青薪デート妄想
青薪がお付き合いして初めてのデートをしたとして。場所はどこでもいい。映画とか買い物とか。
普通すぎて面白みのないぐらい普通のデートをしてほしいな。
当然お外で待ち合わせは外せない!
青木は早めにやってくるんだけど(待ち合わせの10分前とか)
薪さんは当たり前のように先に着いていて、慌てて小走りに駆け寄る青木。
「すいません、お待たせしましたか?」って心配する青木に、
そっけなく「別に」って答える薪さん。
それからもどれだけ青木が早めに着いても、いつも薪さんはそれより早く来ていて、
青木は申し訳ないなって気にするんだけど、実は薪さんは青木を待ってる時間が嬉しいから、
(そして自分の元に走り寄ってくる姿が可愛いから)
わざと早めに来てるのとかだったら萌える……!
ちなみに薪さんは常識人なので、男同士なのをそれなりに気にしてる。
一方、青木はのほほんと気楽に構えている。
気楽っていうか全然気にしてない。
ちょっと静かなところ(公園とか、人は少ないけど普通に人目のある場所)に行ったりしたら、
「手を繋いでいいですか」って照れながら聞いてくる。
薪さんが驚いて断ったら、恥ずかしがってるんだって解釈するだけ。
「なんでこいつはこんなに面の皮が厚いんだ」ってムカつきながらも、
自分だけ気にしてるのも損かと開き直ることにした薪さん。
実は周りからは普通のカップルとしか思われてませんでしたっていうオチ。
青木みたいな図体のでかい男の隣に、8巻の居酒屋の時のようなラフな格好の薪さんがいたら、
そりゃただの彼氏彼女にしか見えないよね☆
帰りに駅まで歩いていると、青木が巡回中の警官に職質を受けてしまう。
「未成年をいかがわしい宿泊施設に連れ込もうとしていた」容疑で(たまたま目の前がラブホだった)。
二人は渋々年齢と職業を明かして(警察手帳出さないと信用してもらえなかった)、
顔面蒼白になった警官に「申し訳ありませんでした…!」って最敬礼を受ける。
必然周囲から目立ってしまって(警官二人から帽子を脱いで謝罪されてるカップルの図)、
二人は慌ててその場を立ち去る。
そのときに青木が薪さんの背中にさりげなく手を添えてたらいいな。
青木って割と卒なくエスコートできる人だと思うのよ。
雪子さんの時も、見送りの時にちゃっかりプレゼント用意してたり、
ホテルで先に洗面所使っていいかって気づかい見せてたし、
今まで普通に彼女いた人間の反応だなと思う。
その調子でどんどん薪さんエスコートしまくってしまえ。
薪さんが大事に扱われることに慣れるまで、ちやほやしまくるんだ!
最後、薪さんを家の前まで送って、別れるときに軽くキス。
その日はそれ以上何もしないで帰ります。
初デートだからね、まだ健全路線で。
青木が帰ってから落ち着かない気持ちで、そっと唇に触れる薪さん。
一枚扉を隔てた外では、同じタイミングで青木もまた口に手を当てていたのでした。
以上、青薪初デートのレポ概要でした!