The Dursleys Departing.


さよなら、ダーズリー。さよなら、プリペット通り。

やっと、やっと。最終巻まできてやっと、魔法の存在を認めたらしいおじさん。
で、キングスリー達の必死の説得に少しだけ応じて、この家も手放す事になったらしい。
「仕事は…?学校は…?」というおじさんは、ゴネてるというより普通にまともな対応だと思う。
あげくに「ハリーがこの家乗っ取るんじゃ!?」とか言い出すおじさん。
まぁ今回のハリーは黒いから仕方ない。(苦笑)

で、後から迎えが来る予定のハリーを残して、三人は護衛付き車で出発。
…という時に。

「ハリーは家を守ってくれるよ」
「何で一緒に来ないんだ」
「お前の事をスペースの無駄だと思ったりしない」
「お前は僕の命を救ってくれたよな」

この怒涛のデレ発言に、思わずダーズリー夫妻は『息子がバレリーナになると言い出した様な』驚き方で。
ハリーも「彼の『I love you.』に等しい」とか言ってびっくりだし。
てゆうか私がびっくりだ。(驚)

「またね、ハリー。」「気をつけて、ビッグD。」
その言葉で、ハリーはダーズリー家とお別れです。
私はかなり血縁とかそういうものを大事にするというか、信頼しているタチなので。(反面ちょいと他人が苦手なのですが)
ハリーにとって唯一残った血縁者との別れが、決して最悪な決別などでなくて良かったと思いました。
体中の細胞を失うまで、つまり死ぬまで、血縁者との間柄は決して途切れない。良い意味でもそうでなくても。
これでもう彼らは出てこないんでしょうかね。
ちょっと勿体無いなとか思いました。
ハリーが無事生き残ったら、また遊びに行けばいい。

両方生きてればだけども。(痛)