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ヤキモチはモチはモチでも食えないから始末が悪い 2

実験屋◆ukZVKLHcCE氏

「今日は走りっぱなしだったから疲れた・・・。」
有紀の部屋に上がりこんだ俺は壁にもたれるように腰掛けた。
「ゴメンね。」
「有紀が謝る事じゃないさ・・・気にしない、気にしない。」
有紀の顔が悲しみに歪みそうになったので急いで取り繕う。好きな子を何度も何度も
悲しませるってのは、さすがに堪える。
「やっぱり狂介は優しいね。」
有紀の顔に笑顔が戻った。
「あのね・・・狂介?」
「ん?どうした?」
ふと有紀が尋ねてきたので耳を傾ける。
「お願いがあるの・・・・ワガママだって言うのは分かってるけど
 どうしても・・・お願いしたいの・・・。」
「何を・・・? イイよ言ってごらん。」

「エッチしたいの。」

「有紀・・・。」
「絶対に・・・狂介は僕の事・・・信じてはいるんだ・・・・でも・・・」
有紀の声は途切れ途切れになってはいるもののその意味は理解できた。
「・・不安に・・・なっちゃうの・・・」
「・・・有紀・・・」
手を握り締めて俯く有紀を優しく抱きしめた。


「こうやってね・・・僕に優しくしてくれるけど・・・それが他の人に
 向けられたら・・とか・・僕に向けられなくなったら・・・とか・・」
「怖い。」有紀はそう呟いた。正直、情けなかった。大切な人をここまで不安に
させちまった自分の不甲斐無さを呪う。
「じゃあ・・お詫びしないとな。」
「狂介?」
そのままベッドに有紀を押し倒した。
「思い切り愛してやるよ・・・だから有紀も俺を愛してくれ。」

「・・・ウン、分かった。狂介を他の人に渡さないから!!」

「フェラチオしてあげる。」
そう言いながら乳房を押し付ける有紀・・・はっきし言ってたまんない。
自分から服を脱ぎ捨て、俺をひん剥きにかかった有紀は俺をあっという間に裸にした。
「狂介のどんどん大きくなってる・・・興奮した?」
前屈みになり俺のモノを見つめる有紀。そのまま肉棒をつかみ扱きたてた。
そして有紀の口が肉棒を咥えようとした時、俺はふと考えた呟いた。
「有紀、それよりは挟んでくれよ。」
「えっと・・・パイズリ・・・だっけ?」
「あぁ、前にもやってくれたろ?アレがいいかな。」
「そのほうがいいの?」
「そういう気分。」
「ウン分かった。」
有紀は俺に向き会い、自分の乳房を寄せあげて(といっても有紀は大きいので問題ないが)
谷間に肉棒を挟み込んだ。
「どう・・気持ちいい?」
「すごく気持ちいいよ。有紀のオッパイは最高だ。」
「もう・・狂介ったら。」
柔らかくて、暖かくて、何よりも気持ちいい有紀の胸の谷間で扱かれて俺の肉棒は
ビクビクを震えた。


「いくよー?」
有紀は身を揺すり胸を動かした。
「うぉ、いいぜ・・・ヤベェもう出るかも・・・」
「へぇ〜・・・」
有紀の瞳に鈍い光が光った。
「じゃあ、これでどうだ!!」
口から涎を垂らし俺の肉棒の先端にこぼす。それを潤滑油にして大きく胸を動かした。
「ちょっ・・ま・・てって・・クッ」
完全に受にされてしまった俺は一旦止めさせるようとするが有紀には通用しなかった。
それどころか、顔を俯かせて亀頭の先端をペロペロと舐め始めた。
「何か出てきたよ?」
あまりの快感に先走りが流れ始める・・・しかもたっぷりと。
「ほ〜ら、気持ちいいでしょ狂介?」
有紀の唾液と俺の先走りが胸で混ざり合い、クチャクチャと卑猥な音を立てる。
「やめ・・マジで・・クッ・・・・」
大事な急所を人質にされている為俺が抵抗できずに扱かれ続けた。
「狂介。」
「ん?・・うぅ」
いきなりキスされてしまった。
「うぅう・・・む・・・うくぅ・・・」
有紀は執拗に俺の舌に絡まり口と胸で俺を翻弄する。二人の口元からはあふれ出る唾液が
とめどなく流れつづける。
「ん・・・・どう狂介?・・・気持ちいい?」
意地の悪い笑みを浮かべて聞いてくる有紀。
「僕ならこんな事までしてあげるんだよ。」


「それに・・・」
「それに?」
有紀は俺に抱きついた。
「ココは僕の特等席なんだから!!」
そう叫んだ有紀は一心不乱に肉棒を扱きたてた。
「有紀・・・ダメだ・・・出るぞ・・」
「イイよ・・・いっぱい出して。」
有紀が胸の谷間に力を込めて一気に擦りたてた。
「う・・クッ!!」
その快感に耐えられず、俺は限界を迎えてしまった。
先端から放出された精液が有紀の顔にかかる。
「あんっ・・・あつい・・・」
有紀は顔射され少し仰け反ったものの、すぐに胸に顔を戻し放出された精子を舐め取る。
「もっと・・・もっと出して・・・むぅ・・」
有紀は肉棒を咥えこみ静止を吸い上げるように責めてきた。
「待てって・・・おい有紀。」
「狂介の精液は一滴まで僕のなんだもん・・・。」
有紀は俺が再び肉棒を起立させるまで舐め続けた。


「そうはさせるか!!」
俺は有紀を押し倒して組み敷いた。
「あぁぁん!!」
「やられっぱなしってのはイヤなんでね。」
そのまま有紀の秘所に手を伸ばす。
「あん・・・やぁ・・」
ソコはすでに蜜を流しておりヒクついていた。
「なんだ、入れて欲しかったの?」
「ま・・だ・だめぇ・・」
何とか攻めに戻り有紀に愛撫を加える。有紀は秘所を触られたときに
力が抜けたようで俺の攻めに抵抗できなくなっている。
「さ〜て・・・さっきのお返しだ。」
今度は俺は有紀の秘所にしゃぶりついた。
「うぅあ!! ダメぇ・・あぁぁ。。」
有紀は股間に埋まった俺の頭を押し返そうとする。しかし、力の抜けた有紀の力では
俺を押し返すことは出来ない。
ここぞとばかりに有紀の秘所を舐めまわす。ヒクヒクと震えるソコはとめどなく
蜜を流し舐めても舐めてもとまることは無い。
「やぁ・・ん・・あぅっ!!」
有紀から抵抗が無くなった。その代わりに腰を上げて俺に秘所を押し当てる。
腰を押えて秘所を固定し奥まで舌を伸ばす。
「ふぅぁ!! い・・いいよ・・もっと・・」
有紀の哀願に答えて秘所を舐める。クリトリスを舌で転がし、挟んで攻める。
そうすると有紀が大きく仰け反った。
「あん!! そんな・・うんっ、あぁ!!」
クリトリスを転がすたびに有紀は腰を振り乱した。だが、決して止めて欲しいとはねだらずに
イヤらしく俺に股間を擦り付けてきた。


「これで・・・フィニッシュだ!!」
舌の真ん中ほどまで沈めて抉る様に舐めまわす。有紀の中の肉襞が
俺の舌に絡み付いて余計に有紀自身に快楽を与える。
「うぅぅ・・・あっ、ぼ・・く・・・やっ・・・ふぁぁぁぁ!!」
有紀が叫ぶと同時に有紀の中が締まり、愛液が噴き出した。
秘所全体が大きく痙攣し、それでも止まらない愛液が俺の顔にかかる。
「ふぅ〜・・・有紀・・ごちそうさま。」
「うぅぅん・・・ま・・だ・・・だよ。」
「え?」
「だって・・まだ挿れてもらってないもん・・もっと・・・ね?」
可愛らしくコテンと首をかしげてお願いする有紀、そんなこと言われちゃ続けるしかない!!
「じゃあ挿れるぜ。」
有紀をそのまま横にしたまま覆いかぶさる。そしてゆっくりと股間で一つになる。
「くぅんっ!!あっ・・狂介が入ってきたよ・・・くぅ!!」
沈み込んだ俺の肉棒は根本まで有紀の中に入る。
「有紀、動くぞ?」
「い・・いよ・・・キて・・お願い・・」
有紀に負担をかけないように腰を動かした。さっきまで舌で舐めまくった肉襞が
再び活動を開始し俺の肉棒を捕まえようと絡み付いてきた。
「うっ・・くっ・・いいぜ、有紀の中・・・あったかくて、気持ちよくて。」
「ホント?・・・うれしい・・・狂介のも・・きも・・ち・・・・いいよ。」
有紀は俺を援護しようと自分から腰を振り、腕を背中に回して身体を固定した。
「んっ、あぁ・・・いい・・・気持ちいい・・よ・・狂・・介・・」
大きく捻りこみながら有紀は腰を動かした。そのたびに有紀の中が
窄まって俺に肉棒を締め付ける。
気持ちいいが引き抜くのに力が要るのが難点だがこれは先端の亀頭を刺激して
物凄く快感が得られてたまらない。


「ああっ! あぅ・・んっ、あぁ!!」
背中に回された有紀の手に力が入る。それに連動するように有紀の秘所が肉棒を締め上げる。
奥に亀頭が触れるだけでは互いに満足できなくなり、有紀は最深部に亀頭が来た瞬間に
腰を動かして肉棒を飲み込む、俺は奥に亀頭が触れたと感じた瞬間に
更に億へと突き込む。
「やあぁぁ!!ああん!!お腹の中がぁ・・・痺れちゃう・・あぁっ!!」
「有紀、・・そろそろ出すぞ・・いいな?」
「んんっ!!あっ!!う・・うん・・出して・・うぅあぁぁ!!」
腰の動きを小刻みに変えて結合の度合いを深める。
「イクぞ・・・有紀・・・有紀!!」
有紀の名前を叫びながら溜め込んだ精を一気に発射させた。
「あああぁぁ・・・きてる・・・狂介のが・・・いっぱい・・いっぱい・・きて・・る。」
有紀の体が大きく揺れて股間が締まった。有紀にも限界が来たようだ。
「うぅぅ・・・有紀の締め付け・・すっげぇ気持ちイイ・・」
締め付けのリズムに合わせて軽く腰を揺らす。締め付けとあいまって
射精した精液の最後の一滴まで搾り出される。

「はぁ・・はぁ・・・結構きついな・・・」
二度目とはいえさすがに辛くなってきた。一回の射精でかなりの量を
吐き出している。
しかし、有紀は直後にとんでもないことを言い出した。

「何言ってるの?まだまだだよ!!」
「へ?」
「おもいきり愛してくれるんでしょ?だったらもっとしてくれなきゃ足りないよ。」
「ちょっ、待てって!!」
「待たない。」
有紀が怪しい笑みを浮かべながら近寄ってくる。
ヤバイ、このままじゃミイラに・・精根尽き果てるまで搾り取られちまう。
「捕まえた・・・もっと、もっと、狂介が本当に出なくなるまでやっちゃうから!!」
再び受けに回された恐怖の中で一つだけ言いたいことがある。

       助けてイムホテップ・・・(byナムナプトラ)


−次の日−

「田中さんだったな?」
「はい田中詠子(えいこ)って言います!!」
狂介は校舎裏に田中を呼び出した。
「結果から言おう・・・丁重にお断りします。」
「えっ!!」
「さっさといなくなるから言いそびれたけど、俺好きな人いるんだ。」
「私じゃ・・ダメですか・・好きになってもらえませんか?」
「かわいいとは思う。けど、あくまでそれ止まりだ。」
「・・・そうですか。」
詠子はガックリと項垂れた。
「悪いとは思わない。もっと自分にあった男を見つけけば良いんだ・・・じゃあな。」
狂介はそういい残してその場から去っていった。


「やっぱりね。」
「!! 園太郎、どうしてここに!?」
狂介とは反対側から園太郎が出てきた。
「詠子が狂介先輩に告ったって聞いたからさ・・・。」
「なによ!!バカにしに来たの!?」
「別に・・・」
園太郎は手をヒラヒラと振りながらかぶりを振った。
「マシな顔になったと思ったら性格は歪んじゃって・・・ムカつく!!」
「そう言うなって・・・ヒドイな〜。」
そのまま園太郎は詠子に近寄った。
「こっちに来ないで!!」
「何でここに来たか聞きたいんでしょ?」
そのまま園太郎は詠子を抱きしめた。
「園太郎・・・。」
「慰めに・・・今は”幼馴染”としてだけど・・・」
「同情なんか・・・」
「もし、先輩が詠子と付き合うなんて言ったら・・・戦ってた・・・」
「えっ!!」
「告ったって聞いていい気分じゃなかった・・・いくら先輩相手でも譲れないものがある。」
「私は物じゃないわ・・・。」
「ごめん・・・でもね、詠子だけは誰にも渡さない。」
「園太郎。」

「顔が変わってやっと自分に自信が持てた。弱味に付け込むようで嫌だけど・・・好きだよ。」


ヤキモチやいてたのは有紀だけではなかったようで・・・。


                                         〜おしまい〜


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〜おまけ〜

升沢「美味いって言われたしコーヒーショップでもオープンしようかな〜?
   ん?やぁ、どうも!! 次回はどんなお話になるんでしょうか・・・お楽しみに!!」

                                        〜ほんとにおしまい〜


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