころか…一滴も残さず…吸い取ってきやがる」
「はあはあ…結衣も先生のがもっと欲しいって身体が勝手に動くの!!」

牡のエキスに牝の器官が反応する。
肉襞が搾るようにして吸い取り、代わりに快楽を分け与える。
いまだにくる射精の脈動に合わせて腰を打ちつけ、少しでも奥に注ぎ込む。
予想以上の量に満足し、腰を引いてずるりと抜いた。
まだもの欲しそうに動いてる膣に、思わずまた陰茎が硬直する。

「せ…先生すごい…もう大きくなってる」
「ふうぅ、まだ…足りないから、もっと結衣を犯したくて犯したくて堪らないからだ」

絶えず湧き上がる欲情に合わせ、準備することなく再びそそり立つ。
余韻と期待によって上気した、結衣の妖しい眼差しを向けられ背筋を何かが走り抜ける。

「もう…いけそうなほど?」
「ああ、手で握って確かめてみるんだ」

結衣はおずおずと近づき、照り輝く陰茎を握って軽くしごく。

「どうだ、結衣の中をさっきまで入ってたものだぞ」
「ん…すごく…大きいです」
「そこから何が出たかわかるか」
「せ…精液です。先生の熱くて濃い…精液です。
結衣の子宮の中に…いっぱい…いっぱい入ってきて…その度にいっちゃいました…」
「まだ欲しいか?」
「はい、欲しいです。結衣の中にもっともっと…納まりきらないくらい注いで欲しいです。
結衣のぐちょぐちょに濡れたオマンコで…先生のおっきいオチンチンに奉仕させてください」

先ほどの絶頂の時に感じた、搾り取るような膣の蠢きを思い出す。
極上の快感であった。
思わず長椅子の上に結衣を押し倒すと、
悩ましげにすらりとした美しい脚を擦り合わせる姿に、頭の芯が焼け付くように感じた。
ゆっくりと膝をわって、息づくよなピンク色の性器をじっくりと見つめる。
やだやだ言いながら閉じようとする脚を、今度は腰を使ってわって入る。
逃げられないよう脚を抱え、割れ目に怒張をあてがった時、自分が教え子をレイプするような感覚に震えた。
仮面の下にある、どす黒い願望の遂行、歓喜、喝采、・・・………――止まらない。
情欲に押し流されるように熱いぬかるみの中へ突き入れた。
それはすでに教師の姿ではなく、性欲に支配された獣だった。
 
「あぁ、先生の気持ちいいよ…んん…先生も結衣のオマンコ気持ちいい?」
「はあ、はあ…本当にぐちょぐちょじゃないか。
くっ、その上きっちり締め付けてくるから…突くたびに隙間から汁が垂れてきやがる。
うあぁ…なんて淫乱なマンコなんだ!」
「せ…っ先生のオチンチン大きいから…嬉しくてギュッて締め付けちゃうの。
奥まで当たるから…歓んでエッチなお汁…はあぁ…流しちゃうの!」

結合部からは湧き出るような愛液がお互いを濡らし、突く度に淫らな音を奏でる。
今度は尻に指を食い込ませ、抱え上げると結衣の身体をくの字に折り曲げ、体重を乗せ急角度で打ち込んだ。

「す、すごいの。ん…結衣の…オマンコに先生のが出たり入ったりしてるのが…よく見えるよ」
「いいものだろ、自分が犯られてる所をじっくりと見るのは」
「いや…そんなの…見せないで……」
「ダメだ。しっかり見るんだ。ふうぅ…お前がどれほど膣を広げて咥えこんでるか、
はあっ、はあっ…どれだけ汁を出して歓んでいるか…しっかり目に焼き付けるんだ!ほら根元まで入れるぞ!!」
「ああぁ、きてる!届いてる!子宮口を抉ってるよ!気持ちよくて歓んでるから…エッチなお汁出してる!
顔まで飛んでくるほどたくさん出してるの!!」

結衣は恍惚の表情で顔にかかった自分の愛液を舐め取った。
怒張を奥までびっちり埋め込むと、苦痛か快楽かわからない風に顔を歪めて仰け反る。
さらにこじ開けんばかりに尚も進もうと捻じりを加え、
二度出した余裕だろうか、ペースは落ちることなく律動する。
濡れた摩擦音が絶え間なく響きわたり、むせ返るような性臭が辺りを包む。

「ふっ、はあっ…うぅ、ふっ、ふん。…どうだ!気持ちいいか!!」
「はあっ…ほ、本当にすごい……先生の。…こんなにされたら……はぁはぁ…私おかしくなっちゃう…」
「ふうぅ…もっとだ…もっとおかしくしてやる!もっと声を上げな!!」

強烈な責めに結衣は堪らず喘ぎ悶えた。
唇の端から涎を垂らしながら、狂ったように声を上げる。
一突き事に全身を震わせて、肉襞はたびたびきつく締め付け奥に誘い込むように蠕動すと、
この世のものとは思えない快感に頭の中が真っ白になる。
ひたすら射精をせがむ牝の本能に、恐怖すら覚えるほどだった。

「そろそろいくぞ!」
「ああ、あぁ、もう結衣はいきっぱなしだよ!止まらないの!!」
「出る!出るぞ!!」

ドクンと聞こえるほど、結衣を突き刺してるものが膨れ上がる。

「またおっきくなってる!!…ああぁあぁぁ感じる!先生射精してるの!!」

垂直に打ち下ろしたまま強烈な一射目の後、動きを止めて精液がひた走る快感に浸る。
結合した部分から子宮に向かって注入する、この征服感が心地良い。
いつまでも続くような長い射精の後、姿勢を保ったまま陰茎を抜く。
性器を指で開いて覗き、しっかり奥まで注いだ事を確認して腰から手を離した。
結衣は全身を弛緩させたままだらりと脚を投げ出すと、
さらけ出したままの秘所から、重力に従って白く濁ったものが垂れてくる。
とろとろと流れ出てくるのが止まらまい様子を、結衣は楽しげに見ていた。

「結衣ね、すっごく感じたよ。先生もこんなに出して…」
「こんなに良かったのは初めてだ。こ…今度は宿直室へ行かないか」
「フフ…残念だけど時間切れかな、もう来ちゃったみたい」
「え?」

近づいてくる足音が聞こえると、ぴたりと止まり戸が開かれる。
学生服を着た男が気まずそうに部屋の中の惨状を見渡す。

「き、君は、松原君?いや…これは」
「…わかってます。どうせ妹に誘われたんでしょう」
「あ、き、君の妹さんか…そ、そうなのか…その」
「だからと言って、ほいほいのってしまうのは教師として問題ある行動です」
「あ、ああいや…そのだな」
「とっとと出て行ってください」

有無を言わさず追い払うと、複雑な表情で結衣を見つめる。
結衣は何事もなかったように、片膝に頬を乗せて闖入者を見る、
まるでおもちゃを取り上げられた子供のように、少し拗ねながら。

「ウフフ、お兄ちゃんまだ帰ってなかったの?」
「結衣を置いて帰るわけにいかないだろ。
靴は履きかえられてるのに、まだこないから探したんだ」
「何の用かな?」
「呼び出したのは結衣だろ。いったい一週間もどこにいたんだ?…まあとにかく一緒に帰ろう」
「いいけど条件があるの」
「…なんだ」
「結衣とエッチして。前みたいにたくさん」

沈黙が両者を包む。

「……それは…すまない。おまえの気持ちを考えず、
勝手に関係を打ち切った俺が悪かったと思う。だけど…」
「なに言ってもダメだよ。それじゃあ帰らない」
「親父も母さんも心配してるぞ」
「フフ、前は邪魔な存在だって思ってたくせに、そんな事言っても説得力ないよ、お兄ちゃん。
いちいちお母さんの目を盗んでエッチしなきゃいけなかったのに」
「それでも心配はしてる。俺もそうだ」
「妹として?」
「…そうだ」
「フフ…話し合いは平行線に終わる…なんてね。でも知ってるんだ」
「ん?」
「お兄ちゃんが結衣を避けるようになった理由」
「……」

再び沈黙が降りる。
結衣は自分の髪を指でいじりながら、反応を窺う。

「あらら、今度は完全にだんまり。…そういえば今日菊地先輩って休みだったよね」
「は?」
「昨日は元気そうだったのに、不思議だよね。今日はどうしたんだろ」
「結衣は昨日も今日も学校に来てないだろ」
「お兄ちゃん鈍いね。そういうところも好きだけど。
お兄ちゃんも不思議に思って携帯に電話しなかった?」
「………いや、したけど通じなかったぞ」
「それはそうよ。ほら、結衣が持ってるんだもの」

結衣はポケットから、可愛らしい熊のストラップが飾られてる携帯電話を掲げる。
誇らしげな表情に、まるで何かの勲章のように感じられた。

「な、なんでおまえが恭子の携帯を持ってるんだ、おい」

結衣は兄の詰問にも平然と佇む。
あくまで楽しげに。

「おい、答えろよ」
「フフ、今日、恭子さんはどこに居たんだろうね?
結衣は知ってるんだ、お兄ちゃん会いたい?」
「……ああ」

ごくりと唾を飲み、頷く。
形になって見えそうなほど嫌な予感だ。
結衣が何を考えてるかわからない。
だがよからぬ事を企んでるのは、長年の経験からして明白だった。

暗闇の中、歩いて目的地へ向かった。
部室棟の一角に薄暗い明かりが点いている、どこの部も使ってない部屋の前に止まった。
嫌な予感はピークに達し、妙な汗が流れる。

「ここに?どうして?」
「フフ、耳を澄ませばわかるよ、ほら聞こえない?」
「はあ?」
「まあ百聞は一見、入ればすぐわかると思うけど」

扉を開けると、つい先ほど嗅いだ匂いと同じような空気が漂っていた。
何人かの騒ぎ声に混じり、水に濡れたような音が聞こえる。

「これは…お前ら何を?…きょ…恭子?」

複数の人間が固まってこそこそ動いてる。
いや、何かに群がってるように見える。
塊の中心にあるのは、菊地恭子その人だった。
制服は無残にはだけ、男の残滓がこびり付き、今なおも犯されていた。

「な…なにやってやがる…だあぁ、放せ!」

助けようとすると、後ろに居た男に羽交い絞めにされた。

「お兄ちゃん、ほらよく見て」
「なにがだよ、おい結衣!これはおまえがやらせたのか?!」
「そうだよ」
「な…なんでだ。すぐに止めさせろ」
「フフ、ダメ」

結衣はそのまま恭子に近づく。
デジカメを持って集団から少し離れて見ている一人に話しかける。

「ね、恭子先輩処女だった?」
「えっ、結衣さん、いや違うみたいでしたよ」
「ふうーん…あとちゃんとご飯食べさせた?飲まず食わずはダメだよ。
何にも反応が無いのはつまらないもの、しっかり体力つけてもらわなきゃ」
「ああはい…でもさすがに食べ物は受け付けなかったみたいですよ。
飲み物ならそこそこ飲んでましたけど」
「ふうん、そう」

今度は中心人物の恭子に話しかける。
結衣は相手が輪姦されてる事など、どこを吹く風とばかりに超然とした態度だった。

「こんばんわ恭子先輩」
「ゆ…結衣…さん?」
「そうだよ、お兄ちゃんがお世話になってます」

世間話をするような社交辞令に、怒りより先に気味の悪さを感じた。
結衣からまるで悪意を感じないのがさらに拍車をかける。

「な…何が…世話になってるよ…」
「先輩、もしかして初めての人ってお兄ちゃん?」

憎々しげに結衣を見つめる。

「そうよ、どう?悔しいの?愛しのお兄ちゃんを取られて」

こんな状況でも強気を崩さず答えた。
結衣はそれを受けても、微笑を絶やさず平然と佇む。

「ううん、そんな事ないよ。お兄ちゃんに恋人が出来るなんて結衣は嬉しい」
「負け惜しみ?」
「フフ、だから結衣がお兄ちゃんの好みをよく教えてあげる」
「は…はあ?なに言ってんのよ!」

結衣は身動きの取れない兄に近づき、ベルトを外してズボンを降ろす。
隆々とそそり立つ男根が飛び出した。

「ほら、お兄ちゃんを見てよ。恭子先輩が犯されてるとこ見て、すっごく勃起してるでしょ」
「や、やめろ、結衣」
「ダメ、お兄ちゃん本当は嬉しいんだよね、好きな人が犯されるのを見るのが」
「なっ、そんな訳ないだろ!」
「ウソ、だってこんなになってるよ」

言った通り、これ以上ないほど硬く勃起してる。
結衣は手で握り、軽く前後した。
手の中で脈動する感覚に、下腹部が自然と熱くなる。
久しぶりの兄のモノの感触だった。
自然と過去にした兄との営みについて思い浮かべる。

「お兄ちゃん、結衣たちお母さんの目を盗む必要があったから、よく公園でセックスしたよね」
「あ…くぅ」
「ほら…答えて。答えないと…」
「ま、まて、わかった…。…そうだ、よく公園を利用した…」

周りから忍び笑いが漏れた。
あまりの恥ずかしさと、恭子に聞かれている事実にいたたまれなくなる。

「まるで獣みたいに草むらで…。いろんな人が覗いていたよね」
「そ…そうだ、覗かれる中でするのも良かったんだ。結衣を自慢したかったしな」
「けどいつだったか、待ち合わせの時間になってもお兄ちゃんはこなかった…」
「ああぁ…もう…許してくれ…俺が悪かった」

兄の悔恨に対しても、結衣は楽しげに言葉を重ねる。

「フフ、なに?結衣は別にお兄ちゃんの事責めてないよ。
むしろお兄ちゃんが歓ぶ事を一つ知って嬉しかったもの。
……そうだよ、待ってる間、凌辱されてる結衣を見て嬉しかったんだよね。
覗いてる人たちが我慢できなくて結衣を襲ったんだよね。
輪姦されてる結衣を見て、お兄ちゃんはオナニーしてる、それもすごく興奮して。
片隅で隠れるように座ってたから、一瞬誰だかわからなかったよ。
――だって、結衣が、お兄ちゃん助けてって言っても、そのままオナニーしてたから――」
「……」
「それを見た時、お兄ちゃんて好きな人が犯されて歓ぶんだってわかったの。
だから恭子さんが犯されるとこ見て…ほらこんなになってる」
「お…俺が悪かった…せめて…恭子だけは…放してやってくれ」
「ダメだよ。言ったでしょ、結衣は恭子さんに教えるの、お兄ちゃんの好みとかね」

結衣は実に楽しげに兄の怒張を慰めながら、
まるで当然の事のようにあっさりと言う。

「フフ、そんな顔しないで。お兄ちゃんが条件を飲めば恭子さんを解放するよ」
「な…なんだ?」
「そんなに恐がらないで、別に取って食うわけじゃないよ。
結衣が食べられちゃうの、お兄ちゃんに」
「はぁ?」
「も〜う、鈍いねお兄ちゃん。結衣とエッチするのが条件なの。
恭子さんが犯されるのを見て、ガチガチに勃起してるオチンチンでね。
ちゃんと結衣を満足させられたらいいよ、恭子さんを解放する、結衣も家に帰るし一石二鳥だよね」

選択など事実上無いに等しい。
思えば妹との関係に悩み、恭子に打ち明けて相談したのが付き合いの始まりだった。
どうあがいても許される関係ではないと諭され、
実行に移した結果がこれだと思うと訳がわからなくなる。
だがせめて恭子だけは助けなくてはならない。

「…わかった。するよ」
「ああぁ…やっと、またお兄ちゃんとできて…結衣嬉しいよ。
それじゃあ結衣が上になるよ、マットに寝転んで」

兄を拘束する手が放され、マットに横になった。
結衣はスカートの端を自ら上げて、お互いの性器をあてがう。
反り返っていて上手く入らないとわかると、手で抑えてゆっくりと腰を降ろした。

まとわり付く肉の感触が、先端から徐々に全体へと変わっていく。
久しぶりに感じる結衣の中は、記憶の中にある時よりも気持ちよく思われた。

「ああ、いいよ。お兄ちゃんとするの…本当に久しぶりだもんね…」
「はあ…はあ…」
「ほら、わかるでしょ。結衣のオマンコもお兄ちゃんのが嬉しいって動くの」
「……」
「ちゃんと結衣を満足させないとダメって言ったよね。フフ、ほら答えて」
「…あぁ、わかるよ。結衣の…中、締め付けてくる」
「お兄ちゃんのもよくわかるよ。ぴったり結衣にフィットしてるもん、
いいよ、ほら…ああぁ…動いて…結衣を犯して、前みたいに」
「ああ」

少しずつ腰を上下させていく。
たとえ感情で拒否をしようと、身体は掛け値なしに気持ちいいと脳に送ってくる。
背反する思考に、次第に熱くなって焼き切れていくみたいだった。
軽い諦観の念に駆られ、改めて結衣を見上げると、知らぬ間に妖艶とも言える体つきに雰囲気をまとい、
否応なしに前の結衣と、そして恭子と比べてしまった。

「フフ、ダメだよぉ、他の人の事なんて考えてちゃ。恭子さんにお仕置きしちゃうよ」
「い、いや違う。結衣の事を考えてたんだ…前に比べて、その…きれいに、可愛くなったと…」
「うんん…嬉しい…。はあ…それじゃあ恭子さんと比べて…結衣はどうかな」

悪魔のような微笑のもと、選択を迫った。
先に考えてた事はだったので、すでに答えは出ていた。

「ああぁ…結衣のほうが…いいよ。胸も大きくて…可愛いし、俺の好みをわかってる結衣は…っ」

思わず素で答えてしまった事に気付いて言葉を途中で打ち切る。
心ならずとも本心だっただけに、自然に口にしてしまった事の衝撃と後悔は大きい。
すぐ近くで拘束されてる恭子が、唖然とした表情をしているのを見て違うと叫びたかった。
だが何が違うのか自分でもよくわからない。

「ああぁ…嬉しいな。触って、結衣は全部お兄ちゃんのものなの」

自分で持ち上げた乳房をに手をあて、揉みしだいた。
柔らかな感触の先にある硬い突起を摘んでいじくる。
喜色を満面に浮かべて近づく、結衣の唇に惹かれてキスをした。
舌を差し込まれ、巧みに弄られ、
絡めては引きつけて、唾液に交換を盛んにする。

「ん、ん、ちゅ、じゅる…んん…ぅん…あぁ…ちゅるる…ちゅちゅ」
「ん…ちゅ…はあはあ…はあぁ、ダ、ダメだって…」
「んん、お兄ちゃん強情だね…でも身体は正直」

意に反して絶えず動く腰使いに、結衣は忘我の域で呟いた。
結衣は唾液を溜めて、まだ半開きになってる兄の口に向け垂らす。
赤い舌を伸ばし、そこから太い糸となって垂れていく唾液を受け入れて飲み干す。
麻薬のごとく、理性を侵食していく。

「今度はお兄ちゃんが結衣に頂戴。あっつい精液…結衣のオマンコに…っね」
「あ、ああ…そう…だな…」

「もう…やめて、こんなの見せないで」

恭子は見ていられず目を背ける。
自分の恋人の心が奪われていく様を見ることなど出来ない。

「あぁ…はあはあ…恭子…すまない」
「目を逸らしちゃダメ、しっかり見るのよ。お兄ちゃんがいくところ、
結衣の中に出すところをね、顔を押さえつけてこっちに向けさせて!」

拘束している男が恭子の顔を押さえつけ、強引にこちらに向けさせる。
それなら目を閉じようとするが、一度見入ってしまう逆に目が離せなくなった。
同性の自分が見ても、結衣は恐いほど淫らで可愛らしく、美しかった。
髪を振り乱し、はだけた制服から揺れる美乳は淫靡でありながら、
引き締まった二の腕や太腿、腰周りに均整の取れた体つきは健康的で、健全な肉体美を醸しだす。
容姿はにいたっては学校中で評判になるほどだ。
自分が芸術家なら何らかの形で表現したいと思うほど、結衣は完成された存在であった。

「フフ、ほらぁ、結衣のオマンコとお兄ちゃんのオチンチンのガチンコ勝負。
結衣も動くね、どっちが先にいくか競争だよ」

結衣も突き上げにあわせて腰を動かす。
ただでさえ心地よい締め付けに、
こちらも負けじとばかりに激しく動き、結衣の膣を蹂躙する。
お腹側のざらざらした部分を擦るのが、結衣の感じるポイントだ。
結合部からは愛液が流れ出し、お互いの動きをよりスムーズに、激しくしていく。

「やあぁ…はあぁ、お、お兄ちゃん…激しい」
「なんだ…もう音をあげるのか」
「ああぁ…お兄ちゃんとするの久しぶりだから…感じすぎちゃう」
「そらそら、結衣が感じるところわかってるからな」
「やっ、ああぁ!ダメ!いっちゃうよ、結衣先にいっちゃう!!」

気の赴くまま突き上げると、結衣は身体を細かく震えさせた。
結衣は絶頂に達した後、糸が切れた人形のようにくたりと前に倒れこむ。
兄の胸板に赤く染めた頬をのせて、荒い息遣いで全身を弛緩させた。

「はあはあはあぁ…結衣…負けちゃった」
「先にいっちゃうなんていけない子だな、次は俺がいく番だぞ」
「あぁ…やあん…少し休ませて」

尻をがっちりと押さえつけ、楔を打ち込むように挿入を繰り返す。
激しい動きに、上に乗る結衣は頼りない小船のように揺れ動く。
ぴっちりと咥えこんでくる肉襞が堪らなく快感だ。
手に吸い付く尻の肉感も最高だった。
自分の印を付けるように、あざが出来そうなほど強く指を食い込ませて掴んだ。
結衣の下半身が身動きする事を許さず、衝撃が吸収される事なく全て子宮に伝わるよう責める。

「どうだ、俺は最高だ!」
「結衣も、結衣も最高だよ!やっぱりお兄ちゃんが一番いいの!!」
「俺としない間、誰としていたんだよ」

結衣に告白を迫る。わずかな嫉妬と、その先にある大きな欲望のため。

「覚えてないくらいたくさんの人としたの!」
「どんな風にだ」
「アソコも、お尻の穴も、おっぱいも口も…全部たくさんされたの!
みんな、結衣の身体が気に入ってくれたよ!
一度に五人にされた事もあったの…あれ…すごかったな」
「五人もか」

五人という言葉を聞いて兄は喜んでいる。
狂気は感染する。

「そうなの、オマンコにお尻、両手と口って。
でも結衣が危険日だって知ると、みんな狂ったみたいにオマンコの中に出すの!
種付けするんだって!その度にいっちゃったよ」
「またいくんだろ!!俺ので感じるんだろ!!」
「そうだよ、お兄ちゃん!!きっと結衣はお兄ちゃんじゃないと本当はいけないの!!
相性ばっちりだもん、だからきて!結衣が忘れられないくらい、お兄ちゃんの精子植えつけて!!」

肉襞が吸い付くように密着する。言葉の通り、結衣の中が欲しがってる。
亀頭には優しく絡みつき、竿はきつく締め付ける。
だが肉の愛撫に屈する事なく、激しく挿入を繰り返した。
限界を超えた快楽の奔流に流されるまま、先端を子宮口に何度もノックした後、射精した。

「ああぁぁ、お兄ちゃんのきてる!結衣の子宮にたくさんきてるよ!!」
「そら!全部受け取って受精しろ!!」

掴んだ尻を引き寄せて、更に奥深く捻じ込みながら、噴き上げる精液の感触に酔いしれる。
陰嚢から吸い取られるような感覚は格別だった。
結衣にとっても兄の子種は格別のものだった。
絶頂に達した身体は、張り詰めた弓の様に身体を引きつらせて震わせる。
出るものが無くなった後も、貪欲に動いた。

「お兄ちゃん…結衣は一回だけじゃ…満足できないよ」

結衣は自分から抜いて、兄の股間に顔を寄せて陰嚢を舌で転がす様に舐めた。
竿を手で握ると徐々に復活していくのがわかる。
そんな二人の様子を見守ってた一人が我慢できず、近寄る。

「お、俺…結衣ちゃんと犯りたい」
「フフ、いいよ、そのまま来て、後ろから」

尻を抱え、これ以上ないほど勃起した男根を勢いよく挿入して、がむしゃらに突く。
肉を打つ音が連続して響き渡る。
男はただひたすら欲望の解放を求めて、腰を動かした。

「あぁ…いいよ。んん…ほら…お兄ちゃんの大きくなった。やっぱり結衣が犯されるとこ見て…歓んでる」
「はあはあ…勝手によがりやがって!突っ込まれれば誰のでもいいんだろ!」
「んん…あぁ…そう…結衣は誰のペニスでも歓んじゃう変態だよ」

兄は膝立ちになり、結衣の口に突き入れると、
結衣は美味そうに舌を絡めて啜る。
後ろから突かれると喉奥に当たるのも気持いい。

「ああ…畜生、前より舌使いが上手くなってる」
「うん…じゅる…ちゅ…ふ…あは、結衣のオマンコの中でもう出そうになってる」
「ああ…くぅぁ…で、出る」
「ああぁ…出てる。ん…熱くて…すごい、きっとお兄ちゃんとのセックス見て溜まっちゃったんだね」

早々に結衣の中に欲望に濁った汚液をぶちまけると、
次の男が準備万端と陰茎を握ったまま待ち構えていた。
再び結衣は後ろから突かれ、その度に口の奉仕は激しくなる。

「ふはあ…俺も、もう我慢できない」

兄は顔を抑えて喉の奥まで犯す。
結衣の霞がかった虚ろな目と、切なげに歪んだ愁眉が嗜虐心を煽る。
どこまでも地の底へ叩き落したかった。

「ん…んん…ぅんうう…ん」
「いいぞいいぞ!上も下も犯されて最高だろ!今すぐその口に出してやるぞ!!」
「お…俺ももたないッス。こんなの一生味わえないッス、あの結衣さんに中出しできるなんて…」

まず性器を犯すほうが先にいった。
男は射精する最中も、壊れた機械のように何度も出し入れをする。
次に口を犯す兄のほうがいく。
結衣は熱い粘液が当たるのを感じ、陰茎を愛しげに頬張り、最後の一滴まで吸い取ろうとする。
優しく陰嚢を揉んで刺激し、更に射精を誘い出した。
出なくなると唇で尿道に残る精液を押し出して後始末をする。

両者とも充分に注いだ事に満足して離れると、結衣は唇を真一文字に結び、恭子に近づいていった。
近づかれるほうは身動きが取れない中、必死で離れようとする。
異常な熱気に包まれた性行為を見ていた時に、得体の知れない恐怖感が襲っていた。

「こ…こないで、私が悪かったから…もう許して…。やぁぁ…近づかないで」

結衣は怯える恭子の鼻をつまみ、口付けをした。
舌で唇を割って入り、歯茎をなぞって開けるように催促する。
恭子は息が出来ず口を開けると、結衣は舌を差しこみ、口の中に溜めてたものを流し込んだ。
最初は異物が何であるかわからなかったが、
青臭さと不思議な粘性、初めて味わう苦味を感じ、その正体に気付いた。
吐き気を催し、強引に顔を振りほどいて吐き出す。
床に付着した白い汚液を見て、間違いなく精液だと確信した。

「もったいないな、せっかくお裾分けしたのに」
「な…何がもったいないよ」
「だってお兄ちゃんの精液だもん。ほら、お兄ちゃん悲しんでるよ」

結衣の肩越しに見る彼の表情は微妙に悲しそうな、不快そうな顔をしていた。

「や…そんな…違うの…」
「フフ、何が違うの?」
「…そ…それは…」

結衣は呆然とする恭子の後ろに回り、抱きついて身体中をまさぐる。
触られた部分がまるで自分の身体ではないみたいに熱くなる。
器用に制服を脱がし、ブラジャーを外して剥き出た胸を揉みながら、
もう一つの手が下半身に伸びて、抵抗する間もなく下着の中へ入り込む。
乳首をつねられ、秘所をなぞってクリトリスを擦られると、
まるで自分の身体に知らないスイッチを入れられたみたいに官能の波が押し寄せる。

「やぁ…ああぁ…はあ…はあ…なにこれ…」

男子の荒々しい手つきとはまるで違う、繊細な愛撫が隅々に行き渡る。
女の感じるところを知り尽くしたかのような手つきだった。
恭子は熱にうなされたみたいに、身体が熱く宙に浮いたように感じた。
大事な所に指を入れられても抵抗できず、なすがままにされる。
自分の身体が自分のものではなくってしまったみたいだった。

「結衣の指を締め付けてくるよ」
「や…やめて…それ以上は…」
「もっと大きいのが欲しいよね、ほら見て…みんな先輩を見てあんなになってるよ」

周りを囲むようにして男子が立っている。
そばで見事なほどそそり立つ男性器に目が眩んだ。

「結衣の指だけじゃ物足りないのよね」
「ああぁ…ダメ、もう…放して…」
「ダメだよ。結衣はまだ満足してないし、お兄ちゃんもそう…」

恭子は彼にいつもと違う目つきで見られてる事に気付く。
当初の目的は何だったのだろうか、定まらない思考のもとで考えても答えが出ない。

「それじゃあ俺からいくぞ」
「や…やだ…もう…やめて」

一人が脚を開いて押し入る。
結衣の二本の指で開かれた恭子の性器は、難なく別の男の侵入を許した。
嫌なはずの心とは裏腹に、身体は足りない隙間を埋められた充足感にわななく。

「ああぁ…はあぁ…だ…め…なんで…」
「おぉ…最初のころよりいいぜ。なんかこう…くる」

結衣の手によって焙られた肉体が交わりによって目が覚める。
嫌悪しか感じなかった男の動きが、甘い痺れとなって下半身から伝わり、
脳を蕩かして、奥に潜むものが引き寄せられた。
目の前の男が自分の身体を見て勃起させ、交合してる事実に不思議と自負が湧いてくるようだった。
自分は結衣に比べても満更でもない、そんな風に思ってしまった。

「先輩気持ちよさそうな顔してる…。ご褒美だね」

結衣は胸を愛撫しながら顔を寄せキスをした。
恭子は無我夢中のまま、舌を入れて貪るようにキスをする。
二人の光景を見ていた男が興奮して激しく挿入を繰り返した。

「はあはあ…美女同士でエロいキスシーン見せつけやがって。
アソコもいい感じに締め付けてくるぜ!」
「ちゅ…ん…あぁ…くる…恐いよ」
「先輩いきそうなの?」
「ああぁ…そう…これが」
「へへ…俺も…いきそうだぜ!」

男は限界が近いらしく、勢いよく挿入し、かき回して、また挿入する。
恭子は動きの変化に反応して、身体を快楽に震えさせる。

「ハハ、感じてるだろ。もうここは濡れてぐちょぐちょだ!」
「んあぁ…そう、私感じてる…」
「もうそろそろ腹の中にたっっぷり射精してやるぜ、嬉しいだろ」
「や…やあ…もう…中はやめて…外に…」
「へっ、いやでも欲しいって言うようにしてやるぜ」

男は激しく動いた後、突然抜いて恭子の目の前にさらけ出す。
恭子は自分の愛液に濡れて光りながら脈打つ男根に目を奪われた。
自分の心臓の音がやけに近く感じた。

「ほらどうだ、さっきまでお前を歓ばせてたものだ。しっかり見ろ」
「ああぁ…」
「欲しいだろ、さっきみたいに股開いて突かれて、こってりとした精液感じたいだろ」

結衣は男の言葉に合わせて、恭子の首筋を舐めながら愛撫する。
恭子は密着する結衣の身体から、規則正しい振動が伝わるのを感じ、
目を向けると別の男とつながってるのが見えた。
結合したまま激しく前後する男根に思わず注視してしまった。

「んん…ほらぁ…先輩も…こんな風に欲しいんでしょ…」
「……はい…欲しいです。…ください…」

言葉を聞いた前の男が、何も言わず再び犯しはじめた。
待ちわびた動きに、うねるような快感が送られてくる。
反抗するような気持ちはどこかへ飛び去り、肉体は研ぎ澄まされて反応する。

「いい顔してるぜ!恋人以外に犯られて、いかされる気分は最高だろ!!」
「や……はあはぁ…そ、そんな事…言わないで」
「なに言ってやがる、いくんだろ!気持ちいいんだろ!!」
「ん…はぁ…気持ちいいです」
「なら素直にオマンコ気持いいって言いな!そうしないと止めるぞ!」
「オ…オマンコとっても気持いいです!もういきそうなんです!」

男が激しさを増して腰を打ち付けた。
身体全体を貫く動きに快楽も走りぬく。
同時に結衣のほうの肉打つ音も加速する。

「ああぁ!もう限界だ、結衣さんの中に出すよ!僕の遺伝子を受け止めて!」
「出るの?出ちゃうの?結衣が孕んじゃうくらいたくさん出すの?」
「そうだよ!はあはあ…ずっとオナニーしないで溜めてきた精子、一発で孕むような濃いやつを注ぐんだ!」

男は生殖行為の最終段階をむかえるべく、ラストスパートを駆ける。
咥えこんだら逃すまいとする締め付けを押し退けてひたすら突く。
膨れあがる陰茎を最後まで埋めた後、射精した。

「結衣の子宮にくるよ!オチンチンの先から塊みたいに濃いのが飛び出してるのわかるの!!」
「まだ…いく!全部受け止めて…僕の子供を妊娠するんだ!!」
「はあはあ…止まら…ない。あぁん…こんなに出す人…初めてだよ」

膣の中にある熱いこわばりをいまだに前後させ、盛んに奥へ飛ばす。
長い放出の後、溜めてたものを全て子宮に移しかえたのを感じ、
引き抜くと割れ目から卑猥な音を立てて溢れ出る。
男はその様子を楽しそうに、誇らしげに観察した。

「あっちはいったぜ。こっちもそろそろだぞ!」
「あぁ…いく…いっちゃう…」
「ん…結衣も…お手伝い」
「ダ…ダメ!ああぁ!ああぁぁ!」

結衣の手が一番敏感な部分を擦ると、恭子の身体を絶頂を駆け抜けた。
男は締め付ける膣壁に誘われるようにして奥深く射精する。

「くうぅぅ、快感だぜ!!」

滑稽なほど小刻みに腰を震わせて注ぎこむ。
恭子は中に広がる熱い感触に、何度も身体を引きつらせながら、
男の動きに合わせ切なげな喘ぎを漏らす。
子宮を蹂躙された絶望感が、次第に充足感に塗りつぶされていった。

「はあ…はあ…私…いったのかな…」
「フフ、見て、お兄ちゃんもそうみたい」
「えっ?」

ぼんやりと霞む目で彼を見た。
恍惚の表情で自分の陰茎を握って自慰に耽り、手に白い粘液を付着させている。

その光景を見た時、心の奥底で何かが、――確かにあった何かが完全に砕かれた気がした。

「ああぁぁ……」
「お兄ちゃん、恭子先輩が犯されてるのを見てオナニーしてたんだよ。
恭子先輩がとっても気持ちよさそうな顔してたから、
お兄ちゃんもすごく興奮して、一所懸命オナニーしてたんだよ」
「きゃああああああぁぁぁ!!」

叫び声を上げた。
結衣は優しげに顔を撫でて囁く。

「そんなに悲しまないで。先輩ならすぐに良くなるよ」

引き返せない闇に足を引きずりこまれ、完全に全身まで浸かる、
そんなイメージが現実味を帯びるほど、目の前が暗くなった。
心なんてあやふやなものを目で確認する事は出来ないと悟る。
何も見たくない、こんなものを見るくらいなら肉の快楽に溺れたい。
それは暗い闇の底にある、唯一確かな足場だった。

狂気は感染する。






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