「あの日さぁ、酒飲んでユウが野球拳に負けた辺りから記憶が無いのは仕様?」
「淳ちゃん覚えてなくて正解だったわよ」
あれから地獄のようだったな
淳一蹴ってキレちゃったユウタソはいま思い出すだけで寒気がする
淳一蹴りまくって腕がありえない方向に曲がっているし、
それを止めようとした昌姉ぇまで本気の顔面ヒジ打ち、キックをうけて淳一のとなりだ
「生きてるかおまいら」
真クンナこのチキンめ
貴様が一番の原因なのに先生にチクって無理矢理鎮圧だ
「二人とも無事みたいだな」
そう言って淳一と昌姉ぇのベッドに近づく
ククク、何も知らない奴め
「来んじゃねぇ!!
てめぇだけ助かりやがってヨォ!!!」
「マコちゃんの頭の中では仲間は見捨てるモンなのかしらねぇ!!!!」
昌姉ぇ無事な左手でチョキ目潰し!!
同時に淳一の右手100kgパンチ!!!
二つともいっぺんに受けて痛そーーー!!
「うぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
その場をのたうち回っていい気味だこの野郎!!
てめぇのせいでゴッドファーザーズ全員停学だからな、これぐらいツケとけ!!!
「さて、ワタクシ淳一クンはこの程度じゃ腹の虫が収まりそうも無いのですが」
「それには困ったわねぇ…
気がすむまで殴らせてもらいますか」
ヒィィィィィィィィィィィィィィィ!!
恐い、恐いよこの二人
なんか昌姉ぇ果物ナイフをいっぱい持って軽くシャキンシャキンなんて凶悪な音までしますよ
淳一は………無事な右手を壁に押し付けてパキパキ言わせて振り返る