戦闘服から部屋着に着替え地下室に向かう。屋敷の地下には
魔法の特訓用、並びに拷問用の地下室がある。
扉を開いて明かりをつける。そこには鎧を身に纏ったままの
白騎士エリックが横たわっていた。
「く・・ぁ・・・」
エリックは何かを訴えようとしているが声も出せないし身動きも出来ない。
それもその筈、エリックの両手首足首と腹部、喉下に拘束用の魔方陣が描いてあるからだ。
人体に影響し、動きや魔法を使うものなら魔力をも封印する。
喉元にも描いているのは舌を噛み切って死なれては困るからだ。
「何か言いたいことがあるようだな?」
エリックに尋ねる。その顔は憎悪と怒りに満ち溢れていた。
「鎧はそのままですが仕込んである武器は全て取り払っています。」
同行していたドランが状況を教えてくれる。
「じゃあ問題は無いな。ありがとう下がっていいぞ。」
「は。」
ドランは部屋から出て行った。
俺は念を込めて魔方陣の威力は軽くする。
「はっ・・・はぁ・・はぁ・・・ゼット!!」
声が戻るなりエリックは俺を睨み付ける。
「くっ!!」
「威力を軽くしたのは喉だけだ。それだけで動けるというならご自由に。」
殴りかかろうとして身動きが出来ないエリックを愚弄する。
「貴様、私をどうする気だ!?」
「ここは俺の屋敷の拷問室・・・俺が何をして貴様が何をされるか分るか?」
俺はこれ以上に無い満面の笑みでエリックを見返す。
「くそっ・・・」
「安心しろ。痛みより”快楽”を刻み込んでやる。」
「なっ!?」
俺の一言に顔が青ざめるエリック。自分が隠しているだろう秘密をもう俺が知っている事に
気付いていなかったようだ。
「驚いてるって事は普段から隠しているのか・・・。」
そのまま鎧へと手を伸ばす。
「やめろ!!触るな!!」
エリックの訴えを無視し鎧に触れる。
「・・・無くなれ。」
俺の一言で鎧は身体から剥れ落ちる。黒い上下一体のボディスーツだけの姿となったエリック。
問題はその身体つき・・・
「内側にアーマーを縫いこんで体格良く見せてはいるが、どう見ても・・・」
「やめろ・・・やめろぉぉ!!」
スーツの胸の部分を引き千切る。
「やっ!!」
そこに現れたのはどう見ても女性と感じさせるだけ大きさを持った乳房だった。
「しかし・・・女だったとは・・・」
「み・・見るな。」
先ほどとはうって変って弱々しい声になるエリック。
「大きい、には今一歩。小さい、と言うには大きいな。」
ほんの少し標準以下といったエリックの乳房をじっくりと観察する。
「くそ・・・身体さえ自由なら・・・」
「そうか・・・」
パチンと指を鳴らす。
「なっ!!」
エリックの身体が自由になる。
「動きに関して一切の束縛を無くした。相手になってやろう。
しかし、魔法の封印はそのままだ。ハンデとして俺も使わない。」
上着を脱ぎ、シャツ一枚になる。
「お前が勝てば自由にしてやろう。負ければ・・・罰ゲームだ。」
構えをとり戦闘体制になる。
「その言葉・・・・」
寝かされていた寝台から飛び起き・・
「後悔させてやる!!」
エリックが俺目がけ突っ込んでくる。
「はっ!!」
エリックが正拳を放つ。
「ふん・・」
苦も無くその正拳を握りエリックを投げ飛ばす。
「この!!」
上手く着地し態勢を立て直す。
「威力はあるんだが、正直な攻撃なので受け流しやすいぞ。」
エリックの攻撃を自分の中で採点し評価を述べる。魔法を使う以上
力の流れの裁き方は達人の域の達している自信があった。
「黙れ!!」
エリックが身体を低くし全身を使って蹴りを繰り出す。
「うぉ!!」
すんでの所で蹴りをかわす。蹴りの軌道は俺の股間を狙っていた。
もし、喰らおうものなら男は廃業だったな。
すこし、頭にきた
「今度はこっちからいくぞ。」
構える事無く殴りかかる。
「むん!!」
エリックは俺のパンチを受け止め殴り返す。
−−−−−−−−−−−−−−−−
そんな攻防戦が五分ばかり続いた。俺が仕掛ければエリックが受け止め、
エリックの攻撃を俺は受け流す。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
エリックの顔に焦りが見え始めた。当然だろう、ずっと攻撃の往復を繰り返しているにも
関わらずいまだに俺が息を切らしていないからだ。
「その程度か?」
「まだまだ!!」
挑発に乗り攻撃の手をやめないエリック。これが原因だ。
俺は攻撃はしているものの一瞬に力を込めて押し出す戦法をとっている。これにより
長時間動いていても体力の消費はごく少量で済む。
それに比べてエリックはただ力任せに殴りかかってきているだけだ。アレでは
無駄に力を垂れ流しているも同然だ。
・・・まぁそれ以外にも理由あるが・・・
「はぁぁ!!」
懇親の一撃と思われる正拳を放つエリック。
「ムダ。」
直前で避けてエリックの腕ごと押える。
ムニッ!!
「なっ!!!」
いい眺めだったのでエリックの胸を揉んでやった。
「何を!!」
「感度は良好・・・気に入ったぞ。」
「殺す!!」
完全に怒髪天を越えたようだ。
「締めといくか。」
「喰らえぇ!!」
エリック怒りの回し蹴りが降りかかる。
スッ・・・
「なんだと!?」
俺は転移魔法を使いエリックの後ろの回りこむ。
「・・・チェック。」
再び、拘束用の魔方陣の力を再発動した。
「くぁ!!」
身体に重りがかかったかのように床に倒れこむエリック。
「ひ・・卑怯だぞ!!魔法は使わない約束のはず・・・」
「あぁ・・それはウソだ。」
正直な話、戦っている時も魔法で身体能力を上げていた。
「さて・・・罰ゲームだ。」
「ひっ・・・」
俺の死刑執行と同義語の一言にエリックの顔が恐怖で引きつる。
そのまま寝台へと再びエリックを横にさせる。
「来るな!!触るな!!」
身体を動かせず唯一自由になる声を張り上げ訴えるエリック。
「おとなしくしろ。」
人差し指に魔力を集中する。輝きだした指をエリックの股間に向けた。
「やめろ・・やめてくれ!!」
必死になって俺の接近を拒むエリック。当然聞く耳は持たない。
下腹部から股間まで円形になぞる。すると、なぞった部分のスーツが切り取られる。
「やぁぁ!!」
秘所をさらけ出された瞬間、エリックは叫んだ。それは完全に女のものだった。
「キレイだな。」
「やめろぉ・・・見るな・・・」
エリックは目をつぶり俺の視姦に耐える。
「なんだ、濡れてきたじゃないか。俺に見られて濡れるなんて
結構その気があったんじゃないか。」
「違う!!そんな事・・・」
「ここヒクつかせて、んな事言っても説得力無いんだよ!!」
そのまま花弁に指を潜り込ませた。
「あぁ!!・・・んっ・・」
エリックの熱く濡れた内部が蠢いて俺の指を迎え入れる。俺はその歓迎に答え
中で大暴れしてやる。
「くっ・・・あぁぁ・・頼む・・やめてくれぇ・・・」
エリックの声が涙交じりの声に変っていく。その声は俺の嗜虐心を煽る最高のドーピング剤だ。
「くぁ・・痛っ・・やだ・・」
指を引き抜きクリトリスをつまみ上げる。そんなに乱暴に扱ってはいないのだが
エリックは乱れるように悶えている。
「コイツもくれてやる。」
魔法で指から振動を発する。
「あぁぁぁ・・・やっ・・・あぁ!!」
より一層悶えるエリック。
「あっ・・・ダメだ・・・あぁ・・見るな・・ダメッ・・見ないでぇ!!」
プシャァァァァァァ!!!!!!
次の瞬間、エリックの股間から黄金の液体が噴き出した。
「あぁ・・・・見ないで・・・イヤァ!!!」
羞恥心が完全にエリックを支配した。そのままエリックは大声で泣き出した。
「クククク・・・・ハハハハハハハハ!!!なんてザマだ、白の騎士様が
オシッコをお漏らしになったぞ。」
「イヤァ!!言わないで!!」
俺の嘲笑に泣きながら答えるエリック。戦場で出合った時、地下室で合間見えた時の
威勢の良さはカケラも無かった。
「ひっ・・・くぅ・・・うぅ・・」
いまだ泣き止まないエリック。泣く時間を作ってやったがもういいだろう。
「まだだぞ?・・・次が本番だ。」
「そんな・・・」
俺の刑再開に絶望の表情をあらわにするエリック。
「互いの相性によるがな・・・痛くはしない、安心しろ。」
ズボンと下着を脱ぎ捨て全裸になる。
「い・・いや・・・お願い・・・もうやめて・・・」
男装していたと言うのにスッカリ女になったエリック。
だが止める気は毛頭無い。
「いやだね。」
「おっお願い・・・お願いします!!」
敬語まで使い出したぞ・・・なんてザマだ。
しかし、やめろ→やめて→やめてくださいの屈服三段活用は堪らなく気持ちがいいな。
「諦めろ・・・オラッ!!」
エリックの訴えを無視し俺はいきり立った肉棒をエリックの秘所に突き刺した。
「ひぃ・・い・いやぁ・・・」
指の時とは違う包み込むような温かさを感じる。
「動くぞ。」
「いやぁ・・・やめてぇ・・・」
泣きながら懇願するエリックを無視し腰を動かす。
「あぁ・・・ひどい・・ひどいよぉ・・あん!!」
咽び泣きながらも快感に声を上げるエリック。
「気持ちいいと認めろ。少しは楽になるぞ。」
「ひっ・・・いやぁ・・・あぅ・・あぁん。」
肉棒がエリックを抉る度にエリックは否定できない快楽に身悶える。
「や・・やめ・・・おかしく・・・なっちゃう・・・」
身体が痙攣し始めている。もはや限界だろう。
「よし、やめてやろう。」
俺は腰の動きを止めた
「あ・・・あぁ・・・」
許してもらえたと思っているのか、エリックの表情に明るさが見える。
「ただし!!俺がイクまでだ。」
腰の動きを再開する。
「あぁ・・もういや・・やめてぇ!!」
エリックの嗚咽をBGMにエリックに射精する。
「いくぞ!!」
俺の肉棒の先端から灼熱の濁流が発射された。
「あぁぁぁ!!!」
力無くしおれるエリック。
俺はそんなことなど気にせず肉棒を引き抜き身繕いを始める。
「よかったぜ騎士殿。」
トドメの一言を言い放ち侮蔑の顔でエリックを見下す。
「・・・んね・・・・ごめんね。」
そんな俺の言葉に耳を貸さずに何か呟くエリック。
「フン・・・まぁいいさ。これから俺が飽きるまで何度でもやってやる。」
そういいながらエリックの髪をかき上げる。
「またな。」
ピシィッ!!
俺の中から何かが砕けた音を感じた。
何のことは無い、”また”俺の心が壊れたのだろう。もう慣れた。
だが、いつもの感覚とは何かが違っていた・・・ナゼだ?
「くっ!!」
俺は頭を振り気を入れなおす。ただの気のせいだ。
もう俺は戻れない。あの頃には戻れないんだ・・・・・・永遠に。
気を切り替え地下室から出て行く。・・・これから楽しくなりそうだ。
第一話 〜完〜