雲一つない空
細やかに聞こえる蝉の声
まだ七月だってのに36度の猛暑
延々と続く校長の無駄話
「これは何かの前兆ですか?」
と淳一、汗でシャツが透けて筋肉が丸見え
その状態で優しく笑わないでお願い
メンズビームでも打つ気かこのマッチョ
「おぃテメェ背中にホカロン入れてるだろ?
このエリアだけ気温が全く違うんだが?」
淳一の後ろに並ぶはゴッドファーザーズ停学の張本人、真
なんか汗で水溜まり出来てる上に皮膚がカピカピになってたりする
「うるせぇよ
それよりちゃんと生きてっか真〜」
既に身体中の水分を60%くらい失ってる人間が生きてるつったら奇跡ですがな
淳一、せめて最後に汗で書かれた「水」のダイイングメッセージを解読するくらいのことはしてやれ
「遅刻しました!!申し訳ありません!!
ってうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
と入って来たのは我らがヒロインユウタン
汗の上で干からびている真を見て大絶叫
まあこの学校が初めての人間には淳一の周りの奴らがミイラになってる意味がわからん罠
「だ、誰がーーー!!
医者ぁぁぁぁぁ!!!!!!」