「はーちゃん、また口でしてもいい?」
絢は乳房からは離したものの、顔の目の前にある春希の男根を見つめながら言った。
「いいですよ、その代わり・・・。」
「なぁに?」
「私も絢のことまた気持ちよくしてあげたいのですが。」
「えっ!!」
春希の思いがけない要求に絢は驚いた様に声を上げた。
「つまり・・・、ボクがはーちゃんのアレを、はーちゃんがボクのアソコを舐めるのを同時にやること?」
「はい、そうです。」
春希は微笑みながら言った。
「やだー!はーちゃんってば!助平!!」
「いやですか?」
「ううん。一緒に気持ちよくなれるの嬉しいもん。」
「そうですか、じゃあ・・。」
春希はその場にうつぶせになる。絢はそんな春希の上に乗り、男根に顔を近づける。
「はーちゃん、届く?ボクのアソコ・・・。」
「はい、この通り。」
そう言って春希は舌を伸ばし、絢の惜しげもなく晒された女陰を舐め始める。
「ああんっ!!はーちゃん!!!勝手にそんな!!!」
いきなりの舌の感触に絢は思わず声を上げた。
「いやですか?その割には舌を動かすたび濡れてる様ですが。」
春希は少し意地悪な言い方をしながら絢の女陰を舐め続ける。
「ああんっ!!!はーちゃんがその気ならこっちだって!!!」
絢は勝気な声を上げると目の前にある春希の男根を激しい舌使いで舐め始める。
「んっ!!!あ、絢っ!!」
絢の貪る様な舌使いに春希は思わず声を上げた。
「どぉ?はーちゃん。気持ちいい?気持ちいいでしょ?」
絢は春希の男根を舌で激しく責めたてながらも勝ち誇った様な声を上げた。
「そう言う・・絢はどう・・なんですか?」
快楽のせいでぎこちない言い方ながらも春希は挑戦的なことを言うと絢に対抗する様に舌使いを激しくし
絢の女陰を激しく責め立てる。
「やぁぁん!!!」
絢はその激しい舌使いにさっきまでの挑戦的な声とは違う可愛らしい嬌声を上げた。
「あっ!!は、はーちゃん、そ、そんな・・・ああっ!!!」
二度も絶頂に達した女陰を再び激しく責められる感触に絢は声を上げた。
「ボ、ボクだって!!!」
そう言って絢は快楽の為おろそかになっていた春希の男根への責めを再び始める。
「んんっ!!!あ、絢、そんなに・・・・。」
再び訪れた快楽に春希は声を上げた。
「はーちゃん・・・気持ちいいでしょ?」
絢はさっきの挑戦的な声とは違う穏やかな声で春希に聞いた。
「はい・・・。絢も気持ちいいですか?」
絢の声に春希が優しげに受け答える。
「うん、いいよ・・・すごく・・・。あっ!!!も、もっと・・・。」
絢は春希の声に受け答え、更なる快楽を求めながらもその舌を休ませない様、必死になっている。
「んんっ!!!絢・・。気持ちいい・・です・・。」
「嬉しいな・・・。一緒に気持ちよくなれるのって・・・。」
「近いうちに・・・本当に一緒になれる日がきますから・・・。」
「ああ、最初に言ってたね・・・。避妊が出来て一緒になれる方法がって・・。」
「はい・・・。絢と一緒になりたくて・・・必死で調べたんです・・。」
「はーちゃん・・・。早く知りたいけど・・・もっと二人で気持ちよくなっていたい・・。」
絢は葛藤の言葉を上げた。
「大丈夫ですよ、絢・・・。必ず一緒になれるときがきますから・・。今は・・二人で気持ちよくなりましょう・・。」
春希は絢を諭す様に言った。
「そうだね、はーちゃん・・。」
春希の言葉に葛藤が消えた絢は慰めてもらったお礼と言わんばかりに顔を上下に動かし、春希の男根を激しく舐め、責め立てる。
「ああっ!!絢!!き、気持ちいい・・ですよ・・。」
絢の激しい責めに答える様に春希も女陰を舐める舌使いを更に激しくする。
「ああんっ!!!はーちゃん!!はーちゃん!!!」
快楽に滴る愛液が絶え間なく春希の口内に流れ込んでいく。
「絢・・・すごいですね・・・さっきからずっと・・こんなに濡れて・・。」
「やぁん・・・そんなこと・・言わないで・・・。ボク、いやらしいかな・・・。」
「さっき言ってたじゃないですか。助平上等って。絢が気持ちよくなってるのが嬉しいからこうしてやってるんですよ。」
「ありがと・・・はーちゃん・・んんっ!!!・・・また・・・イキそう・・・。」
絢が絶頂寸前を告げた。
「わ、私もそろそろですね・・。二人同時に達するかもしれませんね・・。」
「そうだと・・・いいな・・・。」
絢が小さくつぶやいた。
「あっ!!ああっ!!!あ――――――!!!」「ん・・・んんっ!!ああっ!!!」
二人が同時に声を上げるとそれぞれの口腔内に愛液と精液が多量に流れ込んだ。
「はー・・ちゃん・・・。」「あや・・・。」
二人は力無い声を上げながらもお互いの絶頂の証である液体を必死で飲み干す。お互いを呼び合う声は弱弱しいが確かな悦びがあった。
「あの・・・・。」
夕顔が静かに声を上げた。
「・・・何?」
「その、な、夏希さんは・・・脱がないの・・ですか?」
夕顔はあいかわらず赤い顔をしながら夏希に聞いてきた。
「!!!」
それを聞いた夏希は驚いた様に顔を更に赤くした。
「あっ、ごめんなさい・・。」
その顔を見て夕顔が謝った。やはり顔が赤い。
「いいんだ、変なこと聞かせる様な状態にしたオレが悪いんだから。夕顔だけ脱がせてちゃ悪いもんな・・。」
そう言ってゆっくりと自分の着物を脱ぎ始める。今まで脱がなかったのは夕顔を脱がせるのに夢中になっていたのもあるが
実は他にも理由があった。夏希は上半身の着物をすべて脱いだ。その身体は兄同様、着痩せする傾向にあり
細身な割に筋肉のついた身体をしている。
「あっ・・・。」
男性の身体をあまり間近で見たことがない夕顔はその意外とたくましい身体を見て恥ずかしげな声を上げた。
男装してた自分とは対照的な意外性。そのことで夕顔は夏希が男性なんだと再認識した。
夏希は上半身の着物は脱いだが、袴は穿いたまま、一糸纏わぬ姿の夕顔に再び覆い被さった。
「えっと・・・、全部脱ぐのは後でいいかな・・。先に夕顔のこと・・・気持ちよくしていい?」
夏希はそう聞いてきた。全裸にならないのは早く夕顔を再び愛撫したいとか、いきなり男根を出したら夕顔を緊張させてしまうとか
色々理由はあったがそれ以上に深い訳があった。それをなくす為、夕顔への愛撫を再開しようと思った。
「あっ・・・・、はい・・・・。」
夏希の気持ちよくしたいと言う言葉に愛撫に詳しい知識はないがどういうことをされるのか薄々勘付いた夕顔は
恥ずかしげな声を上げた。夏希は再び夕顔の美脚をゆっくり開き、その恥部を露わにする。
「・・・・・。」
夕顔は思ってた通りの状況に目を瞑りながら顔を赤らめる。夏希はゆっくりとその女陰に顔を近づける。
「えっと、その・・・ここ、舐めても・・・・いい?」
夏希は初めて間近で見る女の子の女陰に恥ずかしさを感じながらも愛撫の許可を聞いた。
「は、はい・・・。お願い・・します・・・。」
夕顔はこれ以上ない位恥ずかしい顔をしながらも愛撫の許可を出した。それを聞いた夏希は顔を女陰の間近まで近づける。
「・・・・・・。」
そして舌を出し、ゆっくりとそこを舐め始める。
「きゃあんっ!!!」
夕顔は今まで味わったことのない感触に思わず嬌声を上げた。
夏希の舌は慣れていないぎこちない動きだがそれでも確実に夕顔の恥部に刺激を与えていた。
「ああんっ!!な、夏希さん・・・。」
「気持ちいい?夕顔。」
夕顔の嬌声を聞いて、夏希は顔を上げ問い掛けた。その顔は緊張している様だった。
「は、はい・・・。んんっ!!!」
夕顔は夏希の問いに答えると再び嬌声を上げた。少しずつではあるが夕顔の女陰から愛液が流れてくる。
「濡れてきてるみたいだ・・・。夕顔・・・。」
初めて味わう愛液の味に声を上げる夏希。
「あっ・・・夏希さん・・・そんな・・恥ずかしい・・・。ああっ!!!」
夏希の声に恥ずかしさの混じった声を上げながらも喘ぎ声も上げる夕顔。
「気持ちいいんだね、夕顔・・・。」
夕顔の嬌声を聞いて夏希が喜びの声を上げる。
「はい・・・。」
夕顔は夏希の声に小さな声ではあったが返事をした。夏希はその声に応えたいと言わんばかりに
初心者ゆえにゆっくりとした動きだった舌を早く動かす。
「きゃあん!!!ああっ!!!」
夕顔の嬌声が激しくなった。愛液の勢いも増してくる。
「夏希さん・・・気持ちいいです・・・。すごく・・・。」
夕顔は問われる前に自分から快楽を夏希に伝えた。
「夕顔・・・。かわいいよ・・。」
快楽を隠さず伝える夕顔の姿を見て夏希は夕顔への愛しい思いを伝えた。快楽に身をゆだねる夕顔の姿には
普段の男として振舞っていた夕顔丸の面影は皆無だった。
「あっ!!ああっ!!!あんっ!!!」
夕顔の喘ぎ声が次第に大きくなっていき、身体を大きく反らす。少しずつだった愛液も勢いよく流れていく。
「夕顔・・・・。」
「な、夏希さん・・・・。私、もう、もう・・・あっ!!!」
夕顔は夏希の呼びかけに反応した様に声を上げた直後、一際大きい嬌声を上げ、絶頂に達した。
「はあ・・・はあ・・・。」
初めて味わう快楽の余韻に夕顔は震える様に息を上げた。夏希はそんな夕顔の頭を優しく撫でる。
「夕顔が、女の子でほんとによかった・・。好きだよ・・。」
「夏希さん・・・私もあなたのことが好き・・です・・。」
夕顔は夏希の告白に答えた。