思い込みの感覚は真実に勝る、まぶたが落ちる昼日中
はなせないある起承転結と橙色の倦んだ心情
つかまえられないオオカミヒツジ
理由だけならたくさんあるのに、だれもあなたも理解してない
優しいヒツジオオカミは怖がりのふりのふりで、ちらりとあなたの細い手首をみて強がった
どこにでもいけるなら、ここに帰ってくることなんてない
これが嘘なものか

ありのままじゃない別の場所は、このまま忘れてもいいのかな
たとえ世界でふたりきりになったとしても、打ち明けられない塵がある
唆すよりは死んだほうがよくて、壊すよりは殺されたほうがよくて
ため息が、頬だけでなく永久凍土もあたためた
冷たい色の明け透けな瞳が日の照るように、しかし真摯にひとりにかたむいた
どこにでもいけるから、ここに帰ってきたいというあなたの言葉の
これが嘘なものだろうか