10月28日(土) 二子玉川近くの大型デパートにて。 ...正直、ニコタマでフタコイを連想した奴は多摩川に飛び込め。 デパート内。 姉御{・・・これなんてどうだ?} うり「うーむ。年齢的にパス」 今日のミッションは姉御の親父への誕生日プレゼントであります。 え?何故俺が居るかって?それは・・・ ―――遡ること約10時間、某●パン絵チャットにて。 うり「いやー、中学時代の同級生がねー、うんー」 姉御と電話中。尚且つ姉パン絵茶中。簡単に説明するとこうだ。 うりの中学時代の友人たちが姉御の話をしたら気に入ってしまった。 そして一言二言の伝言をお願いしたいと頼まれてさあ大変!! ABCDE(名前仮)の伝言した人達、何を言ったか覚えているならばスレで発言なさい。 (主に頭とか某H大学教授とかウィンウィンブブブブとか・・・) うり「スマンかった。とまぁ、ありがとなー」 姉御{別にいい。お礼は明日の買い物に付き合ってくれる・・・という事で} おっかいもの〜♪おっかいもの〜♪(ジャスコ風) うり「ああ・・・・・・・・・・・・あ?!」 姉御{○○時に××駅の改札口前で。じゃあね} ガチャ、ツーツー、ツーツーツー 話は戻って現在、デパート内のブランド店で姉御パパのプレゼンツ選びな話だ。 全く・・・何で俺が・・・かったりぃ・・・ 姉御{・・・こっちか・・・こっち?} うり「ていうかTシャツじゃなくても良くないか?」 姉御{なら何か案があるのか?} うり「そうだな・・・ 1、ゴルフクラブorゴルフボール 2、マフラーやセーター 3、アクセサリー系 4、湯呑み 5、カレンダーor万年筆 ぐらいか?」 姉御{3と4は却下}←0.1秒 うり「・・・いきなりかよ」 とりあえず、1・2・5を見てみる。 ついでにスレの案も聞いてたりする。 うり「タイピンとカフスのセットなんかどうだ?」 姉御{パス} うり「ネクタイ」 姉御{・・・・・・・・・・・・・(首をかしげて考える)} さすが某頭の人!これは期待でき――― 姉御{自分の買う} うり「さいですか・・・」 真っ黒なのと、黒ベースに模様の二種お買い求めになられました。 そんなこんなでウロウロ。 姉御{・・・セーターかな、やっぱり} うり「色はシブいのがいいかもなぁ」 姉御{黒?}←0.1秒 うり「だから何でそこで反応すんだ・・・」 姉御{・・・黒は嫌いか?} うり「俺の今日の格好黒一色だろ?つーか姉御のパパは黒好きだったか?」 姉御{・・・鼠色にする} お会計、*****円なりま・・・ つーか親の誕生日でこんな金出すの初めてみたぞ 俺が単に出さないだけか?そうなのか? ※その他、雑貨屋などでオモシロ商品を手に取り楽しむ。 姉御{・・・何処か寄る所とかあるか?} うり「あー。楽器屋」 姉御{買うのか?} うり「いんや、下見・・・それにちょっと遠いんだよな」 姉御{・・・行く} と言い出したら言う事聞かないのが姉御。 誰かあの性格をギッタンギッタンにチョメチョメと・・・ええい!なんとかしてくれ! ○番線に、電車がまいりまーす 姉御{駅は?} うり「○線の××駅」 姉御{・・・そうか} うり「下見ってか吹くだけな?」 姉御{吹かせてくれるのか?} うり「ああ、試しでな」 そんなこんなで到着。いやー空気悪いねー。 排気ガス臭いよ。交通量多いよ。キモチワルイヨ。 店長[いらっしゃ・・・あら、久しぶりね] ここの店長とは5年ぐらいの知り合いですぬ。 中二に初めて来店してマウスピースを購入した店でもあって。 うり「お久しぶりで。楽器吹かせちくり!」 姉御{・・・・・・・・・} 店長[スタジオ空いてるから好きなだけいいわよ♪] うり「サンキュー」 店長[ところで、そちらのお連れさんは・・・彼女さん?] うり「あー・・・可愛いだろ?」 グスォ!!!!! うり「ぐへっ」 見事なパイルバンカーだ姉御!!!! 店長[あはは、本当。楽器は・・・] うり「トロンボーンとトランペット。サックスはテナーとバリトンでお願いします」 店長[はいはい♪] ―音楽室(ミニスタジオ) とりあえずトロンボーンより。 組み立てて音だししてー・・・やはり新製品はいいのう、使い易い。 姉御{・・・お前、楽器全部吹けるのか?} うり「いや、フルートは無理。ホルンは音だけ。後は全部吹けるのぅ」 トロンボーンはいいよ。 マッピ(マウスピース)が丁度いいし、スライドさせるの面白いし。 姉御{何か一曲} うり「ん。とりあえず・・・」 ドヴォルザーク『新世界より第二章』 つってもメロディーのみ。 うろ覚え出しトロンボーンなんか最後に吹いたのは高一。 相当間違えまくった orz 続いて楽器変更。 姉御{有名なトランペットね} うり「んー。だが高音域が全くでねぇ・・・死にたい・・・」 姉御{・・・トランペットでも一曲、お願いできる?} うり「うぃーむっしゅかまやつ」 クラッシックでは初心者にはお手本として愛用。 ヴァイオリンも初心者向けでは有名なんだっけ。聞いた話だが。 姉御{・・・それ、聞いたことある} うり「ヒントはクラシック」 姉御{当たったら御褒美は当然?} うり「へいへい。当たればなー」 懐かしいな・・・ トランペットでこの曲を始めて練習した時はボロボロだった。 愉快で楽しいメロディーを思いながら、テンポよく吹く・・・ そう教えられたっけ・・・ 男性が一人も居ない先輩だらけの部室でな? 思えばこの頃からエロゲ人生がスタート・・・・・・俺が居るのに目の前で下着姿になったり・・・・・・ ―――何を言う!私はエロゲ人生などではない!! ついついあそこの住民の戯言に飲み込まれてしまう。 姉御{・・・んー} トランペットは柔らかい音を出さなきゃいかんのよ。 金管特有のパンパン破裂させる音はデカいし壮大だけど、 クラシックなら音やリズムを正確にするから優しく・・・ 姉御{ねぇ?私も吹いてみていい?} うり「いいけどマッピ交換しないと・・・」 ぷー 姉御{吹けた!} いや、マッピ交換しないと間接キスなんですよ姉御さん まあいいや。ペット(トランペット)に夢中になっている姉御は放って置いて、 俺はサックス吹くか・・・えーと・・・バリトンかテナーか・・・ 姉御{・・・い・・・おい!聞いてる?} うり「あ、ああ、悪い」 姉御{さっきの曲、メヌエット?} うり「正解」 その後、軽く楽器講座を行い、店長から差し入れのお茶を飲み・・・ 楽器返却。音楽関連販売こーなーぶらぶら。 姉御{これ・・・} うり「ん?指揮棒か?」 物珍しそうに眺めているな。 まあ、確かに音楽でコレ使うの?!なんて物もあるしな。 姉御{買う} うり「買うならこっちがいい。コルク製で持ちやすい」 コクリと頷いてレジへ・・・あれ、なんかジャズのCDも買ったらしい (どうやら、パパ殿はジャズ好きだとかで指揮棒は丁度良かったみたいだ) 店長〔またのおこしを♪〕 うり「さんきゅー」 とりあえず、姉御も満足だったみたいだ。 楽器屋を後にして駅へ・・・ きゅっ うり「あ?」 何?何腕組んでんの? うり「何?どうした?」 姉御{・・・・・} うり「寒いのか?」 姉御{御褒美} うり「は?」 姉御{・・・メヌエット} あー・・・そういや正解したっけ。はいはい。了解しやしたマドモアゼル。 うり「マフラーがいる時期だな・・・」 姉御{・・・欲しいのか?} うり「俺はマフラーなどしないタイプだぞ?」 姉御{同意だ。あのチクチク感はどうも・・・} うり「・・・・・・」 姉御{・・・・・・} うり「クククッ・・・」 姉御{プッ・・・ふふ・・・} 「{似てるな、俺等}」 Another Episode −姉御編-V 了