あまり嫉妬せず淡泊な大河、北村のときはあんなんだったくせにと竜児イジイジなイメージが浮かびます。って妄想から↓
「好き好き大好き、竜児だーいすき!……って、年がら年中発情してなきゃ不安になるってわけ?どんだけ女々しいのよあんた」
「だ、誰もそんなこと言ってねえだろ!」
「それともなに、北村くんのときみたいに嫉妬に狂って見境なく醜態さらすような、哀れな私が見られたら満足って?そんなふうにされる、身に覚えでもあんの?」
「身に覚えもねえし、そういうこと言ってるんじゃねえよ。ただなんつうか、ちょっと温度差が激しいんじゃねえか、とか……」
「そんなの当たり前でしょ」
「……当たり前ってなんだよ」
「だって竜児、私のこと愛してるし」
「ばっ、恥ずかしいこと言うなよ!」
「好きじゃないの?」
「う……好きだよ。あ、あいし……す、好きに決まってるだろ」
「えへへ。だからね、私はあんたの気持ちも、あんたとの繋がりも信じてるの。信じられる人間でいたいの。だから、一方的に感情を押しつけていた頃とは違って当たり前。それにあんたはさ、私を裏切る形で傷つけたりはしないよ、絶対に。もしものときは、ちゃんと話してくれる。そういう奴だもん。そんな竜児だから、私も嫌な奴にならないでいられるんだよ」
「大河……」
「まったくねえ、こっちはこんなに深い心で竜児のことを想ってるのに、信用されてないなんて可哀想な私。遺憾だわ」
「お前の気持ちを疑ったりなんかしねえよ。けどお前の言う通り、女々しかったよな。すまん……って、なにやってんだよ、大河」
「……ぎゅってしたら、少しは伝わるかなって」
「……おう」
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[ 2011/02/24 ]