これの続きです。
隠すほどじゃない程度にエロ有りです。すみません。
相手はスネークです。更にすみません。
それでも良ければ下スクロールお願いします。







































それは、戦闘の始まり。
ステージも決まり、カウントが流れ、そして。
音楽が流れ始めるその一瞬に、マルスが取る表情に気付かない程、流石のアイクも鈍くは無い。
驚きというべきか、恐怖と言うべきか。
兎に角身構える様にびくりと震える肩や、見開かれた目は、とても尋常ではないと思う。
だが、勿論それが何故なのかを答えてくれた事は無いし、むしろ訊かれたくないという雰囲気で。
結局アイクは、その内容や原因については、終ぞ知る事が出来なかった。
 
『貴方の声を奏でましょう』
 
「もういい加減にしてくれないか…?」
乱闘寮の一角、予備として使われないままになっている暗い部屋の中で。
涙を浮かべながら、それでも気丈なその声は、王の跡継ぎとして育てられたその生涯をそのまま表すようだ。
何者にも汚されず、全ての者に膝を折られて生きてきた、崇高なる存在。
であるはずの彼女が、自分の腕の中で悶え、震え、涙を流す。
その征服感は、何事にも変えられないほどに、スネークの乾いた本能を潤した。
「嫌なら今すぐ部屋に逃げ帰ればいい。お優しい傭兵君に泣き縋って、全部をぶちまけてやったらどうだ?」
さぞ可愛がって貰えるだろう。
そう告げるだけで、彼女の顔がどれ程の痛みを伴って歪められるのかを、彼はとうに知っていた。
案の定美しい顔を極限まで歪めて、マルスは睨む力も無く下を向いた。
澄んだ空の色を映した髪が、さらりと揺れる。
そっと手を触れると、それすらも拒むように強く首が振られた。
満足だ。顎を強く掴んで唇を奪いながら、心の底からスネークは思う。
顎を押さえた手とは逆の手で、ささやかな胸の膨らみに触れる。強く、時に弱く。
ゆっくりと時間を掛けて行われる愛撫に、頑なな王女の肉体は、やがて艶めいた娼婦のそれになる。
幾度床を共にしても、幾度完膚なきまでに蹂躙しつくしても。
まるで生娘のように抵抗し、唇を噛み締めて嬌声を拒み、その魂の汚される事を許さない態度。
変わらない誇りを目の前に、満たされたとばかり思った征服欲は更に首をもたげる。
「い、…つまで、こんな…っ!」
「さぁ?俺の持て余した性欲が尽きたら…かな?」
「そ…んな、勝手な…ぁあ…っ!!いい加減にして…!!」
腹をつたって下の茂みへと侵入した手を必死に押さえるさま。
弱々しい睨みをきかせながら吐き出される苦しげな言葉にさえ、欲を掻き立てる力がある。
時折混じる喘ぎに言が及ぶと、唇に歯をつき立てて声を堪える。
湧き上がる快感の為か、羞恥によるものか、真っ赤に染まった耳に口を寄せてそっと呟いた。
「自分から俺に抱かれに来といて、何をグダグダ言ってるんだ?」
その言葉が持つ威力を、勿論スネークは知っている。
知っていて使う。最も効果の高いタイミング、丁度彼女が自分自身の熱に浮かされ始める頃に。
びくりと大きく跳ねる肩。見開かれた瞳が振り向いて、その青さと目が合う。
小刻みに震える唇はしかし、最早言葉を紡ぐ事は出来なかった。
 
 
きっかけは、少し前の深夜の風呂場。
ちょっとしたきっかけでスネークは、マルスの秘密を知った。
つまるところ、紋章の王子がその実女だった、という物だ。
それ自体なら、知っている者は他にも居るだろう。
ドクターを兼任しているマリオ、メンバーを選んだマスターハンド。
気配だかなんだかが読めるという青犬も、恐らく気付いて居る筈だ。
だが。
その場が風呂場であったこと、二人が共にそこに相応しい格好だった事が、マルスにとっては不幸であり。
同時に、スネークにとっての幸運でもあった。
風呂場で互いに裸体を晒した状態で、勿論その欲求を抑えられるはずも無く。
武器の無い状況で、女のマルスがスネークから逃れられるはずも無く。
彼は彼女の身体を、存分に味わった。
ちょっとした軽口の制裁を受けた後、スネークは自身の装備を確認して更なる幸運に笑みを浮かべた。
常に持ち歩いていた防水性のレコーダー。
その中には堪えるように喘ぐマルスの声が、大きな水音と共に記録されていた。
今晩のオカズにでも使ってやろうか。
そう思ってふと別の考えに至り、スネークは意気揚々と服を着替えてマルスの部屋を訪ねた。
 
「何の用…?」
先程の情景が頭に焼き付いてでも居るのだろうか、その表情は硬い。
性格から考えて同室の友人に泣きついたとは思えないが、雰囲気位は伝わったのだろう、心配そうにアイクが出てくる。
それを止めたのは彼女自身だった。
「大丈夫、何でもないから。」
そう微笑む顔は矢張り強張っていて、アイクは黙ってスネークを睨む。
だが、再度彼女が促すと、納得し辛そうにしぶしぶと部屋へ引っ込んだ。
後ろ手にドアを閉めて、再び「何?」と尋ねるマルスの耳にイヤホンをねじ込んで、黙ってスイッチを押す。
「…っ!!?」
がくん、と膝から崩れ落ちる。ドアに背中をつけて石畳の廊下にへたり込んだ。
真っ青な顔は、恐怖ともつかない感情で埋め尽くされていた。
「オレ曲…といったか?戦闘中に自分の好きな音楽を掛けられるというのは。」
「…何…?何する気…?」
がくがくと震える肩を押さえつけて、覆いかぶさるようにしゃがみ込んで。
キスでも落とすように、耳に口を寄せて囁く。
「あの小僧…アイクと言ったか?アイツが出ている試合で、手違いでコレが流れたら…奴はお前の声と解るかな…?」
いいながら目線だけで部屋の中の気配を指し示す。
物音を不審に思ったのか、ドアのすぐ向こうにアイクが居るのがわかる。
最初は何を言われたのか理解出来なかったらしいマルスも、瞬間に思い当たり、目を見開いた。
「…っいやあぁぁ!!」
つんざく様な金切り声を上げて顔を覆う。
壊れた機械の様な震えが掴んだ肩から伝わって、嗜虐心を慰めた。
「どうした!?」
部屋の中近くに感じたアイクの気配は、すぐにドアを開けて飛び出してくる。
小さく縮こまって震えるマルスを庇うように抱く様を見て、なる程上手く行きそうじゃないか、などと思う。
そうはさせない。そう簡単に上手くなどいかせない。それではつまらない。
だから。
 
 
「また来いよ?」
行為を終えた後、早々に部屋へ帰ろうとするマルスを呼び止めてそういうと、キッと鋭い目に睨まれる。
涙で潤んだ、少し赤い目。どれ程痛めつけても、折れる事を知らない目だ。
「…どうせソレをネタに呼びつける癖に…。」
吐き捨てるように言われた言葉を、肯定するように深く頷くと、マルスは踵を返して部屋を出て行った。
**************************************************************************************
無性にマルスを追い詰めたくなって書きました。後悔はしていない。(しろよ
一応お風呂と蛇と段ボールの続きでは有りますが、寮設定SS連載とは違うというか…。
なんていうかパラレル的な感じでお願いします。
具体的に云うと蛇さんはまだ一回しかヤってませんよーみたいな…。
一応平和に両想いにする予定なので。(予定は未定ですが)
でも多分たまにまたこーいうエロ気味なの書いてると思います。ごめんなさい。

つーか、更新がこんなんばっかってどうなのよ!
次はちゃんと普通に全年齢対象4コマ予定してるので、許してつかあさい。