GM
六分儀市私立深縁女学院……
文化祭前日の夜。秋の涼しい風がゆるやかに吹いています。
文化祭の前日、昼間はあんなに喧噪に満ちた学院も、もうすっかりと寝静まっている。
おおよそのクラスはすっかりと準備を終えて、明日を待つばかりです。
人影は……ちらほらあります。帰宅命令は出ていますが形式上で、前日ということで多めに見るのが慣例のようです。
ギリギリまで練習を重ねる演劇部。最後の仕上がりが気に入らず、手直しを繰り返されるモニュメント。
特に深い理由もなく居残りして、お菓子だとかを食べている生徒もいます。
そんな中、中庭へと向かう、二人の生徒。
よく手入れされた花壇、植木に囲まれて、聖母マリア様の立像があります。
その像に……二人は祈ります。
「どうか、こんな幸せな日が、二人の日々が——」
「永遠に続きますように」
そう言って、二人は口づけを交わします。
「その願い、主の代わりに、私がかなえて差し上げましょう。あなた方の、すべての願いを」
そして、あたりは光に包まれ——
GM 文化祭前日の朝です。里奈の家から学校に行きましょう。
いつか はーい
里奈 「おはよう、いつか」
いつか 「おはようございます、里奈先輩」
里奈
お互い、制服を着て、朝ご飯です。広くて大きい机で、料理が出てくる。
「うちはちょっと早起きだけど、慣れてきたかな」
いつか 一緒に住み始めてから、結構経ってます?
里奈 ちょっと経ってますね。アザラシ王国事件から数週間くらい。
いつか
「えへへ……実はちょっとまだ……」 夜型だったので
「ふぁ……」
里奈 メイドさんが紅茶とかいれてくれます。
いつか
「あ、ありがとうございます」
いちいちお辞儀というか会釈
(早起きもだけど……)あまりにも広い、ホテルの食堂のような部屋と、白いテーブルクロスの敷かれたテーブルを見回す。
里奈 「今日は文化祭の前日だ」
いつか 「いよいよですね。なんだか、忙しくてここ暫くはあっという間でした」
里奈 「いつかのクラスの出し物の準備は順調かな?」
いつか
「えっと……」うちのクラスは何だったかな?
►おばけやしき 演劇 メイド喫茶
じゃあ定番のメイド喫茶にしましょう
「はい。もう食品取り扱いの申請も通りました……それにしても結構大変なんですね、飲食の模擬店って」
「生クリームが使えなくて、どうしようって」
里奈 「メイド喫茶、楽しみだね」(本当に楽しみ)
いつか 「あ、私の担当の時間も教えておきますね。それから……これ!」サービスチケットみたいなのを
里奈
「どうもありがとう。私はまあ、今日の前夜祭が終わったら一段落かな。一緒に回ったりもできると思うから、よろしくね」
前夜祭では、花火やらなにやらをするのが恒例です。
いつか
「はい! そういえば、前夜祭って……」
私は噂話を思い出す
「前夜祭の花火って、里奈先輩が点火するんですよね?」
里奈 「そうだよ。会議の結果、やっぱり松明を使ってる人がいいんじゃないかという話になったんだよ」
いつか
「里奈先輩ならバッチリですね。きっと、キレイなんだろうなぁ……」
私は想像する。暗闇の中、松明と花火の明かりに照らし出される里奈先輩の綺麗な横顔。
里奈 「去年は、日野子先輩が光線でね……」
いつか
「えっと、確か純潔騎士団のOBの……」里奈先輩との関係は知ってるかなぁ?
「里奈先輩の先輩ですね!」
里奈 「そうだね。ちゃんと先輩みたいにやれるといいけれど。緊張するね」
いつか 「大丈夫です、里奈先輩なら。絶対!」
里奈 「手が空いてるようなら、観に来てほしいな」
いつか 「はい! 必ず見に行きます」
里奈
そんなところかな。朝ご飯は食べ終えました。
色々、服とか直したりして通学ですね。二人で通学するようになってから、色々変わりました。
いつか
メイドさんに身支度もしてもらったり
(や、やっぱり慣れないよ……)
里奈
~学校~
学校での生活も、色々と変わりました。
三ヶ月里奈の家から通ってることは、それなりに噂になっています。
クラスメイトの子からも、「三ヶ月先輩ってどんな人なの?」と聞かれたりします。
女生徒 あの小娘はなんですの?いつも三ヶ月先輩と一緒に通って……
里奈
中等部にして純潔騎士の見習いということで、尊敬の目もいくらか浴びるようになりました。
先生からも、「いつかには期待しているぞ」とかなんとか。
開花
えっ、魔法少女辞めたの?
えっ、同棲を?
里奈 里奈とは別の校舎なので途中で別れて、クラスへ。
いつか はい。ちょっと色々あって
里奈 いつもの教室ですが、すっかりメイド喫茶になってます。
開花 まあ……でも心配な所はあったからね。三ヶ月さんと一緒ならその辺はむしろ安心かも
いつか
安心(押し倒したりしましたが)
今日は装飾を仕上げて、後は明日の搬入のリストをチェックして……
GM では、そうやって準備しているところに……
クラスメイト 「いつかちゃん、なんか先輩が呼んでるよ~」
いつか
「? うん、ありがとう」
(里奈先輩かな?)
中等部の先輩 「あなた、三ヶ月先輩と一緒に暮らしてるんですって?」
いつか えーと、お互い面識は……あります?
中等部の先輩 ないです
取り巻き 何人もの取り巻きがえらそうに腕を組みいつかちゃんを凝視している
中等部の先輩 「ちょっと私たちとお話、しましょうか」
いつか
「……? えっと、はい」
どこか連れ出されるのかな・・・どきどき
中等部の先輩 校舎の裏の方ですね。
取り巻き やる気満々
いつか (お話……だよね。なんだか……これって……)
取り巻き (自然に周囲を塞ぐ)
いつか 「……えっと、里奈先輩に何か御用でしょうか。私からお伝えしておきましょうか?」
中等部の先輩 「あなたに用があるの」
いつか 「私に……?」
中等部の先輩 「単刀直入に聞かせてもらうけれど、三ヶ月先輩にとり入って、どういうつもり?」
いつか 「え? 取り入……え?」 何を言ってるんだろう、この人
取り巻き 「まだ分からないの?」「鈍い子ね!」
取り巻き どうしてこんな子が……ブツブツ
中等部の先輩 「先輩を慕う生徒はたくさんいるの。それなのにあなた一人で、いい思いをしようと……なにか裏でやっているんでしょう!」
取り巻き 「三ヶ月先輩はあなたに同情しているだけなの」「それなのに調子に乗って付きまとうなんて、先輩がかわいそうよ!」
いつか 「そ、そんな。私、そんな事…………」
取り巻き ところでBGMこれで良いでヤンスか?
中等部の先輩
「わからせてあげないといけなさそうね……!」
「あんたたち!」と言うと、
里奈のと同じモデルの松明を、取り巻きが取り出してきます。中等部の先輩の主武装です。
いつか 「えっ!?」
取り巻き ファンの数だけ主武装:松明が増える
いつか 後ずさり……肩が体育館の壁にぶつかり、止まる。
中等部の先輩 火を点火する。
取り巻き 少しは怖がらせてやりましょう……!
取り巻き うふふ……魔女狩りの炎に焼かれるなんて、見習い気取りにはちょうどいい罰よ……!
中等部の先輩
「そうね……まずはそのスカートでも、黒焦げにしてあげましょうか」
詰め寄る。
いつか 「……!」息を飲み、目を閉じる。
取り巻き そんな風に媚を売ったって三ヶ月先輩はあんたなんて助けに来てくれないわよォ!
??? 「盛り上がって、どうしたのかな」
日野子 「松明なんかとりだして、魔女狩りの自主トレでもしてるのかい」
取り巻き
「……!!えっ……?」
やばい、といった顔の取り巻きたち。ちょっと!見張りはどうしたの!
取り巻き し、知らないわよ!ちゃんと見張ってたのに……!?
取り巻き そ、そんなことよりこの方は……まさか……!
いつか 「里奈先輩……?」ゆっくりと開いた目に飛び込んできた姿は、期待した相手の姿ではなく、しかし、どことなく彼女を思わせた。
日野子
日野子は跳躍すると、いつかと取り巻きの間に着地します。
「下級生相手じゃ物足りないだろう。ボクが相手になってあげよう」
取り巻き 「あ、えっと、これは、その……」
日野子 日野子は制服ではなくスーツを着ていますね。
取り巻き 良い所で……!何よ皆ビビっちゃって!どうしたってのよ?(新入り取り巻き)
いつか (里奈先輩……じゃない。けど、なんだろう。この安心感、なんだか……)
日野子 「どうしたのかな。攻撃に出ないなら、ボクから行こうか」
取り巻き 「…………くっ!」 顔を真っ赤にしながらすたこら立ち去る取り巻き一同。ここで『覚えてなさい!』とも言わないのが正しい取り巻きよ……
中等部の先輩
「あっ、待ちなさいあなたたち……!」
と、一緒に逃げる。そそくさ。
日野子 「大丈夫だったかな。危ないところだった」
いつか
めまぐるしく変化する状況に、ややあっけに取られ
「あ……ありがとうございます。その……」
(キレイな人……)
日野子 「何、礼には及ばないよ。先輩として……いや、OBとして当然のことをしたまでさ」
いつか
「OB……学院の先輩だったんですね」
というところで、へなへなとへたりこもうかな
「あっ……」
日野子
「ボクは井上日野子。キミは、純潔騎士の見習い……おっと」
抱きかかえる。
いつか 「ご、ごめんなさい! 安心したら、脚が……」
日野子 「家鴨いつかちゃんだね」顔が近い。
いつか
「……え? 井上日野子……先輩って……たしか」
「純潔騎士団の、井上日野子先輩!!」
自分の事には、こくこくと頷きで返します。
いつかです。ワタシハイツカデス
日野子 「覚えててくれたなんて、光栄だね。君の話は里奈からよく聞かされているよ」
いつか
顔が近くて、なんとなく真っ赤になってしまう。
「その、先輩のお噂はよくお聞きしています。えっと、学院の生徒たちの間でも、里奈先輩からも」
日野子 「とてもかわいい後輩がいるんだって、嬉しそうに話してたね」
いつか
「えっ、そ、そんな」
また顔が赤くなる。里奈先輩、この人に私の事、一体なんて言ってるんだろ……
日野子
とりあえずいつかを座らせて。
ベンチとかに。
いつか ありがとうございます、と。腰を落ち着けます
日野子
日野子は立ってますね。
「さて、ボクはいこうかな。OBとしてちょっと、文化祭の手伝いをすることになっててね。しばらく学院にいるよ」
「どっかで里奈と三人でご飯でも食べよう」
いつか
「あ、はい! ごめんなさい、お時間を取らせてしまって……」
「はい、是非!」
日野子 「ところでいつかちゃん……永遠って、信じるかい」
いつか
「……え?」
「永遠、ですか?」
日野子 不意にそのセリフに……いつかは既視感を覚えます。
いつか
質問の意図がつかめず、つい問い返してしまったけれど……
(この言葉、どこかで……)
日野子
同じように、その唐突なセリフに、問い返したことがあるような……?
「幸せな日々、ありふれた日常、大切な人との時間……」
「そんなかけがえのないものが、永遠だと……信じられるかい?」
いつか 「うーん……」とりあえず既視感については振り払って。とても偉大な先輩の問いかけ。きっと何か意味があるはず。ちょっと真剣に悩みます
日野子 この場で答えなくていいですよ!
いつか じゃあ、難しく考えすぎてプシューってなります
日野子 「じゃあ、この問いの答えは……また会ったときにでも、聞かせてもらおうかな」
いつか
あわあわ
「は、はい。宿題ですね……」
日野子
「それじゃ、いつかちゃん」
と、立ち去ろうとして……
「そうそう、先輩とかの誘いは、危ないと思ったら断るようにね」
と言って、立ち去ります。
いつか
「……」颯爽と立ち去る先輩の後姿を眺めます。
「あ、ありがとうございました!」
暫くそうして座って休んで……休んでる場合じゃない! 準備に戻らないと!
GM
文化祭の二日前……実家です。急に呼び戻されました。
どういうお家なんですか? お屋敷?
詩玲音 井上家だし立派なお屋敷でしょう
GM では、応接間……
日野子
「急に呼び出して、すまなかったね」
大きな窓で外を見ながら、井上日野子は詩玲音に言います。
井上日野子は、井上家本家の娘です。
詩玲音 「いえ…………別に…………」 枯葉のような表情
日野子
直接の面識はあまりない。
「この六分儀の地にて、最近、魔女の発生が多発している」
詩玲音
よく知らないけど無条件に苦手です
そっすね
なんで呼び出されたのか測りかねて黙って様子を伺ってます
日野子 「一族の中で、この地を守る狩人として……キミには期待されている」
詩玲音
「キタイ」
また体の良いことを言って何か面倒事を押し付けようとしてるんすね? シレネちゃんは頭がいいからわかるっすよ
日野子 「とはいえ……キミは狩人であることに、あまり積極的な感情を抱いてはなさそうだ」
詩玲音 「まさか~。井上の末席たるものフンコツサイシン魔女狩りに勤め上げる心づもりですよ……」
日野子
「すでに十分な戦果は出している。あとは我々井上家に、引き継いでも構わない、という意向もあるんだ」
「まだまだ、この地には魔女が出る可能性が高いからね」
詩玲音 マジで?
日野子
「この屋敷からは引き払ってもらうが……普通の狩人をやめて、普通の学生になるのも悪くないだろう」
普通の狩人→狩人
詩玲音
「きゅ、急にそんなこと言われましても」
そりゃやめられるならやめたいっすよ……
日野子
「一方で、キミに期待しているというのも、本当だ」
「神埼あんり」
「魔女被害者の神埼あんりを、キミが保護している」
詩玲音
「あっ、やっぱお耳に入ってたんですね」
隠しても無駄そうっすね
日野子
「井上家の持つ秘術を執り行えば、魔女の呪いを解除することができるだろう」
「キミの戦績に応じて、秘術に必要なアイテムを与える準備が出来ている」
「つまるところ、取引だ」
詩玲音 「なるほど……」
日野子
「狩人として戦い、人々を救うことで……神埼あんりを救うか」
「あるいは、すべてを捨て去り……平穏な日々を手に入れるか」
詩玲音
ため息を付いて少しの間黙り込みます。
「……わかってますよ。ボクに選択肢なんてないって」
狩人として戦う意思を示します。
日野子
「それがキミの答えか。いいだろう」
「アイテムは4つ。いずれも、魔女の遺品から得られた、貴重な祭具だ」
「そして挑むべき魔女は、すでに迫っている」
「キミは明日、魔女に出会うだろう」
詩玲音 「……日野子さんは出ないんですか?」そこまでわかっていて。
日野子
「それは、ボクの役割ではない」
「キミの役割だよ。兎洞詩玲音」
詩玲音 「役割……?」 胡散臭げに
日野子
そう言って、詩玲音は日野子の方に目をやると……
そこにいたはずの日野子は、そこにいません。
詩玲音
「あ……?」 あわてて見渡すけど誰もいない。縮地? 幻?
「………里奈センパイのほうがまだ付き合いやすいっすね」
暗澹とした表情で屋敷を去りましょう。
GM
では次は、未檻と朋美のシーンですね。
場所はD7の支部。前回獲得した、二人でいられるスペースですね。
二人の目の前には……深縁女学院の制服が置いてあります。
未檻 おおーーーー……
GM 間仕切りもあるので、上手くつかってね。
朋美 「これが…………」うーむ 改めて眺める
GM 先刻、支部所長から、女学院に入り、魔女を討つ話をされました。
(回想)D7支部所長
「早速だけれど、君たちには、私立深縁女学院に侵入してもらう」
「我々の観測した結果、時間の流れにひずみが発生していてね」
「計算した結果、特異点は私立深縁女学院だということがわかったんだ」
「エネルギーのポテンシャルからして……我々はその原因を魔女だと判断した」
「時空のひずみが大きくなれば、どこに破綻が生じるかわからない」
未檻 「これに着替えて、女学院に入るのか~」 ぴろっと制服を広げる。
朋美 ええ。まあ場所はありますが、いつも通りの依頼かと思いましたが……
未檻 ズンドコ服を剥ぎ、制服を手に取り~。俺様は魔法少女だからあんまり気にしていない。
朋美
な、なんでしょうね……でもまあ、きゃっ みたいな反応はしなさそうですわね
一応わたくしはこちら側で着替えますから、分からなかったら呼んでくださいね~ とさらっと
未檻
うむ!これがリボンで、胸につけるというのは分かっているんだ。
スカートを内側で巻いたりアレンジとかしちゃおう(少女性が高い)
朋美 大丈夫かしら……でも、今回ばかりはわたくしも経験が無いから人のことは言えませんわ
(回想)D7支部所長
「それと、ついでになってしまうが……未檻には、この【装置】を装着して、戦ってもらう」
「これは脳波などを測定するほか、GPS、録音、短時間なら動画の撮影もできる」
「我々としても、未檻の力がどのようなものか、把握したいとは常々思っていた」
「十分なデータが採ることができ、対処方法、規模が明らかになれば……より自由な活動を許すことができるかもしれない」
「同時に、君が、彼をもしものときに止められるかも、我々は調べさせてもらう」
「この【装置】を通じて、我々は二人を見ている、そう思ってほしい」
朋美 うーむむむ 着替えつつ……どんどん回想を思い浮かべていく
未檻
装置の形は……チョーカーで。
着替えている今も首についている。とれない。
今もチョーカーの中心がチカ、チカと光を帯びている。
朋美 まるで首輪みたい……というかそのまんまですけど。でもデザイン面は考えられてますわね
未檻 悪いことしたら爆発するらしいけど、俺様は悪いことしないから大丈夫
GM カバンや、教科書も一式そろえてあります。学校の予定表も。
未檻 「よし完了!どうだ朋美~、俺様、すっごくイケてるだろ?」 仕切りをのけて見せる。校則違反ギリギリのギャルスタイルだ!
GM カレンダーと照らし合わせると……二日前に、文化祭があったようですね。昨日はその代休で、お休みとあります。
朋美
あちらにも思惑はあるのでしょう。が……それでも、ここで良い結果を残せたら……
「……ん」などと考えていたのを打ち切って顔を上げる
「おお……ふむふむ……」暫くグルグル回って眺めて 「……ええ、よくお似合いですわね!」
「…………でも」と、一旦置いて体を広げて自分の姿を見る
「……ほ、本当に同じ服なんでしょうか……?あ、あれ?」
こちらは、一応着てはいるんだけど、なんだか着慣れてないし随分趣が違う。アレンジとかしてないし
未檻 「ふふーん。朋美はなんだか大人しいな。でも、制服ってこういうモンかな?」
朋美
「ど、どうなんでしょう……ご、ごほん。なにはともあれ」
「ええと、気を取り直しまして」学生鞄なんかを持って、準備OK!「未檻さん、今回の依頼の話は覚えていますわよね?」
未檻
「ああ!学院の魔女を……燃やす!」
「……いや、今回は新しい斬り方を試すぜ」
焼肉忘れたんだ。そして削ぎ斬りを覚えた。
朋美 「おお、この間話していた……それに、そう。その方が的確ですものね」大雑把に燃やすよりもね
GM 着替えたら学校ですよ。今は朝7時くらい。
朋美
「監視されているのであれば、思う存分見せつけて差し上げましょう。この調子でいけば、きっと…… あ、もうこんな時間!」
ちょっと着替えに手間取ってしまいましたわ
未檻
「うむ、俺様今日はめいっぱい頑張って、認めてもらって……へへ、散歩に行く権利とか、貰えねーかな……」
そんなこと話しながら学校へ向かおう!
GM
というわけで、導入フェイズはここまでですが、
今回は特別な導入タイプのシステムを導入しています。
導入タイプシステム
・複数のキャラで重複不可
・1サイクル2回のセッションのとき、毎回選択できる
・未檻、朋美ペア
二人が能力をコントロールできているか、暴走させていないか、万が一のときに未檻を鎮圧できるかを図る。
それ以外に研究データも取っている……?
いいスコアが出れば、D7が未檻くんのお出かけを許してくれるぞ。目指せハイスコア!
合計で換算
20点以上 一日30分のお出かけ
24点以上 一日30分のお出かけ 週に一回は2時間
28点以上 一日30分のお出かけ 週に一回は2時間 1回だけの12時間の外出許可
32点以上 一日30分のお出かけ 週に一回は2時間 1回だけの24時間の外出許可
・詩玲音
井上家が詩玲音の活躍を認めて、あんりちゃんの呪い解除アイテムを贈答してくれるぞ。4個集めると呪いが解ける!
スコアを出してあんりちゃんをおっきくしよう!
10点以上 1個
12点以上 2個
14点以上 3個
16点以上 4個
・いつかちゃん
純潔騎士は魔女を倒すばかりではなく、全生徒の見本であらねばならない!
純潔騎士の議会がいつかちゃんの活躍を評価するぞ。ハイスコアを出して純潔騎士になろう!
10点以上 純潔騎士中等部正式加入
というわけで、導入タイプをクリアして、素敵な特典をゲットしちゃいましょう。
それぞれ、改めてどういう導入タイプでしょうか。
未檻 目指せ、おでかけ!
いつか
めざせ、純潔騎士正式加入!
挑戦(ハード)にします!
魔女を倒して、純潔騎士としての適性を証明します!
未檻 一番活躍する……!競争!
朋美
窮乏!今回は未檻さんの周囲で想定外が起きないように、一体の人形を個別に動かしておきますわ
というわけで、起動で出した人形を破壊……というかずっと使用状態に
詩玲音
周囲がなんか気がついたら年下しかいないし頼りないので、育ってもらって楽をしたいなと思いました
里奈先輩もいないしね
GM
朋美と未檻が、学校に近づくと……
街のいたるところに、文化祭のポスターが貼られていることに気づきます。
朋美 ぶんかさい……
未檻
……?
カレンダーには、二日前って……
朋美 「……文化祭、というのは、確かもう終わったはずですが……」日付も見て
未檻 「はがし忘れか?女学院、意外とキッチリしてねーのな」
GM いざ、学院に近づくと……でかでかと文化祭の看板が出ていますね。
未檻 「えぇっ?」
GM 色々な飾り付けがあるし、傍目からみても教室の窓が、普通と違う。
朋美 「片付け忘れ……にしては、堂々としすぎですわね。これは、もしや……件の……」
未檻 「俺様たちスケジュール間違えたっけ……?まさか……?」
GM
生徒は普通に通学しています。
一部の生徒は早く出てきているようで、なにやら準備をしています。
脚立にのって、モニュメントに色を付けたり。
朋美 「単なる魔女の影響とは、一味違いそうですわね。……むう、ともかく、これならわたくし達も怪しまれないはず」
GM あなた方が携帯などで時間を確認すると……どうやら、文化祭の前日になってますね。
未檻 「…………」 時間を確認して、頷く。
GM
そんな中で、一人、どうも疲れた顔をした生徒がいますね。
詩玲音さんです。
朋美 「先日のお二人も気がついておいででしたら話が早いのですが……と」
未檻 「おっ?」
朋美 頷いて学校に向き直った瞬間に発見
未檻 駆け寄ろう。「詩玲音ーーーーーーーーーーー!!」
詩玲音 うわー
朋美 こちらも少し遅れてそちらへ。小さく手を振りながら
GM 詩玲音にとってこの日は……5回目の文化祭前日です。
詩玲音 「遅い……っす!」
未檻 「文化祭の日はもう終わったはずなのに、なるほど。えらいことになっちまったな」
詩玲音 「理解が早いっす。そういうことなんすよ」
朋美 「ふう、ふう……」ちょっと走って息を切らし「……そ、そういうことですか……」
GM 詩玲音はすでに魔女と遭遇していましたが……魔女を認識する狩人が、他にいつかちゃんしかいませんでした。
詩玲音 「魔女の仕業ってことはわかるんすけど、ボクといつかちゃんだけじゃあどうしようもなかったっすよ」
GM
いつかちゃんは、詩玲音に言われて気づくかんじです。
気づいてから、ずっとループに気づいている。
未檻 「里奈は?」
あんり みんなどうしたんだろう?っていう顔
詩玲音 首を横に振る
未檻
「あちゃー」
「それじゃ、今回は俺様たちと、あの子……いつかの四人かな」
詩玲音 「そう。その四人だけが戦えるってことっす」
朋美 「いつかさん、とは、あの時の……。里奈さんがいないのは心細いですが、人数は十分ですわね」
いつか じゃあ、そのあたりで校舎から駆けてきます。
朋美 「魔女を確認してはいるとのことですし、お二人が無事なだけでも…… !」噂をすればですわ!
いつか 「兎洞先輩! すみません、仕入れリストの準備に手間取ってしまって……」
詩玲音 「真面目~!」それ毎ループやってるんすよね!?
いつか だって、いつ文化祭が始まっちゃうか分かりませんから……
未檻 「噂をすればだな。おーい」
いつか
「この数日で、だいたい私がやらなくて良い事も分かってきたのでなんとか……って、あら」
この前見た顔の二人に気付きます。
「あ!」
未檻 「よう!今回も、俺様たち二人が助けにきてやったぞ」 えへへん
朋美 「ごきげんよう」横で微笑んで小さくお辞儀を
詩玲音 「着こなしの差がすごい」
未檻 ギャルと優等生
朋美 はじめての着こなしとは思えませんわ
いつか
「お二人も来てらしたんですね。えっと、転校……ではありませんよね?」
転入?
GM
ちなみに、魔女は、中庭に行けば会えることももう分かっています。
五周目なので
いつか 五日目のいつか
朋美 「それも楽しそうですけれど。しかし、おそらくはご想像の通り」
未檻 「一日だけになるな。あ、でも、文化祭ってのがあるなら次の日もいたいなァ」
詩玲音 「ボクはもう五日ここにいますけどね……」
未檻 「そんなにはいらない」
いつか 「文化祭を楽しんでもらえたら良かったんですけどね……」
朋美
「次はそう願いたいものですわ……。 ……ともかく、その為にもこの異変を止めなくては」
「お二人は魔女の居場所をご存じなのですよね?そのまま向かって大丈夫でしょうか」
というわけで、こちらの聞いた話では時空のひずみの特異点で~二日経ってて~も触れつつ
いつか 「外はそんな事に……私たちで、なんとかしましょう」
未檻
「うん。これ以上待っても人はこねーだろーし」
「行こう!」
いつか (里奈先輩……私、絶対に魔女を倒してみせます!)
詩玲音 「なんか微妙に頼りない面子っすけど、贅沢は言ってられませんね」
いつか
「そ、そんな事ありませんよ! 私はともかく……」
「いえ、私も頑張ります!」
「深縁女学院の狩人として!」何か勝手にケツイを固めている
未檻 「俺様は世界で一番頼りがいがあるんだぞっ」 すぐ世界で一番とか言う
詩玲音
「お、おう……がんばるっす」
「どう考えても一番背中を預けたくないタイプの狩人っすよ!」
いつか 話しながら向かいましょう
朋美 大丈夫ですわよ~
未檻 ニア 中庭へ
GM
では、中庭です。
あんなに賑やかだった学校ですが、踏み入れた途端、静寂に包まれます。
あなた方は奥へと進んでいくと……
『OBの』日野子 「ようやく役者がそろったようだね、狩人諸君!」
詩玲音 ちょっと
『OBの』日野子 フォロワーは、日野子一人です。
未檻 「あれが魔女……いや……?」
詩玲音 「何してるんですか日野子さん……」
『OBの』日野子 「いや、待ちくたびれたよ」
詩玲音 まあ……五日かかったわけだしな
朋美 「……魔女の配下、でしょうか……?ただものでは無さそうですが……」警戒
いつか 「井上先輩……」
『OBの』日野子 「何してるって、いわゆるフォロワーだよ。魔女の」
詩玲音 あれは井上家の云々みたいな説明をしておきましょう
未檻 それがフォロワーに……?
朋美 (ふむふむ……と、言いますと……前回のいつかさんのように洗脳でも……?)
詩玲音 「いわゆるフォロワーだよ……じゃありませんよ! それがあなたの役割ってことですか?」
『OBの』日野子
「まあ、理由は追々わかるさ」
「そうだね」
詩玲音 どう考えてもフォロワーに収まるタイプのキャラじゃないでしょあんた!
いつか 「そんな。どうして……だって、先輩は、里奈先輩の先輩で……元純潔騎士団の、すごい人で……」
『OBの』日野子 「さあ、どうしてかな」
いつか 「なのに……」
『OBの』日野子 「ならば、キミが乗り越えればいい」
いつか 「……はい。そうするしか、ないのなら」
『OBの』日野子 「ま、ボクの話はいい。キミたちは会いにきたんだろう、魔女に」
未檻 「そうだ!魔女はどこにいる!」
詩玲音 (井上家の人間と戦うことになるのいやすぎるな……)
『OBの』日野子
では、日野子は奥へと導きます。
「この女学院で数多の祈りと願いを一身に受け、そして魔女として覚醒した」
奥に行くと……人影が見える。それはなにやら人型のものを抱えている——
【魔女/慈しむ者(ラ・ピエタ)】
「彼女の名前は——慈しむ者(ラ・ピエタ)」
特に何かを言うわけもなく、そこに佇んでいます。
朋美 「あれは……あ、あれは……?あれが、魔女……?」
未檻 「像……か……?」
詩玲音 「初めて見るタイプの魔女っすね」
いつか 「井上先輩が言っていたように……どうやら、この学院にあった古い像が魔女として転生したもの……のようです」
『OBの』日野子
「というわけで、彼女を倒して、再び明日を取り戻すといい……。とはいえ、いきなり戦うのも、様式に背く」
日野子が指を鳴らすと、幕が下ります。
いつか えっ!? きょろきょろ
詩玲音 どこから?
『OBの』日野子 上をみるとモブ生徒が幕を垂らしていますね。
詩玲音 あっ、アナクロだった
未檻 モブ!!
朋美 「な る、ほど……」一旦呑み込み「……な、なんです!?」また素でびっくり
『OBの』日野子
「……ボクもしばらくお暇しよう。それでは、また!」
というわけで、日野子もお暇しましょう。
いつか 「待って……っ」
『OBの』日野子 「……宿題の答え合わせは、またあとでね」 消えます。
いつか 「……」
未檻 「えぇい、狩るぞ!いつもの魔物狩りだ!」
詩玲音 「面倒くさいことになってきましたけど、最後は物理っすよ」
朋美 「今回は場所が場所です……皆様、周囲の状況にもお気をつけて!」まあ多分一番勝手が分からないのは同率でわたくしですけど
未檻 ……でも朝飯食ってないから準備中の模擬店から貰えないかなー と思うのであった。