成人向表現があります。
18歳未満の方は本当にいませんね?
読んでから怒られてもどうしようもないので、自己責任でスクロール願います。






































































































『年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ』だとか『上州自慢のカカア天下』だとか、
世に面倒見のいい嫁や姉さん女房を褒めそやす言葉は多い。
そしてここにも、理想の姉さん女房を捕まえた幸せ者が一人。




『姉様御寮』




「あ、アイク。ここがほつれてるよ」
インナーシャツのわずかな綻びを目ざとく見つけて、さっそくその場で脱がせる。
宿舎備え付けの裁縫箱を持ってくると、すっかり手馴れた手付きで針の穴に縫い糸を通す。
几帳面で細かな縫い目でかがられた綻びは、見る見るうちに視認できなくなった。
「はい、できあがり」
「悪いな、俺は針仕事ができないから助かる」
「いいよ。手がかかる方がこっちはやりがいがあるから」
恋人に対してと言うよりも、何かと手のかかる目離しのならない弟に対する物言いに少しだけ引っかかる。
実際マルスの方が一つか二つ年上だし、周りのことが至らない自分を何くれと面倒見てくれている。
「もう、仕方ないなあ」と嬉しそうに世話を焼いてくれる姿は可愛らしく見えるし、ありがたくもある。
だが、曲がりなりにもアイクはれっきとした男だ。愛する者を守り支える気概と力は十分に持っている。
マルスの自分に対する態度が、下に兄弟がいない反動でお姉さんぶりたいからというのもよく知っている。
ここは男の余裕を見せてどっしり構えるべきなのだ。それに、彼女のこの態度は昼だけのもの。
夜が来ればアイクの独壇場、まさに下克上となるのだから。




「ん……アイクっ、そこはダメ……っ」
舌先で器用に包皮を剥いてやり、剥き出しになった陰核を吸ってやると、一際大きく腰が跳ねた。
桃色の秘裂を指でこね回してやればたちまち指がとろとろした汁まみれになり、物欲しげにひくひく吸い付く。
「ダメとか言う割に、体の方は素直みたいだぞ」
人差し指と中指をくっつけたり離したりして見せながら、糸を引くほど愛液の絡みついた指を突きつける。
顔を真っ赤にして顔を逸らそうとするもそれをさせず、指の代わりに今度は分身を目の前へ突き出す。
「ほら、いつもみたくこいつの面倒も見てくれよ」
「やぁ……」
「いつもお前の中を出たり入ったりしてるんだ。今更恥ずかしくも何ともないだろ?」
マルスは羞恥で悩ましく眉根を寄せながら、恐々とした手付きで半勃ちの分身を握った。
「今日は手じゃなくて、口と胸で頼む」
「え……!?」
「胸でしごくのって、貴族のお家芸みたいなもんなんだってな。ほら、早く」
泣きそうな顔をしてもアイクは容赦なかった。かえって、そんな顔を見せられてぞくぞくと快感が背筋を駆け上る。
まず軽く口に含み、たっぷり唾液を絡めてから胸の谷間に挟み込む。
胸を手で押さえ、亀頭をあむっと咥えて舌で刺激しながらゆるゆると擦り上げていく。
マシュマロに似た柔らかさを持つ豊かな胸に挟まれ、唾液と先走り汁でぬめるそれはあっという間に反り返った。
天に向かって腹につきそうなほど雄々しくそそり立った分身を恥丘になすってやると、とろんとした目で見つめられる。
「コレが欲しいのか」
「ん……」
「欲しけりゃくれてやる。どこに入れて欲しいかちゃんと言えたらな」
とうとう耐え切れなくなったらしく、ぎゅっと閉じられた目から涙の粒が一つ転がり落ちて、シーツに染みを作った。
こうやって裸を晒しているだけでも本当は恥ずかしくてたまらないのに、アイクはいつも意地悪いことを言う。
アイクを子供扱いすることに対しての意趣返しとは夢にも思わず、ふつふつと子宮の奥からこみ上げてくる熱に
耐え切れそうにもなく、マルスは耳元に口を寄せた。か細い声ではしたない言葉をようやっと囁く。
「こっ、ここ……ここに、入れて下さい……」
入口を指で広げて哀願する。そこまでやれとは言ってないが、支配欲が満たされることには変わりがない。
「よく言えたな。そのまま押さえてろよ」
「んっ、あ……」
胡坐をかいた上へ座らされ、指や舌より遥かに質量のあるモノが肉襞をかき分けて侵入してくるのを、息も荒く受け入れる。
マルス自身の重みと腰を押さえつけられているせいで、アイクのいきり立った分身はあっという間に埋没した。
「マルス、前見てみろ」
目の前に立てかけられた姿見にしっかり繋がっている自身が映っているが、もうすでに嫌がる気力もない。
膝裏に手を回して足を大きく広げさせられ、三浅一深に則りいやらしい水音を立てて揺さぶられても何も言わず喘ぐばかりだ。
昼間とは打って変わってしおらしい様子に嗜虐欲を煽られ、体位を後背位に変じて奥に叩き付けるように腰を打ち込むと、
今までとは明らかに違う大きな嬌声が上がった。こちらが一回達する間にすでに数回達したらしく、体が小刻みに震えている。
「ダメだ、も、いく……中、出すぞ」
「え、あ、ダメ……!」
元より嫌と言わせるつもりもなく、細い腰をぎっちり掴んだまま夥しい量の若い精をせり上がってくるままに迸らせた。
マルスの体から力が抜けてベッドに沈んでも全部中に出し切っても離れず、息遣いが正常になってようやく分身を抜いてやる。
まだぴくぴくと痙攣している秘裂からとろりと精の残滓がこぼれるのを見て、やっと溜飲を下げることができた。
「ア……イク……ひど……」
「俺のこと、弟扱いしなくなったら普通にしてやるさ」
頬に口づけて意地悪く言ってやると、マルスは何も言わずに枕に縋りつき、顔を埋めた。




明けて翌朝。昨日の羞恥に震えながらの痴態やおとなしさはさっさと鳴りを潜め、アイクが包まるシーツを乱暴に剥ぎ取った。
「もうお昼過ぎてるよ。これ洗濯しちゃうから、早く起きて。枕カバーも」
「………………」
「お昼ご飯、ピット君が別に取っといてくれてるって。食べたら、試合のタイムテーブル確認するの忘れないようにね」
いつもと同じだ。毎度のことだが、昨日このベッドの上で繰り広げられたことは一体何だったんだろう。夢か、はたまた幻か。
女心は海より深く男にはなかなか理解し得ないとか、女には仮面がいくつもあるだとかよく聞くが、本当にそうなのだろうか。
覚醒しきれていない頭で、寝ぼけ眼を擦りながらてきぱき動くマルスを見ていたが、不意に口元に笑みが浮かんだ。
首筋や腕など目立つ場所に嫌というほどつけてやった口吸いの鬱血痕を覆う不自然な包帯に、ある意味勝利を確信したからだ。
いつもと比べて少し物言いが素っ気ないのは照れからきているらしいことが、ほんのり朱に染まった顔からもありありと知れる。
「一歩前進ってとこか。さて、次はどうするかな」
マルスに聞こえないよう小さく呟いて、遅い昼食を摂るべく軽やかな足取りで食堂に向かった。
一つコトをやり遂げた心地いい疲労感に、大きく伸びをしながら。



*******************************************************************************************************
むじなさんに戴いたSSでしたっ!
アイクもマルスも可愛いんですがほんとどうしろと!?(鼻血噴出しながら
えろーえろーえろはいいねー…。

誰か私を殺して埋めてくれ!!


むじなさん、素敵SS有難う御座いましたーw
作者様の素敵サイトはこちらからw